「20代のうちに転職活動をしたいがコロナの影響はどうなのか」「コロナ禍の転職で気を付けるべきことを知りたい」あなたはこのような悩みをお持ちではありませんか?
コロナの流行で、生活様式は大きく変わりました。20代の転職市場も大変厳しいものになっています。
しかし、コロナ禍であっても、転職を成功させることはできます。そのためには、的確な転職方法を実践することが大切です。
この記事では、現在の転職市場の動向や、コロナ禍でも成功する20代の転職活動の秘訣をご紹介します。今、20代でまさに転職活動を始めたい方は必見です。
出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/3339368?title=%E6%98%A5%E3%81%AE%E5%A5%B3%E6%80%A7&searchId=1944412211
コロナで有効求人倍率激減
コロナ禍で有効求人倍率は大きく低下しています。有効求人倍率とは、有効求人数を求職者数で割った数値です。厚生労働省が毎月数値を出しています。その特徴は下記のようになります。
- より大きな数値になるほど、仕事が多く働き手が不足している
- より小さな数値になるほど、仕事が少なく仕事探しに苦戦する
働き手が不足していることを、売り手市場。仕事が少ない状況を、買い手市場といいます。
コロナ前の2020年1月の有効求人倍率は1.51でした。しかし、コロナが流行した2021年1月の有効求人倍率は1.10まで低下しました。
出典元:https://www.jil.go.jp/kokunai/statistics/shuyo/0210.html
この数値からも分かるように、コロナ禍で求人数は大きく減っています。ですが、ご安心ください。これから少ないチャンスでも転職活動を成功させる秘訣をご紹介していきます。
コロナ禍で20代が転職活動を成功させるためには
転職活動を成功させるには、ずばり「即戦力を求めている企業」に転職することです。
本来、20代の転職は異業種にチャレンジしやすいものでした。しかし、コロナ禍でどの企業も教育に費用をかけたくない思いから、未経験者より経験者を重視する採用にシフトチェンジしています。
異業種が厳しいとはいえ、例えばITの法人営業から、保険の個人営業。小売り・流通の総務からメーカーの総務など仕事の共通点を見つけて異業種への転職は可能です。
コロナ禍の転職活動では、全くの異業種より、自分と関わりのある業界や企業を選ぶことをオススメします。
コロナ禍で伸びてきた20代の転職企業ランキング
コロナ前とコロナ禍では、20代の転職人気企業にも変化が表れています。
コロナ前
(2019年12月~2020年2月調査)〉20代若手社会人が選ぶ「転職人気企業ランキング」
1位 IT・ソフトウェア グーグル 2位 商社(総合・専門) 伊藤忠商事 3位 IT・ソフトウェア アマゾンジャパン 4位 情報・調査・コンサルティング NTTデータ 5位 IT・ソフトウェア LINE 6位 マスコミ(新聞・放送・広告・出版・芸能・エンタメ) エイベックス 7位 マスコミ(新聞・放送・広告・出版・芸能・エンタメ) KADOKAWA 8位 商社(総合・専門) 三菱商事 9位 IT・ソフトウェア 楽天 10位 旅行・ホテル・ブライダル エイチ・アイ・エス(H.I.S.) 出典:https://service.gakujo.ne.jp/data/20s_ranking202011
コロナ禍
(2020年8月~2020年10月調査)〉20代若手社会人が選ぶ「転職人気企業ランキング」
1位 IT・ソフトウェア アマゾンジャパン 2位 IT・ソフトウェア グーグル 3位 IT・ソフトウェア 楽天 4位 スポーツ・ゲーム・その他メーカー 任天堂 5位 IT・ソフトウェア 日本マイクロソフト 6位 商社(総合・専門) 伊藤忠商事 7位 マスコミ(新聞・放送・広告・出版・芸能・エンタメ) KADOKAWA 8位 IT・ソフトウェア LINE 9位 医薬品・化粧品・トイレタリー 花王 10位 医薬品・化粧品・トイレタリー 資生堂 出典:https://service.gakujo.ne.jp/data/20s_ranking202011
コロナ禍で「IT・ソフトウェア業界」や「ゲーム業界」など需要が伸びてきている業界に人気が集中しています。
コロナ禍の生活スタイルは今後も続きます。目指す業界によっては、転職活動が厳しくなるため、事前にその業界の動向を把握しておいてください。
コロナ禍での転職活動の方式に変化
コロナ禍の転職活動は方式にも変化がおきています。一番の大きな変化は、対面面接がWEB面接に変わっていることです。
従来は、その企業に赴き、人事担当と直接会って対面面接を行うことが一般的でした。しかし、コロナ禍の面接は対面ではなく、WEB上で行うことが一般的です。WEB面接のメリットは下記のとおりです。
- 自宅で面接ができるため、移動の時間や交通費がかからない
- カメラ内臓のパソコンとインターネットさえあればどこでも面接可能
一方でデメリットは、直接会えないため企業の肌感覚が分からない、WEB面接の音声が途切れてしまうなどがあります。
WEBでも対面でも自分をアピールすることに変わりはありません。事前準備を入念に行ってから臨むようにしてください。
コロナ禍でリファラル採用が人気??
コロナ禍で積極的にリファラル採用を行う企業が増えてきています。
リファラル採用とは、自社の社員が友人・知人を紹介して、選考を受けてもらうことをいいます。
コロナ禍で、合同説明会やリアルな懇親会などができなくなり、企業と求職者の接点は薄くなっています。だらこそ、人を介して求職者と企業を繋ぐリファラル採用は、今後さらに導入されていくでしょう。
求職者として心がけることは特にないですが、企業と出合う方法もコロナ禍スタイルになってきていることを認識しておいてください。
20代の転職活動は自己PRの強化が必須!
コロナ禍だからこそ、自己PRの強化は必須になります。具体的には下記のとおり行っていきましょう。
- 自分の長所を書き出す(短所も裏を返せば長所になります)
- 長所が活かされた出来事も書き出す
- その長所が企業にどう役立つか考える
ポイントは、自分の強みが企業に入社してどう活かされるかです。企業も、自社の課題を解決してくれる強みを持った求職者を求めています。
自己PRを考えると、自分に自信を持ちやすくなります。不安な転職活動だからこそ、自己PRは入念に考えるようにしましょう。
コロナ禍で20代が転職するために”必要”な考え
20代がコロナ禍で転職活動を行うために大切な考えがあります。それは、転職活動に明確な目標を持つことです。
コロナ禍の転職活動はそれほどチャンスが多くありません。もし、「今の仕事に不満はないけど、なんとなく仕事変えたい」と思ったら、一度手を止めてください。
なんとなく仕事を変えたら、次の職場でもなんとなく転職したいと思うでしょう。
コロナ禍の転職活動はたとえ20代であっても厳しいです。自分がなぜ転職したいのかを今一度考えてから、実際の転職活動に臨むようにしてください。
コロナ禍で20代が転職するために”捨てるべき”考え
転職活動中に「コロナのせいで転職がうまくいかない」と考えるのは止めましょう。確かに、あなたの転職活動がうまくいかないのはコロナのせいかもしれません。
しかし、そのように考えている人は、たとえコロナ禍でなくても同じような言い訳を考えます。言い訳を考えるだけでは、先に進みません。
事実、コロナ禍でも転職を成功させている人はいます。転職がうまくいかない時は、コロナのせいにするのではなく、自分に何が足りないのか考えるようにしてください。それが、自己PRの強化につながります。
不安なら転職エージェントを利用しよう
コロナ禍の転職活動は、通常時より不安が付きまといます。その不安を減らすためにも、転職エージェントを利用しましょう。
転職エージェントとは、キャリアアドバイザーと呼ばれる転職支援のプロが、転職の相談やエントリーシートの作成・面接の設定などをサポートしてくれるサービスです。
コロナ禍で転職市場は大きく変わっています。一人で情報を集めるよりプロの支援を受けた方が、より良い企業に転職できるでしょう。
このサービスは、無料で利用できるため、コロナ禍の転職活動に不安がある方は一度相談してみてください。
まとめ コロナ禍の20代の転職活動は慎重に準備を進めよう!
ここまでコロナ禍で行う20代の転職活動について解説していきました。この記事でお伝えしたいことは下記のとおりです。
- 20代でもコロナ禍の転職は厳しい
- 転職の秘訣は、即戦力を求める企業に応募する
- コロナ禍で面接形式に変化
この1年で転職市場はガラッと変わりました。「20代なら次の仕事はすぐに見つかる」と楽観的にいると、思わぬ苦戦を強いられるかもしれません。
そうならないためにも、事前準備を怠らず目的ある転職活動を行ってください。