犬を飼い始めた時、まず悩むのは『しつけっていつからすれば良いんだろう?』ということではないでしょうか?
一緒に暮らしていく上で、犬のしつけはとても大事なものです。そこでこの記事では、「犬のしつけはいつからするべきなのか」、また「しつけは具体的にどのようなものがあるのか」ということについて書いていきます。
犬をしつけることによって、生活しやすい環境作りができ、愛情や、信頼関係が深まることは間違いないです。そんな一緒に暮らしていく上で必要な『しつけ』について、学んでいきましょう。
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基本的な犬のしつけは7つ!
具体的に犬の『しつけ』にはどんなものがあるか、おさらいしておきましょう。
ここでは最近飼い始めた方に向けた『しつけ』について書いていきたいと思います。
- 家の中でのトイレ
- 待て!
- よし!
- おすわり!
- お手!
- おかわり!
- おいで!
これらは飼い始めの時、最低限必要になってくるものです。犬を飼ったことがない方でも、耳にしたことはあるのではないでしょうか?
一見何の意味もないように捉われてしまうのですが、これには1つ1つ意味があるのです。
犬にしつけを教える理由とは
犬を『しつける』ということは、一緒に暮らしやすくするという意味でもあります。その具体例をあげていきます。
危険を回避する
犬と一緒に暮らしていくということは、いろいろな危険がついて回るものです。『子供と暮らす』という感覚に近いのではないかと思います。そこで考えられる危険な例を挙げていきます。
- 人を襲う
- 犬が道路に飛び出る
一緒に暮らしていく上で、こういうことは避けていきたいですよね?どんなに気をつけていても、防げない時はあります。
ここで大事になってくるのが『待て!』です。危険な時に『待て!』の一言で静止してくれる賢い犬を育てていきたいですね。
家を清潔に保つ
家の中で飼うとなると、必要になってくるのが「お手!」、「おかわり!」、「家の中でのトイレ」です。
家の中でのトイレは皆さん納得するのではないでしょうか?気になるのは「お手!」、「おかわり!」だと思います。
「お手!」、「おかわり!」には「手を出して!」という意味があります。お手が右手で、おかわりが左手です。この動作を覚えてもらうことで、楽になることがあります。
- 爪切りがしやすい
- 散歩後の手足が洗いやすい
飼い主が手を引っ張って洗うより、犬自ら手を出してくれた方が断然洗いやすいのです。この『しつけ』を覚えてもらうことによって犬の手も、部屋も清潔に保つことができます。
しつけはいつからするべき?
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犬のしつけは、犬を迎えたその日からしましょう。一緒に暮らしていくということで、犬にもその家のルールというものを知ってもらう必要があります。
「トイレはここですよ」、「ご飯はここですよ」、「水はここで飲めますよ」、などです。
極力犬を1匹にしないのがベストですが、ずっと一緒にいることが難しい場合もあります。買い物に連れて行くわけにもいかないので、留守番をしてもらうこともあります。
そんな時に水の飲み方や、トイレの位置が分からなければ、喉が乾いたり、カーペットや床でおしっこなどをしてしまいます。こういうことを未然に防ぐためにも、家に迎えた瞬間から『しつけ』をしていきたいですね。
犬のための環境づくりはいつから?
犬はお家に来てからの1週間くらいは「環境に慣れてもらう」ということが大事です。慣れない環境は犬にとって、とてもストレスになります。
そのせいで体調を崩したりすることもよくあります。そんな時に必要になってくること、必要な物があります。
- 寝ている時はゆっくりさせてあげる
- その子が家に来る前に使用していたものなどを持ち帰る(犬の匂いがついた物)
最初の頃は寝ていたらそっとしてあげてください。落ち着かせてあげることが大事です。
そして落ち着かせるときに必要なのが「その子が家に来る前に使用していたもの」です。私の家の子の場合は、寝ている時に使っていたバスタオルを貰いました。以前使っていた物の匂いで、犬は落ち着くみたいです。
大事なのはコミュニケーション
犬を『しつけ』するにあたって大事なのは、コミュニケーションです。
普段生活していく中で大切なこと、犬とのスキンシップについてまとめていきます。
- 散歩をする
- 優しく撫でてあげる
- ご飯をあげる
- 目を見て話しかけてあげる
- 毛をといてあげる(犬種にもよる)
- リボンをつけてあげる(犬種にもよる)
僕が飼っていた犬の時は、毎日名前を呼んで、「可愛いね!」と何回も言っていました。愛情を持って接することが出来ていたのではないかなと思います。
そういう接し方をすることによって、自然と犬との距離は縮まり、信頼関係も築いていけると思います。『しつけ』というのはまずそこからです。
犬の散歩はいつから?
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1つ前の見出しで、犬とのコミュニケーションは大事と書きました。その中で「散歩をする」と書いたのですが、犬は散歩できるまでに少し時間がかかります。
生後1か月半~3か月頃の子犬は、母親から移行した免疫が徐々に減っていくため、いろんな感染症にかかるリスクが出てきます。
なので散歩は複数回分けて行われるワクチン接種の、最後の接種から2週間後からになります。
引用元:https://www.ana.co.jp/travelandlife/article/001047/
そして、散歩が出来るようになったら気をつけて欲しいことが3点あります。
- 道端の草を食べさせない
- 犬が苦手な方もいるので周りの人のことを気にしておく
- 夏の散歩や冬の散歩に気を付ける
道端の草には、除草剤などが撒かれていることがあります。この草を口に入れると、嘔吐や下痢を引き起こす原因になるので気をつけてください。
また夏の散歩は道路が暑くなり、地面の近い犬には相当な熱が伝わります。肉球を火傷する恐れもあるので控えましょう。冬の場合は凍傷に気をつけてください。
具体的なしつけはいつから?正しいしつけの仕方
『しつけ』をするにあたって、大事なことは褒めてあげるということです。また『しつけ』は、お家にきた初日からゆっくり始めましょう。
トイレの覚え方
犬がどういう風にしてトイレを覚えていくか考えていきましょう。
- 寝る場所とは離れた場所にトイレを置く
- トイレタイムに誘導する
- 正しい場所で排泄したら褒める
トイレタイムとは、「目を覚ました時」、「ご飯や水を飲んだ後」、「元気いっぱいに遊んだ後」などです。そのタイミングで設置したトイレに「おいで!」と声をかけ誘導してあげましょう。
また、不意にトイレしたいのかな?と思う仕草をする時もありますので気にかけておいてください。
決められたトイレの位置で排泄できた時は目一杯褒めてあげましょう。お菓子をあげたり、たくさん撫でてあげましょう。そうすることによって、「ここでトイレすると良いことがある!」と思い覚えることができます。
お手!おかわりなど
お手やおかわりを教える時は、犬の目をしっかり見て「お手!」、「おかわり!」と言います。
その際に、お手の時は犬の右手を、おかわりの時は犬の左手を自分の手の上に誘導してあげましょう。
上手にできた時は撫でて褒めてあげたり、おやつをあげるようにしましょう。
犬を飼うということ
犬を飼うということは、家族が増えるということです。それだけ責任もあります。もちろんお金もかかります。
ただ、とても幸せなことでもあります。犬は家族に癒しや幸せをくれるのです。飼い始めた犬が『ここに来れて良かった』、『幸せだな』と思ってもらえるようにしてあげてください。
犬と過ごした時間は、必ずかけがえのないものになります。僕は今でも愛犬の写真を眺めてしまいます。亡くなった今でも癒しをもらっています。あなたの愛犬が、貴方にとってかけがえのない存在になりますように。