コーヒーを飲んでいるときにこぼしてしまった。そんなとき「あ~、なんで今こぼしちゃったんだろう」「お気に入りの服だったのに最悪」と絶望的な気分になりますよね。
この記事ではコーヒーのシミを正しく落とす方法や、自分では落とせないコーヒーのシミをどうすれば良いか、シミ落としに使える道具などを紹介していきます。
お気に入りの服にシミを残さないためにも、最後まで読み進めていきましょう。
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コーヒーのシミは最初の落とし方が重要!「応急処置編」
コーヒーのシミは最初の落とし方がとても重要で、すぐに応急処置ができれば、シミをきれいに落とせる可能性が高くなります。
応急処置の方法を知っていれば、今後コーヒーをこぼしてしまっても慌てることが無くなるので、次の注意点と具体的な方法を実践しましょう。
応急処置の注意点
応急処置の注意点は2つあります。
まず1つ目の注意点として「お湯」ではなく「水」を使って洗うようにしてください。お湯を使うと、コーヒーに含まれるたんぱく質が固まり、汚れが落ちにくくなってしまいます。
次に2つ目の注意点として、シミをこするのではなく、ポンポンとたたくようにしてください。こすると、余計にシミを広げる原因になってしまうからです。
水を使いシミをたたくことで、汚れを落としやすくできるので、紹介した2つの注意点を理解して応急処置を行っていきましょう。
応急処置の具体的な方法
応急処置の具体的な方法を下記の4ステップで実践していきましょう。
- こぼしてしまったコーヒーをふき取る
- シミの部分に乾いたハンカチやティッシュを当てる
- シミの部分に水をかけて裏側から叩いてシミを表に移す
- 表に浮いてきたシミをふき取る
応急処置はとにかくすぐ実践するのが非常に大切です。応急処置のタイミングを逃してしまうと、簡単に落とせるはずだったシミが頑固なシミへと変わるからです。
応急処置のタイミングを逃さなければ、シミは次に紹介する2つの方法で洗う時でも落としやすくなります。
シミ落としの前に洗濯表示をチェックしよう
コーヒーのシミ落としの前には、必ず洗濯表示をチェックしてください。中には水洗いできないものもあるので、その場合はクリーニング店に出しましょう。
水洗いできる場合でも、洗濯機が使えるのか手洗いなのかによって、落とし方も変わってきます。
洗濯表示のチェックが終わったら、次で紹介している手洗いの方法と洗濯機で洗う方法で、あなたに合った方法を試してください。
手洗いで洗える物
洗濯機で洗えないものは手洗いする必要があります。用意していただくのは「食器用中性洗剤・汚れても良いタオル・歯ブラシ・水」です。
下記の4ステップを順番に実践してシミを落としていきましょう。
- シミの部分に汚れても良いタオルかティッシュを当てる
- シミの部分に直接洗剤をかけて、歯ブラシでシミの裏側から叩いて汚れを表に移す
- シミが表に移ったら水洗いをする
- シミが落ちるまで繰り返す
2のステップで直接洗剤をかけるので、手が荒れやすい場合はゴム手袋を使用したり綿棒を使用したりするなど、手に直接洗剤がつかないようにしましょう。
次は洗濯機で洗う方法を紹介していきます。
洗濯機で洗える物
洗濯機の使用が可能であれば、手洗いより簡単にシミを落とすことができます。手順と注意点を記載しておきますので、順番に実践していきましょう。
洗濯機で洗える物は下記の2ステップの方法で洗っていきましょう。
- スポット洗剤(洗濯用洗剤)をシミの部分にかける
- 洗濯機でいつも通り洗う
洗濯機の場合、洗剤だけを用意すれば良いのですが1つ注意点があります。注意点とは、食器用中性洗剤ではなく、洗濯用洗剤を使うことです。
食器用洗剤を使うとすすぎをする回数が多くなります。なぜなら、食器用洗剤は洗濯用洗剤と比べて、泡が立ちやすく作られているからです。
そのため、洗濯機を使用する場合は洗濯用洗剤を使うようにしましょう。
コーヒーの種類別にみるシミの落とし方
コーヒーのシミの種類は大きく2つに分けて「水溶性のシミ」と「油溶性のシミ」です。
どちらも時間が経つと落としにくくなるので、この後に解説しているシミ別の落とし方を参考に、なるべく早くシミを落としていきましょう。
水溶性のシミ
コーヒーのシミは、ブラックコーヒーであれば、水溶性のシミと考えて大丈夫です。もし、水溶性か分からない場合は、水を吹き付けてみると良いでしょう。
水溶性のシミの場合、シミの部分に水を吹き付けたときに、周りよりシミの部分が濃くなるからです。
また、水溶性のシミは水に溶けやすいという特徴を持っています。すぐに対処すれば、水だけでシミを落とせる可能性が高くなります。
時間がたってしまい、シミを落としにくくなった場合は、水と洗剤を使って落としましょう。
油溶性のシミ
ミルクの入ったコーヒーは、ミルクに油が含まれているため、油溶性のシミです。
油溶性のシミの場合、水を吹き付けたときにシミの部分が水をはじきます。そして、油溶性のシミは水だけでは落としきれない場合が多く、時間が経つほど落ちにくくなっていきます。
その場合は、次の「時間が経ったコーヒーのシミの落とし方」でも紹介している、漂白剤を使う方法できれいに落としていきましょう。
時間が経ったコーヒーのシミの落とし方
いつこぼしたのか分からないシミを見つけることもありますよね。そのような時間が経ってしまったコーヒーのシミは「漂白剤を使う」と落ちやすくなります。
漂白剤を選ぶときは、色落ちのしにくい酸素系漂白剤を選んでください。
落とし方は応急処置の方法と同じように、漂白剤をシミの部分に直接かけて、裏側から叩いてシミを表に移す方法です。
洗濯機で洗える物であれば、最後に洗濯機にかけましょう。
自分で落とせないシミはクリーニング店へ
デリケートな素材で水洗いできないシミの場合、自分で落とすのは難しいため、クリーニング店へ出した方が良いでしょう。
クリーニング店であれば、様々な道具や方法でシミを落としてもらえます。
また、忙しくてクリーニング店へ行けなくても安心してください。そのようなあなたのために、宅配クリーニングというサービスもあります。
持参でも宅配でも、事前にホームページをチェックしておくと、スムーズに受付できるでしょう。
コーヒーのシミ落としに使える便利な道具
シミを残さずきれいに落とすために、Amazonでも評価の高い、コーヒーのシミ落としに便利な道具を2つ紹介します。
商品名 | Amazonでの評価 |
トップシミ取りレスキュー | 星4.2 |
シミ取りキング300ml | 星4 |
1つ目は「トップシミ取りレスキュー」です。
トップシミ取りレスキューは水溶性と油溶性、どちらのシミにも有効で、ウールやシルクなどデリケートな衣類にも使えるため、とても便利です。
2つ目は「シミ取りキング」です。シミ取りキングは9mlから300mlまでの間で4種類あり、自宅用でも持ち運び用でも好きな方を選べます。
そして、高い洗浄力ながら肌への刺激もほとんどないため安心して使えます。
まとめ:コーヒーのシミは早めに落として綺麗な服で出かけよう!
この記事ではコーヒーのシミの落とし方を詳しく説明してきました。
下記に本記事のまとめを記載しておきます。重要なポイントなのでしっかりと確認しておきましょう。
- コーヒーのシミはなるべく早く落とすことが大切
- 水溶性のシミと油溶性のシミでは落とし方が違う
- 時間が経ってしまったシミは漂白剤を使うと良い
大切なのは落とすまでの時間の早さです。早く対処するほどきれいに落とせる可能性が上がります。
本記事で紹介した対処法の中で、あなたが今すぐ出来そうな方法を使って、シミをきれいに落としていきましょう。
- 名前:佐藤紫穂