「仕事に疲れた・・・」「毎日余裕がない」「朝起きても仕事にいけない・・・」毎日の仕事で疲れを感じるのは、あなたが頑張って働いている証拠です。
ですが、原因がわからず何も対策をしないと、いずれは仕事自体できなくなるほど疲れてしまうかも知れません。
そこでまずは、この記事で解説している「仕事に疲れた理由と対処法」から、自分がなぜ疲れているのか?を考えて対処してみましょう。
この記事を最後まで読んで対処法を実践することで、少しでもあなたの疲れが取れることを願っています。
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仕事に疲れたと感じるのは、あなたが弱いからじゃない
この記事を読んでくれている方へまずお伝えしたいのが、仕事に疲れたと感じているのは「自分が弱いから」ではないということです。
例えば残業・休日出勤が多い、やりたい仕事ができていない、職場に嫌な人がいるなど、周囲の環境が原因で「仕事に疲れた」と感じるのは、自分のせいではありません。
まず「自分だけが悪いわけではない」という前提の上で、この記事を読み「なぜ疲れているのか」「どう対処したらいいのか」を理解しましょう。
【何個当てはまる?】自分の疲労を確かめるセルフチェック
なんとなく「仕事に疲れた」と感じていても、実際に自分がどの程度疲れているのかわからない人も多いですよね。
そこで、仕事に疲れた人が「今の自分がどの程度疲れているのか?」を把握するために、セルフチェックができるサイトを3つご紹介します。
- 厚労省「働く人の疲労蓄積度セルフチェック」
- うつ病こころとからだ「うつ病の症状チェックシート」
- 世田谷区保健センター「ストレス度チェック」
それぞれ疲労蓄積度、精神の疲れ、精神と体の疲れをチェックしてくれるものです。
もし以上のセルフチェックで疲労度合いが最も高い結果が出たら、この記事を最後まで読むよりもまずはお医者さんにかかった方が良いかも知れません。
病院を探せるサイトを2つご紹介しますので、まずお医者さんにかかりたいという人は、ぜひ利用してみてください。
もし、病院にかかるよりも先に「自分の疲れの原因と対処法を知りたい」という人は、これから「原因と対処法」について解説していくので、引き続きこの記事をよんでくださいね。
仕事に疲れた理由①:残業・休日出勤が多い
仕事に疲れたと感じる理由1つ目は「残業・休日出勤が多い」です。
毎日残業が続いて帰る時間が遅かったり、仕事が終わらずに休日出勤が多くなってしまうと、休息の時間が無くなり仕事に疲れてしまいます。
一般的に残業の平均時間は47時間と言われていますが、1日2時間残業すれば18時終業でも20時に退社することになってしまい、休息の時間が取れずに疲れてしまうのは当然のことですね。
もし仕事量が多すぎて残業時間が増えているなら、仕事を減らすか仕事をこなすスピードを速くするかの2択しか有りません。
上司に直接仕事を減らすように伝えるのは気が引けるという方も居ますが、自分自身が潰れてしまわないためにもまずは仕事量を減らしてもらうように依頼しましょう。
しかし、それと同時に「仕事のやり方」を工夫して作業の時間を短縮できないか工夫してみましょう。
まずは自分がどの仕事にどの程度時間を使っているのかを記録してみて、その後にどの部分を短縮できそうか計画してみるのが現実的ですね。
仕事に疲れた理由②:忙しさと給料が見合っていない
仕事に疲れたと感じる理由2つ目は「忙しさと給料が見合っていない」です。
長時間勤務や休日出勤に耐えられる体力・精神力が合っても、見合った給料をもらえないとモチベーションを感じず、仕事に疲れてしまうのも無理はありません。
特に、サービス残業を強いられているならそもそも「法律違反」の状況であり、あなたに責任は全く有りません。
忙しさと給料が見合っていない場合、給料に見合った忙しさに削減するか、給料を上げてもらうかの二択しかありません。
ですが、一会社員の身で環境を変えるのは簡単なことではないですよね。
もし、今の職場に限界を感じているなら、転職を視野に入れてもいいかもしれません。
仕事に疲れた理由③:人間関係が築けていない
仕事に疲れたと感じる理由3つ目は「人間関係が築けていない」です。
職場に入ったばかりであったり、周囲の人が「新入りに仕事を教えない」というスタイルだと、人間関係を築くのはなかなか難しいものです。
また、そもそも職場の雰囲気が自分と合わないと、なかなか馴染むのも難しいですよね。
人間関係がうまく築けず、孤立しているような感覚があるなら、精神的な負担を感じて「仕事に疲れた」と感じてしまうのはごく自然なことですよ。
職場の人間関係を築けていないのは、自分自身が周囲に気を遣い過ぎている、もしくは周囲が関係を築こうとしていないかのどちらかが原因の可能性が高いです。
まずは自分の行動を振り返ってみて、積極的に周囲に話しかけるようにしてみましょう。
それでも周囲が態度を変えなければ、最低限のやり取りだけするように割り切ってしまうと気持ちも楽になりますよ。
仕事に疲れた理由④:自分のやりたい仕事ができない
仕事に疲れたと感じる理由4つ目は「自分のやりたい仕事ができない」です。
配属が同じでも年次が浅いと思っていた仕事ができないというのは、どこの職場でも「あるある」です。
入社前に説明されていた仕事内容と違ったり、配属が希望と違って自分とやりたい仕事ができないと、どうしても仕事へのモチベーションが下がり仕事に疲れたと感じてしまいますよね。
実は「やりたい仕事」が無くて、ただ目の前の仕事が嫌になってしまっている可能性もあるので、まず「やりたい仕事」を明確化しましょう。
その上で、単に年次が浅くてやりたい仕事ができる裁量権がないなら、今の仕事で成果を出してやりたい仕事ができるようにするのが一番の近道かもしれません。
とは言え、自分のやりたい仕事ができないのに頑張るモチベーションが出ない場合も多いですよね。
最終的には、未経験での転職が難しくなる年齢になる前に、転職を検討してみてもいいかもしれません。
仕事に疲れた理由⑤:自分の仕事に自信を持てない
仕事に疲れたと感じる理由5つ目は「自分の仕事に自信を持てない」です。
自分がしている仕事の成果がなかなか上がらなかったり、自分の成果が見えづらいバックオフィスの仕事などであれば、自分の仕事に自信を持ちにくいですよね。
それに、自分が成果をあげていても周囲の人が更に成果をあげていると、なかなか仕事に自信は持てずに、仕事に疲れてしまうのも無理はありません。
自分の仕事に自信がもてなくとも仕事をしているのは、仕事に真剣に向き合っている証拠なので、気負いすぎる必要はありませんよ。
人間の自己肯定感は「成功体験」で積み上がっていくので、まずは目の前の仕事に集中して、成果を出す方法を模索するのが近道です。
とは言え、すでに成果を出すために先輩の仕事のやり方を学んだり、仕事に真摯に向き合って改善の努力をされている方も多いと思います。
そんな時は「自分にとっての仕事の成功」を見つめ直してみるのがいいかもしれません。
自分の仕事の成功を「他者よりも成果を出す」ということに置くのではなく、あくまでも「自分にとっての成功」を達成できていれば、自信もついてきますからね。
仕事に疲れた理由⑥:仕事に向いていないと感じる
仕事に疲れたと感じる理由6つ目は「仕事に向いていないと感じる」です。
人によって向いている仕事・向いていない仕事があり、自分が苦手とする仕事ばかりを任されていると「仕事に向いていない」と感じるでしょう。
自分が苦手なことに取り組み続けると、なかなか成功せずに「自分は仕事に向いていない」と感じて精神的に疲れてしまうのは仕方のないことです。
まずは自分に「できること」「できないこと」を明確にするために、書き出してみましょう。
そして、今自分がしている仕事の中から「できること」を探し出し、できることに集中して成果を出すことを繰り返すと、おのずと向いている仕事が回ってくるようになります。
また、どうしても「適性がない」と感じるなら、上司に「自分のできること」「できないこと」を伝えてみるのもいいでしょう。
最終的には転職も視野に入れて、まずは今の職場で「自分にできること」を探すことをおすすめします。
仕事に疲れた理由⑦:職場に苦手な人がいる
仕事に疲れたと感じる理由7つ目は「職場に苦手な人がいる」です。
自分とそりの合わない人が上司であったり、同僚にどうしても性格が合わない人がいると、そもそも職場に行くこと自体がストレスになってしまいます。
そうした人間関係のストレスを抱えながら仕事を続けていれば、仕事に疲れたと感じてしまうのは当然のことですよ。
まずは、職場の苦手な人に気を遣い過ぎていないか振り返ってみましょう。
もし、自分が苦手な人への対応に心のキャパシティを使いすぎているなら、自分からストレスで頭をいっぱいにしに行っている状況です。
「世の中にはわかりあえない人もいる」ことを意識して、どうしても関係を築けそうにないならビジネスライクな対応を徹底するのがいいでしょう。
あくまでも仕事に必要なやり取りは続けつつ、仕事以外では徹底して関わらない姿勢を貫いてストレスを抱えないようにしましょう。
今の職場で疲れが取れないなら、転職も視野に入れよう
ここまで仕事で疲れたと感じてしまう原因と対処法を7つ解説してきましたが、どの原因と対処法を見ても「改善しない」と思っている方も居ると思います。
「今の職場で改善しようと努力した」人に関しては、転職活動でもその「努力」を伝えればむしろ「行動力・責任感がある」と評価されます。
そのため、転職活動をしても今よりも不遇になる可能性は低く、転職活動を視野に入れて行動することも一つの手段として考えておいてください。
まとめ:まずは仕事に疲れている原因を見つけ、行動してみよう
この記事では自分がどの程度に仕事に疲れているのかをチェックする方法や、原因と対処法について解説してきました。
この記事を最後まで読んだ方は、自分が抱えているストレスの程度や原因・対処法を理解してこれからの行動を考えられていると思います。
もし「今の職場では限界だ」と感じている方がいるなら、自分が壊れてしまう前に無理せずに転職活動を始めるのもいいでしょう。
この記事を読んだ「仕事に疲れた」と感じているあなたのため、少しでもこの記事がお役に立っていれば幸いです。