不動産投資とは何か自分とは関係ないものと思っている人が多いのではないでしょうか。
金融庁が発表した『老後2000万円問題』から、投資ブームが過熱して株式投資や不動産投資のような投資に興味を持ちだす人が増えています。
「不動産投資なんて借金しないとできないし怖い」、「不動産を買えるほどお金持っていない」と思っている人も多いと思いますが、意外とサラリーマン大家さんも結構います。
会社員で投資とは無縁だったけど将来心配だし不動産投資にちょっと興味あるという人はぜひ読んでみてください。
出典:https://unsplash.com/photos/NpTbVOkkom8
不動産投資とは
皆さんも知っていると思いますが、自分でアパートやマンションなどの不動産を購入してそれを人に貸す、売ることをして利益を発生させていきます。
一人暮らしをしている人はマンションの一部屋を借りていると思いますが、それを貸す側になるということです。
不動産投資は投資の中でも借金をして投資をすることができる少ない投資になります。
住宅系の不動産投資でも色々な種類がありますので、不動産投資の種類を見ていきます。
不動産投資の種類
簡単に分類すると物件の種類で3種類ありますので、見ていきましょう。
- 戸建て
- アパート
- マンション
それぞれの単語については聞いたことがあると思いますが、下に行くにつれて規模・部屋数が大きくなります。
この3種類に、更に新しい建物の新築か、既に誰かが使っていた中古かの2種類があり合計6種類に分類できます。
新築か中古かによってかなり値段が違い、新築物件を購入するときには注意が必要です。
次に3種類の不動産投資についてそれぞれ簡単に紹介していきます。
戸建ての不動産投資とは
戸建ての不動産投資とは、一戸建ての物件を賃貸として貸し出す不動産投資です。
中古の戸建て不動産では数百万円からくらいから購入することが可能です。上級者は100万円以下の物件を自分でリフォームしている猛者もいます。
古い物件ではリフォームが必要ですが、戸建てでは比較的長く住んでくれることが多いというメリットもあります。
ただし、一世帯しかはいれませんので退去してしまった場合には家賃をもらうことができなくなってしまいます。
アパートの不動産投資とは
アパートの不動産投資とは、一棟のアパートを購入しそれぞれの部屋を賃貸として貸し出す不動産投資です。
アパート投資は一棟のマンションほど高くはありませんが、戸建てよりは高くなることが多いです。
戸建てと違い複数の部屋があるので、一部屋が空き部屋になったとしてもそれ以外の部屋から家賃が入ってくることにメリットがあります。
基本的にローンを組んで購入することになるので、しっかりとキャッシュフローを考えて購入する必要があります。
マンションの不動産投資とは
マンションの不動産投資とは、マンションを購入して賃貸に出す投資であることは変わりませんが、区分で購入できるマンションがあります。
区分所有とは、一棟のマンションではなくマンションの一部屋から購入し所有することが可能です。
一棟のマンションでは1億円以上するものがざらにありますが、マンションの一部屋であれば1000万円程度で買えるものもあります。
マンションを一棟初めから買うことはリスクが高いので、マンション投資をするのであれば区分所有から始めることになると思います。
不動産投資のメリット
ここまで不動産投資の種類を紹介してきましたが、不動産投資は他の投資と比べて何がいいのかについて紹介していきます。
- 月々家賃収入が入ってくる
- 借金ができる
- 生命保険の代わりになる
月々家賃収入が入ってくる
毎月家賃が入ってくるのをみると大家になったという実感がすごくわきます。
ただし、家賃が入ってきたからといって使いすぎず、貯蓄やローンの繰り越し返済にあてていきましょう。
借金ができる
株を買う、仮想通貨を買う、といった投資には銀行はお金を貸してくれませんが不動産にはお金を貸してくれます。
借金をして投資をすると、自己資金が少ないうちからでも大きな投資ができ収入を伸ばすことができます。
生命保険の代わりになる
ローンを組む際に団体信用生命保険(通称、団信)という保険に入ることになります。
この団信とは、ローンを契約中に契約者が亡くなってしまった場合にローン残額を肩代わりしてくれます。
残った家族にローンのない不動産を残し、そこから家賃収入を得てもらうことができます。
不動産投資のデメリット
不動産投資ではデメリットを理解せずに始めると落とし穴にはまってしまうことがあるので、必ず理解した上で不動産投資は始めるようにしましょう。
- 色々なリスクが存在する
- ほとんどの場合借金することになる
- 売却するときに値下がりする可能性がある
色々なリスクが存在する
家賃収入は完全な不労所得ではなく、色々な手間やリスクがあります。
入居者が退去してしまえば家賃は入りませんし、家賃を振り込んでくれない入居者も出てくるかもしれません。
震災にあってしまったり、古くなれば建物を修繕する必要が出てきたりする必要があります。
ほとんどの場合借金することになる
メリットでは借金ができると書きましたが毎月返済する必要がありリスクにもなります。
上記のリスクが発生し家賃が入らなかった時でも返済はしなくてはいけません。
始めのうちはしっかりと現金をキープして余裕を持った返済を心がけましょう。
売却するときに値下がりする可能性がある
今まで家賃収入について主に書いてきましたが最終的に売ることもあると思います。
買ったときは高かった物件が売るときには安くなってしまっていて、家賃収入を加味しても実質赤字になってしまった、ということもあります。
特に新築物件を買う場合には中古になるだけで値下がりしてしまうので、新築を買いたい人は中古になるといくらくらいになるのかも気を付けましょう。
まとめ
不動産投資なんて自分には関係ないと思っていた人も多いと思いますが、サラリーマンでも大家になっている人はたくさんいます。
不動産投資には、戸建て・アパート・マンションといった種類があり、それぞれ特色が違います。
また、築年数によって大きく金額も変わってきますので、注意してください。
不動産投資のメリット・デメリットとしては以下のようなものがあります。
- 月々家賃収入が入ってくる
- 借金ができる
- 生命保険の代わりになる
- 色々なリスクが存在する
- ほとんどの場合借金することになる
- 売却するときに値下がりする可能性がある
これを読んで「やってみたい」と思った人はまずは1冊でも不動産投資の本を読んで、しっかりと勉強してから始めてください。
これからの時代は全員投資をする時代になってきますので乗り遅れないようにしましょう。