ウサギと一言で言ってもたくさんの種類がいて、どの種類が飼いやすいのか、人気なのか分かりませんよね。
そこでこの記事では人気なウサギ・飼いやすいウサギを9種類ご紹介します。
どんなウサギであってもかわいいのは変わりませんが、ウサギの種類によって体の大きさや性格に傾向があるので、この記事を参考に一緒に過ごしたいと思うウサギを選びましょう!
アイキャッチ画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/%e3%82%a6%e3%82%b5%e3%82%ae-%e3%83%95%e3%82%a1%e3%83%bc%e3%83%a0-%e3%82%a6%e3%82%a3%e3%83%b3%e3%83%89%e3%82%a6-2409186/
ウサギの種類①:ネザーランドドワーフ
日本だけでなく世界中で人気なのがネザーランドドワーフというウサギ。特徴として、小さくて丸くて耳が短いことが挙げられます。
性格は警戒心が強く、慣れると甘えたがりなウサギが多いです。体は小さいですが、体の大きなウサギと同じくらいエネルギーに満ちている子も。
カラーバリエーションも豊富で、体全体が単色の子から手足や鼻などの一部分だけ色が違う子なども存在しているので、気に入った子を探すのも楽しいでしょう。
少し神経質な子が多いので、できるだけウサギにとってストレスになる要素は取り除いてあげるようにしましょう。
ウサギの種類②:ホーランドロップ
穏やかな性格であり、甘えたがりの子が多いのがこのホーランドロップと呼ばれるウサギです。寂しがりで飼い主の後を追ってくることもよく見られます。
特徴的な垂れ耳を持っており、うれしいときはくるくると回ったりと、見た目も仕草もかわいらしいウサギです。
ちなみに垂れ耳を持ったウサギの中では最も小さいウサギの種類になっています。
垂れ耳のウサギの場合は特に耳の病気になりやすいので、定期的な耳の手入れが必要です。
ウサギの種類③:ジャージーウーリー
ふわふわとしていて長い毛が特徴的なジャージーウーリーというウサギ。この種類もよく人になついてくれる子が多いです。
のんびりしていて甘えん坊が多いのがジャージーウーリーの特徴で、なでたり抱っこをするのを嫌がらない子が多く、飼いやすい種類といえるでしょう。
長い毛はしっかりとブラッシングしてあげることでさらに輝き、病気の予防にもなるので、できるだけ1~2日ペースでブラッシングしてあげましょう。
ただし、日本ではジャージーウーリーを取り扱っている所は少なく、ブリーダーとやり取りしなくてはいけない場合もあります。
ウサギの種類④:ミニレッキス
ウサギの中でもとても賢いと言われているのがこのミニレッキスです。名前を呼んでからエサをあげていると自分の名前を覚え、名前を呼ぶと近寄ってくるようになります。
短く光沢のある触り心地の良い毛並みを持っており、一度触るとその毛並みに心奪われてしまうことでしょう。
注意しなくてはいけないのが、足の裏の毛も短く皮膚に直接あたっている状態で歩く状態になってしまうと「ソアホック」という足の病気になりやすいということです。
床にクッションやバスマットを敷いてあげ、硬い床を直接歩かないようにしてあげると予防になります。
ウサギの種類⑤:ダッチ
ダッチという名前のウサギ、別名ではパンダウサギと呼ばれていることからわかるように、特徴的なツートンカラーをしています。
この種類のウサギも人によくなつき、従順な子が多いので、飼いやすいウサギといえるでしょう。温厚なのでお子さんがいても比較的安心して飼える種類でもあります。
特に欧米では昔から人気で、日本でも人気が高い種類になるので、ペットショップなどでもよく取り扱われています。
特定の病気にかかりやすいということはありませんが、普段からしっかりと体調を見てあげてくださいね。
ウサギの種類⑥:ライオン・ヘッド
体もふわふわ、頭もふわふわな毛でおおわれているのがライオン・ヘッドというウサギ。実は正式に認められたのは2014年なのです。
性格は臆病だけど社交的な子が多く、怖がらせたりして信頼関係を壊すようなことがなければ、とても人になつく子が多いです。
ただし、ライオン・ヘッドという種類は毛が長いので、ほぼ毎日のブラッシングは欠かせないと考えてください。
また、ほかのウサギよりも温度変化に弱いので、快適な環境づくりが必要となります。
ウサギの種類⑦:アメリカンファジーロップ
ふわふわ感と硬さを両方感じられる毛並みをしているのがアメリカンファジーロップというウサギです。
日本では「アメファジ」と呼ばれることがあり、見知らぬ人には警戒したりするものの、好奇心旺盛でなついた人には甘えん坊な一面を見せてくれることも。
このウサギも1988年に正式に認定された種類のウサギなので、比較的新しい種類であると言えます。
また、この種類のウサギも長い毛を持っているため、ブラッシングは頻繁にしてあげる必要があります。
ウサギの種類⑧:ドワーフホト
小さく真っ白な体を持ち、目の周りに黒っぽいアイラインが入っている珍しいドワーフホトというウサギ。基本的には目の周りだけに模様があることが多いですが、体にも模様がある子もいます。
性格は活発で、動き回ったり遊んだりすることが好きな子が多く、小さな体で元気いっぱい動き回っている姿を見ているととても癒されます!
注意しなくてはいけないのが、こういった小さくて元気に動き回る子は、骨折してしまう可能性が高いということです。
高いところから落ちたり、抱っこした時に滑り落ちたりということでも骨折してしまう危険性があるので、しっかり見てあげてくださいね。
ウサギの種類⑨:ミニウサギ
名前に「ミニ」という名称がついているために小さいままだと勘違いされやすいですが、そもそも正式な名称ではなく、ミックスのウサギの中でも小柄なウサギの総称となっています。
ミックスのため、体の大きさもバラバラですし、色や耳の形などに規則性はありません。性格もおとなしい子もいれば元気な子・神経質な子もおおらかな子もいるので、少し初心者には難しい点もあります。
ですが、逆に言えばその子しかもっていない特徴だともいえますから、しっかりとウサギと向き合っていけば飼うのは難しいことではないでしょう。
ウサギを飼うなら覚悟が必要
どんな生き物であれ、飼うのであれば覚悟が必要です。金銭的にもお迎えのためだけでなくエサ代や病院代が必要になるでしょうし、生き物と一緒に暮らすために生活環境もあわせてあげなくてはいけません。
あなたよりも体の小さい生き物と暮らす以上、私たちがしっかりと面倒を見てあげなくてはいけません。
「面倒だな」と思うかもしれません。ですが、しっかりと面倒を見て愛情を注いであげて、ウサギがあなたのことを信頼しいろいろな姿を見せてくれるようになれば、そんな気持ちはなくなってしまうことでしょう!
ウサギの種類はたくさんある!
ウサギの種類としてここでは以下の9種類お伝えしましたが、ARBAというアメリカのウサギブリーダー協会で正式に認められている種類だけでも50種類を超えています。
名前 | 特徴 |
ネザーランドドワーフ | 小さくて丸くて耳が短い・警戒心が強い |
ホーランドロップ | 垂れ耳・穏やかな性格 |
ジャージーウーリー | 長くふわふわした毛・のんびりしている |
ミニレッキス | 短く光沢のある毛・賢い |
ダッチ | パンダのようなツートンカラー・温厚 |
ライオン・ヘッド | 頭や体にふわふわの毛を持つ・臆病 |
アメリカンファジー | 硬さとふわふわ感のある毛・好奇心旺盛 |
ドワーフホト | 黒いアイライン・活発な性格 |
ミニウサギ | その子だけの特徴・しっかり向き合える人向け |
それに加え、ミックスの子たちもいますから、いろいろな特徴や性格を持った子たちがいます。
特定の特徴を持っている子がかかりやすい病気などもあるので、普段のケアはもちろん病気に対する知識や、ウサギのちょっとした行動にも気を付ける必要があります。
やらなければならないこともたくさんありますが、元気なウサギと一緒に生活することで毎日を楽しく過ごせるので、ウサギとの生活を始めてみませんか?