「大きいトカゲを飼ってみたい!」「どんな種類のトカゲがいるのかな?」と思っていないですか?ペットでトカゲを飼っている人が少なくて、よく分からないですよね。
この記事では大人になると体長が50cmを超えるトカゲの中から比較的飼育難易度の低いトカゲを紹介しているので、お気に入りのトカゲが見つかりますよ。
またトカゲを飼う時の設備や費用、注意点なども紹介しているのでぜひ最後まで読んでみてくださいね。
アイキャッチ画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/動物-爬虫類-トカゲ-イグアナ-3363688/
大きいトカゲってペットとして飼えるの?
種類にもよりますが、基本的にトカゲは爬虫類の中で飼いやすい生き物です。しかし体長が大きいトカゲとなると相応の準備が必要となります。
逆に言えばトカゲの大きさや食性に合った環境さえ整えることができれば比較的簡単に飼育することができます。
次の項目からは比較的飼育が簡単で、体長が50cmほどのトカゲから最大2mを超えるトカゲを紹介していくのでお気に入りのトカゲを見つけてくださいね。
鮮やかで大きい!【ウォータードラゴン】
体長 | 平均60〜70cm |
価格 | 8,000〜10,000円 |
寿命 | 約10年 |
こちらは細い体と鮮やかな緑色の体が特徴的なウォータードラゴンです。写真はタイや中国に生息しているインドシナウォータードラゴンという種類です。
4月ごろから養殖されたウォータードラゴンのベビーが出回るので、飼う際はこの時期を狙ってみてください。ベビーから飼育すれば成長過程を楽しみつつ、よく懐いてくれますよ。
ウォータードラゴンに限らず、爬虫類は対面販売が義務付けられているためネットでは買えません。飼う時は近くの爬虫類ショップを訪れてください。
大きい襟巻きが特徴【エリマキトカゲ】
体長 | 平均70〜90cm |
価格 | 20,000〜25,000円 |
寿命 | 約10年 |
こちらは大きなエリマキが特徴のエリマキトカゲ。一度は名前を耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか。
通常はエリマキを閉じた状態ですが、相手への威嚇、メスへの求愛、日光浴の際に紫外線や熱を受けるために広げています。無理矢理広げるのはストレスになりますので絶対にやめましょう。
野生では樹上での生活が多いので、飼育の際は広さだけでなく、高さもあるケージを選んであげましょう。
ペットで初めてトカゲを飼う人にオススメ!【サバンナモニター】
体長 | 平均100cm |
価格 | 〜10,000円 |
寿命 | 約10年 |
3つ目に紹介するのは成体では体長が1mほどにもなり、オオトカゲに分類されるサバンナモニターです。オオトカゲの中でもカラーバリエーションが豊富で、珍しい体色のサバンナモニターは数万という値がつきます。
また性格がおとなしく、体が丈夫なため大型のトカゲを飼いたい初心者の方に人気となっています。
こちらもウォータードラゴンと同様にベビーから飼育することで懐きやすいので、ベビーが出回る春〜夏を狙って探してみてください。
草食のペットはいかが?【グリーンイグアナ】
体長 | 平均150〜180cm |
価格 | 5,000〜10,000円 |
寿命 | 約10年 |
こちらは成体になると2m近くまで成長するグリーンイグアナです。「ん?イグアナってことはトカゲじゃないの?」と思った方もいるかもしれません。
生物学上イグアナはトカゲの一種であるためグリーンイグアナも立派なトカゲの一種となります。
先に紹介したトカゲと大きく異なる点は植物食性である点です。他のトカゲは生きたコオロギやミミズが主なエサなのに対し、イグアナは野菜や果物が主なので昆虫が苦手な方にはオススメです。
2m越え!?大きいトカゲの代表格【ミズオオトカゲ】
体長 | 平均150〜200cm |
価格 | 30,000〜50,000円 |
寿命 | 約15年 |
最後に紹介するのは体長が最大で2m50cmにもなるミズオオトカゲです。別名サルバトールモニターとも呼ばれています。ミズオオトカゲは体は大きいですが、臆病で大人しい性格をしています。
タイなどの国ではネコのように街中を散歩していおり、人に危害を加えることは少ないです。また名前の通り水辺を好むので飼育の際は全身が入れるような大きめの水槽を用意してあげてください。
次の項目からはトカゲをペットとして迎えるために必要な設備を紹介するので、トカゲを飼う際はぜひ参考にしてください。
トカゲをペットとして迎える準備を整えよう!
トカゲの種類によって必要な設備は変わってきますが、どのトカゲにも共通する最低限の準備として以下のものは揃えておきましょう。
- ケージ
- 床材
- 紫外線ライト
- 保温球
ケージ
トカゲが自宅内を好き勝手に動き回るのを防ぐためにケージが必須になります。ベビーから飼う場合も成体の大きさに合わせてケージを選ぶと良いでしょう。
グリーンイグアナやミズオオトカゲのように体長が2m近くなる場合、体長に見合う大きさのケージがなかなか販売されていないので、特注することになります。
また上開きのケージだとトカゲ怖がってしまうこともあるので、前扉がついたケージを使用してください。
床材
ケージの中にウッドチップや土などを敷いてあげることで、本来の生息環境に近づきトカゲもストレスを感じにくくなります。
また床材を敷いておくと糞などケージ内のお手入れが楽になるのも嬉しいポイントです。
紫外線ライト
紫外線は新陳代謝をよくして脱皮を促したり、必要な栄養素を体内で作り出したりする役割があり、爬虫類には必須となっています。
自宅で飼う場合はケージに十分な太陽光が入らないため、紫外線不足となってしまいます。そこでケージ内に紫外線ライトを設置して十分紫外線が当たるようにしてあげてください。
紫外線ライトの強さには様々あるのでショップ店員に相談して飼いたいトカゲに必要な強さのライトを選んでください。
保温球
保温球とはケージ内の温度を一定に保つためのものです。トカゲは低い気温に弱い生き物なので、ストレスを書けないためにもケージ内を適正温度に保ってあげましょう。
種類によって適正温度は異なりますが、多くのトカゲは20〜25℃または25〜30℃くらいが適正温度となっています。
ペットのトカゲにかかる費用はどれくらい?
まず大きなトカゲを飼う際に必要な初期費用ですが、トカゲの値段と前の項目で紹介した設備を買うと約7〜8万円ほどかかります。
また特注で大きなサイズのケージを作るとなるとお金がかかるので全部で10万円ほど想定しておきましょう。
次に毎月の費用ですがエサ代が4,000〜5000円、紫外線ライトや保温球の電気代が1,000〜2,000円ほどかかります。
成長段階によってエサの量や頻度は違いますが、電気代と合わせて毎月8,000円程度を想定しておきましょう。
大きいトカゲを飼う際の注意点
大きなトカゲは力が強く、引っ掻かれたら大怪我につながる恐れがあります。触れ合ったり、お世話をするときは必ず手袋を着用してください。
2つ目の注意点としてはトカゲも診療してくれる近くの動物病院を探しておくことです。
特に大きなトカゲだと診療を受け付けていない病院もあります。もしもの時に慌てずに済むように、あらかじめ大きなトカゲも診療してくれる動物病院を把握しておきましょう。
ペットで飼える大きいトカゲ【まとめ】
ペットとして飼える大きなトカゲを以下の5種類紹介しましたがどれも見た目や色、大きさなど様々です。気に入ったトカゲは実際にショップでじっくり見てみましょう。
- ウォータードラゴン
- エリマキトカゲ
- サバンナモニター
- グリーンイグアナ
- ミズオオトカゲ
一方で体が大きい分お金がかかり、飼育も大変になります。飼う前には絶対に必要な設備やエサにかかる費用、飼育に充てる時間などを考えて、可能であれば飼うようにしてください。