「これから面接とかどんな風に進めていけばいいのかな…」求職活動の説明から帰ってきてこんなふうに思っていませんか?
求職活動を始めてみると、面接を含めて実績の作り方までハローワークから伝えられる情報の多さに困惑してしまいますよね。
この記事では、求職活動の進め方で迷うことなくスムーズに進めるための情報をギュッとまとめてお伝えします。ぜひ最後までご覧ください。
アイキャッチ画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/23443021?title=Restart!文字入り黒い道しるべ_青空背景&searchId=1073340055
求職活動の全体像
まず求職活動の全体像についてお伝えします。ここを抑えておくだけで、求職活動に必要なポイントを漏らすことがなくなります。
なぜなら、次に何をすればいいか、最終的にどのような状態になっていればいいのかを事前に知っておくことで慌てずに準備できるからです。
例えば、次に何が出てくるのかわからないコース料理よりも、事前にメニューが載っているコース料理の方が食事のペースも掴みやすく、結果として美味しく食べることができます。
同じように、求職活動における全体像を抑えることで、無理なく自分のペースで活動を進めることができます。それでは、具体的な流れについて確認をしていきましょう。
- ハローワークで求職申込書を記入・提出
- 職業相談・応募・面接などの求職活動を実施
- 失業認定報告書に求職活動内容を記入
- ハローワークへ失業認定申告書を提出
ハローワークで求職申込書を記入・提出
ます求職活動を始める第1歩として、ハローワークで求職申込書を記入し提出しましょう。
この記事を読んでいる時にはすでに提出終えた段階かもしれませんが、全体の流れを知る上での復習として確認しておいてください。
職業相談・応募・面接などの求職活動を実施
次に、職業相談や応募、面接など求職活動の実績となるアクションを原則2回以上行いましょう。
とは言え、具体的にどんなことをすれば求職活動として認められるのか疑問に思うかも知れません。
簡単にお伝えすると「行動したもの全て」が対象と考えると整理しやすくなります。
例えば、求人票や企業のホームページで求人内容を確認して、自分に合っているかハローワークに相談したり、応募や面接した場合には対象になります。
自分の活動内容が実績として認められるか不明な時には、積極的にハローワークに相談して解決しましょう
失業認定報告書に求職活動内容を記入
行なった求職活動については、ハローワークからもらった失業認定報告書にもれなく記入しましょう。
どれだけ頑張って求職活動をしても、記入がなければやっていないこととして見なされてしまう可能性もあります。
求職活動を行なった当日、遅くても翌日には失業認定報告書に記入しておきましょう。
ハローワークへ失業認定申告書を提出
記入した失業認定報告書を個別に指定されている「認定日」にハローワークに提出するまでが1つのサイクルです。
認定日が何日か忘れてしまった場合には、ハローワークから配布された「雇用保険の失業等給付受給資格者のしおり」や「雇用保険受給資格者証」に認定日が記載されているため、確認しておきましょう。
求職活動をスムーズに進めるためのポイント
求職活動をスムーズに進めるためには、早め早めの行動がポイントになります。
求職活動は、認定日から次の認定日までの1ヶ月に2回以上、何をしたかが実績としてカウントされます。
経験上ではありますが、意外と1ヶ月という期間は短くてあっという間に次の認定日が来てしまい、残り5日間で何とか2回の実績を作り滑り込んだことがあります。
たった2回という制限ですが意外と短く感じることが多いため、計画的に早め早めの行動をとっておくことで慌てずに実績づくりができます。
求職活動実績のカウント方法
ここでは求職活動実績のカウント方法について、主な内容をご紹介していきます。
- 求人への応募
- ハローワーク等、船員雇用促進センターが行う職業相談、職業紹介等
- ハローワーク等、船員雇用促進センターが行う各種講習、セミナーの受講
- 許可・届出のある民間機関(民間職業紹介事業所、労働者派遣事業所)が行う職業相談、職業紹介等
- 許可・届出のある民間機関(民間職業紹介事業所、労働者派遣事業所)が行う求職活動方法等を指導するセミナー等への受講
- 公的機関等(独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構、地方自治体、求人情報提供会社、新聞社等)が行う各種講習・セミナー、個別相談ができる企業説明会等の受講、参加等
- 再就職に資する各種国家試験、検定等の資格試験の受験等
上記の7つの項目は、ハローワークから配布される「雇用保険の失業給付受給資格者のしおり」にも書いてありますが、求人情報を見ただけではカウントには含まれないため、注意が必要です。
さらに、単独の求職活動に加えて、一連の求職活動としてカウントされる場合もありますので追加でお伝えします。
- 職業相談に引き続いて、職業紹介を受けた場合
- 職業相談に引き続いて、初回講習、就職支援セミナー等を受けた場合
- 求職の申し込みに引き続いて、職業相談を受けた場合
- 企業説明会などで、複数の事業所と面談を行なった場合
求職活動実績に含まれる面接の種類
ここでは、求職活動実績に含まれる面接の種類についてお伝えします。
- ハローワークから紹介された企業との面接
- 登録した転職エージェントから紹介された企業との面接
面接を受けること自体が求職活動実績として認められる内容のため、方法は違いますが上記2つはどちらとも認められる活動となります。
1点注意しなければいけないのは、何らかの理由で面接を辞退してしまった場合、求職活動実績としてカウントされないことがあります。
求職活動実績の可否はハローワークが行うため、もし面接を受けることが出来なかった場合には、ハローワークへ相談すると良いでしょう。
面接辞退は極力避ける。もし面接を受けられなかった時はハローワークへ相談。
求職活動実績に含まれる面接以外の方法
ここでは、求職活動実績に含まれる面接以外の方法についてお伝えします。
- ハローワークで職業相談をする
- ハローワークが行うセミナー受講
- 転職エージェントが行うセミナー受講
求人情報を”眺めるだけ”以外は求職活動の実績としてカウントされます。そのため、無料で受けられる職業相談やセミナーも対象になります。
特に転職エージェントが行うセミナーは、インターネット上で申し込みから受講まで完結するものも多く用意されており、利便性も高いのが特徴です。
意外と求職活動として認められるためのハードルは高くありません。自分が動けるところから1つずつ実績を作っていくようにしましょう。
求職活動実績に認定される面接の日付
求職活動実績に認定される面接の日付は、もちろん「次の認定日まで」の日付になります。
どれだけ多く面接のスケジュールを組めたとしても、認定日を過ぎてしまったものはカウント対象にならない可能性が出てきます。
例えば、1/15が認定日だった場合、1/14の面接は活動実績になりますが、1/16の面接は活動実績にならない可能性があります。
事情を汲み取ってハローワークで実績としてもらえる可能性はありますが、出来るだけ余裕のある日付で面接のスケジュールを組むようにしましょう。
求職活動で行なった面接の活動実績記載方法
求職活動として行なった面接は失業認定申告書に、活動実績として記載するようにしましょう。
実際に失業認定申告書を見ると、記載スペースに限りがあるためあまり多くのことを書く必要はありません。
例えば「株式会社〇〇の面接を4月15日に受け、採否結果待ち」のように、どこの面接をいつ受けたのかがわかる程度で大丈夫です。
何より、求職活動として行なった面接の内容を漏らさずに、失業認定申告書に記載することが大切になります。
求職活動を楽に進めるためのポイント
ここでは、求職活動を楽に進めるために押さえておきたい誰でも簡単にできるポイントをお伝えします。
誰でも簡単にできる理由は「ハローワークに足を運ぶ認定日を利用できるから」です。
具体的には、失業認定申告書を提出する認定日に職業相談を受けることで、求職活動実績として認めてもらうことができます。
つまり、次の認定日までの1ヶ月をスタートする日に、1つ実績を作った状態で進めることができるため、残りの求職活動も楽に進めることができるということになります。
面接で認定日は変更できる
結論から先にお伝えすると、面接日と認定日が重複していた場合には面接を優先して認定日を変更することができます。
企業との面接日は先方の都合もあり、自分の認定日と重なってしまう可能性はゼロではありません。
そのような場合には、事前にハローワークに連絡をすることで認定日の変更をすることができます。ただし、面接日を証明できるものが必要になるため、準備するものをハローワークに確認しておきましょう。
繰り返しになりますが、面接日と認定日が重なってしまった場合には認定日の変更ができるため、自分の求職活動を優先して動いていきましょう。
求職活動と面接はスムーズに進められる【まとめ】
この記事では、求職活動の進め方で迷うことなくスムーズに進めるための情報をお伝えしてきました。
求職活動はハローワークとのやり取りがあり、手間に感じることも少なくありません。そのため、出来るだけ負担は減らしつつ、早く良い結果を出すことが大切になります。
面接のポイントや求人選びなど、ハローワークから多くの情報を提供してもらうことができます。
まずは、ハローワークで面接に結びつけるための職業相談から取り組んでいきましょう。