最近、「格安SIM」って言葉をよく聞くけれど、今使っているNTTドコモ、auやソフトバンクとは何が違うんだろう。と頭を抱えてはいませんか?
自分一人では格安SIMのメリット・デメリットが分からなくて大変ですよね。
この記事では、格安SIMとは何かについてはもちろん、格安SIMのメリット・デメリットもご紹介しています。ぜひ最後までご覧ください。
(アイキャッチ画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/22940198#goog_rewarded)
格安SIMとは、なんだろう?
格安SIMとは、大手キャリア(NTTドコモ、au、ソフトバンク)以外の通信業者が提供するSIMカードです。
格安SIMの通信事業者は、MNO(Mobile Network Operator)から回線を借り ることで、インターネットや通話を提供しています。
自社で回線を所持せず、他の事業者から回線を借りて通信サービスを提供しているため、MNVO(Mobile Virtual Network Operator / 仮想移動体通信業者)と呼ばれています。
格安SIMはどうして安いの?
はじめに、格安SIMについてご紹介しましたので、続いて、格安SIMが安い理由3つをご紹介します。
- 通信ネットワークを借りているため
- スマホ端末代が必要ない、または格安で購入できる
- 自分に合ったプランを選べる
通信ネットワークを借りているため
通信回線や基地局などの通信インフラを持つ通信事業者をキャリアといいます。格安事業者はキャリアの通信ネットワークを借りることで、設備投資費用がかかりません。その分月額使用料が安く設定されています。
大手キャリアの月額利用料金は、通信インフラの拡充や整備には多大な費用がかかるため、割高となっています。しかし、安定した速度を保ったデータ通信が提供されています。
スマホ端末代が必要ない、または格安で購入できる
現在使用しているスマホや格安のスマホを購入してから、格安SIMカードを挿入することで使用できます。個別に端末を決められるため、費用を抑えることができます。
自分に合ったプランを選べる
プランのバリエーションが多く、自分が必要なものを選択してSIMカードを購入することができます。キャリアでは、付加サービスに費用が掛かるため、負担額が高くなっています。
格安SIMのメリット
格安SIMが安いのは分かったけど、安いだけなら変更しなくてもいいいかな?とお思いのあなたに、格安SIMのメリットを3つご紹介します。
- 月額料金が安い
- 現在持っているスマホを使える
- 料金体系がシンプルで分かりやすい
月額料金が安い
格安SIMに乗り換える一番のメリットは、月額料金を安くできることです。プランの組み合わせによって、キャリアの月額料金と比べ、半額以下に金額を抑えることができます。
現在持っているスマホを使える
対応した格安SIMであれば、引き続き現在持っているスマホを使うことができます。
格安SIMによっては、対応していない端末があります。格安SIMを購入する際は使う端末が対応しているかを確認してから購入することが大切です。
料金体系がシンプルで分かりやすい
料金体系がシンプルで、ほとんどの格安SIMは、「音声通話SIM」「データSIM」から選べます。「データSIM」は通話ができませんので、注意が必要です。
格安SIMのデメリット
格安SIMのメリットをご紹介しましたが、もちろん、格安SIMにはデメリットもあります。次に、格安SIMのデメリットもご紹介します。
- 通信速度が遅い
- 実店舗が少なく、対面サポートが受けられない
- キャリアメール・キャリア独自機能やサービスが使えない
通信速度が遅い
格安SIMに変更後、通信速度が遅くなったと感じる人が少なくありません。混雑時であるランチタイム(12時以降~)や17時~22時は通信速度が遅くなりがちです。
格安SIMを選択する際には、「最高速度」よりも「最低速度」に注目して購入しましょう。ある程度の速度があれば、混雑時も大きなストレスを感じずに使用できます。
実店舗が少なく、対面サポートが受けられない
格安SIMの購入は、多くがインターネットのみで実店舗での手続きができません。申込から設定まで自分自身で行わなければなりません。
何か問題が起こった時には、対面で対応をしてもらませんが、ホームページには充実したヘルプページやサポートがありますので、そちらで問題を解決することができます。
キャリアメール・キャリア独自機能やサービスが使えない
格安SIMに変更後は、キャリア特有のメールやサービスを利用できなくなります。キャリアメールからフリーのメールアドレスやメールアプリに変更して、活用しましょう。
格安SIMに移行しても、電話番号はそのまま使える?
格安SIMに移行後も現在使用している電話番号をそのまま引き継いで使用できます。
ただし、現在使用している通信会社で電話番号の移行手続き(MNP:Mobile Number Portability)が必要です。
この手続きをしないで格安SIMに移行してしまうと電話番号が使えませんので、注意しましょう。
手続きは各通信会社によって異なります。また、それぞれの会社のホームページでぜひ確認してみてください。
「SIMフリー」「SIMロック解除」とは、なんだろう?
SIMフリーとは、SIMロック解除された端末のことです。SIMロック解除することで、他の通信会社のSIMカードを利用できるようになります。
そして、最初からSIMロックをしていない端末をSIMフリーと呼びます。家電量販店やメーカー直販店などで販売しています。
SIMロックが解除されても、端末によっては使えないSIMカードもあります。購入の際は、通信会社の動作確認端末情報から使用できるかを確認しておくことが大切です。
格安SIMを選ぶときのポイントは?
格安SIMを選ぶ段階で気になるのは、「どんなところに気を付ければいいのか。」「何を目安に選べばいいのか。」だと思います。そこで、ここでは格安SIMを選ぶ際のポイントをご紹介します。
- 料金やデータ通信量で選ぶ
- 通信速度から選ぶ
- SIMカードのサイズを選ぶ
料金やデータ通信量で選ぶ
格安SIMには、複数のプランや料金設定があります。音声通話に対応したプランやデータ通信のみのプランなど、プランによって内容も料金も異なります。
データ通信の容量もえらぶことができます。自分の利用したいプランから選ぶことで月額料金が異なりますので、ぜひ組み合わせを工夫してみるのがおすすめです。
通信速度から選ぶ
格安SIMの一番の注目ポイントは「通信速度」でしょう。キャリアと比べると時間帯によっては、通信が安定しないことがありますので、速度に注目して選択してみましょう。
SIMカードのサイズを選ぶ
SIMカードのサイズには「標準SIM」「microSIM」「nanoSIM」があります。
自分が持っている機種によってSIMカードのサイズを選びましょう。大きさが異なると利用できないことがありますので、注意しましょう。
格安SIMとは何か?をまとめてみた
格安SIMとは、大手キャリア以外が提供する通信SIMカードのことをいいます。格安事業者はキャリアの通信ネットワークを借りているため、月額使用料が安く設定されています。
月額料金が高いと感じている方は、ぜひ格安SIMを検討してみるのが、おすすめです。現在持っているスマホを使うことができ、料金体系も大変シンプルで選びやすくなっています。
ただし、格安SIMカードを購入する際には以下のポイントに注意しましょう。
- 通信が遅いと感じることがあります。
- 対面サポートが少ないので、ホームページなどで確認し、問題を解決しましょう。
- キャリア独自のサービスやメールは使えなくなります。
格安SIMへの変更は、移行前の準備がいくつか必要ですが、一度変更してしまえば、現在の月額使用料を半額以下に下げることができます。ぜひ、格安SIMへの変更してみましょう。