「最近Wi-Fiの電波が弱くて繋がりにくい」「Zoomがカクカクする」など、どうにかWi-Fiの速度を上げる方法を知りたい時、ありますよね。
そこでこの記事では、Wi-Fiの速度を測る方法からWi-Fiの速度が遅い原因、速度を上げる方法まで網羅して解説していきます。
この記事を最後まで読んで速度を上げる方法を一通り試せば、Wi-Fi速度が改善するようになりますよ。
「Zoomがカクカクする」「なかなか動画が読み込まれない」と悩んでいる方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/4049407?title=%E3%83%91%E3%82%BD%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%81%AE%E5%89%8D%E3%81%A7%E9%A0%AD%E3%82%92%E6%8A%B1%E3%81%88%E3%82%8B%E5%A5%B3%E6%80%A7&searchId=1068002827
- そもそも、今のWi-Fiの速度って遅いの?
- Wi-Fi速度が遅い原因①:ルーターが障害物に囲まれている
- Wi-Fi速度が遅い原因②:他の電波と干渉している
- Wi-Fi速度が遅い原因③:ルーターとの距離が遠すぎる
- Wi-Fi速度が遅い原因④:接続台数が多すぎる
- Wi-Fi速度を上げる方法①:ルーターの場所を変えてみる
- Wi-Fi速度を上げる方法②:使う周波数帯を変えてみる
- Wi-Fi速度を上げる方法③:中継機を導入してみる
- Wi-Fi速度を上げる方法④:ルーターの機種を変更してみる
- Wi-Fi速度を上げる方法⑤:接続方法をIPv6に変えてみる
- Wi-Fi速度を上げる方法⑥:プロバイダーを変えてみる
- まとめ:Wi-Fiの速度を上げて、快適な在宅生活にしよう!
そもそも、今のWi-Fiの速度って遅いの?
Wi-Fiの速度を上げる方法を見る前に、まずは今のWi-Fiの速度がどの程度遅いのかを確認してみましょう。
Wi-Fiの速度が遅いのではなく、実はパソコンやスマホの処理が重いだけの可能性もあるからです。
まずは「USEN GATE 02」から、Wi-Fiの通信速度を測定してみましょう。
「USEN GATE 02」にアクセスして「測定開始」を押せば自動的にWi-Fiの通信速度を測定してくれます。
しかも「USEN GATE 02」は用途別で速度が速いのか判定してくるので、自分の使う目的から考えてWi-Fiの速度が遅いのかがわかりますよ。
自分のWi-Fiが「快適」「普通」と判定されなければ、Wi-Fiの速度が問題だと考えて間違いないですね。
Wi-Fi速度が遅い原因①:ルーターが障害物に囲まれている
Wi-Fi速度が遅い原因1つ目は「ルーターが障害物に囲まれている」です。
Wi-Fiのルーターは電波を飛ばしていて、スマホやパソコンなどの受信端末は電波を受け取ってデータを読み込んでいます。
そして、スマホなどの端末とルーターの間に壁(特に鉄筋)やタンスなどの家具があると、電波が遮られてしまい弱くなります。
まずはWi-Fiのルータの場所を確認して、障害物に囲まれていないか確かめてみましょう。
Wi-Fi速度が遅い原因②:他の電波と干渉している
Wi-Fi速度が遅い原因2つ目は「他の電波と干渉している」です。
先程も言ったとおりWi-Fiルーターは電波を飛ばしてるので、同じように電波を飛ばしているものが近くにあると干渉して弱くなってしまいます。
特によくあるのが、電子レンジの近くにWi-Fiルーターを置いてしまい、電子レンジを使った時にWi-Fi接続が切れる事例です。
ずっとWi-Fiの速度が遅いのではなく、時々突然遅くなったり接続が着でるなら、電波干渉を疑ったほうが良いでしょう。
Wi-Fi速度が遅い原因③:ルーターとの距離が遠すぎる
Wi-Fi速度が遅い原因3つ目は「ルーターとの距離が遠すぎる」です。
Wi-Fiルーターが出している電波は、障害物がなくとも距離が遠くなるとどんどん弱くなっていきます。
Wi-Fiルーターから10m以上離れていたり、1階のルーターから2階の部屋に電波を飛ばしていたりすると、距離が遠く電波が弱くなります。
場所によってWI-Fiの速度が遅くなったり、Wi-Fiとの接続が切れてしまうならルーターとの距離が遠いのが原因の可能性があります。
Wi-Fi速度が遅い原因④:接続台数が多すぎる
Wi-Fi速度が遅い原因4つ目は「接続台数が多すぎる」です。
1つのWi-Fiルーターに家庭にあるスマホやタブレット、パソコン全てを接続しているとWi-Fiの能力を超えて速度が低下している可能性があります。
Wi-Fiルーターは適正な接続台数が設定されているので、その接続台数を超えると1つの機器の速度が低下してしまう原因になります。
家庭に3人以上居ると、スマホやタブレット、パソコンを合計すると10第以上になっている場合も少なくないので、家族全員が家にいるときだけ速度が低下するなら疑ってもいいでしょう。
Wi-Fi速度を上げる方法①:ルーターの場所を変えてみる
Wi-Fi速度を上げる1つ目の方法は「ルーターの場所を変えてみる」です。
速度が遅い原因で解説したように、障害物があったり距離が遠いとルーターから出ている電波が弱くなってしまいます。
以下のどれかに当てはまる人は、ルーターの場所を変えてみることをおすすめします。
- ルーターの四方が物に囲まれている
- ルーターを床に直置きしている
- ルーターと端末の距離が10m以上離れている
- ルーターの近くに電子レンジがある
理想としては、ルーターを電子レンジから離れた場所に壁掛けするのがベストと言えます。
もし壁掛けが出来ない場合でも、障害物に囲まれた場所や電子レンジの遠くに移動させるだけでも、電波が安定するようになりますよ。
Wi-Fi速度を上げる方法②:使う周波数帯を変えてみる
Wi-Fi速度を上げる2つ目の方法は「使う周波数帯を変えてみる」です。
Wi-Fiルーターの多くは2.4GHzと5GHzの2つの周波数帯で電波を飛ばせるものがあります。
2.4GHz帯は電子レンジが出す電波と同じ周波数帯なので、電子レンジの電波と干渉してしまう可能性があります。
以下のどれかに当てはまる人は、Wi-Fiの周波数帯を変えてみることをおすすめします。
- Wi-Fiが5GHz帯に対応している
- 使っている端末がWi-Fiに対応している
- 電子レンジの近くにルーターがある
- 集合住宅でWi-Fiを使っている
5GHz帯は電波も強く通信がより高速になるので、Wi-Fiの速度が上がる確率も高いです。
「ルーターや端末が5Hz帯に対応しているかどうかわからない」という方は、以下の方法でチェックできますよ。
- ルーターの裏側に貼ってあるシールの真ん中「ネットワーク名(SSID)と書いてある部分を見る
- 「SSID」の部分に5GHzと書いてあるSSIDがある
5GHz帯はルーターが対応していないと使えないため、まずはルーターの裏側を見て判断しましょう。
ルーターが5GHz帯に対応していると確認できたら、次は端末が5GHz帯に対応しているか確認しましょう。
- ルーターが5GHz帯に対応しているなら、スマホ・パソコンのWi-Fi接続画面で「5GHz帯のSSID」が表示されている
- 「端末の名前 + 11ac」で検索する
基本的に端末が5GHz帯に対応しているなら、5GHz帯のSSIDが(Wi-Fiの接続先のID)が表示されるようになっています。
スマホやパソコンのWi-Fi接続設定画面で、以下のようなIDが表示されていれば、それが5GHz帯のWi-Fiです。
- ルーターがNEC製の場合「aterm-XXXX-a」
- ルーターがBUFFALO製の場合「Buffalo-A-XXXX」
スマホやパソコンのWi-Fi接続設定の画面で上記のようなSSIDが表示されていれば、端末側が5GHz帯に対応しているので接続できます。
5GHz帯は電波の干渉が起きにくいので、近所のWi-Fiとの電波干渉も起きづらくおすすめですよ。
Wi-Fi速度を上げる方法③:中継機を導入してみる
Wi-Fi速度を上げる3つ目の方法は「中継機を導入してみる」です。
家の広さに対してルーターの性能が不足している場合は、中継機を導入すると劇的に速度が上がる可能性があります。
以下のどれかに当てはまる人は、中継機を導入してみることをおすすめします。
- 普段通信が遅いけど、Wi-Fiルーターの近くだと速度が早くなる
- 自分が端末を使ってる部屋と、Wi-Fiルーターの距離が10m以上離れている
- 1階と2階があるのにWi-Fiルーターは1つだけ
- 特定の部屋や場所でだけ電波が弱くなる
Wi-Fiの中継機は、ルーターを中継機モードにすることで、Wi-Fiルーターの親機から中継機、中継機からスマホなどの端末に電波が飛ぶようになります。
中継機があることで電波が強くなるので、Wi-Fiルーターが1つなのに部屋や家が広い場合は、中継機の導入を検討しましょう。
中継機は親機(元々あるWi-Fiルーター)と同じメーカーでないと中継機能がうまく使えないので、自分が使っているメーカーと同じメーカーから探しましょう。
Wi-Fi速度を上げる方法④:ルーターの機種を変更してみる
Wi-Fi速度を上げる4つ目の方法は「ルーターの機種を変更してみる」です。
以下のどれかに当てはまる人は、ルーターの機種を変更してみることをおすすめします。
- Wi-Fiルーターが5GHz帯に対応していない
- 場所がどこでもWi-Fi速度は変わらないけど、家族が全員家に居て接続台数が多いとWi-Fiの速度が変わる
- 同じWi-Fiルーターを5年以上使っている
古いWi-Fiを使っていると、Wi-Fiルーターが5GHzに対応していなかったり、性能が低いものをそのまま使っている可能性があります。
また、NECのWi-Fiルーターはセキュリティの問題点が見つかりましたが、2016年以前に発売されたルーターには修正が提供されませんでした。
セキュリティにも問題が出る可能性があるので、同じルーターを使い続けている方は買い替えを検討してみましょう。
Wi-Fi速度を上げる方法⑤:接続方法をIPv6に変えてみる
Wi-Fi速度を上げる5つ目の方法は「接続方法をIPv6に変えてみる」です。
IpV4というのは簡単に言うとデータ通信の方法を定めたルールのことで、このルールだとIPアドレスと呼ばれるコンピューターの識別番号を43億個まで管理できます。
しかし、世界のインターネット機器が増えてくると43億個では足りなくなり、もっと多くの数を管理できるIPv6というルールが使われるようになりました。
以下のどれかに当てはまる人は、接続方法をIPv6に変えてみることをおすすめします。
- 今使っているのがIPv4である
- IPv6に対応しているプロバイダーである
自分が使っているのがIPv6なのかを確認してくれるサイトにアクセスすると、自分が今使っている回線がIPv4なのかIPv6なのかを判定してくれます。
もしIPv4を使っている判定が出たら、自分が契約している「プロバイダー名 + IPv6」で検索して、プロバイダーがIPv6に対応しているか確認して変更しましょう。
今まで回線が混雑していて速度が下がっていたものが、本来の速度が出るようになるかもしませんよ。
Wi-Fi速度を上げる方法⑥:プロバイダーを変えてみる
Wi-Fi速度を上げる6つ目の方法は「プロバイダーを変えてみる」です。
以下のどれかに当てはまる人は、プロバイダーを変えてみることをおすすめします。
- Wi-Fiルーターが5年以内に買ったもので、接続台数も適切
- プロバイダーをどこと契約しているかわからない
- プロバイダーがIPv6に対応していない
Wi-Fiはルーターなどの機器を通して、最終的にプロバイダーと接続しているので、プロバイダーの速度が遅いとルーターを変えても意味がありません。
また、最近は回線の事業者とプロバイダーを別に選択できるようになったので、乗り換えると料金が安くなるかもしれませんよ。
まとめ:Wi-Fiの速度を上げて、快適な在宅生活にしよう!
この記事ではWi-Fiの速度の測り方や、Wi-Fiの速度が遅い原因、Wi-Fiの速度を上げる方法について解説してきました。
在宅の時間が増えるようになって以降、Wi-Fiの速度が遅いのは単に不便なだけでなく、仕事の効率にも直結するようになりました。
Wi-Fiの速度が遅い原因は色々ありますが、大半はこの記事で解説した「ルーター」「プロバイダー」どちらかが原因です。
この記事を読んで、Wi-Fiの速度が遅い原因がわかり、少しでも速度を上げるお役に立てたなら幸いです。