Wi-Fiルーターの仕組みや使い方は知っているけど、「自分の家に合うWi-Fiルーターは何だろう?」、「おすすめのWi-Fiルーターを知りたい!」と思っていませんか?
Wi-Fiルーターは高い買い物なので失敗したくないですよね。
この記事では、Wi-Fiルーターを選ぶポイントとおすすめのWi-Fiルーターについて説明していきます。是非最後まで読んでください。
出典:https://winnova.net/wp-content/uploads/2021/08/4326155_m.jpg
まずは確認!Wi-Fiルーター基本性能
Wi-Fiルーターを選ぶには、まずWi-Fiルーターの基本性能について知らなくてはなりません。ここではWi-Fiルーターの基本性能について以下の4つのポイントから説明していきたいと思います。
- 通信規格
- 通信速度
- アンテナの本数
- 接続台数
通信規格
2021年8月現在「Wi-Fi6」が最も通信速度の速い通信規格となっております。
しかし、通信規格は対応している機器でないと使うことができないため自分の持っている機器がどの通信規格に対応しているのかを調べる必要があります。
通信速度
Wi-Fiルーターの通信速度はMbpsという単位が用いられており、数値が大きくなるほど通信速度が速くなります。
通信速度が速くなることで、容量の大きいデータの送受信にかかる時間が減るため、快適な通信環境になります。
Wi-Fiルーターによっては、複数の電波を発しているものがあり、600+300Mbpsのように、複数の通信速度で表されています。
アンテナの本数
Wi-Fiルーターにおけるアンテナの本数は電波の強度に影響します。アンテナの本数が多いほど通信速度が速く、遠くまで電波が届くとされています。
例えば、電波の受信用アンテナが4本、送信用アンテナが4本のルーターだと「4×4」などとカタログなどに記載されます。
接続台数
Wi-Fiルーターには同時に接続できる機器の台数が決められています。決められた台数以上の機器を接続すると通信速度の低下につながるため、機器の接続台数を把握しておく必要があります。
おすすめしたいWi-Fiルーター選びのポイント
Wi-Fiルーターの基本性能以外に、Wi-Fiルーター選びのポイントについて説明していきたいと思います。Wi-Fiルーターを選ぶときには以下の点について考えましょう。
- 接続する機器
- 家の間取り
- 機能性
接続する機器
ゲーム機やパソコンでオンラインゲームをするときなど、安定した通信や速度が求められる場合は高性能のゲーミングルーターがあるのでそちらを選んだ方がいいです。
家の間取り
Wi-Fiルーターの性能によって電波の届く範囲が変わります。家の広さや階数、家のどこに設置するのかによって必要な性能が変わります。
機能性
Wi-Fiルーターによっては複数の機能がついているものがあります。自分にとって必要な機能をがあるWi-Fiルーターを選びましょう。
- ビームフォーミング
- MU-MIMO(マルチユーザーマイモ)
- バンドステアリング
- メッシュWi-Fi
ビームフォーミング
接続機器に対して電波を真っ直ぐ届ける機能です。離れた場所や障害物の多い場所で通信速度が落ちにくくなります。
MU-MIMO(マルチユーザーマイモ)
Wi-Fiルーターに複数の機器を接続したときに通信速度を低下させないための機能です。
バンドステアリング
Wi-Fiルーターの電波には5Ghz帯と2.4Ghz帯の2種類の周波数帯があり、この周波数帯を混雑状況に応じて自動で切り替えることで快適な通信をサポートしてくれます。
メッシュWi-Fi
Wi-Fiルーターの電波の届く範囲を親機とサテライト機を使って広くすることができる機能です。広い家やWi-Fiルーターからの電波が上手に届かない場合に有効です。
Wi-Fiルーター選びの注意点
Wi-Fiルーターの基本性能や選び方のポイントについて説明してきました。それを踏まえてWi-Fiルーター選びの注意点について説明します。
Wi-Fiルーター選びの注意点は、Wi-Fiルーターの性能は求めている性能よりも上のものを選ぶことです。なぜなら、Wi-Fiルーターを性能ギリギリの状態で使うことは良くないからです。
例えば、Wi-Fiルーターは接続台数が増えるほど通信速度が遅くなります。そのため、Wi-Fiルーターに接続台数の上限まで機器が接続されていると通信速度が最も遅い状態になります。
つまり、余裕のある性能のWi-Fiルーターを選ぶ必要があります。
おすすめのWi-Fiルーター3選 ワンルーム編
ワンルーム向けWi-Fiルーターの紹介と比較をしたいと思います。
ワンルーム向けWi-Fiルーター
ワンルームにおすすめな3種類のWi-Fiルーターの特徴紹介します。
- バッファロー(BUFFALO) Wi-Fiルーター WSR-300HP/N
- バッファロー(BUFFALO) Wi-Fiルーター WCR-1166DS
- 日本電気(NEC) Aterm WG1900HP2
BUFFALO WSR-300HP/N
140×140×31mmのコンパクトなサイズで、縦置き、横置き、さらに壁にかけることもできるので場所を取らず邪魔になりにくいWi-Fiルーターです。
光などの高速回線に最適で、最大3台の機器と接続できます。さらに、専用のアプリを使えばQRコードの読み取りで簡単に設定ができます。
BUFFALO WCR-1166DS
手のひらサイズWi-Fiルーターで、狭い場所でもスッキリ設置できます。
11acデュアルバンド(通信帯域が2つ)対応で、最大6台の機器と接続できます。また、ビームフォーミング機能が搭載されており、安定した通信が可能です。
こちらも専用のアプリを使えばQRコードの読み取りで簡単に設定ができます。
NEC Aterm WG1900HP2
110×33×169.5mmのコンパクトサイズで狭い部屋でも問題なく設置できます。
光などの高速回線に最適で、ビームフォーミング機能が搭載されており、安定した通信が可能です。また、専用のアプリを使えばスマホからWi-Fiルーターに接続されている機器を確認できるため安全です。
ワンルーム向けWi-Fiルーター比較
紹介した3種類のワンルーム向けWi-Fiルーターを下の表で比較してみました。
機種名 | 価格(2021年8月) | 通信速度 | こんな人におすすめ! |
BUFFALO WSR-300HP/N | 2,900円 | 300Mbps | Wi-Fiを使う機器が少なく安く済ませたい人におすすめです。 |
BUFFALO WCR-1166DS | 3,717円 | 866+300Mbps | 使う機器が多くて、安く済ませたい人におすすめです。 |
NEC Aterm WG1900HP2 | 8,859円 | 1300+600Mbps | 値段が少し高くても高性能なWi-Fiルーターを使いたい人におすすめです。 |
おすすめのWi-Fiルーター3選 戸建て編
戸建て向けWi-Fiルーターの紹介と比較をしたいと思います。
戸建て向けWi-Fiルーター
戸建てにおすすめな3種類のWi-Fiルーターの特徴を紹介します。
- TP-Link Archer AX20
- NEC Aterm WG2600HS
- BUFFALO WXR-5950 AX12
TP-Link Archer AX20
高性能のプロセッサーが搭載されており、インターネット通信で生じるデータ処理を超高速で対応してくれます。
4本のアンテナやビームフォーミング機能によってWi-Fiを広々と使うことができます。
NEC Aterm WG2600HS
最速1048Mbpsの高速通信が可能で、回線混雑を自動で回避してくれる機能が付いています。
接続台数が最大18台と多く、スマートフォンのアプリを使えば接続されている端末の管理ができます。
BUFFALO WXR-5950 AX12
10Gbps対応ポートを搭載しており、4K・8K映像のネット配信やeスポーツなどの高速通信が求められるサービスの利用に適しています。
Wi-Fiルーターと接続機器とのデータ通信のタイミングを調整することで消費電力を抑え、接続機器のバッテリーを長持ちさせます。
戸建て向けWi-Fiルーター比較
紹介した3種類の戸建て向けWi-Fiルーターを下の表で比較してみました。
機種名 | 価格(2021年8月) | 通信速度 | こんな人におすすめ! |
TP-Link Archer AX20 | 6,700円 | 1201+574Mbps | 4本のアンテナなどにより広範囲で安定した通信ができるので、Wi-Fiを広く使いたい人におすすめです。 |
NEC Aterm WG2600HS | 8,228円 | 最速1048Mbps | 接続台数が18台と多く、価格が1万円以下なので、接続する機器が多く価格を抑えたい人におすすめです。 |
BUFFALO WXR-5950 AX12 | 54,000円 | 4803+1147Mbps | 価格は高いが高速通信に対応しており、接続台数が36台と多いので、高性能なWi-Fiルーターが欲しい人におすすめです。 |
おすすめのWi-Fiルーター2選 ゲーミングルーター編
おすすめのゲーミングルーターについて紹介と比較をしたいと思います。
おすすめのゲーミングルーター
ゲーム好きにおすすめのゲーミングルーターを2種類紹介します。
- Linksys MR9000X-JP-A
- ASUS RT-AX92U(A)
Linksys MR9000X-JP-A
強力クアッドコアCPUを搭載しており、素早い処理能力に対応しています。
ネットワークの速さと安定を両立ができている。さらに、スマートフォンのアプリを使うことで簡単に設定できます。
ASUS RT-AX92U(A)
セキュリティーレベルが高く、同じASUSの機器を複数用意することで家の構造に関係なく広く安定した通信を可能にします。
おすすめのゲーミングルーター比較
紹介した2種類のゲーミングルーターを下の表で比較してみました。
機種名 | 価格(2021年8月) | 通信速度 | こんな人におすすめ! |
Linksys MR9000X-JP-A | 7,900円 | 1733+867+400Mbps | 価格が1万円以下と安いので、ゲーミングルーターが気になる人や初めてゲーミングルーターを買う人におすすめです。 |
ASUS RT-AX92U(A) | 24,700円 | 4804+867+400Mbps | 価格が高いが高性能なので、セキュリティーが気になる人や高性能なWi-Fiルーターでオンラインゲームを快適にやりたい人におすすめです。 |
Wi-Fiルーターおすすめの設置場所
Wi-Fiルーターは設置場所によって性能を最大限に発揮することができます。そのため、Wi-Fiルーターの性能を最大限に生かすことができる設置場所について説明します。
Wi-Fiルーターの設置場所としておすすめなのは、家の中心で床から1~2m離したところです。
Wi-Fiルーターは電波を球状に発するため、家の中心で少し高いところに設置すると電波を効率よく家中に届かせることができます。
Wi-Fiルーターの電波が部屋に届かないときは?
Wi-Fiルーターから電波が届かない場合は中継器を使いましょう。
中継器はWi-Fiルーターから電波を受信して、その電波を発信してくれるので、電波の届く範囲を拡大することができます。中継器の多くはコンセントに接続するだけでよいものが多いので設置場所にも困りません。
ただし、中継器は設置しすぎると電波が混線して繋がりづらくなるのでひとつの階に1台までにしておきましょう。
Wi-Fiルーターの選び方とおすすめの機器まとめ
今回はWi-Fiルーターの選び方とおすすめのWi-Fiルーターについて説明しました。
Wi-Fiルーターを選ぶときは、通信規格、アンテナ本数、接続台数の基本性能を確認し、接続する機器、家の間取り、機能性から自分に合うポイントを見つけ出してください。
自分の求める性能のWi-Fiルーターを見つけるときは、細かいポイントをチェックして買った後に後悔しないようにしましょう。