オカメインコの一種であり、シックで落ち着いた雰囲気を持つホワイトフェイス。
「オカメインコ」という名前ですが、実はオウムなんですよ。知っていましたか?
今回はそのオカメインコの中でも、最近密かに人気が伸びているホワイトフェイスの種類や性格、性別などについてお話していきます。
「オカメインコ ホワイトフェイスがどんな鳥なのか気になってる…!」という方はぜひ、この記事を最後までお読みくださいね。
出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/1674723?title=%E3%82%AA%E3%82%AB%E3%83%A1_%E3%83%9B%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%88%E3%83%95%E3%82%A7%E3%82%A4%E3%82%B9&searchId=613176197
オカメインコ ホワイトフェイスはなぜ顔が白い?
その名の通り白っぽい顔を持つ「オカメインコ ホワイトフェイス」。
一般的なオカメインコはオレンジ色をしたチーク模様が特徴的ですが、ホワイトフェイスにはそのチーク模様がありません。
その理由は、チーク模様の要因であるリポクローム色素が欠損しているから。
リポクローム色素とはオカメインコが持つ、オレンジ色や赤色を示す色素の一種です。しかしオカメインコ ホワイトフェイスは遺伝的にこの色素が欠損しているため、チーク模様がなく白っぽい顔をしているのです。
オカメインコ ホワイトフェイスの分類上の立ち位置
「ホワイトフェイス」というのは、上述の通り白っぽい顔を持つ品種のことです。
つまり「オカメインコ ホワイトフェイス」というのは、オカメインコの顔の色によって分類されたものである、ということです。
オカメインコは顔の色の違いによって以下のように分類することができます。
- パステルフェイス(PF):チーク模様が薄い。
- ホワイトフェイス(WF):赤やオレンジ、黄色の色素が欠損している。
- イエローチーク(YC):チーク模様の色が顔の黄色と同化している。別名イエローフェイスとも言う。
- ドミナントイエローチーク(DYC):イエローチークよりもチーク模様の色が濃い。
オカメインコの顔の色は上のように分けることができます。その分類のうちの1つが「ホワイトフェイス」なのです。
インコやオウム(オカメインコはオウムの一種)には正式な分類がありません。上記の分類はあくまでも一般的に捉えられている考え方として示しています。
オカメインコ ホワイトフェイスの模様
ホワイトフェイスの体には模様があるものも存在していますが、模様にもいくつかの種類があります。
- ノーマル:模様のないもの。
- パイド:羽に「まだら模様」ができたもの。
- パール:メラニン色素の欠損で羽に「パール模様」ができたもの。
- パールパイド:パイドの部分(羽のまだら模様の部分)にパール模様がみられるもの。
- クリアパイド:ホワイトフェイスのパイドが消え、全身が真っ白になったもの。
上記のうちどのような模様を持つかによって、ホワイトフェイスの外観もかなり違ってきます。
オカメインコ ホワイトフェイスの体の色
同じオカメインコ ホワイトフェイスであっても、模様だけでなく体の色も品種によって異なります。以下でホワイトフェイスにみられる主な体の色を紹介します。
- ルチノー:色素の欠損により白色になったもの。
- シナモン:ブラウンの色素がブラックの色素以上に存在しているもの。
- ファロー:メラニン色素が薄く変色してシナモンよりやや薄くなったもの。
- オリーブ(エメラルド):グレー、クリーム、イエローの3色が混ざったもの。
これら体の色や前述した模様の組み合わせは多岐にわたるため、ホワイトフェイスと一口に言ってもさまざまな種類が存在しているのです。
似ているようで違う「アルビノ」「スノーホワイト」
オカメインコ ホワイトフェイスの一種である「アルビノ」と「スノーホワイト」。
これらはどちらも真っ白な体を持つホワイトフェイスなのですが、あなたはこれらの違い、わかりますか?
以下でそれぞれについて説明しますので、混乱しないよう整理しておきましょう。
アルビノ
「アルビノ」とは、遺伝子の突然変異によって体の色が真っ白になったホワイトフェイスのことを指します。
ですので、遺伝的な色素の欠損によって白い体になった「オカメインコ ホワイトフェイス ルチノー」と「アルビノ」は、厳密にいうと別の品種ということになります。
ただし、場合によってはオカメインコ ホワイトフェイス ルチノーもアルビノと呼ばれることがあります。
似た品種である「スノーホワイト」との主な違いは目の色です。アルビノやオカメインコ ホワイトフェイス ルチノーは赤色の目をしています。
スノーホワイト
「スノーホワイト」というのは、オカメインコ ホワイトフェイス クリアパイドの別名です。
ですので体の色は真っ白ですが、アルビノやホワイトフェイス ルチノーとは別の品種です。
アルビノやホワイトフェイス ルチノーと異なるのは目の色。スノーホワイトは黒色の目を持っています。
オカメインコ ホワイトフェイスの性格
ここでオカメインコ ホワイトフェイスの性格を紹介していきます。
性格は他のオカメインコと同様、穏やかでなつきやすいため比較的育成しやすい種類であるといえます。
時には自ら飼い主のもとへ行き頭を下げ、ふれあいを求めることも。性別に関係なく温厚な性格ですので、初めて鳥類を購入される方にもおすすめです。
一方で寂しがりやな一面があり、飼い主の注意を弾くために大きな声を出すこともしばしばあります。
オカメインコ ホワイトフェイスの性別による違い
オスのホワイトフェイスはメスに比べておしゃべりや声真似、歌うことが上手にできると言われています。
ですので、もしおしゃべり等を楽しみたいのであればオスのホワイトフェイスを購入すると良いでしょう。
またオスとメスで比較するとオスの方が好奇心旺盛ですが、人見知りが激しく臆病な面も持ち合わせています。
メスは比較的物静かです。独立心が強く、一人で遊ぶことを好む傾向にあると言われています。
オカメインコ ホワイトフェイスの性別の見分け方
ホワイトフェイスに限ったことではありませんが、雛鳥のうちは性別を見分けることが困難です。ペットショップでも「性別不詳」と記されていることが多々あります。
生後半年~1年が経つと、羽の模様が薄まっていき白に近づくものはオス、雛の状態からほとんど色が変化しないのがメスであると判別できるようになってきます。
ただし、ホワイトフェイス ルチノーには外見上の違いがないため、見た目で性別を見分けることはできません。
性別を正確に知りたい場合は、DNA鑑定をするしかないでしょう。
おすすめのオカメインコ ホワイトフェイスはこちら!
ここでおすすめのオカメインコ ホワイトフェイスを紹介したいと思います。
最もおすすめしたい種類はこちらのオカメインコ ホワイトフェイス ルチノーです。
純白の羽が魅力的なホワイトフェイス ルチノー。羽を広げたときの美しさには目を奪われます。
真っ白なホワイトフェイス ルチノーなら、あなたの疲労も洗い流して穏やかな状態にリセットしてくれるかも。一緒に生活する相棒としてオススメですよ。
まとめ:
今回はオカメインコ ホワイトフェイスの具体的な種類や性格、性別について紹介しました。
この記事を読んで、ホワイトフェイスの魅力をたっぷりと知ることができたのではないでしょうか。
記事内でも触れましたが、オカメインコは穏やかで人懐っこい性格。ホワイトフェイスと一緒に生活すれば、シックで美しいルックスも相まって、あなたの心に落ち着きと安らぎをもたらすことは間違いありません!
鳥類のペット販売店に行けばホワイトフェイスに出会えるかもしれません。気になった方は早速、お近くのお店を訪れてみてくださいね!