大学生のスマホ代の平均はどの程度払っているか知っていますか。今やスマホは日常生活に欠かせない存在となり、大学生には結構痛い出費だと思います。
最近では大手キャリア以外でも格安SIMなど月々の基本使用料が安い通信キャリアも出ているため、固定費を抑えることができるようになりました。
今回は大学生のスマホ代の平均についてや、スマホの固定費を抑えるための方法について紹介していきますので、ぜひ読み進めてみましょう。
(アイキャッチ画像出典:https://www.pakutaso.com/photo/1750.html)
大学生でも大手キャリアなら平均月8000円もかかってる?
大学生のアルバイト代の平均では、日本学生支援機構がおこなった平均28年度学生生活調査のデータによると、おおよそ月に3万円となっています。
実際には進学のために上京して一人暮らしが必要な場合では、奨学金をもらいながら生活していると思うで、スマホ代に当てる料金も厳しいと考えます。
大手キャリアの平均は月8000円程度スマホ代がかかっている
現在スマホを使っている人は月にどのくらい払っているのでしょうか。MMD研究所が出しているデータにこんなようなものがあります。
月々の携帯料金の支払い、平均金額は大手3キャリアが8,312円、格安SIMは4,424円、MVNOは3,771円
大手キャリアを使っている場合は、データ量が多いプランに加入していたり携帯電話の分割代金を支払っている場合は、月々8000円に近い金額を払っているのではないでしょうか。
格安SIMを利用している人は、大手キャリアと比べて約半額の金額であるため、月々の出費を抑えるなら格安SIMがおすすめです。
月に契約するギガ数は小容量が多い
月々の契約するプランとして、小容量プランを契約する人が多いという結果が出ています。
契約ギガ容量、小容量帯は61.4%、中容量帯は7.7%、大容量帯は16.1%、分からないは14.8%
最近では動画コンテンツなども多くなっており、スマホのデータ使用量は増えていますが、契約するデータ量は少ないといった意外な結果となりました。
自宅に固定回線がある場合などでは、外で使う通信プランを落とすなどができますが、携帯電話のみで使う場合は結構厳しいデータ量であるため、生活スタイルによって変わるでしょう。
大学生でスマホ代を節約するために注意したいポイントとは
大学生になってから初めて携帯電話を自分で払うという人も多いのではないでしょうか。その場合はドコモなど大手キャリアの契約のまま、料金を支払うケースがほとんどだと思います。
自分でスマホ代を払ってから、月々の金額が高いと感じるのであれば、スマホ代を節約するために格安SIMへ移行することが一番節約できる方法ですが、注意したいポイントが2つあります。
- スマホ分割代金
- スマホの種類
スマホ分割代金
大手キャリアでスマホ代を入っている中の内訳として、スマホの分割代金があります。最近では10万円ほどするため、ほとんどの場合は2年や3年に分割して購入する方法を取る人が多いと思います。
この分割代金は基本的にそのまま残るため、一括で返済するかそのまま分割代金を払い続ける必要があります。
大手キャリアで月々の割引を受けている場合は、解約すると割引がなくなってしまうため、スマホ分割代金が残っている場合は乗り換えた後のコストと比較して検討しましょう。
スマホの種類
現在ではauが運用してるUQモバイルやY!mobileなどでもiPhone12などの最新機種を販売しており、格安SIMでも最新のiPhoneを選ぶことができるようになったため、差はなくなっています。
しかしiPhone12Proを購入したい場合は、大手キャリアしか選択肢がありません。通信会社によってはiPhoneが選べない所もあるため、SIMフリースマホを別途購入する必要があります。
大手キャリアのメリットとデメリット
携帯代が高くなりやすい大手キャリアですが、高く払っているメリットはどこにあるのでしょうか。メリットとデメリットに合わせて紹介していきます。
大手キャリアのメリット
ドコモやau、Softbankなど大手キャリアは価格が高いなりのメリットがあります。
- 通信品質が高い
- 高画質の動画やZOOMなどのオンライン授業でも使える通信速度
- キャリアメールが使える
大手キャリアはなんといっても通信品質が高いことがメリットです。都内など混雑している環境下でも、比較的通信が途切れにくく安定して通信することができます。
格安SIMなどでは混雜通信速度を制限することがあるため、Wi-Fiがない環境でZOOMなどのオンライン授業に参加しないといけない場合には大手キャリアの方が便利です。
また、一部の教職員などガラケーを使ってやり取りしている場合には、キャリアメールが使えることもメリットになります。
大手キャリアのデメリット
大手キャリアの一番大きなデメリットとしては価格が高いことですが、その他にも理由があります。
- 月々の料金が高い
- 5Gの恩恵があまり受けにくい
月々の料金が高い意味としては、通信品質だけではなくドコモショップの運営費やお客様サポートなど、サービス面が充実していることも理由になります。
また次世代の高速通信である5Gですが、通信環境を整備している途中であるため、使える地域が一部であるなど恩恵を受けにくいです。
格安SIMは基本4G対応であるため、通信速度をそこまで気にしなくてもいいなら、格安SIMがおすすめになります。
スマホ代の平均を安くするために乗り換えたい格安SIMの選び方
現在格安SIMの中には大きくわけて3種類のパターンがあります。
- 大手キャリアがキャリアメールを廃止し、契約がオンライン専用のプラン
- 大手キャリアのサブブランドとして設立している格安SIM
- 通信を間借りして運用している格安SIM
格安SIMが浸透してきているため、現在では大手キャリアもオンライン専用のプランが出てきているため、大手キャリアでも価格を抑えて使うことができるようになりました。
大手キャリアのサブブランドは、UQモバイルやY!mobileがそれに当たります。店頭サービスも提供しながらスマホのラインナップを絞るなど大手よりは料金が安いことが魅力です。
他は大手キャリアの通信を間借りして運用している格安SIMになります。大手キャリアよりも通信速度は落ちますが、価格が安いことが魅力となります。
大手キャリアでも専用プランならスマホ代が3000円で使える
大手キャリアの通信品質は保ちながら月々の料金を抑えたいのであれば、大手キャリアのネット専用プランがおすすめです。
大手キャリアのネット専用プラン
ドコモはahamo、auはpovo、ソフトバンクはLINEMOとなっており、それぞれ特徴はありますが、基本的な部分は同じであるため、共通点をまとめました。
- 基本的には20GBで2728円(ahamoは2970円)のワンプラン
- 5分間通話が選べる
- 同じ会社内であればmnp手続きがなく契約可能
- チャットでのサポートがメインとなる
- 速度超過した場合は1Mbpsの制限あり
基本的にプランは1つのみであり、povoやLINEMOは5分間かけ放題がない代わりに料金はahamoより安い料金形態となっています。
各社ごとの違いはありますが、月のデータ量が20GBで3000円を切る値段設定は大きく変わらないため、同じ会社内でネット専用プランに移行する方が簡単に行えます。
携帯ショップや電話でのサポートが無くなりますが、専用サイトでのチャットで相談はできるため、安心して使うことができます。
今までの速度制限では、128kbpsの速度でネットを閲覧するのも遅くなっていましがが、現在は1Mbpsまで速度が上がっているため、動画以外は問題なく見ることができます。
ahamoがおすすめ
大手キャリアの中でおすすめなのが、ahamoです。ネット専用プランの中では唯一スマホを購入できるため、ケータイ保証に加入することが可能です。
店頭でのサポートは受けれませんが、オンラインチャットでは有人で対応してくれるため、専門的なサポートを受けることができます。
5分通話し放題で月20GB使える1プランであり、dカードやdカードゴールドで支払いすると1〜5GBのdカードボーナスパケットの特典を受けられます。
最新のスマホも使いたいけど、月々抑えたいと考えるのならahamoがおすすめです。
サポートも受けたいのなら大手のサブキャリアを選ぼう
大手キャリアのサブブランドとしての格安SIMは、auはUQmobile、SoftbankはY!mobileの2つがあります。ネット専用プランと違う所としては、店頭サポートがある点になります。
- 3GB 15GB 25GBの3プラン
- かけ放題オプションがある
- 大手に比べて機種ラインナップが少ない
- 速度超過した場合3GBでは300kbps、15GB以上なら1Mbpsまでの制限あり
サブブランドは、店頭で相談できないといったデメリットも解決した格安SIMになります。そのため、大手キャリアより販売機種を絞るなど、細かな違いはあります。
ネット専用プランと違う所として、かけ放題オプションを選ぶこともできます。5分間だけでなく24時間のかけ放題なので、音声通話をよくする人はおすすめのオプションです。
小容量プランであると128kbpsと低速ですが、15GB以上のプランであれば1Mbpsも出るため、速度低下後も大手と同程度の速度が出るようになっています。
大学生でスマホ代を極力落とすなら月1000〜使える格安SIM
2021年現在、大手キャリアの通信を借りて運営している格安SIM会社は10社を超えるほど選択肢があるため、何を基準にすればいいのか悩むと思いますが、今回は2社に絞って紹介します。
OCNモバイル
OCNモバイルはドコモと同じNTTグループの会社で、格安SIMの中でも歴史があるため大手キャリアから乗り換える人も多いです。そんなOCNモバイルの特徴を紹介します。
- 格安SIMの中でも通信品質が良い
- プランが1GB〜10GBと小〜中容量プランのみ
- musicカウントフリーがある
2020年10月の調査で、ドコモ回線での通信品質も1位を取得しているほど品質も安定しています。
月々のデータ容量としては1GB〜10GBで月々も700円〜1600円の4プランとなっており、他の格安SIMなどと比べてるとデータ量が少ない人におすすめな格安SIMです。
また、独自サービスとして追加料金なしで特定の音楽配信サービスのデータ通信量が無料となるmusicカウントフリーというサービスがあり、外出先でも音楽を楽しむ人にはおすすめです。
mineo(マイネオ)
関西にある関西電力の子会社であるオプステージが運用しているmineoですが、ユーザーの声を聞きながら常に細かな改善を行っており、満足度が高い格安SIMとなっています。
月々も1298円〜2178円と大手のサブキャリアよりも格安で使えるため、ある程度のデータ量は欲しいけど価格が安い人には魅力的な格安シムです。
- 1GB〜20GBまで選べる通信サービス
- パケット放題plusの定額サービスがある
- ドコモ、au、Softbankの回線に対応している
- フリータンクなどパケットを分け合えるサービスあり
OCNモバイルよりもデータ量を使うことが多いのであれば、mineoがおすすめです。月385円で1.5Mbpsでの通信が定額でできるパケットplusのオプションもあります。
他社では大容量プランを選んでいないと、契約しているデータ量がなくなった時に200kbpsの速度に制限されますが、mineoは1GBのプランでもこのオプションに入れるのが違いです。
大手キャリアの回線に対応しているため、お使いのスマホがSIMフリーじゃなくても乗り換えすることができます。
また独自のサービスで、mineoのユーザーでパケットを出し入れできるフリータンクであったり、スマホの設定で疑問を相談するマイネ王など、コミュニティが活発な事も魅力です。
スマホのデータ量が足りずなく困ってしまう場合
スマホ代を節約する方法について紹介していきましたが、最近ではコロナ禍の影響でオンラインで授業を受けるためにZOOMなどのビデオ通話を使うなど、使い方が変化しています。
ZOOMなどのビデオ通話アプリや、動画視聴を行う時には、通信速度や安定した速度が求められるため、スマホを安いプランで設定していると速度制限や通信速度が問題となります。
スマホの料金を浮かしつつ自宅に安定した通信環境が欲しいのであれば、モバイルWi-Fiがおすすめです。ここでモバイルWi-Fiのメリットとデメリットについて紹介していきます。
モバイルWi-Fiのメリット
モバイルWi-Fiはモバイルネットワーク回線を利用した通信端末であり、スマホだけではなく、タブレットやパソコンなど複数回線につなげることができます。
モバイルWi-Fiのメリットとデメリットについて紹介していきます。
- 持ち運べるため自宅以外でも使うことができる
- 工事なしですぐに使うことができる
モバイルWi-Fiの利点は、工事費なしですぐにつかうことができます。引っ越しが多くても自宅毎で契約し直す必要がないので、余計な出費を減らすことができます。
また大学と自宅との往復が多く、フリーWi-Fiが入る場所も限られているという場合、場所にこだわらずネットに接続することができるため、移動しながらネットを使う人にはおすすめです。
モバイルWi-Fiのデメリット
移動しながら使えるモバイルWi-Fiですが、1つだけデメリットがあります。それは移動しながら使えるため、その場のネットワーク環境に左右されてしまう点です。
スマホの回線と比べると、モバイルWi-Fiの方が速度は出やすいですが、回線を掴む方式はほぼ同じものであるため、混雜している場所やエリアによっては速度が出にくいです。
移動しながらネットを使いたいのであればモバイルWi-Fi、より安定した通信環境を求めるのであれば固定回線を導入する方がおすすめです。
モバイルWi-Fiは、スマホの同じモバイルネットワーク回線を使用した通信方式でインターネットに接続するデバイスです。
Wi-Fiルーターは、自宅の固定回線などから有線で繋ぎ、スマホやタブレット等のWi-Fiが使えるように無線を飛ばす機械であるため、違いがありますので注意しましょう。
Wi-Fiルーターより安定した通信環境が欲しいなら固定回線
オンライン授業や動画視聴程度であれば、モバイルWi-Fiで足りると思いますが、自宅で高画質な動画をテレビに流したいなど、生活の質を上げたいのであれば固定回線がおすすめです。
モバイルWi-Fiと比較した中でのメリットとデメリットについて紹介します。
- モバイルWi-Fiとほぼ変わらない値段ながら通信速度が安定する
- スマホとセットで料金が安くなる
固定回線のメリット
固定回線のメリットとしては、自宅の中に安定した通信環境が整えることができるため、スマホなどと違い電波状況に左右されないといった点があります。
そのため、スマホやタブレットなど複数台のデバイスを接続していても接続が不安定になりにくいため、レポートなどの大きい容量を送る時にも安定して送りやすいです。
大手キャリアでも格安SIMでもスマホとセットで割引が受けれるプランも多いため、スマホ代を節約しながら安定した通信環境を手に入れたいなら固定回線を導入しましょう。
固定回線のデメリット
通信状況に左右されにくい固定回線ですが、デメリットもあります。
- 工事費がかかる
- 工事の立ち会いが必要
- 契約期間がある
固定回線のデメリットは工事費や工事の時に立ち会いが必要な事ですが、キャンペーンなどで工事費が無料になることもあるので、大きなデメリットとは言えません。
一番のデメリットなのが、契約期間があることです。現在住んでいる家から引っ越す予定が2〜3年程度なければ問題ありませんが、引っ越す予定があるなら違約金がかかってしまいます。
また、引っ越した直後に契約しようとしても工事に立ち会って設置されるまでの期間は固定回線が使えないため、生活スタイルによって固定回線かモバイルWi-Fiを選ぶことが必要です。
大学生のスマホ代の平均と節約方法について紹介 まとめ
大学生のスマホ代の平均やプランの選択、スマホ代を安くするための方法や用途に合わせた通信環境の選択等を説明していきましたが、今回の記事をまとめるとこのようになります。
- スマホ代を節約するなら格安SIMへ移行することが一番
- 自宅と大学までの往復など自宅でも外でも快適に使いたいならモバイルWi-Fi
- 安定した通信環境が欲しいのなら固定回線を検討する
大手キャリアで契約していると、月に8000円前後と高くなってしまうため節約したいのなら自分が使う特徴にあった格安SIMへ移行することがおすすめです。
格安SIMへ移行すると、10GB〜20GBのプランで2000円台まで抑えることができるので、半額以下まで節約することができます。
しかし格安SIMへ移行すると大手よりも通信速度が落ちやすく、オンライン授業に耐えられないこともあると思います。そんな時には新たな通信環境の選択が必要となります。
引っ越しが多かったり外でも通信をするのであればモバイルWi-Fi、安定した通信環境が欲しいのであれば固定回線の導入を検討してみましょう。