人間関係や経営方針などが合わず、仕事を辞めたいと思っている方も多くいます。しかし、辞めたらどうなるか、辞めると伝えたら干されるのではと不安を抱く方も少なくないです。
ブラック企業の場合、不安を払拭できないままその会社に居座る時間が長くなると、精神を壊す可能性も大いにあります。一度精神を壊すと復帰することが難しくなるでしょう。
今回は、会社を辞める方法を紹介します。この記事を最後まで読めば、あなたが今後どのように行動していけば良いか分かるでしょう。
(アイキャッチ画像出典:https://www.pakutaso.com/20220412101post-36909.html)
仕事を辞めたい理由を把握しているか
仕事を辞めたいと感じる主な理由は、「人間関係」「低賃金」「過重労働」などです。この他にも多くの理由があります。
まずは、あなた自身がなぜ辞めたいのかを把握しておくことが重要。その理由は、転職したとしても再度同じ問題に悩まされる可能性が大いにあるからです。
人間関係が上手くいかない人ならば、そのこと自体を認知し、現実を良く見つめ直す時間を取り、今後どのように対応していくか検討しなくてはなりません。
仕事を辞めたい時・辞める前にすべき5個のことを紹介
ここでは、仕事を辞める前にすべき5つのことを紹介します。最低限しなくてはならないことですので、しっかりと確認しましょう。
- 仕事の引継ぎ
- 貸与品の返却
- 退職届を提出する
- 受け取る書類
- 退職代行を使うか
いざ、仕事を辞めるとなると多くのことをやることになります。仕事の引継ぎやユニフォームのクリーニング、退職届を提出するなどのことが挙げられます。
私も、会社を辞める前には引継ぎなどをしてから辞めました。円満退職をするためには入念な準備が必要です。円満退職はなかなかありえませんが。
少し話がずれましたね。辞める前にすべきことはあなたの会社の立場によってもことなります。保険証を返却するということもお忘れなく。
仕事を辞めたい時・辞める前にすべきこと1:仕事の引継ぎ
あなたが行っている仕事をただ伝えただけでは、引き継いだことにはなりません。あなたがいなくても「現場が回る」ようになったら引継ぎ完了ということになります。
退職を伝えて約2週間~1カ月が引継ぎ期間だと考えましょう。長いようで短いと感じる場合も引継ぎ量によってまちまちです。
資料やマニュアルを作成して同じ部署の誰もができるようにしておくことも有効的な手段です。無論、それを作ることができる時間とスキルがあってのことですが。
仕事を辞めたい時・辞める前にすべきこと2:貸与品の返却
会社を辞める際には、貸与品をすべて返却する必要があります。あなたが持っているユニフォーム、保険証、文房具などがありますね。
保険証を返却するのを忘れて無効の保険証を使用してしまうと後々、医療費の7割・8割を返却する通知が来ます。
保険証についてより詳しい説明は公式ホームページ(こちら)をクリック
会社の書類などをなくしてしまった場合は、正直に上司に報告しましょう。バックレは後々詰められ際に不利です。
また、退職代行サービスを利用した時は、郵送で貸与品を返却することが多いです。会社に行く勇気があったら退職代行は使用しませんからね。
仕事を辞めたい時・辞める前にすべきこと3:退職届を提出する
一番重要な退職届。辞める前に必ず提出する必要があります。ここで注意すべきことは、退職願いを提出してしまうことです。
退職届は退職をあなたが決めたことです。一方、退職願いは会社側が退職を決めることです。願いなので、しばらく辞めさせてくれない場合があります。
また、ブラック企業だった場合は退職届・退職願いを提出しても、破り捨てられてしまうこともあります。確実に退職するためにも、提出したという証拠を残しておきましょう。
仕事を辞めたい時・辞める前にすべきこと4:受取る書類
辞める際は、貸与品の返却以外に会社側からもらわなければならない物もあります。ブラック企業だと、スムーズに貰えない可能性もあるので、書面で必要な物を記してください。
離職票や源泉徴収票、年金手帳、退職証明書などがあります。転職した先の会社で必要になるので、確実に確保しておきましょう。
また、失業保険を貰う場合には離職票が必須です。発行には1カ月ほどかかることもあるので、早めに申請してきましょう。
仕事を辞めたい時・辞める前にすべきこと5:退職代行を使うか
あなたの現状にもよりますが、退職を伝えた後からいじめやパワハラが発生することが多々あります。
そのストレスを退職日まで乗り切る勇気がないと、かなり精神的苦痛を味わうことになるでしょう。最悪、うつ病・不安障害になる可能性があります。
また、すでにパワハラなどを受けている場合は9割型エスカレートするので、退職代行を利用することをオススメします。
一度精神を壊すと社会に復帰するまで大変長い期間を要する方もいるので、健康が最優先です。
仕事を辞めたい時・辞める前にすべきこと:在職証明書
これまで5つのやるべきこと記載してきました。会社側から貰わなくてはならない書類を早期に申請しておく。
次の転職にスムーズに移れるようにしておくことが重要です。転職期間に資格を習得したく、在籍証明書が必要な場合は、申請しないと貰えないことがあります。
いかに迅速に丁寧に退職するかが大切なので、揉めずに退職できる場合はいざこざは避けるようにしましょう。
多くの場合は、強い引き止め・辞めると伝えた後の嫌がらせがあるので円満退職は相当難しいです。そこを乗り越えられるよう頑張りましょう。
仕事を辞めたい・辞める前の転職活動について
ここからは、仕事を辞める前の転職について様々な視点から触れていきます。初めて転職する時は不安と恐怖・面倒くさい気持ちに駆られるでしょう。
それは、現状のままを維持しようと「ホメオスタシス」というホルモンが影響しているからです。
話を戻します。転職活動を失敗しないためにもあなたのこれからの取るべき行動を紹介。転職活動を詳しく知ればそれほど難しくはないので、見逃さないようにしましょう。
- 転職活動で何に重点を置くか
- 転職サービスを利用するのか
- 転職する時は必ず労働条件・状況を確認する
転職活動で何に重点を置くか
ここでの重点というのは具体的に「給料」「休み」「やりがい」などを指します。
実際に転職活動で目標がないまま行動しても、失敗に終わる人もいます。なので、入社前に会社のことを詳しく調べることが重要です。
求人票詐欺や思っていた仕事と違うなんてことはざらにあります。まずは、目的を明確にして転職活動をしていきましょう。
転職サービスを利用するのか
転職サービスというのは転職エージェントのことです。転職のプロと一緒に相談しながら新たな仕事先を決めていきます。
ここでの注意点は、転職エージェントにも相性があることです。担当者があなたと上手くマッチしない場合は担当者を変更してもらうことが可能です。
成果を得るために無理やり就職させようとしてくる強引なエージェントもいます。会社に詳しくない場合もあるので、様々な転職サイトを活用しましょう。
転職する時は必ず労働条件・状況を確認する
労働条件を確認しない方はいないと思いますが、さらに詳しく知りたいならば、会社見学を申し込んでみると良いです。
ゾンビのような従業員、過度なパワハラが行われていないかが雰囲気や見た目で判別できます。
変に高給料な会社は、みなし残業が44時間分含まれている可能性も大いにあるので、チェックしましょう。
仕事を辞めたい・辞める前の転職:まとめ
これまでに記載したことを注意し、退職と転職活動を行っていけば大丈夫です。ただ、今の環境が悪いと思っていても、離れてみると以外と恵まれていたと感じることもあります。
大手から中小企業に転職した際に、福利厚生がかなり異なる場合などに、上記のようなことを感じるでしょう。
今、あなたが置かれている状況を再確認してみる。または、友人などに相談してみると客観視できます。この客観視は非常に大切です。
迷うことばかりでしょうが、自信を持ってこれからの行動を決断していってください。