「快適なネット環境を手に入れて、ストレスなくネットを利用したい」と感じていませんか?
仕事でもプライベートでもネット環境が欠かせない昨今、ページの読み込みが遅かったり動画が止まってしまったりすると、ストレスを感じます。
Wi-Fiルーターを導入して快適なネット環境を手に入れたくても、専門の知識がないとどれを選べば良いかわかりませんよね。
本記事では、Wi-Fiルーターの選び方と、家庭環境に合ったおすすめを紹介します。ぜひ最後まで読んで、あなたの快適なネット環境づくりの参考にしてください。
アイキャッチ画像出典:https://unsplash.com/ja/%E5%86%99%E7%9C%9F/%E3%83%86%E3%83%BC%E3%83%96%E3%83%AB%E3%81%AE%E4%B8%8A%E3%81%AB%E5%BA%A7%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%81%AE%E3%82%AB%E3%83%83%E3%83%97%E3%83%AB-6ZXP-5-jJts
Wi-Fiルーターの選び方
結論、すべての人に適したWi-Fiルーターはありません。なぜなら、人によって家庭環境や優先する項目、予算が異なるからです。
そのため快適なネット環境を手に入れるには、あなたの家庭環境や予算に合ったWi-Fiルーターを選ぶ必要があります。
以下の4つのポイントから、あなたに合った最適なルーターの選び方を決めましょう。
- 通信速度で選ぶ
- 間取りで選ぶ
- 接続可能台数で選ぶ
- メーカーで選ぶ
通信速度で選ぶ
Wi-Fiルーターの通信速度は、インターネットを使用する際の快適さに直結します。
特に動画のストリーミングや大容量データのダウンロードをよく行う場合は、高速な通信ができるルーターを選びましょう。
速度はMbps(メガビット毎秒)で表され、数値が大きいほど高速です。
また、データの送受信は「上り」と「下り」の2方向があります。端末からインターネットへの方向は「上り」、インターネットから端末へは「下り」と表現されています。
快適なインターネット利用には「下り」の速度を優先して選びましょう。
例えば、動画ストリーミングを頻繁に行う場合は100Mbps以上、メールチェックや軽いウェブ閲覧程度なら30Mbpsの速度でも十分です。
下記のWi-Fi速度の目安を参考に、適切な速度のルーターを選びましょう。
Wi-Fi速度の目安 |
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下り速度 | データ通信の目安 |
1Mbps〜 | テキストの送受信が快適に行える |
10Mbps〜 | 標準画質の動画やブラウジングが快適に行える |
30Mbps〜 | 高画質動画が快適に視聴できる |
100Mbps〜 | オンラインゲームや大容量ファイルの転送など、 すべての通信が快適に行える |
※端末1台あたりの速度です。複数の端末を使用する場合、必要な速度は端末数に応じて増加します。
間取りで選ぶ
住んでいる家の間取りによって、ルーターの電波の届く範囲が異なります。また、壁の材質も電波の届きやすさに影響するため、自身の家の壁の材質を確認しておきましょう。
一般的に一軒家や広いマンションの場合、電波の届く範囲が広いルーターや、メッシュWi-Fiシステムを取り入れるのがおすすめです。
一方、小さなアパートや平屋の場合はベーシックなルーターで問題ありません。
電波を広く届けたい場合は、2.4GHzに対応していて外付けの大型アンテナを搭載しているものを選びましょう。
また、マンションの場合、電波干渉による通信速度の低下や繋がりにくさに対応しておくのもポイントです。
電波干渉しにくい5GHz帯の周波数に対応したルーターであれば、マンションでも快適なネット環境を構築できます。
接続可能台数で選ぶ
家庭内にある多くのデバイスをWi-Fiネットワークに接続するには、多数の端末を同時に扱えるルーターが必要です。
例えば、一般的な家庭でスマートフォンやタブレット、パソコン、スマートテレビ、ゲーム機などがある場合、10台以上のデバイスが同時にインターネットに接続するのも珍しくありません。
さらに、Wi-Fiに対応した家電であるスマートホームデバイスを多用する家庭では、さらに多くの接続可能台数が求められます。
そのため、家庭内で扱うデバイスの総数を考慮して、必要に応じた接続能力を持つルーターを選択しましょう。
メーカーで選ぶ
ルーターのブランドやメーカーによって、機能性やサポート体制に違いがあります。
例えば、NEC(エヌイーシー)やバッファローは信頼性の高い国内ブランドであり、操作がわかりやすく使いやすい製品を取り扱っています。
そして、TP-Link(ティーピーリンク)やNetgear(ネットギア)などの海外ブランドは、コストパフォーマンスに優れ、高機能な製品が特徴です。
それぞれのメーカーに特徴があるため、各メーカーのレビューを確認し、信頼できるサポートと保証のあるメーカーを選びましょう。
一軒家におすすめのルーター2選
Wi-Fiルーターを2階建てや3階建ての一軒家に設置する場合、家全体に電波を届けられるモデルを選びましょう。
2.4GHzの周波数帯のものであれば、壁や障害物に強いため、家全体に電波を届けられます。
また、最新のWi-Fi6での通信に対応しているタイプや、メッシュ中継機能に対応しているタイプであれば、さらに安定した接続が可能です。
一軒家におすすめのルーターを、国内メーカーと海外メーカーから1つずつ紹介します。
- NEC Aterm WX5400HP
- TP-Link Archer AX3000
NEC Aterm WX5400HP
国内メーカーNEC(エヌイーシー)のAterm WX5400HPは、広範囲に安定した電波を届けられる高性能さと、アンテナ内蔵型のスタイリッシュなデザインが特徴です。
Wi-Fi6での通信に対応しており、5GHz帯と2.4GHz帯のどちらにも対応しているため、家庭環境に合った使い方ができるのも嬉しいポイントです。
また、メッシュ中継機能にも対応しており、同じ製品を2台以上接続すればより広範囲に安定した電波を届けられます。
NEC Aterm WX5400HPの商品仕様 |
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接続可能環境 | 3階建て(戸建て)/4LDK(マンション) |
同時接続可能台数 | 36台 |
周波数 | 2.4/5GHz |
サイズ(高さ×奥行き×幅) | 180×180×46.5mm |
参照:Aterm Station,Aterm WX5400HP(https://www.aterm.jp/product/atermstation/product/warpstar/wx5400hp/)(2024年2月時点)
TP-Link Archer AX3000
TP-Link(ティーピーリンク)のArcher AX3000は、最大3.0Gbpsの高速な通信速度と、壁掛けに対応しているのが特徴です。
特定の方向に向けて電波を送信するビームフォーミング機能を持つアンテナを使用しているため、4LDKのような広い間取りでも安定して電波を届けられます。
Wi-Fi6での高速通信に対応しているほか、独自の「Tetherアプリ」を使用すれば、短時間で簡単に初期設定を済ませられます。
購入してすぐにWi-Fiを接続したい方におすすめです。
TP-Link Archer AX3000の商品仕様 |
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接続可能環境 | 3階建て(戸建て)/4LDK(マンション) |
同時接続可能台数 | 42台 |
周波数 | 2.4/5GHz |
サイズ(高さ×奥行き×幅) | 157×166×45mm |
参照:tp-link,Archer AX3000(https://www.tp-link.com/jp/home-networking/wifi-router/archer-ax3000/)(2024年2月時点)
マンション・アパートにおすすめのルーター2選
マンションやアパートなどの複数世帯が同じ建物で生活している場合は、電波が干渉しにくい5GHz帯の周波数に対応したWi-Fiルーターを選びましょう。
ほかの家庭の電波と干渉すると、通信速度の低下やインターネットに繋がりにくくなる恐れがあります。
また、セキュリティ規格WPA3に対応したモデルであれば、他人にWi-Fi電波を無断利用されるリスクも軽減できます。
マンション・アパートにおすすめのルーターは以下の2点です。
- NEC Aterm WG1200HS4
- エレコム WRC-X6000XS-G
NEC Aterm PA-WG1200HS4
NEC(エヌイーシー)のAterm PA-WG1200HS4は、混雑のない通信プロトコルIPv6に対応しています。
安定した接続が特徴で、通信が混む時間帯でも通信速度が低下しないため、快適にネット通信を行えます。
また、最新のセキュリティ規格のWPA3に対応しており、安全性が高い点もおすすめです。
さらに、買い替え前のルーターから設定を引き継ぐWi-Fi設定引越し機能を持ち合わせているため、簡単に設定の引き継ぎができ、購入してすぐに使い始められます。
NEC Aterm PA-WG1200HS4の商品仕様 |
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接続可能環境 | 3階建て(戸建て)/4LDK(マンション) |
同時接続可能台数 | 15台 |
周波数 | 2.4/5GHz |
サイズ(高さ×奥行き×幅) | 146×97×33mm |
参照:Aterm Station,Aterm WG1200HS4(https://www.aterm.jp/product/atermstation/product/warpstar/wg1200hs4/)(2024年2月時点)
エレコム WRC-X6000XS-G
エレコムのWRC-X6000XS-Gは、Wi-Fi6対応で高速通信が可能なモデルです。
複数台接続していても通信速度が低下せず、同社の従来製品の約5倍の速さの通信を実現しています。
IPv6に対応しているため安定した通信が見込めるほか、WPA3にも対応しているためセキュリティ面も安心して使用ができます。
また、各端末ごとに1日に利用できる時間を制限するこどもネットタイマー3という機能も備わっているので、子供のインターネット使用量の管理が簡単に行えます。
そのため、マンションやアパートに住んでいて、子供もネット環境を使うという世帯におすすめです。
エレコム WRC-X6000XS-Gの商品仕様 |
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接続可能環境 | 3階建て(戸建て)/4LDK(マンション) |
同時接続可能台数 | 42台 |
周波数 | 2.4/5GHz |
サイズ(高さ×奥行き×幅) | 220.3×194×49mm |
参照:エレコム株式会社,WRC-X6000XS-G(https://www.elecom.co.jp/products/WRC-X6000XS-G.html)(2024年2月時点)
小家族・個人におすすめのルーター2選
小家族や一人暮らしの方であれば、同時接続可能台数や間取りの影響などはあまり気にしなくても良いでしょう。
リーズナブルな製品やエントリーモデルの製品など、手軽に導入できるルーターを2点紹介します。
- I-O DATA WN-CS300FR
- バッファロー WSR-1800AX4P
I-O DATA WN-CS300FR
I-O DATA(アイオーデータ)のWN-CS300FRは、SIMカードを使用してインターネットを固定回線化するWi-Fiルーターです。
NTTドコモやKDDI、ソフトバンク、楽天モバイルの4キャリアのネットワークに対応しており、SIMカードがあればすぐにWi-Fiを使用できます。
回線工事が不要なため、固定回線が引けない環境でのインターネット利用におすすめです。
i-O DATA WN-CS300FRの商品仕様 |
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接続可能環境 | 記載なし |
同時接続可能台数 | 16台 |
周波数 | 2.4GHz |
サイズ(高さ×奥行き×幅) | 35×133×133mm |
参照:I-O DATA,WN-CS300FR(https://www.iodata.jp/product/network/wnlan/wn-cs300fr/index.htm)(2024年2月時点)
バッファロー WSR-1800AX4P
バッファローのWSR-1800AX4Pは、エントリーモデルながらも高速通信に対応したコストパフォーマンスの良いモデルです。
Wi-Fi6とビームフォーミングに対応しており、高速かつ安定した通信を実現しています。
幅36.5mmとスリムなデザインが特徴で、すっきりと配置可能です。また、カラーもブラックとホワイトの2種類用意されているため、部屋の雰囲気に合わせて好みの色を選べます。
バッファロー WSR-1800AX4Pの商品仕様 |
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接続可能環境 | 2階建て(戸建て)/3LDK(マンション) |
同時接続可能台数 | 16台 |
周波数 | 2.4/5GHz |
サイズ(高さ×奥行き×幅) | 160×160×36.5mm |
参照:BUFFALO,WSR-1800AX4P(https://www.buffalo.jp/product/detail/wsr-1800ax4p-bk.html)(2024年2月時点)
リモートワークやオンライン授業におすすめのルーター2選
リモートワークやオンライン授業での使用では、Wi-Fiルーターの通信速度に注目しましょう。
なぜなら、ビデオ通話によるWeb会議やクラウドシステムへのデータのアップロードなど、大量のデータ通信が必要になるからです。
通信速度が遅いと業務の効率が悪くなるため、大容量の高速通信ができるWi-Fiルーターを選びましょう。
高速通信ができるおすすめのルーターは以下の2点です。
- NEC Aterm WG2600HS2
- TP-Link Archer AX4800
NEC Aterm WG2600HS2
NEC(エヌイーシー)のAterm WG2600HS2は、最大1733Mbpsの高速通信が特徴です。
また、IPv6にも対応しているためネット回線が混雑する時間帯でも高速で通信ができ、快適にインターネットを使用できます。
ハイパワーシステムにより遠くまで電波が届くため、リモートワーク用の部屋がルーターから離れていても安定した接続が可能です。
NEC Aterm WG2600HS2の商品仕様 |
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接続可能環境 | 3回建て(戸建て)/4LDK(マンション) |
同時接続可能台数 | 18台 |
周波数 | 2.4/5GHz |
サイズ(高さ×奥行き×幅) | 170×129.5×38mm |
参照:Aterm Station,Aterm WG2600HS2(https://www.aterm.jp/product/atermstation/product/warpstar/wg2600hs2/)(2024年2月時点)
TP-Link Archer AX4800
TP-Link(ティーピーリンク)のArcher AX4800は、6本の外部アンテナとビームフォーミング機能で遠くでも安定した高速通信を実現しています。
Wi-Fi6に対応しており、合計4800Mbpsの高速通信が可能です。リモートワークやオンライン授業を快適に進められます。
また、同時接続台数も80台と多いため、スマートホームデバイスというWi-Fiに対応した家電を多用している家庭でも全てのデバイスを快適に使用可能です。
TP-Link Archer AX4800の商品仕様 |
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接続可能環境 | 3回建て(戸建て) |
同時接続可能台数 | 80台 |
周波数 | 2.4/5GHz |
サイズ(高さ×奥行き×幅) | 51×144.3×262.2mm |
参照:tp-link,Archer AX4800(https://www.tp-link.com/jp/home-networking/wifi-router/archer-ax4800/)(2024年2月時点)
【まとめ】自分に合ったルーターを選んで快適なネット環境を!
本記事では、Wi-Fiルーターの選び方やおすすめ製品を家庭環境別に紹介しました。Wi-Fiルーターは、快適なネット環境の構築に必須のアイテムです。
さまざまな製品が販売されているため、あなたの家庭環境や使用用途にあった製品を選びましょう。
ぜひ本記事を参考にして、快適なインターネット環境を手に入れてください。
- 名前:ソウスケ
- SNS URL:https://twitter.com/sosuke_1927