家でWi-Fiを使いたいけど、「自分の家に適しているおすすめのWi-Fiルーターがわからない」方や、「種類が多すぎて何を使ったらいいかわからない」という悩みを抱えていませんか。
最近ではいろんなメーカーがWi-Fiルーターを出しているけど、Wi-Fiルーターを使ったことが無い人からすると、一々性能や特徴を調べるのは大変ですよね。
この記事では、Wi-Fiルーターの選び方や使用環境別のおすすめのWi-Fiルーターを紹介しています。ぜひ最後までご覧ください。
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利用環境はどう?自分に合ったWi-Fiルーターを見つけよう
Wi-Fiルータを使う上で自分が置かれている環境を把握しておくことは大切です。抑えておくべき部分は、部屋の間取りと利用人数です。
部屋の間取り
部屋の構造によってWi-Fiの届きやすさは変わり、接続が不安定だと不快感を覚えてしまいます。
いくら性能が高いWi-Fiルーターを購入しても、壁が多かったり、Wi-Fiの障害物になるような物が多いと本来の性能を発揮することは出来ません。
そういった場合は「中継器」という物を使うことでWi-Fiを各部屋まで届けることが出来ます。
利用人数
例えば、Wi-Fiを1人で使うのか4人で使うのかで必要な性能は変わってきます。
1人で使うのであれば気にすることは無いですが。複数人で使うのであればMU-MINO対応のWi-Fiルーターを購入することをおすすめします。
MU-MINOとは、複数端末のデータ送信を同時に出来る機能で、複数人が同時に使っても速度が遅くならずに快適に使えます。
1つ注意して欲しいことが、データ送信を同時に出来る数にも制限があるので、購入前に最大何台まで同時接続できるか確認しておきましょう。
ココだけは抑えたい!Wi-Fiルーターの選び方3選
Wi-Fiルーターを選ぶ上で特に抑えておきたい項目は次の3つです。
- 通信速度
- アンテナの取り付けタイプ
- 接続のしやすさ
通信速度
通信速度には規格と周波数が大きく関係してきます。規格はWi-Fi6、Wi-Fi5、Wi-Fi4と数字が大きいほど最新の機器になります。
周波数には2.4GHzと5GHzの2種類が有りそれぞれのメリット、デメリットは以下の通りです。
周波数 | メリット | デメリット |
2.4GHz | 障害物に強く、電波を遠くまで届けれる | 5GHzに比べて通信速度が遅い |
5GHz | 高速通信が可能 | 電波を遠くまで届けれない |
自分の環境に合った周波数を選び、通信速度を安定した物にしましょう。
アンテナの取り付けタイプ
Wi-Fiルータにはアンテナが有り、内臓タイプと外付けタイプの2種類があります。
内臓タイプとは、機器の中にアンテナが搭載されており、Wi-Fiルーターの外見がコンパクトになるので、設置場所に困らないのが特徴です。
外付けタイプとは、アンテナが機器の外に付いており、アンテナの向きを変えることで電波を飛ばす方向を自由に変えれるので、電波が届きにくい箇所まで届けれるのが特徴です。
Wi-Fiルーターを置くスペースがあれば外付けタイプ、スペースが限られていれば内臓タイプを選ぶのが良いです。
接続のしやすさ
Wi-Fiルーターとの接続が難しかったり、時間がかかるとストレスが掛かってしまいます。
特にWi-Fiルーターと初めて接続するときは、初期設定が必要でSSIDやパスワードの設定が必要な為、めんどくさいと感じるかもしれません。
最近では、ワンタッチ接続機能付きのWi-Fiルーターがあり、Wi-Fiルーターにボタンあるのでそこを押すだけで接続が出来るという物もあるので、設定が億劫な人はおすすめです。
Wi-Fiルーター選ぶならWi-Fi6対応がおすすめ
Wi-Fiルーターには規格があり、現在Wi-Fi6が最新の規格になります。
Wi-Fi6は2.4GHzと5GHz両方に対応し、最大通信速度が9.6Gbps(データ通信の速度)と使用する上で困らない性能です。
一つ前の規格であるWi-Fi5は、5GHzのみ対応で、最大通信速度が6.9GbpsとWi-Fi6に比べ性能が劣ります。
ですので、これからWi-Fiルーターを購入するのであれば、Wi-Fi6対応を購入しましょう。
Wi-Fiルーターに備わっていると便利な機能3選
これから紹介する3つの機能が備わっていると、よりWi-Fiルーターの性能を高めてくれるので購入の際にチェックしておきましょう。
- ビームフォーミング
- バンドステアリング
- メッシュWi-Fi
ビームフォーミング
ビームフォーミングとは、特定の機器に集中して電波を送ることが出来る機能で、離れた場所や障害物が多い箇所でも電波を届けてくれます。
1つ注意して欲しいことは、電波を受け取る端末がこの機能に対応していないと、この効果は得られないので事前に確認しておきましょう。
バンドステアリング
バンドステアリングとは、周波数(2.4GHz or 5GHz)を自動で切り替えてくれる機能です。
この機能があると、接続が安定する方に自動で切り替えてくれるので、安定した通信環境にすることが出来ます。
メッシュWi-Fi
メッシュWi-Fiとは、家のどこにいても安定した接続を可能にしてくれます。
何故、安定するかというと家の各場所にサテライトルーターと呼ばれる子機を設置することで電波を家中に張り巡らせることができる為です。
部屋数が多い人や、家が大きい人はメッシュWi-Fiがおすすめです。
Wi-Fiルーター相場はどれくらい
Wi-Fiルーターの値段は、どれぐらいの性能を求めるかでかなり変わってきます。
目安として、1人暮らし、家族、オンラインゲーム等の高速通信する人が必要な性能のWi-Fiルーターの値段をまとめました。
Wi-Fiルーター値段 | |
1人暮らし | 4,000~8,000円 |
家族 | 10,000~15,000円 |
オンラインゲーム等の高速通信する人 | 20,000円以上 |
あくまで参考ですが、Wi-Fiルーターの値段は求める性能によって数万円変わることを理解しておきましょう。
価格を抑えたい人におすすめのWi-Fiルーター2選
価格はなるべく抑えたいけど最低限の性能は欲しいという方におすすめのWi-Fiルーターを2つ紹介します。価格は4,000円~8,000円ぐらいが相場です。
AirStation WSR-1166DHPL2/D
バッファローが出しているWi-Fiルーターで、価格を抑えたいのであればこちらがおすすめ。約4,000円で購入できるのでお財布にも優しいです。
- 接続環境:2階建て(戸建て)、3LDK(マンション)、同時接続台数12台、推奨人数4人
- 周波数:2.4GHz/5GHz対応
- 最大通信速度:2.4GHz(300Mbps)、5GHz(866Mbps)
一人暮らしの方には十分すぎる接続台数と価格の安さが特徴です。
AirStation WSR-1800AX4S/DBK
バッファローが出しているWi-Fiルーターで、約7,000円しますがWi-Fi6対応の為より良い接続環境を望む方におすすめです。
- 接続環境:2階建て(戸建て)、3LDK(マンション)、同時接続台数14台、推奨人数5人
- 周波数:2.4GHz/5GHz対応
- 最大通信速度:2.4GHz(573Mbps)、5GHz(1,201Mbps)
アンテナは内臓タイプの為、スリムで置き場所に困ることは無いと思いますよ。
高速通信される方におすすめのWi-Fiルーター2選
高速通信をしたい方や、オンラインゲームをする方におすすめのWi-Fiルーターを2つ紹介します。価格は20,000円以上が相場になります。
RT-AX92U
ASUSが出していいるWi-Fiルーターで、価格は約30,000円と気軽に手を出せる値段では無いですが、性能は高速通信向けです。
- 接続環境:3階建て(戸建て)、4LDK(マンション)、同時接続台数21台(最大72台)
- 周波数:2.4GHz/5GHz対応
- 最大通信速度:2.4GHz(400Mbps)、5GHz(4,804Mbps)
アンテナは外付けタイプの為、電波を飛ばす方向を変えれるので便利です。
ARCHER AX11000
TP-Linkが出しているWi-Fiルーターで、価格は約40,000円。特徴は5GHz-1、2があり、それぞれ最大通信速度が4,804Mbpsあるところです。
- 接続環境:3階建て(戸建て)、4LDK(マンション)、同時接続台数120台
- 周波数:2.4GHz/5GHz対応
- 最大通信速度:2.4GHz(400Mbps)、5GHz(4,804Mbps)
ここまでのスペックの物が必要な方は少ないと思いますが、参考までに。
複数人で使う方におすすめのWi-Fiルーター
家族や大人数で使う場合におすすめのWi-FiルーターはAirStation WSR-5400AX6S-MBです。価格は10,000円~15,000円が相場になります。
バッファローが出しているWi-Fiルーターで、Wi-Fi6に対応しており、最大通信速度が5GHzだと4803Mbpsに対応しています。
- 接続環境:3階建て(戸建て)、4LDK(マンション)、同時接続台数30台、推奨人数10人
- 周波数:2.4GHz/5GHz対応
- 最大通信速度:2.4GHz(573Mbps)、5GHz(4,803Mbps)
Wi-Fi6に対応し、最大通信速度4803Mbpsということで、大人数で使っても問題ないWi-Fiルーターになります。
Wi-Fiルーターおすすめ まとめ
ここまで、Wi-Fiルーターを選ぶ上での大事な要素をまとめてきました。改めてまとめると次の通りです。
- Wi-Fiルーターを利用する部屋の間取りと利用人数の把握
- Wi-Fiルーターを選ぶ上で大切なのは、通信速度、アンテナが外付けタイプか内臓タイプか、接続のしやすさの3つは特に抑えておく
- 最新の規格であるWi-Fi6対応のWi-Fiルーターを選ぶ
- Wi-Fiルーターに備わっていると便利な機能としてビームフォーミング、バンドステアリング、メッシュWi-Fiの3つがある
Wi-Fiルーターは種類が豊富で何を選ぶべきかわからないと思いますが、自分の使用環境に合ったWi-Fiルーターを購入し、快適なネット生活を送りましょう。