最近では格安SIMが話題となっていますが、格安SIMとは何かご存じでしょうか。
テレビのCMやYouTubeの広告で、格安SIM・格安スマホの紹介動画がよく流れていますよね。
格安SIMを使うことで携帯料金が大幅に抑えられるため、とても魅力的ではありますが、格安SIMについて十分に理解できず、不安に感じる人は多いです。
そこで、この記事で格安SIMについての理解を深め、格安SIMを選択肢の1つに考えてみてください。
(アイキャッチ画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/3419276?title=SIM%E4%BA%A4%E6%8F%9B&searchId=2554978961)
格安SIMとは
格安SIMとは、ドコモやau、ソフトバンクといった大手通信キャリアが提供するサービスよりも、安い料金で提供されるSIMのことです。
そもそもSIMとは、スマホの中に挿入されているICカードのことで、契約している携帯電話会社や電話番号などの情報が入っています。
SIMを挿入することにより、通信事業者がサービス加入者一人ひとりに、Wi-Fiや通話といった通信サービスを提供することができます。
スマホの基本的な機能を使用できるようにするSIMの中でも、大手通信キャリアと比べて安いSIMが格安SIMと呼ばれています。
大手通信キャリアと格安SIMの月額料金の比較
格安SIMがどの程度安いのか、大手通信キャリアが提供するサービスの月額料金と比較しつつ解説します。
なお、大手通信キャリアの月額料金では、格安SIMとの比較をしやすくするために「段階性プラン」の月額料金を示しています。
段階性プランとは、月々の使用データ容量に応じて月額料金が変動するプランのことです。
また、示している月額料金は、いずれも割引なしの税込み価格となっています。
大手通信キャリアの月額料金
まず、2021年6月現在の大手通信キャリア3社のドコモ、au、ソフトバンクの月額料金を紹介します。
なお、記載の月額料金は、Selectraの記事(https://selectra.jp/sim/guides/hikaku/carrier)を参照しました。
ドコモ | au | ソフトバンク | |
1GB | 3,465円 | 3,465円 | 3,278円 |
3GB | 4,565円 | 5,115円 | 5,478円 |
5GB | 5,665円 | 6,665円 | なし |
7GB | 6,765円 | 6,665円 | なし |
どの大手通信キャリアも1GBの時点で3,000円を超えており、割高であることが読み取れます。
格安SIMの月額料金
続いて、2021年6月現在の格安SIMの月額料金を紹介します。
ここで紹介する格安SIMの通信事業者は、ワイモバイル、UQモバイル、マイネオ、楽天モバイルの4キャリアです。
なお、記載の月額料金は、iCrackedの記事(https://www.masani.co.jp/iphonerepair/iphone/kakuyasu-sim-mobile-2/)と、ネクトスの記事(https://sim-free-smartphone.com/new-plan/)を参照しました。
ワイモバイル | UQモバイル | マイネオ | 楽天モバイル | |
3GB | 2,178円 | 1,628円 | 1,518円 | 1,078円 |
15GB | 3,278円 | 2,728円 | 2,178円 | 2,178円 |
25GB | 4,158円 | 3,828円 | なし | 3,278円 |
15GBの時点でも、ワイモバイルを除いた3キャリアの月額料金が3,000円を下回っており、大手通信キャリアのプランよりも格安であることが分かります。
なぜ格安SIMは安いのか?
では、なぜ格安SIMは大手通信キャリアが提供するサービスよりも安く提供できるのでしょうか。
それは、大手通信キャリアと比較して維持費が安く抑えられているからです。
大手通信キャリアは自社で回線を用意するため、基地局の設置や回線を維持するための回線設備の管理を行う必要があり、維持費は膨大になります。
しかし、格安SIMの通信事業者は、自社で回線を用意せず、大手通信キャリアから回線を借り受けているため、膨大な維持費がかからず、安くサービスを提供することができるのです。
格安SIMのメリット・デメリットとは
ここからは、格安SIMのメリットとデメリットについて解説します。
まずメリットですが、「月額料金が大手通信キャリアと比較して安いこと」と「必要に応じてプランを取捨選択できること」の2つが挙げられます。
次にデメリットですが、「店舗が無い場合もあるため、サポートが受けられないこと」と「回線混雑時に通信速度が遅くなりやすいこと」と「電話での通話料金が高くなる可能性があること」の3つが挙げられます。
メリットとデメリットを考慮して、格安SIMか大手通信キャリアにするか選んでみてくださいね。
適切な格安SIMの選び方とは
格安SIMにも豊富な種類があり、「どれを選ぶべきか分からない」と悩んでしまいませんか。
格安SIMを選ぶ際には、「料金やデータ通信量」、「通信速度」、「オプションサービスの有無」の3つに注目してみましょう。
格安SIMの通信事業者によって、料金や通信速度、オプションサービスなどが大きく異なりますので、あらかじめ予算や必要な機能について決めておくといいですよ。
そうすることで、数ある格安SIMの通信事業者から自分にぴったりの通信事業者を見つけることができます。
スマホの使い方を見直す
携帯料金は値下げ需要が高く、現在では数多くの格安プランが提供されています。
支出を抑えるためにも、格安SIMへの乗り換えを検討してみてはいかがでしょうか。
その際に、今一度、自分のスマホの使い方を見直してみてください。
意外と必要のない機能にまでお金を支払っている場合が多くありますので、自分の使い方に合った最適なプランを選択し、携帯料金を上手に節約してくださいね。