「Wi-Fiルーターってなんだろう。最近よく利用をすすめられるな。でも種類もたくさんあるようだし、基本的なことも良く分からないんだよな」
そんな風に思っていませんか。知識がないとモヤモヤしてるけど「後でいいか」となりがちですよね。
この記事では「基礎知識」→「メリット」→「購入するタイミング」→「選び方」→「人気メーカー」と順をおって解説していきます。
ぜひ、この記事を読んで「Wi-Fiルーター」の便利さを理解し一歩踏み出してください。
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Wi-Fiルーターとは【基礎知識】
Wi-Fiルーターとは一言で言うと「スマホなどの端末を無線でインターネットに接続するのに必要な機器」です。「無線LANルーター」と呼ばれることもあります。
メリットはたくさんあります。詳細は後述していきますが大きなメリットは、なんといっても配線が不要な点です。
リビングやキッチンなど場所を選ばずにインターネットを利用することができます。
Wi-Fiルーターは設置がとても簡単でコードがごちゃごちゃすることもありません。
最新のWi-Fiルーターで得られるメリット3つ
最新のWi-Fiルーターで得られるメリットを3つ説明します。先ずは下記の表を見てください。
- インターネット動画をサクサク楽しめる
- サイズが大きいアプリも高速ダウンロード
- 複数台の端末も高速でつながる
1:インターネット動画をサクサク楽しめる
高画質の動画の読み込み時間が長かったり、途中で止まって動かなくなったりでイライラしたことありませんか。そのようなことが無くなり快適です。
2:サイズが大きいアプリも高速ダウンロード
機器の更新やアプリを取り込む時間、ファイルサイズの大きなものの取り込み時間、これらが複数重なっても短時間で済みます。
3:複数台の端末も高速でつながる
自宅にて家族が同時に使う接続端末が多い…そのような時は「遅い」と感じますよね。そのようなことが無くなります。
Wi-Fiルーターを購入するタイミング3つ
以下に述べる3つのタイミングに一つでも当てはまれば、Wi-Fiルーター購入の時期です。
- Wi-Fiを繋げないと楽しめない端末が増えた
- インターネット動画をよく見る
- インターネット回線を光回線(1Gbps)に替えた
1:Wi-Fiを繋げないと楽しめない端末が増えた
現在は気付かない内にWi-Fiにつなぐ機会が多くなっています。スマホに限らずゲーム機、デジタル家電などつなげるものは多々ありますよね。
自宅にて有線のみでインターネット利用をしているとWi-Fiの恩恵を受けることは出来ません。そんな時は購入する時期です。
2:インターネット動画をよく見る
インターネットで高画質な動画を見る時間は増えていませんか?そんな中で動画読み込み時間が長い、動画が途中で止まる、そんな時は購入する時期です。
また、動画は通信量が多いため、スマホで見るとすぐに通信制限になってしまいます。動作が遅くなってしまう通信制限を避けたい方は、購入した方が良いでしょう。
3:インターネット回線を光回線(1Gbps)に替えた
自宅のインターネット回線を高速プランの光回線に変更しても、高性能なWi-Fiルーターがないと性能が発揮されません。購入が必要です。
Wi-Fiルーター【選び方】
Wi-Fiルーターの種類は多々あるので自分にあったものを見つけるのも大変です。ここで選び方のコツを伝えます。先ずは下記の表を見てください。
- Wi-Fiの通信速度と規格をチェック
- 自宅の間取りをチェック
- 人数に合わせた“同時接続数”をチェック
Wi-Fiルーターの電波は主に2.4GHz帯と5GHz帯の2種類の周波数帯を使います。それぞれ正反対の特徴を持っています。
「2.4GHz帯の電波は速度は遅いが遠くまで届く」「5GHz帯は電波は速いが遠くまで届きにくい」という特徴です。
Wi-Fiの規格により機器に合わせて2つを使い分けられます。以上を踏まえてWi-Fiルーターの使用場所の間取りを選びます。
複数端末が同時に使われるのなら「MU-MIMO(マルチユーザーマイモ)」に対応しているかチェックしましょう。これがあれば同時接続時でも速度が安定します。
Wi-Fiルーター【人気メーカー】
Wi-Fiルーター人気のメーカー3つを紹介します。先ずは下記の表を見てください。
- BUFFALO(バッファロー)
- NEC(エヌイーシー)
- ELECOM(エレコム)
BUFFALO(バッファロー)
パソコン周辺機器を多種発売しているメーカーです。Wi-Fiルーターは「AirStation」シリーズが扱いやすいです。
パソコン周辺機器と同じく、Wi-Fiルーターも低価格なモデルからハイエンドモデルまで発売しています。
NEC(エヌイーシー)
ノートパソコン「LAVIE」シリーズが有名なメーカーです。パソコンの周辺機器も多種発売しています。
Wi-Fiルーターは「Aterm」シリーズが人気です。手ごろな価格で高性能なモデルも多種あります。
ELECOM(エレコム)
エレコムは、ネットワーク・ストレージ(ハードディスクなど)・メモリなどさまざまな分野で製品開発、発売しているメーカーです。
Wi-Fiルーターは中継機とセットになっているもの、Wi-Fi6に対応と多機能なモデルが多いのが特徴です。
Wi-Fiルーター【あると便利な機能4つ】
Wi-Fiルーターにあると「便利な機能を4つ」解説していきます。先ずは下記の表を見てください。
- ビームフォーミング
- MU-MIMO(マルチユーザーマイモ)
- バンドステアリング
- メッシュWi-Fi
1:ビームフォーミング
ビームフォーミングがあるWi-Fiルーターは特定の機器に向けて電波を飛ばすことで、電波が届きにくい場所でも通信速度が落ちにくくなります。
2:MU-MIMO(マルチユーザーマイモ)
MU-MIMO(マルチユーザーマイモ)は無線通信技術です。この機能があれば複数の端末を使用しても通信速度が安定します。
3:バンドステアリング
バンドステアリングはWi-Fiルーターとスマホなどのデバイスの電波状況により使用する周波数帯(5Ghz帯と2.4Ghz帯)を自動で切りかえる機能です。
周波数帯を自動で切り替えることにより混線時にも快適な通信を可能にします。
4:メッシュWi-Fi
メッシュWi-Fiは「親機とサテライト機」を使いアクセスポイントを増やすことで自宅などで電波の途切れない環境を作る為のシステムです。
アクセスポイントが増えることで、親機のルーターから離れていても高速かつ安定した通信を可能にします。
Wi-Fiルーター【超高速通信のために『規格について』】
Wi-Fiルーターで超高速通信を求めるなら規格について知っておくといいです。新しい規格を選ぶほどに通信速度が上がります。
最新の規格は「11ax」です。最近は「Wi-Fi 6」と呼ばれることもあります。しかし、現在(2021年2月)対応する接続端末があまり多くありません。
そのため、1つ前の規格「11ac=Wi-Fi 5」が現在の主流となっています。その前の企画は「11n=Wi-Fi 4」となります。
まとめると、通信速度は速い順に「11ax=Wi-Fi 6」>「11ac=Wi-Fi 5」>「11n=Wi-Fi 4」となります。
Wi-Fiルーター【セキュリティに関する規格と機能】
Wi-Fiは便利ですがハッキングや無断利用などの心配もあり、セキュリティ対策も必要です。先ずは下記の表を見てください。
- WPA3(Wi-Fi Protected Access3)
- WPA2(Wi-Fi Protected Access2)
- WPA(Wi-Fi Protected Access)
規格と機能の性能は「WPA3」>「WPA2」>「WPA」となり、数字が大きくなるほど性能が上がります。
WPA3は最新のため対応してない端末もあります。現在の主流はWPA2とWPAです。ただWPAはいくつかの弱点が発見されているので万全とは言えません。
以上を踏まえてセキュリティの規格と機能はWPA3かWPA2を選ぶとよいです。
Wi-Fiルーター【好ましくない設置場所】
Wi-Fiルーターは自宅でどの場所に設置するかで速度が大きく変わるので注意が必要です。以下の場所は避けて設置してください。
- 電波を発する家電製品の付近
- 自宅の床に直に設置する
- 水槽・ウォーターサーバー等の水回り
1:電波を発する家電製品の付近
ブルートゥースなどの小さな電波もWi-Fiルーターに干渉してきます。特に電子レンジが原因で全然インターネットにつながらないケースもありえます。
2:自宅の床に直に設置する
Wi-Fiルーターの電波は円を描くように全体に飛んでいるので、床に直に置いてしまうより、床から1~2メートルの場所に設置するとよいです。
3:水槽・ウォーターサーバー等の水回り
Wi-Fiルーターの電波は水に吸収されやすく、それが原因で弱くなる性質があります。ですので水回りに設置するのは控えたほうが良いです。
Wi-Fiルーター【まとめ】
以上、Wi-Fiルーターについて「基礎知識」から「好ましくない設置場所」まで解説してきました。
インターネットの世界は数年で劇的に便利になります。しかし、理解し使いこなすのはなかなか大変ですよね。
「メリットを理解」し「購入するタイミング3つ」に1つでもチェックが入るなら「選び方」→「人気メーカー」と読んでください。
「あると便利な機能4つ」なども解説しました。少しでもあなたの役に立てればとても嬉しいです。長文読んでいただきありがとうございました。