犬を飼っていくにあたって、必ずしなければいけないのは『しつけ』です。
成犬になった今でも、家の中でトイレしてしまったり、散歩中に他人に吠えて迷惑かけてしまったりしていませんか?
本来しつけは子犬のころから始めるのが理想ですが、生後1年も経ってしまうと成犬になってしまいます。
すでに成犬になってしまったけど、これからしつけをするにはどうしたらいいのか、ポイントとそのトレーニング方法を紹介していきます。
出典:https://pixabay.com/photos/dachshund-dog-school-dog-training-672780
やっておきたい成犬のしつけの種類
成犬になってまだできていないけど、できるようになっていてほしいしつけは何があるでしょうか?成犬の最低限できてほしいしつけは、こんなところではないでしょう。
- トイレをする場所を固定する
- 「待て」や「離せ」のような指示を受ける
- 吠えない、噛まないなどのボディコントロール
トイレをする場所を固定する
家の中で飼っていて、いまだにその辺でトイレしてしまって後始末に困ってしまうことがありませんか?
後始末も大変ですし、トイレはトイレトレーの上で必ずやるようにしつけておきたいですよね。
「待て」や「離せ」のような指示を受ける
ご飯を食べるときの「待て」や、おもちゃを持って行ってしまったときの「離せ」などは覚えておいてほしいですよね。
「待て」などできるようになってくると、かなり信頼関係が結べているように感じることができます。
吠えない、噛まないなどのボディコントロール
知らない人や友達が来た際に、すごく吠えたり噛みついてしまったりしますよね。
人に会う際に興奮しすぎないように、ボディコントロールに関連するしつけもしておきたいところです。
成犬へのしつけのポイント4選
ここからは成犬へのしつけのポイントが4つあり、そのポイントを押さえてやることでグッと犬といることが楽しくなっていきます。
子犬よりも成犬の方がすでに習慣ができてしまっているので、しつけをするのには少し時間がかかることを理解してください。
そのうえで、ポイントを押さえてトレーニングすることで効率よくしつけを教えていきましょう。
- 信頼関係を築く
- リーダーを覚えさせる
- 行動に対していい結果を与える
- 時間をかけて慣れさせる
成犬へのしつけのポイント1.信頼関係を築く
まず大切なことは『信頼関係を築く』ことで、どのしつけをするためにも信頼関係がないと覚えようとしてくれません。
上下関係を作るために叩いて叱る人もいるかと思いますが、恐怖心を植え付けてしまうとなかなかなつかなかったり、吠えられたりしてしまうかもしれません。
信頼関係を築くことで犬とより仲良くなり、一緒にのんびりできるようになります。
当たり前のように思うかもしれませんが、犬の気持ちを考えて対等な気持ちで信頼関係を築いていきましょう。
成犬へのしつけのポイント2.リーダーを覚えさせる
上で「対等な気持ちで信頼関係を築いていきましょう」と書いたばかりですが、リーダーとして認識させることも大切です。
リーダーといってもボスという意味ではなく、リードする・導く人になることです。
散歩中に他人に吠えたり、引っ張られてよくわからない方に連れていかれたりとならないようにしましょう。
リーダーとして認識してもらうことで、言うことも聞いてもらえてしつけもしやすくなっていきます。
成犬へのしつけのポイント3.行動に対していい結果を与える
成犬が行った行動に対して、いいこと、悪いことを教えるためにしっかりと褒めるようにしましょう。
ご褒美にはいつものご飯をあげるのもいいですが、たまにはいつもは食べられない好きなものをあげるのも効果的です。
ただし、おやつのあげすぎには人間と同様に栄養が偏って、健康を害してしまうこともあるので気をつけなくてはいけません。
単に褒めてあげることも効果がありますので、叱るよりも褒めることを重点的にしてあげるといいでしょう。
成犬へのしつけのポイント4.時間をかけて慣れさせる
あなたも最近ずっとYoutubeを見ることが習慣になってしまって、抜けられなくなってしまっていませんか?
犬も同じですでに習慣になってしまっていると、その習慣を変えるのには時間がかかってしまいます。
子供は変化することに対応する力がありますが、大人になるとなかなか変化を受け入れることが難しいですよね。
犬も同じですのでしっかり長い目で習慣を変えていくという意識でトレーニングをしていきましょう。
出典:https://unsplash.com/photos/qO-PIF84Vxg
成犬へのしつけトレーニング方法3選
ここまで成犬をしつけするためのポイントを書いてきましたが、次からは実際のトレーニングについて書いていきます。
トレーニングの中でもかなり基礎的で特別なものも使わないので、今日からでもできるものばかりです。
ここに書いているトレーニングはどれもポイントに書いた『信頼関係を築く』、『リーダーを覚えさせる』ためのトレーニングになります。
簡単で大事なものばかりですので、できるようになるまで根気強く続けてください。
- アイコンタクト
- できている時に褒める
- リーダーウォーク
成犬へのしつけトレーニング方法1.アイコンタクト
まずはしつけだけでなく、犬との共同生活の基礎となるアイコンタクトからトレーニングしていきましょう。
まずはおやつやフードを手に握って自分に注目させ、そのうえで名前を呼んであげてください。
名前を呼んで目が合ったら褒めながらご褒美に手に持っていたフードをあげましょう。
これを続け、慣れてきたらおやつを減らしていき、最終的には名前を呼んで目が合ったら褒めるだけにしていきましょう。
成犬へのしつけトレーニング方法2.できているときに褒める
犬をしつけするには褒めてそれがいいことだと覚えさせることが大切です。
単に座って待っているだけでもまずは褒めてあげて、座っていることがいいことであると教えてあげましょう。
タイミングはアクションをした後にすぐ褒めることが大切で、アクションしてからご褒美を取りに行くのでは遅いです。
いいことをしている時はすぐに褒めてあげて、そのアクションがいいことであるということを教えていきましょう。
成犬へのしつけトレーニング方法3.リーダーウォーク
リーダーウォークとは、飼い主がリードをして歩くためのトレーニング方法のことです。
犬と一緒に散歩をする際に犬が走っていって引っ張られながら散歩をしていませんか?
簡単に説明すると、犬が前に出ようとしたら方向を変えて常に飼い主が前になるように歩くというものです。
リーダーウォークを行う際には短い距離でゆっくりと始めて、慣れてきたら少しずつ距離を伸ばしていくようにしましょう。
成犬が全然言うことを聞いてくれない場合は?
トレーニングをしようとしてもなかなか言うことを聞いてくれない、自分でやっていても全然うまくいかないということはありませんか?
そういった場合には、犬のトレーニングを専門とするドッグトレーナーという職業をしている人に頼みましょう。
犬のしつけ教室のようなイベントをしていたり、直接依頼することも可能です。
もし自分の手ではどうにもならないと思った場合には、イベントに足を運んでみるのはいかがでしょうか。
成犬からのしつけのポイントとトレーニング方法のまとめ
成犬になっても、ムダ吠えしてしまったり、言うことを聞かなかったりしていませんか?
成犬になっていても恥ずかしくないように最低限のしつけは押さえておきたいですよね。
成犬になると子犬よりも少しトレーニングは大変ですが、ポイントを押さえて正しいトレーニングをすることで必ずしつけることが可能です。
まずは成犬をしつけをする際に押さえておきたいポイントはこちらになります。
- 信頼関係を築く
- リーダーを覚えさせる
- 行動に対していい結果を与える
- 時間をかけて慣れさせる
まずは犬との信頼関係を築くこと、成犬はすでに習慣ができてしまっているのでそれを変えることに時間がかかることを理解することが必要です。
また、習慣を変えるためにはいい結果を与えて、それをすることがいいことであることを覚えさせましょう。
ポイントを押さえたうえで、まずは基本的なトレーニングを行っていきましょう。
- アイコンタクト
- できている時に褒める
- リーダーウォーク
まずはアイコンタクトがしつけだけでなく、信頼関係も含めて犬との生活をするための基本になります。
信頼関係ができたら本格的に飼い主がリーダーであるということを教えていくためにリーダーウォークでトレーニングをしていきましょう。
本当に全然言うことを聞いてくれないという時にはドッグトレーナーのイベントに参加してみたり、連絡してみるのがいいかもしれません。
成犬になってからでもしつけを教えることができますので、しっかりとしつけをして楽しい犬との生活を送ってください。