仕事を今すぐにでも辞めたい？実行する前に具体的理由を考えよう

「毎日の出勤がゆうつで仕事を辞めたいな」あなたはこのように考えていませんか？

しかし、あなたはなぜ仕事を辞めたいか具体的になっていますでしょうか。この「仕事を辞めたい具体的な理由」が明確でないと、実際に仕事を辞めたあとに後悔することになります。

そこで今回はなぜ仕事を辞めたいのか理由を探して、仕事の辞め方や転職の仕方などを解説していきます。

仕事は辞めてしまうと元に戻れません。その前に今の自分の状況を確認しておくことが大切です。この記事を参考にして、仕事の棚卸をしてください。

出典：https://www.photo-ac.com/main/detail/3616956?title=%E6%82%A9%E3%82%80%E7%94%B7%E6%80%A7&searchId=1869492347

みんなはどんな理由で仕事を辞めたいのか？その原因とは

実際に仕事を辞めた人は、どのような理由で辞めているのでしょうか？大手転職サイトが行った調査結果では下記のようになりました。

1位：給与や福利厚生が良くない
2位：職場の人間関係が良くない
3位：休日や残業時間などの待遇が良くない
4位：仕事内容にやりがいを感じない
5位：会社に安定性、将来性がない
6位：仕事を正当に評価してもらえない
7位：経営理念や社風が合わない
7位：職場環境が悪い
9位：希望の勤務地でない

調査方法／全国の20～35歳の会社員（正社員）を対象にインターネット調査
実施期間／2015年7月31日～8月2日、回答数370名

出典：https://tenshoku.mynavi.jp/knowhow/caripedia/03

このランキングから仕事を辞めている人は待遇面や人間関係などが原因であることが分かります。やはり、待遇面や人間関係を解消するために仕事を辞める人が多いようです。

さらに、この調査結果では１位～４位までが全体の８割をしめました。それだけ、この２項目は辞める理由に直結しているのです。

なぜ仕事を辞めたいのか？そこに明確な理由はありますか？

上記では仕事を辞めた人の原因を見てきました。人によってそれぞれですが、転職した人には明確な転職理由があります。

唐突ですが、あなたはなぜ仕事を辞めたいのでしょうか？ここが明確にならず仕事を変えるのはリスクがあります。

なぜなら、仕事を辞めたい理由が明確になっていない人は、今の職場でもいいとも思っているからです。この状態で転職してしまうと、転職先で「前の会社の方がよかったな」と後悔する可能性があります。

辞めたあとに後悔しないためにも、今の自分はなぜ仕事を辞めたいのか考え直していきましょう。

仕事を辞めたい理由を深堀していく方法

仕事を辞めたい人は、今の自分がなぜ辞めたいのか明確な目的が必要だと話しました。そこで、仕事を辞めたい人に行って欲しいことがあります。

それは、今の自分の気持ちを整理するために紙やスマホのメモ帳に書き出すことです。より具体的に書き出すことが大切です。

例えば、漠然と給料が安いことが不満だとします。紙に書くとき今の給料が仕事量にあっているのか、同じぐらいの年齢の人はどのぐらいの給料なのか、なぜ給料が安いのかなど細かく情報を分けていくことが大切です。

細かく情報を書くと、自分の辞めたい理由が具体化されて転職活動時の物差しになってくれます。転職活動で失敗しないためにも、辞めたい理由は具体的にしてください。

行動を起こすべき!仕事を辞めてもいい状態とは

仕事を辞めたい理由によってはすぐに転職活動を行った方がいい場合があります。

うつ病傾向にある

体がうつ病のような症状が出ている人はまず休職をしてください。そのうえで心身を回復してから転職活動を始めましょう。うつ病を発症したということは、その職場が自分に合っていないということになります。

うつ病は誰でもなる可能性があり、2017年には400万人以上の患者がいるとされています。そのぐらい一般的な病気で、仕事の人間関係や業務内容によって発症しやすいです。

体から出ているSOSだと思って、少しでも体調がおかしいと思ったら、専門の医者に診てもらい、休職をしてください。

そして、今後の体のことも考え、合わない職場での仕事を辞めて、転職活動をしていきましょう。

労働時間が長い

残業時間が月間80時間を超えているのも心身に支障をきたす原因となるので、仕事を辞めたほうがいいでしょう。過労死と長時間労働は密接に関わっており、生死にかかわる問題です。

上司に業務改善を訴えても効果がなければ、その会社は早く見切りをつけたほうが良いです。

解決できないハラスメントを受けている

上司や同僚からのハラスメントはどこの職場でも起きてしまいます。それが人事異動や話し合い等で解決できればいいのですが、自分の力では解決できなそうなら辞めて違う会社にいきましょう。

ハラスメントはうつ病発症の原因でもあるので、心身を壊す前に行動するべきです。

少し待って!仕事を辞めない方がいい状態とは

仕事を辞めたい理由が下記に該当する人は、自己解決が可能なため勢いで辞めない方が最良です。

仕事がつまらないと感じている人

今の仕事がつまらなくて辞める人は、おそらく次の仕事もつまらないと感じてしまうでしょう。仕事は確かにつまらないことが多いです。

毎日同じルーティンの繰り返しで飽きてしまいますよね。しかし、仕事は楽しいから行うことでしょうか？

仕事がつまらないと考えている人は、まず何のために仕事をするのかを考えてください。仕事をする目的を見直せば、今の会社でもいいと思えるかもしれません。

周りに流されて辞めようと思っている人

周りの人が辞めたから自分も辞めようかなと考えている人は、今は行動を起こさない方がいいです。本当に辞めている人は、辞める目的を持って行動しています。

その考えが周りに合わせたからという理由では、転職した後で、やはり前の会社が良かったなと思い後悔する可能性があります。後悔しても元に戻ることはできません。

中途半端で転職活動をするのが一番まずいです。周りに流されることなく、自分の決めた信念は貫いてください。

前回の転職から時間が経っていない人

前回の転職から3年も経っていない人は、転職活動はしない方がいいです。理由は、短期離職を繰り返していると会社から良い評価されないからです。

よく3年はその会社に勤めろと言われますが、その風潮はどの企業でも一緒です。短期離職していると、「少しのことでも嫌になったら辞めてしまうのではないか」とか「長続きしない人」と思われてしまいます。

もちろん、辞める理由が明確になっていればいいのですが、経歴に傷をつけないためにも短期離職は避けましょう。

仕事を辞めたいと思ったらまず取る行動は？

仕事を辞めたいと思ったら、最初にとっておいた方が良い行動があります。

上司や同僚に相談

仕事を辞めたいと考えている人は、上司や同僚に相談しましょう。社内の人間に相談することが厳しければ、公的機関の無料相談でもいいです。

仕事を辞めたいと思っているときは、そのことしか頭にないはずです。

周りの人に話をして相談すれば自分では見つからなかった気づきや辞めなくていい方法など分かるかもしれません。何より誰かに話すと共有できた気がして心がすっきりしますよね。

仕事を辞めたくなったなら、信頼できる人に相談してみてください。

色々な業界の情報を仕入れる

仕事を辞めたいと考えている人は、今いる業界だけでなく、いろんな業界の情報を得ておきましょう。

実際に転職しようと決意したときに、すぐに行動に移せるためです例えばメーカーの会社に勤務していた人は、メーカーの業界なら詳しいと思います。

しかし、転職活動で異業界に飛び込みたいと思うならその業界のことには詳しくあるべきです。そのような情報は、事前に得ておきいざとなったらすぐ応募ができれば、転職先が決まるスピードも早まるでしょう。

仕事をしながらでも、転職活動の情報は集めておくようにしてください。

仕事を辞めたいなら転職エージェントを利用しよう

仕事を辞めたい、辞めようと考えたら転職エージェントを利用しましょう。転職エージェントは、マイナビやリクナビなどが展開する人材紹介サービスです。

転職エージェントを利用すると費用が掛からず、今の自分の市場価値や、企業の紹介など転職活動のサポートをしてくれます。何よりプロの方が傍にいると思うと心強いですよね。

転職市場はめまぐるしく変わっていきます。ぜひ転職エージェントを利用して、転職活動を成し遂げてください。

仕事を辞める時に絶対抑えておきたい注意点

ここはとても大事です。仕事を辞める前に、次の職種は決めておきましょう。次の仕事を決めずに辞めてしまうと、収入が途絶ええてしまうことになります。

失業保険も自己都合退職だともらえるのは約3か月後になり、働いていいた期間によりますが3か月間ほどです。

さらに、給与の6割ほどしかもらえないため、生活が苦しくなります。収入が途絶えることが、どれほど精神的にくるか考えてください。

ですので、必ず次の職種を決めてから退職するようにしてください。

実際に辞める際の手順

実際に辞めることを決心したら、以下の手順を踏んでください。周りの社員のためにも、早め早めの行動を心がけましょう。

上司に退職を伝える時は、就業規則に沿って最低でも1か月前には伝えておきます。間違っても直前に行うことは厳禁です。

スムーズに退職できるよう引継ぎも計画的に行っていきます。会社規定の引き継ぎ書もあれば、見直し確認もできるので後任の人も分かりやすいですよ。

さらに、取引先やお世話になった方への挨拶は忘れずに行ってください。退職後も取引先とはどのような形で関わるか分からないので、丁寧な挨拶を心がけてくださいね。

まとめ　仕事を辞めたいなら今の自分を見つめなおそう

仕事を辞めたいと考えている人は今の自分を見つめ直しましょう。自分を見つめ直せば、今自分は何に悩んでいるのか、何をしたくて今の会社に入ったのかなど様々なことを考えることができます。

そして、仕事を辞める明確な理由を見つけるのです。それがない間は今の仕事を続けておきましょう。

仕事を辞めても元には戻れません。仕事を辞めることは一大決心だと思います。それだけに、自分が納得して仕事を辞めるようにしてください。