愛犬に「待て」をしつけしたいと思っても、どのように教えるとよいのか分からなく困っていませんか?
愛犬に待てを教えてもできないと「挫折」してしまいますよね。
この記事では愛犬へのしつけの準備や注意点、しつけの方法や必要性、教える適切な時期について解説しています。
これからも愛犬と一緒に過ごすためにこの記事を読み進めて、待てのしつけ方についてしっかり理解していきましょう。
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愛犬に待てを教える前にしつけの準備
愛犬に待てをしつける前には以下3つの準備が必要です。
- おやつを用意する
- 愛犬に指示するときの言葉を統一する
- 静かな場所でおこなう
1つ目は、おやつを用意することです。
犬におやつをあげることで頑張って練習してくれます。
しかし、おやつを与えすぎると肥満の原因になるので、カロリーの低いものを選びましょう。
2つ目は、愛犬に指示するときの言葉を統一することです。
指示する人により言葉がバラバラだと愛犬は混乱してしまうので、事前に指示する時の言葉を決めておきましょう。
3つ目は、静かな場所で行うことです。
周りにおもちゃがある環境では集中できないため、待てをしつける際には犬が飼い主に集中しやすい環境で行いましょう。
待てに慣れてきたら、刺激の多い環境や公園などで実施してみましょう。
愛犬に待てを教える時の注意点
愛犬に待てをしつける時には以下の3点に注意しましょう。
- おすわりから練習する
- 愛犬のペースに合わせて行う
- 待てができた時にはたくさん褒める
1つ目は、おすわりから練習することです。待てをしつけるには、おすわりできることが必要です。
待てやおすわりを同時にしつけようとすると愛犬が混乱してしまうので、おすわりからしつけていきましょう。
2つ目は、愛犬のペースに合わせて行うことです。
しつけを始めた頃は、なかなか上手くいかないこともあります。
無理な練習は愛犬のストレスになってしまうので、愛犬のペースに合わせてしつけをしていきましょう。
3つ目は、待てができた時にはたくさん褒めることです。
愛犬は褒められると「待て」をできたことがよかったと学習するため、待てができた際にはたくさん褒めましょう。
しかし、待てをした際に怒ると「待てをしたから怒られた」と愛犬が勘違いしてしまうかもしれません。
そのため、待てができなくても怒らないように注意しましょう。
愛犬に待てを教えるしつけの方法
愛犬に待てをしつける手順は以下の通りです。
- おすわりを教える
- 待てを伝える
- 待つことができたらおやつをあげる
- 徐々に待てる時間を延長させる
おすわりを教える
まずは、おすわりの方法を教えましょう。おすわりは以下の通りで行います。
- おやつを手に持ち愛犬の真上にかざを上を向かせる
- 上を向き続け疲れてお尻が床に着いた時に「ヨシ」などの言葉をかける
- おすわりができたらおやつをあげ、たくさん褒める
おすわりの練習を始めた時、言葉だけではおすわりへの誘導は難しいため、おやつを使用しましょう。
おやつで誘導してのおすわりに慣れてきた時に、「おすわり」と声をかけておすわりできたらおやつをあげ、褒めることを繰り返すことでおすわりが定着します。
待てを伝える
愛犬への待てを伝える方法は以下の通りです。
- 飼い主は愛犬の正面に座り、手におやつを持ちおすわりさせる
- 愛犬の目線の上におやつをかざし「待て」と指示
- 1〜2秒待つ
愛犬の目線のおやつを持った手をかざすことで、犬の顔が上がり後ろ足に体重がかかり立ち上がりにくい姿勢になります。
愛犬に待てを伝える際には、できるだけ負担がないように誘導しましょう。
待つことができたらおやつをあげる
待てを指示して1〜2秒待つことができた場合に「よし」と声かけをしておやつをあげて褒めます。
この時、お尻が上がる前に「よし」と言うことが大切です。
動き出してしまった際には、もう一度おすわりからやり直しましょう。
また待てをしている間は、おやつを持っている手を愛犬の方に近づけないことが大切です。
おやつを近づけられると、愛犬は待てができたためおやつを食べていいのかと混乱してしまいます。
徐々に待てる時間を延長させる
愛犬が「待て」から「よし」を伝えるまでの間隔を1秒から始め、きちんと待てができた場合には徐々に待ての時間を拡大していきます。
愛犬が立ち上がりそうになった時には再度「待て」を伝え、成功した場合にはおやつをあげ、失敗した場合にはおやつがもらえないことを教えましょう。
愛犬が待てを覚えてきた際には、刺激の多い場所や公園で同じように待ての練習を行い、定着を図ります。
愛犬が待てを覚えないといけない理由
愛犬が待てを覚えないといけない理由は以下の2つです。
- 愛犬の安全を確保できるから
- 愛犬が感情コントロールできるようになるから
1つ目は、愛犬の安全を確保できることです。
交差点や車の往来が多い道路では、愛犬が飛び出すと事故に繋がるかもしれません。
愛犬が待てをできると未然に事故を防ぐことができ、怪我を予防できます。
2つ目は、愛犬が感情コントロールをできるようになることです。
待ては愛犬の興奮を鎮めるため、感情をコントロールしやすくなります。
愛犬が待てができることでマナーを守れるようになり、かんしゃくなどを起こしづらくなります。
愛犬に待てを教える時期はいつ?
愛犬に待てをしつける時期は以下の2通りです。
- 子犬に待てを教える場合
- 大人の犬に待てを教える場合
愛犬を飼い始める時期により待てをしつける時期が異なるので、しっかり理解していきましょう。
子犬に待てを教える場合
子犬の場合は、飼い始めて1〜2週間後から待ての練習を始めましょう。
また、生後4〜5ヶ月後が待てを教える良いタイミングです。
生後2ヶ月までは、ご褒美はおやつではなく離乳食を与え、その後は小粒のおやつを与えます。
子犬はおやつを与えすぎるとお腹を壊してしまうので、与えすぎには注意が必要です。
大人の犬に待てを教える場合
大人の犬の場合は、飼い始めて2週間〜1ヶ月後から待ての練習を始めましょう。
なぜなら、大人の犬はこれまでの環境での習慣が身についているため、子犬よりも現在の環境に慣れるまで時間がかかるから。
子犬により、大人の犬のほうが待てを教えるために多くの時間がかかるため、根気強いしつけが必要です。
まとめ:愛犬とずっと一緒にいるために待てを覚えさせることは重要
愛犬に待てをしつける方法について解説しました。
まず、愛犬に待てをしつけるために以下の3つに注意しましょう。
- おすわりからしつけを始める
- 愛犬のペースに合わせて行う
- 待てができた時にはたくさん褒める
愛犬に待てをしつけるためには短時間のおすわりから始め、成功を積み上げていくことが大切です。
待てができた時にはたくさん褒め、おやつをあげましょう。
また、待てには安全を確保や感情のコントロールなどのメリットがあり、愛犬と今後ずっと一緒にいるためには待てを覚えさせることは重要です。
これから愛犬に待てをしつけようとしている方は、まずはおすわりから始めていきましょう。
- 名前:松川勇毅