「しっかり仕事をしているけど、あの先輩は全然給料が上がらないってぼやいてるな…」
「もしかしたら自分も将来仕事を頑張ってもあの先輩みたいに給料が上がらないのかな?」
会社で働いていて、このように思ったことはありませんか?給料が上がらない理由は自分・会社のどちらかには必ずあります。
今回その理由と対処法を解説していくので、一緒に給料に関する不安を解消しましょう!
アイキャッチ画像出典:https://pixabay.com/ja/illustrations/%e3%81%aa%e3%81%9c-%e3%83%86%e3%82%ad%e3%82%b9%e3%83%88-%e8%b3%aa%e5%95%8f-1780726/
給料が上がらないのは法律違反?
給料が上がらないことを就業規則に書かれていて、そのことを採用時に伝えられて双方納得した場合、給料が上がらないのは法律違反ではありません。
ただし、昇給について明示されているのにもかかわらず、昇給がない場合は法律違反になります。
その場合、自身の実績や働きをもとに交渉をすることで給料が上がる可能性があります。それでも給料が上がらない場合や、思ったよりも上がらない場合は転職を考えてみるといいでしょう。
では、一生懸命働いていてなかなか昇給しない理由は何があるのか、見ていきましょう。
給料が上がらない理由①業界的な問題
給料が上がらず、また対処法も限られてくるのが、給料が上がりにくい業界に属しているということです。
給料が上がりにくい業界とは、専門的なスキルが必要ない業界や、仕事を終わらせるのに時間をかけてもいいとされるような業界です。
こういった業界は、そもそも給料を上げようと頑張っても評価されない可能性が高いので、給料を上げたいのであれば転職することをおすすめします。
責任者まで上り詰めることができれば給料が上がる可能性がありますが、かなり長期的に見なくてはいけません。
給料が上がらない理由②ブラック企業
時代が進んでも残ってしまうのが、いわゆるブラック企業と呼ばれる会社です。こういった会社は社員を使い捨て出来る資源とみなしているので、給料に反映されることがありません。
研修などがない場合や、仕事のやり方のマニュアルがなく見て覚えろというスタイルである場合、社員や教育にコストをかける気がないことが分かります。
こういった会社で働いている場合、何か大きな業績を残したのであれば給料が上がる可能性がありますが、それよりも先に心身を病んでしまうことがあるので、気を付けなくてはいけません。
給料が上がらない理由③会社が変化・挑戦を恐れている
古くから続く会社であったり、昔出した製品が大きく売れたことがある会社に顕著なのが、変化や挑戦を恐れ新しいことをしないせいで業績が上がらず、社員の給料も上がらないというものです。
会社が成長していくことで余剰資金ができ、そこから社員への給料が支払われるのですから、成長しない会社では給料が上がらないのも理解していただけると思います。
IT化が進んでいないことも多く、簡単に終わる業務にも時間をかけてしまう傾向があるので、生産性も高いとは言えないでしょう。
その代わり年功序列気味である可能性があるので、ずっとその会社に勤めるのであれば退職間近の給料は高いかもしれません。
給料が上がらない理由④終身雇用制度が崩壊している
実際は先ほど挙げた年功序列をもうほとんどの企業がとっていません。大企業であっても終身雇用制度を続けられなくなっているのです。
そのため、転職などが一般的になってきており、社員に支払う給料を増やしてまでモチベーションを上げさせる意味がなくなってきているというのも理由の1つです。
いついなくなるかわからない人に高い給料を払うのは難しいのは当然ではありますよね。
さらに定年が伸びていて、社員数は増えるのに対して、支払える給料の総額が増えていないことも給料が上がりにくい理由になっています。
給料が上がらない理由⑤チームとして働くことに重きを置いている
日本の会社の基本的な考え方は、同じ仕事を同じようにやっていき、チームとして働くように考えています。そのため誰かの給料を上げてしまうと不和の原因となりかねません。
あなたの同僚と同じ仕事内容で、同じように仕事をしているのにもかかわらず、その同僚があなたより給料が高いと不満がたまりますよね。
こういった理由から、ほかのだれかよりも仕事をこなさなければ給料が上がることはまずないと思ったほうがいいでしょう。
給料が上がらない理由⑥給料を上げるための努力不足
先ほど挙げたように、周りと同じ仕事内容では周りと同じ給料に落ち着いてしまいます。
もしも努力しているのに給料が上がらないのであれば、まだ足りていない、もしくはアピールができていないのかもしれません。
今よりも給料を挙げたいと思うなら、普段の仕事+αの仕事をこなし、周りからの評価を上げていく必要があります。周りの人よりもしっかり・ミスなく・素早く終わらせていれば必ず評価はついてきます。
自分の周りは上がっている?
もしも自分の周りは給料が上がっているのに、自分だけ上がっていない場合は、一度自身の仕事ぶりを振り返る必要があります。
上司に対して媚を売る必要はありませんが、周りがやっていることができていなかったり、仕事に対する姿勢を見られている可能性が非常に高いです。
給料が上がらないことに対して不満を持ってしまうのはしょうがないのですが、それを理由に仕事への姿勢が悪いと今よりも評価が下がってしまう要因となってしまいます。
自分の給料を上げるための努力
周りが上がっているのに自分は上がっていなかった場合、その理由はおそらく自分にあるのでしょう。
先ほどお伝えしたように、仕事に対する姿勢はもちろん、そもそも仕事ができていない可能性も十分にあり得ます。
「頑張ったから」評価されるのではなく、「結果を出したから」評価されるということは決して忘れてはいけません。
給料が高い同僚がいるのであれば、その行動をよく観察し、その行動がどういった意味を持っているのかを考えてみると今よりもいい働きができるようになるでしょう。
給料を上げるための対処法は?
ここまでで給料が上がらない理由をお伝えしてきました。そして、給料を上げるためにとれる対処法は、主に以下の4つとなります。
- 転職
- 独立
- 利益・業績を上げ交渉
- 副業
上から順番にリスクが高く準備などが必要となり、給料が上がる可能性が高いものになります。
転職活動や独立を行いたい場合、しっかりと準備をしておかなければ、現状よりも悲惨な結果となる可能性があるので、転職アドバイザーなどを活用するようにしましょう。
副業に関しては禁止されていないかどうかの確認は必要ですが、新しいスキルの習得にもつながるのでおすすめです。
まとめ:給料を上げたいなら何かを変えよう
ここまでで給料が上がらない理由は会社か自分か、少なくともどちらかにはあるということ・給料が上がらないことへの対処についてお伝えしました。
何事もそうですが、何も変わらなければ今のまま、現状維持しかできません。賢くなりたいなら知識を増やすための行動をとるでしょうし、痩せたいなら運動しますよね。
給料を上げたいなら、自分の働き方でも考え方でも、今いる場所でもいいので何かを変える努力は必要になることを覚えておいてください。