格安SIMは、大手キャリアに比べて、毎月の支払いがお得になるとわかっても、いざ乗り換えようと思ったら「やり方がよくわからない」「手続きがめんどくさそう」とお悩みではありませんか?
もし、格安SIMに乗り換えた時に、今使っているスマホはどうしたらいいのか?また、乗り換える時に、要する時間と手間はどれくらいかかるのか?いろいろと知りたいですよね。
格安SIMへの乗り換えの手順と時間、また、いつ乗り換えたらお得なのか、乗り換えた人の経験を交えながら、お伝えしますので、ぜひお付き合いください。
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格安SIMに乗り換える前に契約更新月を確認する
2019年10月以前に契約した人が、キャリアから格安SIMに乗り換える時に、2年未満の場合、1万円程の違約金が必要でした。しかし、電気通信事業法が改正され、スマホの2年縛りと違約金が緩和されました。
2019年10月1日以降の新プランなら、契約から2年目のタイミング以外で解約した場合でも、違約金の上限が1,000円と大幅に減額しました。契約月ならば、違約金は一切掛かりません。
キャリアによっては、違約金の掛からないタイミングを待つよりも、一度新プランへ変更してから解約したほうが、違約金が上限1,000円に抑えて、乗り換えることができます。
契約しているキャリアによって、新プランへの変更後の月額料金の違いや、割引サービスの適用範囲の変更なども変わってくるので、各キャリア会社のホームページで確認しましょう。
格安SIMに乗り換える2通りの方法
今お使いのキャリアのスマホから、格安SIMに乗り換える方法は2通りあります。
今使っているスマホをそのまま使う
今のスマホをそのまま使う方法で、電話帳・写真などのデータ移行やアプリの引継ぎ・再設定などの必要がありません。SIMロック解除が必要かどうかの確認はしておきましょう。
スマホ本体も乗り換える
スマホ本体も乗り換える方法で、格安SIM入りスマホを購入・契約します。基本的な設定や手続きなどは格安SIM会社で行ってくれるため、簡単に乗り換えられることがメリットです。
スマホの種類によっては、データ移行のためのバックアップが必要な可能性があります。
格安SIMに乗り換える前に注意しておくこと
今お使いのキャリアのスマホから、格安SIMに乗り換える前に注意しておくことがあります。
インターネットや電話が使えない「空間期間」ができることがある
乗り換えのタイミングを間違えると、インターネットや電話が使えない「空間期間」ができることがあります。キャリア会社との契約を切ってしまった後で、SIMカードが届くまでの間、しばらく使用できなくなります。
中には、即日使える格安SIM会社もあるので、調べておくと良いでしょう。
サポートが受けにくい
格安SIM会社の場合、実店舗がない場合が多いため、スマホ本体に不具合があったり、故障などのトラブルがあっても、すぐに対応してもらえません。
格安SIM会社の選び方
格安SIMを契約する場合には、会社選びが重要です。ここでは、格安SIM会社の選び方のポイントを説明します。
使用している回線はどこか
格安SIM会社がどこの通信事業者(キャリア通信会社)の回線を使っているかを調べましょう。格安SIM会社によって、借りている回線が異なります。
使用中のキャリア通信会社とは異なる回線を利用する場合は、SIMロック解除の手続きが必要となります。同じ回線を利用する場合は、SIMロック解除の手続きは不要です。
購入できるスマホの種類の確認
スマホ本体を購入して格安SIMに乗り換える場合は、購入できるスマホの種類が豊富にあるのか確認しましょう。スマホの価格、必要な機能がついているモデルがあるかなども、確認しておくと良いですね。
店舗があるかどうか
格安SIM会社は店舗を構えていないことが多く、オンラインの手続きがほとんどです。オンラインの手続きに不安があり、対面で相談したい場合は、店舗を構えている格安SIM会社を探すと良いでしょう。
格安SIMに乗り換えの手続きに必要な準備
格安SIMに乗り換える時の、手続きに必要な準備を解説します。
- 本人確認書類の用意する
- クレジットカードを用意する
- MNPの予約番号を発行してもらう
- メールアドレスを準備しておく
本人確認書類を用意する
乗り換えの際には、本人確認書類を用意します。運転免許証のほかに、マイナンバーカード・パスポート・住民基本台帳カードなどがあります。書類は格安SIM会社によって異なるため、確認しておきましょう。
クレジットカードを用意する
格安SIM会社では、本人名義のクレジットカードでの支払いが基本となります。クレジットカードは発行までに時間がかかってしまうため、早めに作っておきましょう。
MNP予約番号を発行してもらう
現在使っている電話番号を継続利用したい場合は、10桁のMNP番号(モバイルナンバーポータビリティ)の発行をしてもらいましょう。ショップに行くか、電話・オンラインで発行してもらえます。15日間有効です。
メールアドレスを準備しておく
格安SIMは、今までのキャリアのメールアドレスが使えなくなるので、Gメールやyahooメールを準備しておくと良いでしょう。
格安SIMの申し込み方
格安SIMの申し込み方は、格安SIM会社のホームページから申し込みできます。
- 端末を選ぶ(新しくスマホを購入する場合)
- 回線タイプを決める
- SIMカードのサイズを選ぶ
- データ容量のプランを決める
- MNP予約番号を入力する
必要とする情報入力自体も、それほど時間がかからないので、忙しくても店舗に行かず、インターネットで申し込みが完了するのは、大きなメリットですね。申し込み後一週間程で、端末とSIMカードが届きます。
格安SIMカードのサイズ選びのポイントや注意点
格安SIMカードはサイズが3種類あります。大きい順に、標準SIM、microSIM、nanoSIMです。SIMカードのサイズは標準規格化されているので、どの会社のカードを購入しても形状は全く同じです。
使用したい端末に合ったSIMカードは、利用するMVNO(格安SIM事業者)の公式サイトから確認ができます。SIMカードの種類やデータ通信、音声通話、デザリング・SNS対応状況などが記載されています。
機種によって利用できるサイズが異なり、また注意点なども併記されているので、契約前にしっかり確認しておきましょう。
格安SIMカードを挿入して端末設定する
格安SIMを申し込んで、一週間後にSIMカードと端末が届いたら、SIMカードを端末に挿入して、端末設定を行います。手順は次の通りです。
SIMカードをスマホに装着してから電源を入れます。マイページ上や電話の音声案内等で、回線の切替の手続きをします。端末の種類によっては、インターネット回線の接続にAPN設定が必要な場合があります。
iPhoneとAndroidで設定方法が異なるので機種に合った設定を行いましょう。回線を切り替えたら、スマホがきちんと接続できるか確認しましょう。
また、格安SIM会社によって、手続きの時間のかかり具合や設定方法が多少違うので、下調べが必要ですね。
格安SIMを使ってみた人の感想
格安SIMに乗り換えて、実際に使ってみた人の感想をツイッターで検索してみました。一番の感想は料金が安くなることですね。速度についてもそれほど気にならないとのことです。
中には、少し高くても、速度と通信容量を気にしなくていいのと、安心からキャリアのスマホに戻した人もいました。高くても、2,000円の差なら、キャリアを選ぶのも選択の一つですね。
格安SIMに乗り換えて良かったという、ツイッターからの感想を2件、載せておきます。参考にしてみてください。
https://twitter.com/takayuki_neko/status/1373105144347254784
遅くなるデメリットもありますが、メリットの方が大きいですね。
今まで使ってたキャリアのスマホの、約4分の1の料金で済むのは魅力ですね。
格安SIMに乗り換えてみよう
格安SIMの乗り換えの手続きの手順方法を見て、格安SIMに変えたいと思ったなら、一つずつ確認しながら、手順通り行なっていけば、初めての方でも大丈夫です。
格安SIMのメリットはなんといっても、生活の固定費が安くすむこと。毎月の支払いが2,000~3,000円程安くなるだけでも、年間にすると2万円~3万円は節約できますね。
格安SIM会社も年々進化して、キャンペーンも豊富です。自分に合った格安SIMを選んで、浮いたお金で旅行したり、お食事したり、少しでも潤いのある生活ができるよう、お役に立てれば嬉しいです。