「残業が多すぎる!」「今の会社にいるか転職するかどうしよう」と頭を抱えてはいませんか?
残業が多いのって疲れるし、プライベートの時間は少ないしでなかなか大変ですよね。
この記事では、残業が多すぎる弊害や対策を紹介しています。残業が多すぎると悩んでいる方はぜひ最後までご覧ください。
出典:https://pixabay.com/ja/vectors/%e5%be%93%e6%a5%ad%e5%93%a1-%e3%83%87%e3%82%b9%e3%82%af-%e3%82%b9%e3%83%88%e3%83%ac%e3%82%b9-6038877/
残業の平均時間について
残業が多い、少ないというのは人によって感じ方が異なります。そこで、一般的にはどれくらいが平均なのかをまず説明します。
あくまでも、平均であってこれよりも多い、少ないは人によって違いますが参考にしてみてください。以下の内容は転職サイトdodaからの引用です。
2020年4~6月の15,000人の1カ月あたりの平均残業時間は20.6時間
引用:https://doda.jp/guide/zangyo/
このデータは2021年3月に公開されたデータです。この内容によると平均残業時間は約20時間程度とのことです。
あくまでも目安ですが、20時間以上残業しているならば多いといってもいいかもしれません。
残業が多すぎる原因について
続いて今度はそもそもなんで、残業が多いのかについて説明します。原因は大きく分けると2つです。
- 会社側の問題
- 個人の問題
会社側の問題
人手が足りない、上司、同僚に恵まれないなど、会社側に問題がある場合に残業が多くなるパターンです。
また、早く帰りづらい雰囲気や慣習ができていたり繁忙期などの場合もあります。
この場合、個人が悪いというよりもこれが当たり前という考えになっていて、なかなか状況を改善するのは難しいです。
なんとか状況を良くしたい場合には、環境を変えるか、職場内の人たちを巻き込んで労働条件を改善することが必要になります。
個人の問題
時間管理が苦手、コミュニケーションが苦手、経験不足などどちらかというと個人に問題がある場合にも残業は多くなります。
これらが上手くできないと仕事の効率が落ちて、残業しないといけない状況に陥りやすいです。ただし、原因が明白なのでやり方を変えれば、残業時間を減らせる可能性があります。
当てはまっている場合には、日ごろの業務の取り組み方を変えてみましょう。
残業が多すぎる会社の特徴
残業が多くなる原因は会社側と個人側にあると書きましたが、もう少し詳しく説明していきます。まず、最初は会社側のほうについてです。
原因はたくさんありますが、代表的なものをいくつか挙げていきます。
- 人手が足りない
- 早く帰れない雰囲気がある
- 業務量が多すぎる
人手が足りない
業績が悪くて人を採用できない、単純に応募が来ないなどが原因で人員を補充していないことがあります。特定の時期だけなら仕方ないですが、残業が多い会社は常態化していることが多いです。
人が来ないから、しょうがないで済まされてしまうことが多くなるのが問題です。また、この場合は仮に人員が補充されても教える余裕が無く、新人の職場定着率が低くなりがちです。
早く帰れない雰囲気がある
しなくてもいい残業なのに、付き合いで仕方なく残業するというのも中にはあります。本当は帰れるのに、なぜか帰れない、帰ったら嫌味を言われるなど帰りづらい雰囲気を会社全体で出している可能性があります。
職場内の評価が関わるので、難しい所ですが残業削減できるなら評価は気にしないというのなら、定時ですぐに帰ってしまうのも1つの手です。
業務量が多すぎる
最初の予定では、余裕を持って仕事に取り組めたはずだったのが、急な予定などにより仕事量が増えてしまい業務量が多くなるのも残業が多い会社の特徴です。
あらかじめ予定されているならば、対処できますが急に急ぎの仕事が割り振られるとどうしても対応せざるを得なくなります。
どうしても、自分で処理できない場合には仕事の分担をお願いしてみましょう。
残業が多すぎる人の特徴
今度は、残業が多すぎる人の部分についての特徴です。こちらも特徴をあげだしたらキリがないのでいくつか代表的なものを紹介します。
- 時間管理が苦手
- 職場内のコミュニケーションが苦手
- 整理整頓が苦手
時間管理が苦手
時間を管理するのは、社会人においてとても大事なことです。もしも時間管理ができないと、納期や打ち合わせなどの業務に支障をきたす可能性があります。
時間にルーズだと効率良く作業ができず、その結果残業時間が増え仕事が上手くいかないことに繋がります。
職場内でのコミュニケーションが苦手
仕事をしていると分からないことがあれば、上司に確認を取ることがあります。この時に適切に確認できるならば問題ありませんが、ちゃんと確認できないと仕事が上手くいきません。
きちんと確認ができないと、業務が遅れることと自分自身の評価が下がることなどマイナスの部分が目立ってしまいます。
人によって話しかけやすさは違いますが聞く時期、伝えた方を工夫して上司、同僚とのコミュニケーションをとっていきましょう。
整理整頓が苦手
残業が多い人の特徴として、身の回りの整理整頓ができていない傾向があります。
必要なものがどこにあるか把握できていないと、必要なものをすぐに用意できず作業に影響が出て効率が落ちます。
効率が落ちることにより、その結果仕事が上手くできず間に合わせるために残業となってしまいます。
整理整頓が出来ていない場合には、まずは整理整頓することから始めてみましょう。
残業を我慢していると出てくる悪影響について
残業が多いけど、「今だけだしな・・」とか「どうせ会社側は改善してくれないから我慢するか・・・」など我慢して残業を続けているといずれは体や心に悪影響が出てきます。
残業を我慢して出てくる主な悪影響としては、3つあります。あなたは当てはまっていませんか?
- 暴飲暴食
- 仕事のミスが多くなる
- 他人に厳しくなる
暴飲暴食
残業で帰りが遅くなると料理をする余裕が無くなったり、疲れにより思考力の低下などが影響し食事にまで気が回らなくなることって割とあることだと思います。
疲れていると手軽に済ませられるものだけ、好きな物しか食べないなどの食の偏りが起きてしまいます。栄養バランスが崩れると、体調にも問題が出てきて疲れだけでなくストレスにもなります。
1日だけの暴飲暴食ならあまり影響は少ないですが、積み重なると食べすぎ、飲みすぎ等により体調を崩してしまい仕事を休むようになってしまいます。
こうなるとさらに残業が増えたり、事態が悪化してしまいます。今より状況をひどくしないためにも規則正しい食生活を意識しましょう。
仕事のミスが多くなる
毎日残業をしていると、次第に疲れが溜まってきます。疲れが溜まるとストレスもたまり注意力が散漫になりやすくなります。
普段の仕事をして、さらに残業によって注意力が落ちた状態ではミスが発生しやすくなるのはいうまでもありません。
こうなってしまうとミスを直すために残業をする、あるいは残業中のミスによってさらに残業が増えて悪循環になってしまいます。
他人に厳しくなる
人間は疲れやストレスが溜まると、視野が狭くなり自分中心に考えるようになります。自分中心になると他人を思いやる余裕が無くなり、自分が最優先と考える傾向が強くなります。
こうなってしまうと、自分が最優先なので相手の気持ちを配慮することができなくなり他人に厳しくなります。
さらに、他人に厳しくなるとコミュニケーションにも支障が生じて、本来なら円滑に進むはずの仕事が上手く行かなくなり、仕事の遅れをカバーするために残業をすることにも繋がります。
残業が多すぎることへの対策について
残業が多すぎる原因や特徴などは理解できたでしょうか?ここではそんな残業が多すぎるい現状を変えるための対策について3つ紹介します。
- まずは原因を紙に書き出す
- 完璧主義を止める
- 職場内の労働環境を改善する
まずは原因を紙に書き出す
上手くいかない時は、何が原因なのか把握できていないことが多いです。原因が分からなければ対処はできません。
そのため頭を整理するためにも、紙に原因を書いていくことをおすすめします。
紙に書くことで可視化して、順序をつけて考えられるようになり対策も練りやすくなります。
完璧主義をやめる
物事を完璧にこなしたいと思うのは、誰しもが一度は思うことです。ですが、完璧を求めてしまうと細部にこだわりすぎて全体が見えなくなってしまいます。
全体が見えないと、仕事の概要が掴めずどこに力を入れるべきか分からなくなってしまいます。この状態では、ただ目の前のことをこなすだけになり効率よく仕事をするのが難しいです。
細部にこだわるのは時に必要なことですが、こだわりすぎないようにすることも大切です。
職場内の労働環境を改善する
これは、個人だけでできる改善策ではないので、労力や時間がかかります。職場自体は変えたくないけど、労働環境は変えたいという場合には試してみるのもいいかもしれません。
ただし、自分1人だけでやっても効果は薄いので、やるのならば同僚、上司などを巻き込んで長い期間をかけて取り組む必要があります。
どうしても残業が多すぎるなら転職も検討しよう
残業が多すぎるから職場内での労働環境改善に努めても、まったく何も変わらないことも多々あります。そんな時には転職を検討してみるのも1つの手です。
みんながみんな好きな仕事、やりたい仕事をしているわけではありません。自分の年齢や経歴、経済状況などをよく考えたうえで検討してみてください。
仕事を辞めるための手続きについては、こちらの記事で詳しく説明しています。興味がある方は参考にしてみてください。
転職が難しいならフリーランスというのもあり
技術系の職に就いてる方なら、フリーランスで働くというのもいいかもしれません。フリーランスであれば、働き方は自分で決められるのでスキルを持っている人に限りますがそういった選択肢も考えてみるといいです。
ちなみに、何もスキル、経歴はないけどフリーランスで働きたいという方にはWEBライターという選択肢があります。
求められるスキルはたくさんあり、すぐに生活できるほど稼げるかと言われると難しいですが今はクラウドソーシングを活用すれば個人でも稼ぐことは可能です。
万人にできるものではないですが、フリーランスで働きたいという場合には検討してみるのも良いでしょう。
疲れで準備ができないならとりあえず休まもう
ここまでで残業が多いときの対策、転職を検討するというのを紹介してきました。ですが本当に疲れているときは、何かやろうとしてもできないものです。
現状を変えるためには、行動をしなければいけないですが行動するためには労力が必要になります。でも、その労力自体が無かったら動けません。
そのため、限界だと感じた時はまず休むことをおすすめします。休むときには、自分がリフレッシュできるものを行い心身ともに疲れを癒すことを優先しましょう。
残業が多すぎることの対処法まとめ
残業の平均時間は約20時間程度で人によって多いか、少ないかの感じ方は異なります。ですが、残業が発生するのには企業側の問題であったり個人の能力の問題が原因で起きることが多いです。
個人の能力の場合は、仕事への取り組み方によって残業時間を減らせることもあるかもしれません。ですが、企業側の問題だとなかなか改善は難しいです。
でも、現状を嘆いているだけだと何も変わりません。どうしたら時間を有効に使えるのかを日々考えて行動していくことが大切になります。残業が多すぎる場合には、この記事の内容を参考にして取り組んでみてください。