最新のWi-Fi規格の「Wi-Fi6」は通信が安定するので人気が出ています。「Wi-Fiルーターを新しい物に変えたい」「自宅のWi-Fiの繋がりが悪い」と考えるときがありますよね。
「Wi-Fi6」なら、繋がりが悪かったり通信が途切れたりすることはありません。
そこで、この記事ではWi-Fi6のメリットと選び方、おすすめのWi-Fi6対応ルーターを紹介したいと思います。ぜひこの記事を参考にして自分に合ったものを選んでくださいね。
出典:https://pixabay.com/ja/illustrations/wlan-%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%83%96-%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%82%B9-3131127/
Wi-Fi6ルーターのメリット①高速
Wi-Fi6のメリットは高速通信です。動画の画質が良くなったことや、リモートワークの普及によりインターネットの使用率が上がっています。しかし、動画の視聴中に通信が途切れて困ったことはありませんか?
Wi-Fi6だと、従来のWi-Fiと比べると1.4倍の早さでデータ通信ができると言われています。
Wi-Fiで利用可能な電波の周波数は2.4GHz帯と5GHz帯があり、両方の周波数帯を使用することができるので高速通信が可能になります。
Wi-Fi6ルーターのメリット②混雑に強い
スマートフォンやタブレットの使用やスマート家電の普及によって、一度に複数の端末を使用する機会が増えました。Wi-Fiに複数の端末を接続すると、通信が遅くなったり繋がりにくくなったりします。
Wi-Fi6には「直交周波数分割多元接続(OFDMA) 」と呼ばれる技術があります。
この技術で、従来なら1通信で1つずつしか接続できなかったのが1通信で複数へ接続することが可能になったので、繋がりにくくてイライラすることはありません。
Wi-Fi6ルーターのメリット③省エネ
Wi-Fi6はスマートフォンなどのデバイスのバッテリーの消費を抑える「TWT(Target Wake Time)技術」を導入されています。
Wi-Fi6ルーターがスマートフォンなどのデバイスごとに通信タイミングをコントロールします。通信待機時間を減らし、消費電力を抑えることができるのでバッテリーの持ちがよくなるんですよ。
スマートフォンやタブレットなどのデバイスに「TWT技術」が採用されているものが対象になります。
しかし、今後ますますインターネットを使用する機会が増えるので「TWT技術」が採用されたデバイスの普及に期待できます。
Wi-Fi6対応のルーターの選び方
Wi-Fi6のルーターがあれば、高速通信ができるので動画視聴やパソコンの操作も快適に過ごせます。ここでWi-Fi6対応ルーターを選ぶときのポイントを紹介します。
- 11ax
- トライバンド
- 自宅の広さ
11ax
「11ax」とは、Wi-Fi6の無線LAN規格になります。この規格のものが、より高速通信を可能にし同時に複数のデバイスに繋いでも安定した通信をすることができます。
トライバンド
従来のデュアルバンドと呼ばれるものは、2.4GHz帯と5GHz帯がある周波数を使用して通信をしています。トライバンドは、それよりさらに5GHz帯を使用し3帯域で通信しているものをいいます。
トライバンドによって、複数端末の使用でも通信が安定するんですよ。
自宅の広さ
Wi-Fi6を選ぶときには、自宅の広さを考えて購入しましょう。Wi-Fi6の中にも、部屋の広さや階数によってはカバーしきれないものがあります。
カバーできる家の広さや接続台数は機種の説明欄に書かれているので、チェックしてみてくださいね。
ルーターの設置場所によって電波の範囲が変わりますので、2LDKなら3LDKをカバーしているものなど、余裕のある広さで選ぶといいでしょう。
Wi-Fi6のルーターを選ぶときの注意点
Wi-Fi6は高速通信ができてストレスなく動画視聴をしたりゲームを楽しめるようになりますが、注意点があります。それは、Wi-Fi6に対応するデバイスが少ないことです。
Wi-Fi6は2019年からの規格になるので、それ以前のデバイスではWi-Fi6に対応していません。
iPhoneならiPhone11シリーズ以降、AndroidならXperia5Ⅱ以降の端末になります。Wi-Fi6のルーターは下位互換ができるので、今使っているデバイスでも使うことができますよ。
お持ちの機種が対応しているか、確認してみてくださいね。次の項目からはおすすめのWi-Fi6対応ルーターを紹介します。
Wi-Fi6対応でないデバイスを使用していても、通信速度が格段に上がるということはありません。しかし5Gが普及し、自宅でも高画質の映像やスマート家電の利用頻度が上がればWi-Fi6対応の機器が増えてくるはずです。
値段で選ぶなら!おすすめWi-Fi6ルーター①バッファロー
ここからは筆者がおすすめするWi-Fi6対応のルーターを紹介します。
Wi-Fi6対応のルーターを値段で選ぶなら、おすすめはバッファロー「WSR‐3200AX4S/NBK」です。
Wi-Fi6対応のルーターは従来のものより値段が高めでサイズの大きいものが多いですが、バッファローの「WSR‐3200AX4S/NBK」は値段も手頃です。
5GHzと2.4GHzの共通のアンテナが内蔵されているので、場所を取りません。4本のアンテナが広範囲にまで電波を届けてくれます。さまざまな端末を広くカバーしてくれるので人気です。
おすすめのトライバンドWi-Fi6ルーター②TP-Link
Wi-Fi6対応のルーターを繋がりやすさで選ぶなら、おすすめはの「Archer Ax90/A」です。
トライバンドが搭載(5GHz+5GHz/2.4GHz)されているので、高速通信が可能で様々な端末を使用してもイライラすることはありません。
これまではデュアルバンドが多く5GHz帯と2.4GHz帯の同時接続でしたがトライバンドになると、もう1つ5GHz帯が増えるので一度にたくさんの端末に通信が可能になります。
端末数で選ぶおすすめWi-Fi6ルーター③I-O DATA
Wi-Fi6ルーターを接続できる端末の多さで選ぶなら、I-O DATAの「WN DAX1800GR/E」がおすすめです。
Wi-Fi6のアンテナは外付けされているものが多いですが、「WN DAX1800GR/E」は内蔵されているので、場所を取りません。
「360コネクト」が搭載されているので全方向に、より遠くまで電波を届けます。4LDKの広さで3階建ての住居もカバーできるんですよ。
一度に20台まで端末を繋げることができるので、家族それぞれが端末を使用していてもストレスなく通信することができます。
便利に使うならメッシュWi-Fiも!
ここからはメッシュWi-Fiについて解説していきますね。Wi-Fi6なら、高速通信が可能で同時に複数の端末を使用しても動画が途切れたり繋がりが悪くなることはありません。
しかし家の広さによってはカバーしきれないことがあります。そんなときは、メッシュWi-Fiを使ってみるのがいいかもしれません。
メインルーター1台に複数のサテライトルーターで電波の届く範囲を広げることができます。メインルーターとサテライトルーターは同等の機能を持つため、接続先の負荷を分散できるので通信が安定しています。
メッシュWi-Fiの場合1フロアに1台を目安に設置するのがよいと言われていますので、場合によってはお金がかかってしまうかもしれません。しかし確実に広範囲へ電波を届けることができるでしょう。
Wi-Fi6ルーターのまとめ
この記事では、Wi-Fi6の特徴や選び方のポイント、おすすめの機種を紹介しました。
これからもインターネットの技術は発達し、スマート家電などWi-Fiを使用する機会が増えるでしょう。5Gの導入が話題になり自宅でも外出先でも生活に欠かせないものになりそうです。
これからWi-Fiルーターの買い換えを検討されているのなら、この記事を参考にしてみてください。楽しいインターネット生活になるといいですね。