フリーランスで働き、確定申告の時期になると、「どのアプリが一番使いやすい?」「無料でも本当に大丈夫?」「できれば手間なく終わらせたい…」と頭を抱えていませんか?
本記事では確定申告の時期に、フリーランスが悩みを抱える「フリーランス向け確定申告アプリの選び方」をテーマに、初心者にも分かりやすく徹底解説します。
解説の内容を参考にして、自分の用途やスタイルに合ったアプリ・ソフトを選んで、確定申告の不安を自信に変えましょう。
アイキャッチ画像出典:https://www.pakutaso.com/20230317061pdf.html
フリーランスが使いたい確定申告アプリ・ソフトの選び方

フリーランスが確定申告アプリ・ソフトを選ぶ際は、「操作のしやすさ」「価格帯」「機能の充実度」を比較することが大切です。
自分の働き方に合ったツールを見つけることで、申告作業を大幅に効率化できます。
アプリ・ソフトの選び方を3点、それぞれ解説していきます。
- アプリかソフトか
- 無料か有料か
- 使いやすさ
アプリかソフトか
確定申告を効率化したいフリーランスにとっては、スマートフォンアプリとパソコンソフトのどちらを使うかを見極めることが重要です。
外出先で手軽に記帳したい場合はアプリ、画面を見ながら丁寧に作業したい場合はパソコンソフトが向いています。
たとえば「freee」や「マネーフォワード」はスマートフォンアプリとパソコンソフトにも対応しており、ライフスタイルに合わせて選びやすいのが特長です。
無料か有料か
確定申告アプリは「無料プラン」と「有料プラン」に分かれます。
無料プランは手軽に始められる反面、サポート体制が限られていたり、帳簿機能が簡易的だったりするケースも少なくありません。
一方、有料プランでは仕訳の自動化や税理士相談など、業務効率や正確性を高める機能が充実しています。
特に初めて申告する人や、取引件数が多いフリーランスには、有料ソフトの方が安心して使える選択肢と言えます。
自身の知識レベルや業務量に応じて、無料で十分か、有料が必要かを見極めることが大切です。
使いやすさ
フリーランスが使いたい確定申告アプリ・ソフトの選び方は、初心者にとって使いやすい操作画面や、自動仕訳、AIサポートなどの機能があるかもポイントです。
実際、やよい会計やfreeeのユーザー満足度が高い理由として「初めてでも迷わない画面構成や操作性の工夫」が挙げられています。
また、導入前に無料体験版で操作感を試すことも効果的です。アプリ・ソフトを試用して、直感的に操作できれば、帳簿が苦手な人でも安心です。
フリーランスにおすすめの確定申告アプリ・ソフト9選

フリーランスが確定申告をスムーズに行うためには、自分に合ったアプリやソフトの選定が重要です。
そこで、機能性・使いやすさ・サポート体制に優れたおすすめのサービスを9つ、表にまとめました。以下の表を参考にしながら、アプリ・ソフトの特徴を確認してみましょう。
フリーランス向け確定申告おすすめアプリ・ソフト表 | ||||
製品名 | 対応申告 | 主な機能 | 料金(税込) | 特徴・備考 |
やよいの青色申告 オンライン | 青色申告 | 複式簿記・e-Tax対応・帳簿・決算書作成 | セルフ:10,300円/年
ベーシック:17,250円/年 ※初年度無料 |
クラウド型・サポート付きプランあり |
やよいの白色申告 オンライン | 白色申告 | 単式簿記、e-Tax対応・帳簿・決算書作成 | 無料 | クラウド型・完全無料 |
freee会計 | 白色・青色申告 | 自動仕訳・銀行連携・e-Tax対応・アプリ対応 | スターター:11,760円/年
スタンダード:23,760円/年 |
UIがわかりやすくスマホ対応も充実 |
マネーフォワード クラウド確定申告 | 白色・青色申告 | 自動仕訳・銀行連携・e-Tax対応・アプリ対応 | パーソナル:15,360円/年
パーソナルプラス:35,760円/年 |
豊富な機能・ビジネス向け |
円簿青色申告 | 青色申告 | 複式簿記・帳簿・決算書作成 | 無料 | 完全無料・デスクトップ型 |
確定申告 Kaikei | 白色・青色申告(簡易) | スマホ記帳・CSV出力・収支レポート | 初年度:2,800円
次年度:3,500円 |
スマホに特化・シンプル操作 |
Taxnote | 白色・青色申告 | スマホ記帳・帳簿出力・クラウド同期 | 無料(15件)
プラス:3,500円/年 クラウド:600円/月 |
スマホ特化・初心者向け |
CalQ Share | 白色申告(副業) | 収支入力・申告書作成・進捗グラフ | 無料 | 副業者向け・スマホ完結 |
aoiro | 青色申告 | 複式簿記・
帳簿・決算書作成 |
無料版あり
有料版:3,900円 (買い切り) |
シンプル機能・買い切りタイプあり |
やよいの青色申告
やよいの青色申告は、フリーランスの青色申告に特化したソフトです。
初心者でも直感的に操作できる画面設計が特徴であり、国税庁の電子申告(e-Tax)にも対応しています。
やよいの青色申告は65万円の青色申告特別控除を受けたい方にとっては心強いサービスです。クラウド版なら、仕訳の自動化や充実したサポートが利用でき、初めての確定申告でも安心して進められます。
(参照:やよいの青色申告,https://www.yayoi-kk.co.jp/shinkoku/aoiroshinkoku/)
やよいの白色申告
やよいの白色申告は、会計に不慣れな初心者でも簡単に使える無料プランが魅力のソフトです。
画面の指示に従って入力するだけで帳簿が作成され、申告書の作成もスムーズに行えます。
国税庁の電子申告システム「e-Tax」にも対応しており、自宅からそのまま提出が可能です。
やよいの白色申告は初めての確定申告で不安な方でも、直感的に操作できる設計のため、安心して利用できます。
(参照:やよいの白色申告,https://www.yayoi-kk.co.jp/shinkoku/shiroiroshinkoku/)
クラウド会計ソフトfreee
クラウド会計ソフトfreeeは、会計の知識がない初心者でも安心して使える設計が特徴です。
画面の案内に従って入力するだけで、確定申告をスムーズに進められます。
銀行口座やクレジットカードと連携し、自動で仕訳が行えるため、日々の記帳作業を大幅に効率化できます。
クラウド会計ソフトfreeeはオンラインでのサポート体制も整っているため、初めてでも迷わず活用できるのが魅力です。
(参照:クラウド会計ソフトfreee,https://www.freee.co.jp/)
Money Forwardクラウド確定申告
Money Forwardクラウド確定申告は、家計簿アプリで有名なMoney Forwardが提供するクラウド会計ソフトです。
銀行口座との連携やレシートの自動読み取り機能により、経費の管理や仕訳の自動化がスムーズに行えます。
Money Forwardクラウド確定申告はレポート機能も充実しており、収支の把握にも役立ちます。無料お試し期間が用意されているため、導入前に使い勝手を確認できる点も安心です。
(参照:Money Forwardクラウド確定申告,https://biz.moneyforward.com/tax_return/)
円簿青色申告
円簿青色申告は、完全無料で利用できるクラウド型の青色申告ソフトです。
広告表示はありますが、会員登録をすればすぐに使い始めることができ、帳簿作成をサポートする入力支援機能も搭載されています。
円簿青色申告はシンプルでわかりやすい画面設計が特徴で、最低限の機能だけで十分というフリーランスや副業初心者に最適なサービスです。
(参照:円簿青色申告,https://www.yenbo.jp/service-info/aoiro.html)
確定申告 Kaikei
確定申告 Kaikeiは、スマートフォンで帳簿入力から申告書の出力まで完結できるアプリです。
操作がシンプルで、移動中やスキマ時間に作業したいモバイル派のフリーランスに向いています。
確定申告 Kaikeiは対応項目は限定されているものの、白色申告には十分な機能が備わっており、初めての確定申告でも安心して使えます。
(参照:確定申告 Kaikei,https://kaikei.komorebi-apps.com/)
Taxnote
Taxnoteは、日々の取引をメモ感覚で手軽に記録できる会計アプリです。
入力がスピーディーのため、直感的な操作が可能な点が初心者からも高い評価を得ています。
確定申告に必要な帳簿作成に対応しており、シンプルながら実用的な機能が揃っています。
Taxnoteはレポート出力機能も搭載されており、月ごとの収支管理や経費の見直しにも活用できるため、スマートフォンで簡単に経理を済ませたい方におすすめのアプリです。
(参照:Taxnote,https://www.taxnoteapp.com/)
CalQ Share
CalQ Shareは、誰でも簡単に帳簿づけができるクラウド型会計サービスです。
青色申告特別控除10万円の範囲であれば申告可能ですが、複式簿記はサポートしていません。
サポート体制はやや限定的ですが、その分コストを抑えて利用できる点が魅力です。
CalQ Shareは操作性と価格のバランスを重視したいフリーランスや個人事業主におすすめのソフトです。
(参照:CalQ Share,https://www.calq.jp/calqshare/)
aoiro
aoiroは、青色申告に特化したクラウド会計アプリで、フリーランスや副業ユーザーから支持を集めています。
シンプルで直感的に使える画面設計と、無料または買い切り型で提供しているサービスです(月額課金制のプランはありません)。
aoiroは帳簿作成や仕訳入力もスムーズに行えるため、初めて青色申告に挑戦する方でも安心して使えます。
コストを抑えつつ、必要な機能をしっかり備えた実用性の高いツールです。
(参照:aoiro,https://aoiro.app/)
無料の確定申告アプリ・ソフトを選ぶときの注意点

無料の確定申告アプリやソフトはコスト面で魅力ですが、サポートの有無や機能制限に注意が必要です。
アプリ・ソフトの選び方について注意点が3点あります。それぞれの内容について解説していきます。
- サポートが受けられない場合もある
- 制限されている機能がある
- トライアル期間が設けられている
サポートが受けられない場合もある
無料の確定申告アプリやソフトはサポート体制が弱いケースもあるのが現状です。
操作に迷ったときに問い合わせができない、トラブル時の対応が不十分なこともあるため、特に初めて申告をする人には不安が残ります。
無料の確定申告アプリ・ソフトは費用を抑えられる点は魅力ですが、安心して使いたい場合は、サポートの有無や内容を事前に確認することが大切です。
制限されている機能がある
無料プランの確定申告アプリでは、帳簿の保存件数や書類の印刷、e-Taxとの連携などが制限されている場合があります。
たとえば、freeeやマネーフォワードでは、無料プランでは試用機能のみの提供で、申告書の出力はできません。
業務上必要な機能が使えないと作業に支障が出るため、必要に応じて有料プランへの切り替えも視野に入れましょう。
トライアル期間が設けられている
一見無料に見えるソフトでも、実際には「30日間の無料お試し期間」だったということがあります。
期限が過ぎると有料プランへの移行を求められるため、登録時にはプランの内容を必ず確認しましょう。
無料期間終了後に機能が停止することで、申告の締切に間に合わなくなる可能性もあります。
このように、無料ソフトを選ぶ際は「本当に無料か」「何が制限されるのか」「サポートは受けられるのか」の3点をしっかり確認してみましょう。
【まとめ】アプリやソフトを使ってフリーランスの確定申告を楽にしよう!

フリーランスにとって、確定申告は避けて通れない大切な業務です。
アプリやソフトを活用すれば、作業の手間を大幅に減らせます。
ただし、選ぶ際には「自分に合った機能があるか」「サポート体制が整っているか」「無料か有料か」などをしっかり確認することが重要です。
ご紹介した9つのサービスを参考に、ぜひ自分のスタイルに合ったツールを見つけて、スムーズな申告を目指しましょう。
- 名前:ぷよっくす
- 連絡先:allways.egao@gmail.com
- SNS URL:https://www.instagram.com/puyox89/