Wi-Fiルーターを買い替えたくて調べていると、おすすめの機種がたくさん出てきて「そもそもどれがいいのか」「どれが自分に合っているのか」悩みますよね。
最近は在宅ワークやオンライン授業などが多くなっているので、快適に使用できるように見直しをされる方が多くなっています。あなたに合ったWi-Fiルーターを探していきましょう。
- Wi-Fiルーターの3つの選び方
- おすすめの便利機能3選
- 用途別おすすめWi-Fiルーター
- 設置するときの3つの注意点
(アイキャッチ画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/4580621?title=WiFi(コンクリート)&searchId=3372375428)
Wi-Fiとは?Wi-Fiルーターとは?
Wi-Fiとはパソコン、スマホ、テレビ、レコーダー、ゲーム機、タブレット、スマート家電などネットワークに対応している機器を無線でインターネットに接続する技術(無線LAN)のことをいいます。
Wi-FiルーターとはWi-Fi機器と電波の送受信を行いLANとの仲介を行うための機器です。配線が不要で複数台の同時接続ができるので、家中のどこにいてもインターネットに接続することができます。
Wi-Fiルーターのおすすめの選び方3つ
Wi-Fiルーターを選ぶときに「どこに注目して選べばいいの?」と悩みますよね。性能が高いものは金額も高くなり、逆に安すぎてしまうと速度や接続に満足できなかったり、選ぶのにも一苦労です。
そこで注目すべき3つのポイントがありますので紹介していきます。
- 自宅の間取りを確認する
- 接続可能台数を確認する
- 通信規格(速度)
自宅の間取りを確認する
Wi-Fiを使用していて「急に繋がりにくくなった」とか「この位置は電波が弱い気がする」とストレスを感じたことがありませんか。そのWi-Fiはご自宅の間取りに適していない可能性があります。
ワンルームの場合はあまり影響はありませんが、2階建ての戸建てや部屋数の多い間取りのマンションにお住まいの方は、間取りの把握はとても重要になります。
周囲の電波状況を計測し、電波の混雑状況やWi-Fiの広がりを見える化してくれる「Wi-Fiミレル」というアプリがありますので、試してみてください。
接続可能台数を確認する
パソコン、スマホ、テレビ、レコーダー、ゲーム機、タブレット、スマート家電などWi-Fiに接続して利用する機器が増えてきました。
Wi-Fiルーターは接続可能台数に上限があります。ご家族で利用するのであれば×人数分となりますので最大接続台数の把握が重要になります。
通信規格(速度)
現在の最新規格はWi-Fi6で最大通信速度が高速なのがわかります。同時に接続しても速度が低下しにくく、2.4GHzと5GHzの周波数帯に対応しています。
2.4GHz帯は電子レンジの周波と同じですので混雑しやすい傾向がありますが、5GHz帯の周波数は幅が広いので快適に使用することができます。
名称 | 規格名 | 周波数 | 最大通信速度 |
Wi-Fi 6 | IEEE 802.11ax | 2.4GHz/5GHz | 9600Mbps |
Wi-Fi 5 | IEEE 802.11ac | 5GHz | 6900Mbps |
Wi-Fi 4 | IEEE 802.11n | 2.4GHz/5GHz | 600Mbps |
Wi-Fiルーターのおすすめの便利機能3選
Wi-Fiルーターを選ぶ際に、あると便利な機能が3つあります。この3つがあるかないかで快適度が変わってきますので確認していきましょう。
- ビームフォーミング
- MU-MIMO
- メッシュWi-Fi
ビームフォーミング
Wi-Fiの電波はアンテナから同心円上に広がりながら、360°の全ての方向に飛んでいきますが、ビームフォーミングは特定の方向や端末に向けて電波を飛ばすことができます。
Wi-Fiの通信速度や安定性を高めるための機能で、使用時の通信速度が速くなるだけではなく電波が届きにくい場所にも安定して繋がります。
MU-MIMO(マルチユーザーマイモ)
MU-MIMOとは複数の機器と同時に通信を行なっても、データの通信速度を落としにくい通信技術です。
ご家族で同時に使用する際は、誰かの機器が遅いということはなく、全員が快適に使用することができます。
メッシュWi-Fi
メッシュWi-Fiとは対応している複数のルーターを組み合わせることでWi-Fiのエリアを網目(メッシュ)のように広げることができます。
ルーターから距離があっても通信可能で、通信経路のどこかで障害が発生しても障害地点を迂回し、自動で通信経路を構成するので、家のどこにいても快適にWi-Fiを使用することができます。
おすすめのWi-Fiルーター3選【一人暮らし】
一人暮らしで普段使いであれば、ハイスペックの機器を買う必要がなく、1万円以下のもので十分満足できます。その中でもおすすめが3つありますので見ていきましょう。
- エレコム WMC-X1800GST-B
- バッファロー WSR-1500AX2S-BK
- バッファロー WSR-1166DHP4-BK
エレコム WMC-X1800GST-B
通信規格 | Wi-Fi6 |
---|---|
ビームフォーミング | ◯ |
MU-MIMO | ◯ |
Wi-Fiメッシュ | ◯ |
「エレコム WMC-X1800GST-B」はテレワークやオンライン学習推奨モデルとされています。壁を挟んでも通信速度が低下しにくいので速さをそこまで求めなければストレスなく使用できます。
バッファロー WSR-1500AX2S-BK
通信規格 | Wi-Fi6 |
---|---|
ビームフォーミング | ◯ |
MU-MIMO | ◯ |
Wi-Fiメッシュ | ◯ |
「バッファロー WSR-1500AX2S-BK」は同モデルの中では安価に購入できるのが魅力です。機能性が良好で通信速度も安定しています。初期設定はアプリから簡単に行えます。
バッファロー WSR-1166DHP4-BK
通信規格 | Wi-Fi5 |
---|---|
ビームフォーミング | ◯ |
MU-MIMO | ◯ |
Wi-Fiメッシュ | × |
「バッファロー WSR-1166DHP4-BK」はWi-Fi5のスタンダードモデル商品です。Wi-Fi6モデルと比べると物足りなさを感じますが、一人暮らし使用でコストを抑えたい方におすすめです。
おすすめのWi-Fiルーター3選【マンション・戸建て】
マンションや戸建ての場合は、部屋のどこかが繋がりにくいとストレスを感じてしまいます。最新通信規格のWi-Fi6は必須として3つのおすすめを見ていきましょう。
- バッファロー WSR-3200AX4S-BK
- TP-LINK Archer AX73
- エレコム WRC-X5400GS-B
バッファロー WSR-3200AX4S-BK
通信規格 | Wi-Fi6 |
---|---|
ビームフォーミング | ◯ |
MU-MIMO | ◯ |
Wi-Fiメッシュ | ○ |
「バッファロー WSR-3200AX4S-BK」は、安定した速度で上下階にもしっかり届きます。家の中心付近に配置するのがおすすめで、どこにいても通信速度が低下することなく使用できます。
TP-LINK Archer AX73
通信規格 | Wi-Fi6 |
---|---|
ビームフォーミング | ◯ |
MU-MIMO | ◯ |
Wi-Fiメッシュ | ○ |
「TP-LINK Archer AX73」は、6本の外付けアンテナを搭載しています。設置場所は家の中心付近をおすすめしますが、通信速度が遅いと感じたらアンテナの角度を変えると快適に使用できます。
エレコム WRC-X5400GS-B
通信規格 | Wi-Fi6 |
---|---|
ビームフォーミング | ◯ |
MU-MIMO | ◯ |
Wi-Fiメッシュ | × |
「エレコム WRC-X5400GS-B」は、同時接続に強いのが魅力です。部屋数が多い環境でも広い範囲をカバーでき、速度も落ちにくいので接続機器数が多い方におすすめです。
おすすめのWi-Fiルーター3選【コスパ重視】
購入したら後悔したくないですし「だから安かったんだ・・・」と思いたくないですよね。そこで金額とスペックのバランスが良いもの3つを紹介していきます。
- TP-Link Archer A6
- ファーウエイ Wi-Fi AX3
- バッファロー WSR-1500AX2S-BK
TP-Link Archer A6
通信規格 | Wi-Fi5 |
---|---|
ビームフォーミング | ◯ |
MU-MIMO | ◯ |
Wi-Fiメッシュ | ○ |
「TP-Link Archer A6」は、4本の長いアンテナ搭載しています。通信速度はWi-Fi6と比べると物足りませんが、機能性は良好ですのでコスパ重視の方におすすめです。
ファーウエイ Wi-Fi AX3
通信規格 | Wi-Fi6 |
---|---|
ビームフォーミング | ◯ |
MU-MIMO | ◯ |
Wi-Fiメッシュ | ○ |
「ファーウエイ Wi-Fi AX3」は、速さは控えめですが、複数の機器を接続しても通信速度はほぼ変わりません。珍しいホワイト仕様で自宅に馴染みやすい商品です。
バッファロー WSR-1500AX2S-BK
通信規格 | Wi-Fi6 |
---|---|
ビームフォーミング | ◯ |
MU-MIMO | ◯ |
Wi-Fiメッシュ | ○ |
「バッファロー WSR-1500AX2S-BK」は、同モデルの中では安価に購入できます。速度はムラなく安定していて、機能性も良好です。初期設定はアプリで行えます。
Wi-Fiルーターを設置するときの3つの注意点
Wi-Fiルーターを置く位置を工夫することにより、繋がりやすさが変わってきます。その時の注意点が3つありますので見ていきましょう。
- 電波を出す機器の近くに置かない
- 障害物を近くに置かない
- 部屋の中心付近に設置する
電波を出す機器の近くに置かない
電子レンジやBluetooth機器など電波を出す機器は、電波が干渉し接続が不安定になる可能性があるのでその周辺は避けましょう。
障害物を近くに置かない
Wi-Fiルーターを見えないようにBOXの中に入れたり、周りに物がたくさんあると電波を遮ってしまい、うまく通信できません。電波が飛びにくくなるので障害物を置かないようにしましょう。
部屋の中心付近に設置する
Wi-Fiの電波はルーターを中心に360°に広がっているため、床から1〜2m離し部屋の中心付近に設置することで広い範囲に電波を届けることができます。
Wi-Fiルーターの寿命と買い替えタイミング
Wi-Fiルーターは買い替えのタイミングが重要で、目安は3〜5年です。ルーター自体の寿命もそうですが、スマホやタブレットを買い替えたり、引っ越しをしたり使用環境が変化しやすい時期だからです。
Wi-Fiルーターは壊れなければそのまま使用できますが、新しい機種がどんどん発売されてきます。古い機種を使い続けていると、セキュリティー面にも心配が出てくるため3〜5年を目安に買い替えましょう。
【まとめ】あなたに合ったWi-Fiルーターを見つけよう
これまで紹介してきてWi-Fiルーターのイメージが湧いてきたと思います。あなたに合ったWi-Fiルーターを探すために6つの選ぶポイントをもう一度確認していきましょう。
- 自宅の間取りを確認する
- 接続可能台数を確認する
- 通信規格(速度)
- ビームフォーミング
- MU-MIMO
- メッシュWi-Fi
この条件を満たしていて、あなたの好みの外観の商品が見つかればそれがあなたに合ったWi-Fiルーターです。快適なWi-Fiライフを楽しみましょう。