「一軒家におすすめのWi-Fiルーターとは何なんだろう?」「具体的にどの基準でWi-Fiルーターを選べばいいのかわからない」と悩んでいませんか?
実際一軒家に引っ越す際に、Wi-Fiの知識を知っておかないと大変ですよね。パートナーからバカにされたり、適切なWi-Fiルーターを購入しなかったせいで余分な費用が掛かるのは嫌だと思います。
そんな方に向けて本記事では一軒家に住む方に、おすすめのWi-Fiを5つ厳選して紹介しています。ぜひ最後まで読み進めていってください。(画像参照:https://www.pakutaso.com/202001440115ghz-1.html)
- おすすめのWi-Fiメーカーが分かる
- 戸建てにおすすめのWi-Fiルーターが分かる
- Wi-Fiルーターの選び方が分かる
- Wi-Fiについて家族から頼りにされる
- 余計な費用をWi-Fiに割かなくなる
Wi-Fiルーターおすすめの選び方
次にWi-Fiルーターのおすすめの選び方について、紹介をしていきます。特に選ぶ際に知っておくべき内容を4つご紹介し、1つずつ詳しく解説していきますね。
選び方をきちんと知ることで、適切なWi-Fiルーターを選ぶことが出来、余計な出費を抑えることが出来ます。
おすすめの選び方を知らないで、自宅に必要以上のスペックがあるWi-Fiルーターを購入し、後悔するのは嫌ですよね。
そのためにも、Wi-Fiルーターのおすすめの選び方を読み進めていってください。
- 自宅の間取り
- 通信速度
- 価格や安さ
- 使用するデバイスの数
自宅の間取り
Wi-Fiルーターは全て同じと思っていませんか?実は自宅の間取りによって、Wi-Fiルーターに適切なスペックは異なります。
ワンルームの場合は気にしなくてよいのですが、戸建てや部屋数が多い場合は電波をより遠くに飛ばす必要があるので、外付けのアンテナが搭載しているルーターがおすすめです。
また、メインのWi-FiとサブのメッシュWi-Fiを利用すれば、戸建ての家でも広範囲に電波を飛ばすことが出来るので、サブのルーターを試してみるのもいいかもしれません。
通信速度
Wi-Fiの通信速度は、ルーターの「アンテナ数」と「通信規格」によって決まります。アンテナの数が多ければ多いほど、より遠くに電波を届けることが出来ます。
Wi-Fiルーターのカタログには受信用のアンテナと送信用のアンテナを「〇×〇」と表記をしていて、一軒家に住む方は最低でも4×2と表記をしているWi-Fiルーターを選ぶと良いでしょう。
また、通信規格は主に3つに分かれていて、それぞれの特徴は下の表のようになっています。
規格名 | 周波数 | 最大通信速度 |
11ax(Wi-Fi6) | 2.4GHz
5GHz |
9.6Gbps |
11ac(Wi-Fi5) | 5GHz | 6.9Gbps |
11n(Wi-Fi4) | 2.4GHz
5GHz |
600Mbps |
上から順に新しいものとなっていて、最大通信速度も速いのが分かります。最大通信速度が早ければ早いほど、Wi-Fiルーターに繋いでいる機器が素早く繋がり使いやすくなります。
これからWi-Fiルーターを購入する際はなるべく、Wi-Fi6を購入するようにしましょう。
価格や安さ
Wi-Fiルーターは価格が高いものもあれば安いものもあります。大体の相場ですが、参考にしてみてください。
一軒家に住む方が購入するWi-Fiルーターの相場が、Wi-Fi6は10,000~20,000円。Wi-Fi5は5,000~10,000円が相場になっています。
自分の住む環境や通信速度、これから説明をする接続数を考慮して自分に合ったWi-Fiを選ぶようにしましょう。
使用するデバイスの数
間取りともう1つ選ぶときのポイントとして、使用するデバイスの数に対応できるモデルを選びましょう。
スマホをしながらパソコンを使う人やタブレットで読書をしながら、気になった所をプリンターで印刷する人など、1人で複数のデバイスを使用するケースもありますよね。
最近はスマート家電も増えてきて、よりWi-Fiルーターの可能接続台数が増えてくるので、確認してWi-Fiルーターは使うようにするのがおすすめです。
Wi-Fiルーターのおすすめの機能
Wi-Fiルーターのおすすめ機能として、4つの機能があります。Wi-Fiルーターに疎いという方におすすめの機能を紹介しますね。
おすすめの機能を知っておくことでより快適にWi-Fiルーターを利用することが可能です。つまり、Wi-Fiルーターに接続している機器をスムーズに使用することが出来ます。
- ビームフォーミング機能
- MU-MIMO機能
- バンドステアリング機能
- メッシュWi-Fi機能
ビームフォーミング機能
「ビームフォーミング」機能というのは、特定の通信機器に向けて電波を飛ばすことが出来る機能のことです。
自宅にいてWi-Fiが繋がっているはずなのに、スマホが3Gや4G、5GなどのLTE接続になってしまう経験はありませんか?
それはWi-Fiの電波があらゆる方向に向かって飛んでいるからです。Wi-Fiで使われている電波は特定の方向に向けて電波が飛んでいるわけではないので、繋がりにくくなったりするのです。
しかし、ビームフォーミング機能が搭載されているルーターを利用すれば、電波の方向を制御することが出来るので、Wi-Fiの電波が届かなくなるという心配はなくなります。
MU-MIMO機能(マルチユーザーマイモ機能)
「MU-MIMO」は「multiple-input and multiple-output」の略で、1つの通信機から複数の機器にデータを送信することが出来ます。
「MU-MIMO機能」がないとWi-Fiルーター1台がひとつの機器に順番で接続をすることになり、通信速度が低下に繋がってしまうのです。
MU-MIMO機能があることで、複数にデータを送信することが出来て、通信速度が低下することなく、安定した通信を行うことが出来ます。
家族で何台もの機器をWi-Fiに接続をするという方や端末をいくつも使って生活をしているという方は必須の機能ですね。
バンドステアリング機能
バンドステアリング機能というのは接続する子機(デバイス)の電波状況に応じて、使用する周波数を変えることが出来る機能です。
例えば、2.4GHzの周波数帯が混んでいる時は、5GHzに切り替えることによってより快適でスムーズな通信を行うことが出来ます。
ですが、Wi-Fiによっては周波数がひとつしかない場合もあるので、その場合はバンドステアリング機能が使えなくなってしまうので注意が必要です。
メッシュWi-Fi機能
メッシュWi-Fi機能というのは、Wi-Fiルーターの親機をいくつかの中継機に繋ぐことでより広い範囲で電波を届けることが出来る機能です。
ビームフォーミング機能と混同しそうになりますが、こちらの機能は親機だけで電波を飛ばすのではなく中継機を用いて、電波を飛ばしています。
遠くに電波を飛ばすことも可能ですし、中継機を用いることでアクセスも分散されるので通信の安定性が上がるのがメリットです。
おすすめのWi-Fiルーターのメーカー
次に、おすすめのWi-Fiルーターのメーカーを3つ紹介します。今となっては、Wi-Fi性能や通信速度の差は、どのメーカーも変わりませんが得意な分野や強みは少しづつ異なります。
紹介するメーカーの得意な部分や強みを知っておくことで、自分がどのメーカーのWi-Fiルーターを購入すればよいかが分かるでしょう。
- BUFFALO(バッファロー)
- NEC(エヌイーシー)
- ELECOM(エレコム)
BUFFALO(バッファロー)
「BUFFALO(バッファロー)」は日本で初めて消費者向けにWi-Fiルーターを製造した会社で、多くの方に利用されているメーカーです。
マウスやキーボードなど、PC関連アクセサリの製造と販売を手掛けているバッファローは、コストパフォーマンスに定評があることや豊富なラインナップが特徴です。
NEC(エヌイーシー)
個人から法人までWi-Fiルーターを幅広く提供しているのが、NEC(エヌイーシー)です。
高いセキュリティ性能と高速の通信が、魅力となっているメーカーです。ロングセラー商品の「Aterm」シリーズは、Wi-Fiルーターの中でも代表的なものになっています。
また、見た目がスリムで家の中においても、悪目立ちしないフォルムで利用者から支持を得ています。見た目がスリムな理由として、NEC独自の技術を利用し部品の小型化に成功したからです。
ELECOM(エレコム)
耐久性の高さと初心者向けで、扱いやすいシンプルな操作性を特徴としているのが、「ELECOM(エレコム)」です。
手軽に購入できるモデルから、業務用やゲーミング用のモデルといったように幅広く製品バリエーションが魅力的なメーカーです。
また、セキュリティ面でも他のメーカーに比べて秀でていて、トレンドマイクロ社というウイルス対策で有名な会社の技術がWi-Fiルーターにも搭載されています。
戸建て向けおすすめのWi-Fiルーター
上の章で紹介をしたものに2つ加えて、計5つの戸建て向けWi-Fiルーターをそれぞれご紹介していきます。
それぞれのメーカーによって特徴や値段、性能に差があるので比較をしてみてください。
詳細が知りたいという方は、それぞれのルーターの下部に公式HPのリンクを載せているので見てみてください。
- バッファロー「AirStation」WSR-5400AX6S
- NEC「Aterm」PA-WX6000HP
- ELECOM WRC-2533GST2
- TP-Link AX1800 ARCHER-AX20
- IODATA WN-DAX3600QR
バッファロー「AirStation」WSR-5400AX6S
手軽な価格で購入することが出来るのが、バッファローの「AirStation」WSR-5400AX6Sです。
OFDMA機能という、多くのインターネット接続を可能にしている機能を用いて、多くのデバイスを接続してもスムーズに通信することが出来ます。
また、「バンドステアリングLite」機能という、デバイスとの電波強度に応じて周波数を切り替えることが出来る機能があるのも魅力です。
通信速度 | Wi-Fi6 |
価格 | 15,000円 |
同時接続数 | 30台 |
アンテナ数(5GHz×2.4GHz) | 4×2 |
ビームフォーミング機能 | 〇 |
MU-MIMO機能 | 〇 |
バンドステアリング機能 | 〇 |
メッシュWi-Fi機能 | 〇 |
NEC「Aterm」PA-WX3600HP
より多くの機器を接続することが出来るのがNECの「Aterm」PA-WX3600HPです。接続端末・部屋数が多いという家庭に、オススメなWi-Fiルーターとなっています。
ルーター自体が非常にコンパクトなうえ壁掛けにも対応しているので、Wi-Fiルーターの設置場所に困っているという方におすすめです。
「ハンドステア」機能という、電波強度に応じて5GHzと2.4GHzを自動で切り替える機能が搭載しているので、離れた場所で接続が可能になっています。
通信速度 | Wi-Fi6 |
価格 | 16,000円 |
同時接続数 | 36台 |
アンテナ数(5GHz×2.4GHz) | 8×8 |
ビームフォーミング機能 | 〇 |
MU-MIMO機能 | 〇 |
バンドステアリング機能 | 〇 |
メッシュWi-Fi機能 | × |
ELECOM WRC-X3200GST3-B
複数接続でも高速で安定して通信が可能なのが、ELECOMのWRC-X3200GST3-Bです。
ELECOM独自のノウハウを活かして、アンテナが電波を飛ばしやすい配置や向きを計算することで効率的な通信を可能しています。
「かんたんセットアップ4」という、ルーターの初期設定が簡単にできてしまう動画付きの設定方法が、公式のホームページにも載っています。
Wi-Fiの設定方法で躓きそうという方にも、おすすめなWi-Fiルーターです。
通信速度 | Wi-Fi6 |
価格 | 16,000円 |
同時接続数 | 36台 |
アンテナ数(5GHz×2.4GHz) | 4×4 |
ビームフォーミング機能 | 〇 |
MU-MIMO機能 | 〇 |
バンドステアリング機能 | 〇 |
メッシュWi-Fi機能 | × |
TP-Link AX1800 ARCHER-AX20
TP-LinkのAX1800 ARCHER-AX20は低コスト・高性能で提供をしていて、世界中で利用者が増えているWi-Fiルーターです。
コスト面ではおすすめしている他のWi-Fiから群を抜いている値段となっています。
性能に関してもビームフォーミング機能やMU-MIMO機能が搭載していて、無線LAN中継器をオプションで購入をすれば、メッシュWi-Fi機能も利用可能です。
通信速度 | Wi-Fi6 |
価格 | 8,000円 |
同時接続数 | 36台 |
アンテナ数(5GHz×2.4GHz) | 2×2 |
ビームフォーミング機能 | 〇 |
MU-MIMO機能 | 〇 |
バンドステアリング機能 | × |
メッシュWi-Fi機能 | △ |
IODATA WN-DAX3600QR
360(さんろくまる)コネクトという性能を最大限生かすために、生活になじむデザインをしている、IODATAのWN-DAX3600QRは、上下左右電波がムラなく放出されるように設計をされています。
Wi-Fiルーターは機械的なデザインをしているから家の中心に置きたくないという方は多いと思います。
でも、Wi-Fiの電波を最大限活かすには家の中心になるべく置くのがベスト。ですが、機械的なデザインの印象を払拭するのが、IODATAのWN-DAX3600QRです。
通信速度 | Wi-Fi6 |
価格 | 12,000円 |
同時接続数 | 32台 |
アンテナ数(5GHz×2.4GHz) | 4×4 |
ビームフォーミング機能 | 〇 |
MU-MIMO機能 | × |
バンドステアリング機能 | × |
メッシュWi-Fi機能 | × |
5つのおすすめWi-Fiルーター比較表
上記で紹介をした5つのWi-Fiルーターを表にまとめました。一覧にしてみて、実際に選ぶときの参考にしてみてください。
通信速度はWi-Fi6を基本として紹介をしました。価格としては、断トツでTP-LinkのAX1800 ARCHER-AX20が安いです。
機能で選ぶのであれば一番初めに紹介をした、バッファローの「AirStation」WSR-5400AX6Sが、おすすめの機能を網羅しています。
通信速度 | 価格 | 同時接続数 | ビームフォーミング機能 | MU-MIMO機能 | バンドステアリング機能 | メッシュ機能 | |
バッファロー「AirStation」WSR-5400AX6S | Wi-Fi6 | 15,000円 | 30台 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
NEC「Aterm」PA-WX3600HP | Wi-Fi6 | 16,000円 | 36台 | 〇 | 〇 | 〇 | × |
ELECOM WRC-X3200GST3-B | Wi-Fi6 | 16,000円 | 36台 | 〇 | 〇 | 〇 | × |
TP-Link AX1800 ARCHER-AX20 | Wi-Fi6 | 8,000円 | 36台 | 〇 | 〇 | × | △ |
IODATA WN-DAX3600QR | Wi-Fi6 | 12,000円 | 32台 | 〇 | × | × | × |
おすすめのWi-Fiルーターの設置場所は?
Wi-Fiの接続を安定させるために、快適なネット環境を用意する必要があります。
具体的にどのような場所にWi-Fiのルーターを置くのが適切なのかというと、次の2つの場所に置くのがおすすめです。
- 高い場所
- 家の中心
高い場所
Wi-Fiルーターは出来るだけ高いところに置くのがおすすめです。
Wi-Fiルーターを障害物の少なく高い場所に設置することで、電波を遠くまで安定して飛ばすことが出来ます。
高いところにWi-Fiが置けないという場合は、Wi-Fiルーターの側に障害物となるものを置かないようにしましょう。
家の中心
出来るだけ広範囲に電波を飛ばせるように、Wi-Fiルーターを家の中心に置くのもおすすめです。家の形や家具によって家の中心に置かなくてもよいケースもあります。
出来るだけ高く家の中心といったように、電波を届きやすくするような工夫を家の中でしていくのが良いです。
最新モデルのWi-Fiルーターとは?
Wi-Fiのカタログでよく目にする「IEEE802.11〇」のことを知っていますか?これは、無線LANの国際的な標準規格のことです。
利用する人が分かりやすくするために「Wi-Fi6」「Wi-Fi5」「Wi-Fi4」と呼ばれることもあります。今の世代で、一番新しいのが「Wi-Fi6」となっています。
通信規格の違いは、初めの方で紹介したように周波数が異なることです。高速な光回線に加入しているのに、古いWi-Fiルーターを利用していると、通信速度が遅くなってしまうかもしれません。
なので、最新のWi-Fi6や古くてもWi-Fi5対応のなるべく最新のモデルに買い替えると、通信速度のアップが期待できます。
レンタルできるWi-Fiルーターもある!?
Wi-Fiルーターといったら、購入するのが当たり前だと思っていませんか?
最近では、光回線サービスでWi-Fiルーターをレンタルすることが出来ます。レンタル料金が月額300円程度で中には、無料のサービスもあります。
契約の縛りがなく、業界で最大級の安さを誇る「おてがる光」は月額+165円(税込み)でレンタルすることが可能です。
対応ルーターを無料でレンタルすることが出来る「@スマート光」も注目サービスです。ルーターをレンタルするなら参考にしてみてください。
Wi-Fiルーターのセキュリティは大丈夫?
インターネットを安全に利用するなら、セキュリティがより強固なものを利用するのがおすすめです。特に、セキュリティ規格WPA3に対応したWi-Fiルーターのモデルがおすすめ。
セキュリティ規格WPA3は強力な保護機能を有していて、外部からのアクセスを防ぐことが可能です。
今回紹介した5つのWi-Fiルーターの内、ELECOMを除いて、WPA3に対応しています。セキュリティが甘いと接続した機器がウイルスに感染したり、不正操作で大事な情報が盗まれたりしてしまいます。
購入する際は、なるべく最新のセキュリティ規格WPA3に対応をしたWi-Fiルーターを購入するようにしましょう。
【まとめ】戸建て向けおすすめのWi-Fiルーター
今回は戸建ての方に向けて、おすすめの選び方からルーターのメーカーやおすすめのWi-Fiルーターの選び方、知っておくと良い補足情報を紹介しました。
戸建ての間取りによっても、購入するWi-Fiルーターが変わりますが、今回ご紹介したものでカバーできます。
選び方のおすすめもご紹介したので、それに則って自身が住んでいる一軒家に適切なWi-Fiのルーターを選んでみてくださいね。