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最も賢い鳥ヨウムとは?その種類と特徴、飼い方がわかります!

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あなたはヨウムという種類の鳥は知っていますか?ヨウムは非常に賢く、穏やかな性格をしている大型のインコの仲間です。

人間の言葉を覚えることができるほど知能が高く。動物園などでおしゃべりする鳥としてもよく出てきます。

この記事ではそんなヨウムの種類、実際に飼う場合に必要なものや、注意点を説明していきます。

読んでいただければあなたもヨウムのことを理解し、飼えるかどうかの判断ができるようになります。

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ヨウムとはどんな種類の鳥?

オウム目インコ科の鳥類で、大型のインコのことです。オウムの仲間は大きく二つに分けられます。オウム科とインコ科の2つですが、その区別は冠羽の有無にあります。

ヨウムは冠羽がありません。ですので見た目としてはのっぺりした感じの頭になっています。大型のインコですね。以下に掲載しているのがヨウムです。

よく似たものにオウムがいますが、オウムはオウム目オウム科の鳥類の総称で少し違います。オウムには冠羽がついていて寝癖のようになっています。以下に出てくるのがオウムです。

ヨウムの種類は大きく3つ

ヨウムの種類は少なく、ノーマルに加えて2種類の変色種(亜種)しかいません。その2種類はコンゴヨウムとコイネズミヨウムです。

コンゴヨウムはノーマルと比べてほとんど差はありません。ノーマルと比べると少し大柄な程度です。

コイネズミヨウムはノーマルに比べると少し小柄です。尾羽の色もノーマルと比べるとかなり暗く、くちばしも上側が淡い褐色になっており見分けがつきやすいです。

ヨウムやインコの種類の見分け方

ヨウムと言っても、先ほど紹介したように他にも似たような鳥がいますね。インコとオウムです。ここではインコと、オウム、ヨウムの種類の違いについて説明します。

ヨウム インコ オウム
分類 オウム目インコ科 オウム目インコ科 オウム目オウム科
冠羽 ない ない ある
羽の色 全体グレー、尾羽のみ赤 カラフル 単色
体長/体重 30~40cm/300~500g 15~30cm/40~60g 30~60cm/300~1200g
種類の数 3種類 約330種類 21種類

上記の表のように、主に全体的にグレーで、冠羽がないものがヨウムと知っておくと、見分けがしやすいです。ヨウムと比べて、オウムは冠羽がある、インコはカラフルで少し小さめという整理で良いでしょう。

また、ヨウムにはノーマルに加えて亜種もあります。コンゴヨウムとコイネズミヨウムです。この2種類の見分け方は以下のようになります。

コンゴヨウムはノーマルと比べると少し大柄です。それ以外の違いはありません。ペットショップなどでも同じものとして扱われることもあります。

コイネズミヨウムはノーマルと比べると少し小柄で、かつ、くちばしと尾羽に違いがあります。くちばしは上側が淡い褐色で、尾羽はノーマルと比べると暗い色になっています。

ヨウムという種類の鳥にはこんな特徴がある

ヨウムの大きさは、体長約33cm、体重約400gとペットとして飼う鳥の中では中型から大型の部類に入ります。

また知能の高い鳥としてもよく知られ、記憶力が高く、人の言葉を真似することもできます。特にヨウムは温厚な性格で人にも懐きやすいのでペットとしては飼いやすいと言えるでしょう。

ただ、非常に長生きする鳥で寿命は約40~50年と言われています。飼うときには先のことまで考えて決断することが重要です。

ヨウムやインコの種類とそれぞれの価格

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ヨウムやインコなどは種類や色などによって値段が変わってきます。インコなどは比較的手軽に手に入れることができます。

ヨウム 30万~50万円
インコ 3000円~100万円
オウム 1万~300万円

ヨウムはどれも安定した価格となっています。そこまで大きな差はありませんので、この価格を目安にしていただければ良いでしょう。

インコとオウムは種類も豊富で、その分希少性の高いものにはそれだけの価値がつきます。インコの中でもセキセイインコなどに代表される、メジャーなものであれば、手に入れやすいです。

ヨウムの飼い方

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ヨウムは基本的な世話をきっちりやれば、良い健康状態を保つことができます。常に餌や水は新しく清潔にし、掃除をすることで衛生管理をし、ヨウムにとって過ごしやすい環境を作ってあげましょう。

ヨウムはケージの中にずっといるのもストレスが溜まります。また、飼い主に遊んでもらうことを常に期待してます。

おもちゃをケージの中に吊るしておくのはもちろんのことですが、毎日ケージの外に出してあげて遊んであげるようにしましょう。

ヨウムを飼うために必要な道具の種類

ヨウムを飼うために必要なものは大きく8つです。ヨウムを健康に育てていくため全て揃えましょう。それでは順番に見ていきます。

ヨウムを飼うために必要なもの8つ
  • ケージ
  • ケージカバー
  • 給餌セット
  • 保温用品
  • 止まり木
  • 水浴び用品
  • おもちゃ

ケージ

ケージは大型のものを使用しましょう。ケージの中でも羽を広げて動き回れるぐらいの大きさが目安です。置けるならできるだけ大きなものを買うと良いでしょう。

材質としてはステンレスがおすすめです。サビに強く丈夫なので長持ちします。ただし、重量が重く、価格も高いので、鉄製を購入して買い替えるのもありです。

ケージカバー

遮光のケージカバーが良いでしょう。リビング等、人が行動する時間にケージを置くと、人が行動している間中ヨウムも起き続けることになります。

カバーをかけることで遮光になることはもちろん、保温効果もありますので、ヨウムがより快適に過ごすことができるようになります。

給餌セット

餌入れや水入れは丈夫なステンレス製で固定できるものを使用してください。菜さしと呼ばれる野菜を立てるための容器も準備すると良いでしょう。

主食はペレット、副食は種子類や野菜、果物を与えます。ペレットにはヨウムに必要な栄養がバランスよく配合されてはいますが、それだけでは十分ではありません。他の栄養分を補うために副食も与えましょう。

そのほかにも病気にかからないように必要な栄養分(ヨウ素など)を含んだものも与えるとより健康に過ごせます。

保温用品

ヨウムは寒さに弱いです。というのもヨウムが生息する国の気候は日本と全く違うからです。最初に迎える冬は特に注意しましょう。

ペット用のヒーターを吊るすなどして必ず保温をします。ケージの周りを囲めるパネル型のヒーターだとケージ内全体を暖かく保てるのでより安心して過ごせます。

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止まり木

天然のものを選びましょう。人工のものだと太さが均一になっており、足で掴んだ時に負担がかかりやすいそうです。天然の木製で、木を掴んだ時に1/3ぐらい余る太さのものを選ぶと良いでしょう。

水浴び用品

水浴びをするときは必ず水で水浴びします。お湯で水浴びをしてしまうと、羽根についている油ごと落としてしまい、保温しにくくなり、病気にかかりやすくなります

専用の水浴び用品を準備するか、ない場合は洗面器などで代用しても大丈夫です。

霧吹きなどで直接水をかけても良いですが、見たことないものに対しては警戒するので、しばらく目に入るところに置き、慣らしてから使うなどの工夫が必要です。

おもちゃ

ストレスを溜めないようにおもちゃを用意します。市販のものはカラフルだったり、鏡がついていたりと興味を引く工夫がなされています。飽きないように数種類準備しておくと良いでしょう。

また家にあるもので自作しても良いかもしれません。割り箸や、段ボールなどを使用して作ったものも良いですね。

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ヨウムを飼う時の注意点

ヨウムは賢く、おとなしい性格をしていて飼いやすいと思われがちですが、鳴き声は大きく、気持ちが昂るとくちばしなどで攻撃されることもあります。

ここではヨウムを飼育する際に注意が必要な点4つをご紹介します。

ヨウムを飼う時の注意点
  • 日光浴
  • 運動不足
  • 反抗期
  • 保温

日光浴

ヨウムには毎日日光浴が必要です。日光浴をしなければビタミンDが不足し、病気になってしまう可能性があります。

日当たりのいい場所にケージを移動させたり、日光浴用のライトを用意したりして対策をしていきましょう。

運動不足

ヨウムは他の鳥ペットと比べると体が大きく、ケージの中だと運動不足になりやすいです。

そこで少なくとも一日一時間以上はケージの外に出して自由に体を動かせる時間を作ってあげましょう。

ただし、ヨウムが触っても危険がないか、周りにはよく注意をしてからケージから出してあげるようにしましょう。

反抗期

ヨウムは賢くおとなしい性格をしていますが、そんなヨウムにも反抗期があります。ヨウムの反抗期は一生に二度くると言われています。

一回の反抗期は1ヶ月から数ヶ月続くこともあり、その期間は攻撃的な性格になります。反抗期の間は何をしても治まりませんので根気よく待ってあげましょう。

保温

本来、ヨウムは温暖多湿な場所で暮らしている鳥です。ですので、日本の冬のような環境はヨウムにとってはかなり厳しい環境です。

近年では夏も非常に高温化していますので、夏の暑さにも気をつけてあげる必要があります。

適温を維持できるように、エアコンをつけたり、冬はペット用ヒーターをケージに付けてあげるなど対策をしっかりしていきましょう。

ヨウムがかかる病気の種類7つ

画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/%E3%82%84%E3%81%91%E3%81%8F%E3%81%9D%E3%81%AE-%E8%80%83%E3%81%88%E3%82%8B-5011953/

ヨウムがかかる病気というのは一般的に鳥類がかかる病気がありますが、ここではかかりやすい病気を紹介します。

症状 原因 治療 予防
風邪 くしゃみ、鼻水など。うずくまったり、下痢をしたりすることも。 体力が低下した時に病原菌に感染する。 保温すること。栄養補給。投薬治療。 寒い時期に冷たい風に当てさせない。温度変化の激しい場所に置かない。お湯で水浴びさせない。
鼻眼結膜炎 風邪の重い症状。頻繁なくしゃみ。目やに。 風邪の病原菌やカビなどが鼻の奥などの器官に入り感染する。 病原菌に応じた投薬。軟膏などの塗布など。 風邪の場合と同様。早めに医者に診てもらう。
腸炎 水溶性の下痢。食欲の低下。嘔吐。 飲み水や餌の腐敗、衛生管理の不徹底。 原因の細菌等に応じた投薬。 ケージ周りの衛生管理の徹底。口につけるものはもちろん、シートなどをこまめに交換する。
そ嚢炎 嘔吐。首の付け根の腫れ。嘔吐物の悪臭。 飲み水や餌の腐敗、衛生管理の不徹底。人間の食べ物を与えること。 原因の細菌等に応じた投薬。症状進行すると手術の可能性も。 ケージ周りの衛生管理の徹底。人間の食べ物を与えないこと。
脂肪過多症 体重の増加。動作の鈍さ。羽毛をかきわけると脂肪が見える。 あげる餌が多すぎる。特に脂肪分が多い種子類。 脂肪分が多い餌を主食にしない。運動量の確保。 脂肪分が多い餌を主食にしない。運動量の確保。
甲状腺腫 いつも眠ってる。動きが少ない。不健康な見た目。 餌のヨウ素が少なくホルモン合成がスムーズに行なわれていない。 飲み水にヨウ素を入れる。 餌、飲み水にヨウ素を適量含める。
毛引き症 自分の毛を抜く。 退屈や、ストレスなど精神的な部分から始める場合がほとんど。 ストレス解消。エリザベスカラーの装着。 ストレスが無いように気を配る。おもちゃで遊ばせて退屈しないようにする。

かかりやす病気7つを挙げましたが、他にもいくつも病気はあります。何かいつもと違うなと感じることがあれば、自分で調べるのもいいですが、手遅れになる前に病院に連れて行って、適切な治療を受けましょう。

賢くて長生きな良きパートナー

ヨウムは人間の言葉を覚えるほど知能が高く、穏やかな性格を持っています。

また平均40~50年ほど生きる鳥でペットとしてはかなり長寿の部類に入ります。飼ってみたいと思う方は、最後までヨウムと過ごせるかを考えてみてください。

だからこそ飼い主が、最後まで責任を持って飼えるかどうかを慎重に判断すべきです。そして、その判断によりヨウムの一生を一緒に過ごせると確信したならば、きっと良いパートナーになってくれるでしょう。