誰でも仕事を辞めたいと思ったことがあるのではないでしょうか。収入面、職場環境、将来のキャリアなど今の会社にずっといてもいいのかと漠然と悩んでしまうことはあると思います。
仕事を辞めることは不安で中々踏み出せない人も多いです。しかし、仕事をしながらそのモヤモヤとずっと向き合っていく時間は苦痛で人生が楽しくないですよね。
本記事では、仕事を辞めたいけど中々辞められない原因や仕事を辞める前に準備しておきたいことから転職の進め方まで紹介していきます。
仕事の悩みをそのままにせずしっかり向き合って、現状を変えられるように行動していきましょう!
出典:https://www.pakutaso.com/20191223360post-24996.html
仕事を辞めたいけど行動に起こせない原因
仕事が憂鬱で抜け出したいと感じていても、自分で行動しないことには現状を変えることはできません。
しかし、仕事を辞めたいと思っていてもなかなか行動に起こせずそのまま時間が立ってしまっている人は多くいるのです。
では、行動に起こせない人にはどのような傾向があるのでしょうか。行動にブレーキがかかってしまっている原因について3つ紹介していきます。
- 自信がないから踏み出せない
- 先延ばしにする癖がある
- 迷惑をかけてしまうと罪悪感を抱いてしまう
自信がないから踏み出せない
自分のスキル不足による自信のなさでなかなか踏み出せないという理由から行動できないことが原因としてあげられます。
自分に自信がなくて踏み出せないという理由からは傷つきたくないという理由に結びついていて行動の妨げになっている可能性があります。
転職活動は企業に自分の実績と経験をアピールしなければならないので、面接で不合格になってしまうと自分を否定された気分になり自己肯定感が下がってしまいますよね。
自信がないことや自己否定によるモチベーションの低下を考えるとなかなか行動ができなくなってしまう人も多いです。
先延ばしにする癖がある
行動に起こせない人によくある原因として先延ばしにする癖がある人です。先延ばしにする癖がある人は、自分の環境を変えることにおいてもすぐに行動できず先延ばしにしてしまいます。
こういった人は「仕事が忙しくて今は転職活動ができない」「環境が変わるのを待とう」など何かと理由をつけて自分から行動することを後回しにしようとする癖があります。
そのうちに「いつか転職しよう」に変わって気づいたら、「もうここでいいや」と年齢を重ねてしまうのです。こうして転職する機会を逃して一生行動できずに月日が経ってしまいます。
迷惑をかけてしまうと罪悪感を抱いてしまう
行動に起こせず今の環境にとどまってしまう人にありがちなのが、職場の人に申し訳なさを感じて行動できなくなってしまう人です。
人間関係以外でも仕事を辞めたいと思う理由があると思いますが、一緒に仕事をしてきた先輩や上司に申し訳なさを感じてしまいなかなか会社を辞めたいと言い出せずに続けてしまっている人もよくいます。
人間関係が良好だからこその言いづらさという観点で行動ができないという理由につながってくるパターンもあるのです。
仕事を辞めたい理由を明確にしよう
仕事を辞めたい時は必ず何かしらの明確な理由が存在します。まずは辞めたい理由をしっかり明確に言語化して悩みを解決する方法を考えていきましょう。
仕事を辞めたい理由を明確にせずに辞めてしまうと円満退職ができず、転職活動がうまく行きずらく、また同じことを繰り返してしまう可能性もあります。
今自分が仕事を辞めたいと思う一番の理由は何なのか、それは会社を辞めなくても改善する余地はあるのかも深く考えてることから始めていきましょう。
仕事を辞めたい時は家族に相談した方がいい?
仕事を辞めたい時は生活のこともあり、ご自身だけの問題ではない場合もあるのでご家族に相談しようか悩んでしまいますよね。
相談することでいろんな選択肢が広がることもあるので、家族に限らず転職活動をする際は誰かに相談してみることがお勧めです。相談することによって自分の軸が見えてきたりやりたいことが見えてきたりもします。
しかし、家族に相談することで干渉されてストレスやプレッシャーを感じて冷静な判断ができなくなる可能性もあるので注意が必要です。相談する相手はしっかり見極めて相談しましょう。
仕事を辞めたいけど辞められない状況の時はどうする?
仕事を辞めたいけけれど、上司のパワハラや転職活動の時間が全く取れないなど人によって状況は様々あると思われます。
そういった状況の時は、部署変更や時短勤務、休職も検討してみてください。社内環境は人事に相談してみることもできますし、体調不良の場合は国の制度を利用して休職手当をもらうことも可能です。
今環境を我慢し続けることの方が返って悪い方向に進んでしまう可能性もあります。まずは一人で悩まずに相談して現状を改善できる方法を見つけていきましょう。
仕事を辞めたいけど準備せずに辞めるのは危険!
職場環境が悪くてすぐに辞めてしまいたくなるところではありますが焦っては返って失敗します。感情に任せて辞めてしまうと様々なリスクを伴います。
会社を退職する時は退職の手続きなどがあり辞めた後にその手続きをするとなると書類の返還や受け取りに時間がかかってしまいます。また、次の仕事が決まっていないと焦って転職活動が失敗する恐れがあります。
会社を辞めるときは次の転職先が決まって、引き継ぎ等を終わらせてから退職することをお勧めします。
最近は退職代行というサービスもあるのでどうしても会社とやりとりをしたくないという人は退職代行サービスを使った退職という方法もあります。
仕事を辞めたい時は転職活動の準備をしよう
仕事を辞めたい理由を明確にしたら次は本格的に転職活動を始めることになりますが、何から始めればいいのか悩むところですよね。
準備不足のまま転職活動をしてしまうと、なかなか決まらず転職活動が長引いてしまったり妥協して失敗してしまう恐れもあります。
転職活動を始める前の準備について4つ紹介します。転職を成功させるためにこれから転職活動を始める方はしっかり紹介するポイントを抑えて実行していきましょう。
- 自己分析をする
- 転職活動の行動計画を立てる
- 転職サイトに登録する
- エージェントに相談する
自己分析をする
転職活動の際にしっかり整理しておきたいのが自己分析です。自己分析は会社を選ぶ上でも、面接時にも必ず重要になってきますので油断できません。
転職をするにあたっての軸は何か、転職することによって何を解決したいのか、どのようなキャリアを積んでいきたいのかなど自己分析をしっかり深堀りしていきます。
自己分析をせず、軸がブレブレのまま転職活動をすると書類選考や面接でつまずいてしまったり、転職してもミスマッチが起きてしまい短期離職になりかねないので自己分析を十分にした上で転職活動に臨みましょう。
転職の行動計画を立てる
転職活動を始める際は、計画的に進められるようにしっかりと行動計画を立てることをおすすめします。活動期間を定めておくことで、逆算してどう行動していけばいいのかが見えてきます。
計画を立てずに進めてしまうとうまく選考が進まず大幅に時間がかかってしまったり、転職の機会を先延ばしにしてしまうなんてことにもなりかねません。
転職活動は新卒の就職活動と違い経験に沿ったベストな会社を絞って受けることが成功の秘訣なのでこれを意識して行動計画を立てていきましょう。
転職サイトに登録する
ある程度行動スケジュールと自己分析をできたら本格的に会社に応募していきます。会社選びには転職サイトに登録することになります。
転職サイトはエージェントを使用しない場合は直接会社に応募する方法なので、転職サイト上の職務経歴書と履歴書の入力はしっかり充実した内容にしておきましょう。
転職サイトはいろんな特徴があるので、ご自身に合う転職サイトを見極めて何社か登録しておくことをおすすめします。
エージェントに相談する
転職活動は直接会社に応募する自己応募と転職エージェントを通して会社に応募するという2つのパターンが一般的です。
転職エージェントは履歴書の添削を行ってくれたり、さまざまな企業の情報も持っています。転職の意向が決まっていないくても相談だけでも受けているので、まずは相談だけでもしてみましょう。
また、転職エージェントも会社によってさまざま特徴があるので自分にあうエージェントを見つけて動いていくことが効率的です。
希望に沿っていない求人を大量に送ってくるエージェントなどもいるので、全て転職エージェントに委ねるのではなく選択肢の一つとして利用するようにしましょう。
エージェントを利用するメリットとは?
転職活動は自己応募とエージェント経由での応募が一般的ですが、自己応募の方が受けたいところを幅広く受けられるから効率良いのでは?と思われるかもしれません。
では、転職エージェントを利用するとどのようなメリットがあるかについて3つ紹介していきますので、ご自身の転職活動の進め方と照らし合わせてみましょう。
- 効率よく転職活動を進められる
- 企業の有益な情報が知れる
- 面接対策・履歴書添削をしてもらえる
効率よく転職活動を進められる
エージェントを使うメリットはなんといっても効率よく進められる点です。転職活動は学生の頃の就職活動とは違って現職に勤めながら活動をしていくことになることが多いです。
転職エージェントは自分の希望に沿った求人を送ってくれたり、仕事を考慮して面接日程の交渉を企業にしてくれます。
自己応募では直接企業とやりとりをすることになるので、そういった手間を転職エージェントに代行できるという点がエージェントを使うメリットと言えるでしょう。
企業の有益な情報が知れる
転職エージェントは常に企業研究をしているプロなので、様々な企業の情報を持っていることも多いです。
自分の気になる企業の情報を知っている可能性もあるので、エージェントに求人を紹介してもらうだけでなく情報を取得するためにエージェントを使用するという使い方もできます。
検索で出てこなかった会社の裏情報や最新情報を持っている可能性もあるので有益な情報を得られる点もエージェントを使うメリットです。
面接対策・履歴書添削をしてもらえる
エージェントは求人紹介だけでなく、面接対策や履歴書の添削もしてくれるのでしっかり対策をして選考に臨むことができます。
忙しくて履歴書を作成する時間がしっかり取れなくても、添削をした上で企業に提出してくれるので書類通過率が上がって選考が進みやすくなることもあります。
また、転職を検討している段階でも相談は可能なので気軽に相談できる点がありがたいですね。相談することで選択肢も広がって前向きに転職活動に臨むきっかけになることも多いです。
エージェントを利用するデメリットとは?
エージェントは転職活動を効率よく進められるメリットが多いですが、反対にデメリットになることもあります。
エージェントを利用するデメリットについても3つ紹介しますので、どのように転職活動を進めていくのがいいのか考えてみましょう。
- 合わないエージェントだと効率が悪くなる
- 応募までに時間がかかることがある
- エージェント経由だと求人数に限りがある
合わないエージェントだと効率が悪くなる
エージェントによって強みは様々なので自分の希望に合う求人を紹介してくれるエージェントでないと逆に効率が悪くなることもあります。
自分の経験に沿った求人を送ってくれるエージェントが多いですが、中には大量募集している求人を送ってきたり、希望に沿っていない求人を送ってくるエージェントもいます。
こういった求人は、ブラック企業が多かったり入れ替わりの激しい企業の可能性もあります。合わないエージェントにあたってしまうと時間が無駄になったり、転職活動が失敗する恐れもあるので注意が必要です。
応募までに時間がかかることがある
エージェントを利用する際には、最初に希望条件や転職の動機などをエージェントに伝えるために面談をする必要があります。
自分に合うエージェントを探す時間や面談の時間を考えると選考に進むまでの前段階の準備に時間を要してしまうのでその点がデメリットといえます。
また、自己応募の場合は直接企業に応募しますが、エージェントを通すと自分のタイミングで進められないことも少しストレスに感じてしまうかもしれません。
エージェント経由だと求人数に限りがある
エージェントの紹介求人にはそのエージェントが持っている求人数に限りがあるので、自分の希望している求人がなかなか見つからない場合はデメリットになることがあります。
社会人経験が浅いことや、実績が少ない人はさらに求人数が狭まれてしまうので有名企業のポテンシャル採用を狙う人は自己応募の方が早い可能性もあります。
自分の職歴や面接力の自信や、入りたい企業が明確な人はエージェントを利用するよりも自己応募で攻めていく方が効率よく転職活動ができることもあるので、エージェントを利用しない方がいいという人もいます。
現状を変える努力は焦らずに
今の環境からとにかく抜け出したいと焦ってしまうことはあるかと思いますが、焦らずに計画を持って行動していくことが大切です。
焦って行動すると自分を追い込みすぎて軸がブレてしまったり、冷静な判断ができなくなってまた同じ失敗を繰り返してしまう人も多いです。
転職活動は焦らずに自分のペースで進めることが、モチベーション維持する上でも大切になってきます。上手く行かなかった時はいったん忘れて休憩を入れながら進めていきましょう。
まとめ:悩んだ時は勇気を出して行動しよう
仕事を辞めるために行動する時は多少の努力は必要ですが、悩んでいる時は一人で抱え込まずに相談することも大切です。
誰かに相談するだけでも気持ちが楽になりますし、現状を変えるきっかけにもなります。現状を我慢して変わろうとしないことが一番のリスクなのでまずは勇気を出して一歩踏み出しましょう。
仕事を辞める前の準備や転職活動は慎重に活動しないと失敗してしまうことも十分わかっていただけたかと思います。
あなたの未来をよりよくするのはあなたの行動次第です。あなたの未来が理想的で明るくなるために一歩踏み出して行動していきましょう。