コーヒーのシミは必ず落ちる！シミの綺麗な落とし方の3つの方法

外出先のカフェでコーヒーをこぼしてしまい、「どうしようシミにならないかな」と不安に感じていませんか。コーヒーのシミは色が濃く、落としにくいように思えますよね。

ですが、安心してください。実は、コーヒーのシミは簡単に、そして綺麗に落とすことができます。

この記事では、シミを落とす前に確認すること・シミを落とす3つの方法・シミを落とす際に注意することを、わかりやすく解説しています。ぜひ、参考にしてください。

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コーヒーのシミの特徴とは？

早く処置しようと急ぐあまり、間違った方法でシミを落とそうとすると、綺麗にシミを落とせないかもしれません。

シミを落とす前に、コーヒーのシミとはどのようなものなのか理解しておきましょう。

シミは大きく以下の3つの種類に分けることができます。

• 水に溶けやすい水溶性のシミ
• 食用油、化粧品、皮脂などの脂溶性のシミ
• 水にも油にも溶けない不溶性のシミ

コーヒーは、この3つのシミの中で水溶性のシミに分類されます。水溶性のシミは、3つの種類のなかで一番落としやすいシミです。

しかし、そのまま放置すると、コーヒーの色素が服の繊維の奥まで浸透してしまいます。繊維の奥まで浸透してしまうと、水と洗剤では落とせなくなってしまいます。

コーヒーのシミを綺麗に落とすには、早めの応急処置が必要です。

衣服を傷つけないために必ず確認すること

シミ抜きの前に必ず確認していただきたいことが2つあります。なぜなら、確認を怠ると、衣服を傷つけてしまうことがあるからです。

確認することは以下の2つです。

• 洗濯マークの確認
• 色落ちしないか確認

シミ抜きの前に、以上の2つの確認は必須です。せっかく綺麗にしようと思っても、傷つけてしまっては意味がありません。必ず確認してください。

洗濯マークを確認する

洗濯マークとは、衣服の裏に縫い付けられたタグに表示されているマークのことです。

洗濯マークには、洗濯機を使用した洗濯の可否や、洗濯液の上限濃度、漂白剤の使用可否など様々な情報が表示されています。

表示されたルールを守り、シミ抜きを行いましょう。

洗濯マークに、ＰやＦという表示がある場合は、クリーニングへ出してください。

自宅でシミ抜きができないわけではありませんが、生地が縮んだり、色落ちたりすることがあります。この場合、プロに頼んだほうが安心です。

色落ちしないか確認する

自宅でシミ抜きを行うまえに、必ず色落ちしないか確認してください。シミを落としても色落ちしてしまっては意味がありません。

色落ち確認の方法は簡単です。衣服の裏側や袖口など目立たない部分に、洗剤をつけた白いタオルを押し付けてください。

この際、タオルに衣服の色が移っているのであれば、色落ちしてしまいます。自分でシミ抜きはせずに、クリーニングへ出しましょう。

コーヒーのシミ抜き方法（応急処置編）

ここでは、外出先でコーヒーのシミができた際の応急処置について解説します。

外出先でコーヒーをこぼしてしまっても、すぐに洗濯することはできません。ですが、そのまま放置すると、シミが残ってしまいます。

ここで重要となるのが応急処置です。適切に応急処置ができるか、できないかで、シミ抜きの成否が決まるといっても過言ではないのです。

ですが、外出先で水洗いすることはできませんよね。そこで、普段持ち歩くものでできる、シミに対する応急処置について解説していきます。

また、応急処置を試したけど、落とせなかった場合についても解説しています。ぜひ、参考にしてください。

外出先での応急処置はどうする？

コーヒーをこぼしたときの応急処置は、ブラックコーヒー（砂糖入りを含む）かミルクコーヒーかで対処が異なります。

ブラックコーヒーの場合は、乾いたティッシュを布地の下に敷いて、濡れたティッシュで布地の上から軽く叩いてください。

ミルクコーヒーの場合は、脂溶性であるミルクがコーヒーに含まれているため、濡れたティッシュだけでは落ちません。

乾いたティッシュを布地の下に敷いて、濡れたティッシュに石鹸を染み込ませてください。石鹸がミルクの成分を浮かせることで、シミを落とすことができます。

注意点ですが、必ず軽く叩くようにしてください。強く叩いたり、押し付けたりしてしまうとシミが広がってしまいます。

応急処置で落ちないシミはどうする？

応急処置を試してみても落ちないシミは、自宅に帰ってから、洗濯機で洗いましょう。それでも落ちないシミはクリーニングに出してください。

ただし、レーヨン素材は水洗いに適しておらず、シルク素材、ウール素材は非常にデリケートです。このように素材によってはシミ抜きが難しいことがあります。

無理にシミを落とそうとすると、衣服を傷つけることがあるので注意してください。

コーヒーの染み抜き方法（自宅編）

自宅でシミ抜きを行う際は、以下の2つの方法があります。

• 手洗いでのシミ抜き
• 洗濯機を使ったシミ抜き

頑固なシミ汚れや、時間が経ったシミに対しては手洗いでシミ抜きをしましょう。付いたばかりのシミや、外出先で応急処置をして薄くなったシミは、洗濯機で洗えばシミ抜きができます。

それぞれの方法について解説していますので、参考にしてください。

手洗いでのシミ抜き

手洗いでシミ抜きをする際に用意するものは以下の3つです。

• 食器用の中性洗剤
• タオル
• 歯ブラシ

手洗いでのシミ抜きは5分程で完了します。洗濯機で洗う場合でも、事前に手洗いをすることで汚れ残りを防止できます。

手洗いでのシミ抜きの手順は以下の通りです。

• 1.衣服を裏返してタオルをはさむ
• 2.中性洗剤をつける
• 3.歯ブラシで叩く
• 4.水洗いする

まずは、シミに直接タオルが当たるようにはさんでください。シミがついた面の裏側から、押し出すようにシミを落とします。

次に、シミに直接中性洗剤をかけて、指で軽く揉みながら生地に洗剤をなじませてください。

そして、歯ブラシでシミの部分を軽く叩きます。下にはさんだタオルにコーヒーが染み出してくるので、時々タオルをずらしてください。

最後に、シミが薄くなってきたら、水洗いします。洗剤が残らなくなるまで洗ったら、シミが残っていないか確認してください。残っている場合は、中性洗剤をかけて水洗いするまでの手順を繰り返します。

洗濯機を使ったシミ抜き

頑固なシミに対しては集中的に手洗いが必須です。一方、シミがついてすぐの場合は、洗濯機で普段の洗濯と同様に洗うだけでシミが落ちる場合もあります。

洗い残しが出たときは、スポット洗剤をシミのついた部分に直接つけてなじませます。その後は、洗濯機で普段通りに洗ってください。

「手洗いが面倒くさい」という方にはぴったりの方法です。

長時間経ったシミはどうする？

シミが付いてしまったら当日中に落とすことが理想です。しかし、当日中にシミ抜きができないこともあります。

当日中にシミ抜きができず、時間が経ってしまった場合は、漂白剤を使用したシミ抜きが有効です。

漂白剤には塩素系漂白剤と酸素系漂白剤がありますが、酸素系漂白剤を使用することをおすすめします。塩素系漂白剤は漂白力が強いため、色落ちしてしまうことがあります。

方法は、シミがついた部分に漂白剤を直接つけます。その後は、洗濯機で普段通り洗ってください。

一方、洗濯マークに漂白剤使用不可の表示がある衣類は、漂白剤を使用できません。この場合はクリーニングに出してください。

シミ抜きで注意すること

シミ抜きの方法についての解説は以上です。シミは自分でも簡単に、そして綺麗に落とせるということがわかったと思います。

ですが、シミ抜きの方法以上に大切なことが、シミ抜きをする際に注意することです。注意することが頭に入っていないと、シミが綺麗に落とせなかったり、衣服が傷ついたりしてしまいます。

以下の3つの注意点について解説していますので、必ず確認してください。

• シミ抜きはなるべく早く行う
• お湯ではなく水を使う
• 漂白剤を使用する場合は酸素系漂白剤を使用する

シミ抜きはなるべく早く行う

シミ抜きは、時間が勝負といっても過言ではありません。時間が経てば経つほど、シミは落としにくいです。

色落ちしたり、型崩れしてしまったりと、衣服にダメージが残ることもあります。また、クリーニングに出しても断られるケースもあります。

シミが付いてしまったときは、応急処置でもよいので、すぐにシミ抜きをすることが大切です。

すぐにできない場合でも、自宅に帰ったあとに、なるべく早くシミ抜きをしてください。

お湯ではなく水を使う

洗剤を使うときは、ついお湯を使いがちです。たしかに、お湯の方が洗剤も落ちやすく、効果も高いです。しかし、色落ちや型崩れの原因にもなってしまいます。

洗濯マークに、洗濯するときに使用する水温が表示されています。表示されている水温以上で洗ってしまうと、色落ちや型崩れをしてしまうのです。

ですので、洗剤を洗い流すときは、お湯ではなく水を使ってください。

漂白剤を使用する場合は酸素系漂白剤を使用する

漂白剤には塩素系漂白剤と酸素系漂白剤があります。この2つは成分が異なり、塩素系漂白剤の方が漂白力が強いです。

塩素系漂白剤はハイター、ブリーチ。酸素系漂白剤はワイドハイター、オキシクリーンが有名です。

塩素系漂白剤を使用すると、漂白力の強さから、衣服の色や柄を落としてしまいます。また、型崩れの原因にもなってしまいます。

漂白剤を使用する場合は必ず酸素系漂白剤を使用してください。

【まとめ】コーヒーのシミは適切に対処すれば綺麗に落ちる！

コーヒーのシミは、色が濃いために落ちにくいと思いがちです。しかし、適切な対処法をとることができれば、コーヒーのシミは簡単に落とすことができます。

シミ抜きは、応急処置が大切です。早めの対処をすればするほど、シミは簡単に綺麗に落とすことができます。

今回、解説した方法を参考に、シミ抜きに挑戦してみてください。