「仕事を辞めたいなあ。」「なんだか最近会社に行きたくない。」
あなたは上記のように、なんとなく仕事を辞めたいと思っていませんか?
この記事では、仕事を辞めたいと思ったらすべきことや具体的な仕事の辞め方、その先の転職活動のやり方まで詳しく解説します。
この記事を読めば退職や転職のやり方が理解できるので、仕事を辞めたいけどやることがわからないあなたは、ぜひ最後まで読んでくださいね。
(アイキャッチ画像出典:https://www.pakutaso.com/20170613153post-11843.html)
仕事を辞めたいと思う5つの理由
まず、仕事を辞めたい理由を紹介します。仕事を辞めたい主な理由は5つあります。
人間関係や給料など、あなたに当てはまるものがあるのではないでしょうか。
- 人間関係がつらい
- 仕事にやりがいがない
- 給料が安い
- 仕事量が多い
- 労働時間が長い
どんな理由で仕事を辞めたいと思ったのか、1つ1つ見ていきましょう。
人間関係がつらい
一日の大半を占める仕事で人間関係がうまくいかなかったら、辞めたくなりますよね。
人間関係だけでなく、上司のパワハラやモラハラに苦しむこともあるでしょう。苦しいけど誰にも相談できない。そうなったら仕事が嫌になってしまいます。
人間関係が崩れた結果メンタルまで傷つき、辞めたいと思う人が多いです。
仕事にやりがいがない
思っていた仕事と違ったり単調な作業の繰り返しだったりすると、仕事にやりがいを感じません。
やりがいがないと、仕事を続けるモチベーションも沸きませんよね。
仕事はお金のためと割り切れればいいですが、そうはいかないのが現実です。
給料が安い
毎日がんばって働いているのに、給料が安いと辞めたくなります。給料とは会社からの評価そのものです。
給料が低ければ評価されていないと感じ、仕事のモチベーションも下がります。
現在は不況のため、給料が安いうえにボーナスがカットされることもあります。そうなってはますます辞めたくなりますよね。
仕事量が多い
会社から与えられるノルマが高く、達成不可能な場合も辞めたくなってしまいます。
あなたが好きな仕事であり、給料に見合った仕事量ならいいですが、そんなことはありませんよね。
仕事量が多く、終わりの見えない作業を続けていたら嫌になって当然です。
労働時間が長い
労働時間が長くなることで家族や友人との時間が取れなくなり、辞めたくなってしまいます。
生活や趣味のために仕事をしているのに、仕事ばかりでは働く意味が分からなくなります。
労働時間が長いと睡眠も満足に取れません。健康にも悪影響です。
仕事辞めたいと思ったらすべき3ステップ
次に、仕事を辞めたいと思ったときにすべきことを紹介します。辞めたい原因を把握して、1つ1つ解決していきましょう。
簡単な3ステップで紹介してきますので、ぜひ一緒にやってみましょうね。
- 辞めたい理由を書きだす
- 自分で解決できる問題がないか考える
- 身近な人に相談する
①辞めたい理由を書きだす
まず、辞めたい理由を書き出して、頭の中を整理しましょう。書くことで人間の脳はクリアになります。
次に、辞めたい理由を不満度の順に並べていきます。あなたがほんとうに悩んでいることを見つけてくださいね。
②自分で解決できる問題がないか考える
辞めたい理由を不満の順に並べたら、自分で解決できる問題と解決できない問題に分けましょう。
自分で解決できる問題は、相談や工夫をして解決してあげましょう。
例えば、やりがいがないなら部署異動を申し出る。給料が安いなら、給料アップの相談をするなど、自分でできることはあります。
しっかりした理由と根拠があれば、上司も話を聞いてくれるはずです。
③身近な人に相談する
自分で解決できない問題は、身近な人に相談しましょう。上司や友人、パートナー、家族など、信頼できる人を頼ってください。
自分で解決できないなら、1人で悩んでいても解決しないままです。
人に話すことで、問題が解消することがあります。また、話を聞いてもらうことで楽になる場合もあるでしょう。
仕事を辞めていい3つの理由
仕事を辞めたいと思った理由によっては、辞めた方がいい場合があります。
仕事は大切ですが、あなたの身体の方がもっと大切です。自分の身体やメンタルが壊れる前に辞めましょう。
それでは、辞めた方がいい理由を3つ紹介します。1つずつ詳しく見ていきましょう。
- 人間関係
- 精神的なダメージ
- 会社に将来性がない
人間関係
1つ目は人間関係です。人間関係が原因で辞めたいと思っているなら、仕事を辞めてもいいです。
上司との関係が悪かったり、気の合わない人がいたりと、ストレスが溜まりますよね。
モラハラ・パワハラを受けていて、相談しても解決しない場合も仕事を辞めましょう。
これらの問題は今の仕事を辞めることで解決できます。3年は続ける、なんてことは考えずにこれ以上あなたが傷つく前に辞めましょう。
精神的なダメージ
2つ目は、精神的なダメージを負った場合です。仕事で精神的なダメージを負った場合も、辞めてください。
メンタルは外見では判断できないため、周りに気付いてもらうことは難しいです。自分で少しでも「おかしいな」と思うことがあれば、信頼できる人に相談しましょう。
うつ病などの精神的な病気は、一度発症したらなかなか治りません。重度な病気になる前に仕事を辞めましょう。
会社に将来性がない
3つ目は、会社に将来性がない場合です。会社に将来性がない場合も仕事を辞めましょう。
将来性がない会社で働き続ける理由は1つもありません。あなたのキャリアアップや成長が見込めないので、働いていても時間の無駄です。
リストラが続いたり業務が縮小したりしていると思ったら、一度決算書などを見せてもらって確認するのもいいかもしれません。
仕事を辞めてはいけない3つの理由
一方、仕事を辞めてはいけない理由もあります。以下の3つの理由で辞めてしまうと、後悔することになりますよ。
- 働きたくない
- 自分は特別だと思っている
- 介護
辞めたい気持ちは痛いほどわかりますが、一度考え直してください。
働きたくない
ただばくぜんと、働きたくないという理由では辞めないでください。
目的もなく退職すると、後悔することが多いです。仕事は給料だけでなく、スキルアップや生活リズムを整えるなど、あなたの生活に大きな影響を与えています。
辞めるときは明確な理由と、今後のキャリアを考えてからにしてくださいね。
自分は特別だと思っている
自分はこの会社にいていい人間じゃないんだ、と思って退職するのも止めてください。
こんなはずじゃなかったと思っても、今の会社を選んで働いているのはあなた自身です。
転職しても、また自分に合わないと感じ、転職を繰り返すことになります。自分ができることやスキルを自覚し、自分に合った仕事をしましょう。
介護
親の介護を理由に退職するのもおすすめできません。介護費用はどんどん増えていきます。ですが、あなたの収入はなく、貯金は減る一方ですよね。
親に付きっきりになり、他のコミュニティーがなくなることで、お互いにストレスが溜まってしまうケースも考えられます。
介護施設に預け入れた後に再就職する際にも、不利になることがあります。退職する以外の手段がないか、考え直してください。
仕事を辞めたいけど家族の目が気になって辞められないときは?
辞める理由がはっきりせず、家族の目が気になって辞められないこともあるでしょう。
そんなときは、辞める理由とキャリアを明確にしてから相談してみてはいかかでしょうか。
家族の目が気になるのは、「ただ働きたくないから辞めた」「根性なし」などと思われるのが嫌だからです。もちろん、迷惑をかけたくないという思いもありますよね。
辞める理由とキャリアを正直に伝えることで家族も納得してくれますし、辞める決意が固まりますよ。
仕事を辞めたい!その前にやっておきたい4つのこと
では、実際に退職する前に、やっておきたい4つのことを紹介します。
退職手続き以外にもやることがあって大変ですが、やっておいて損はありませんよ。
退職する前にやっておきたいことを以下の表にまとめました。1つ1つ詳しく見ていきましょう。
- 転職活動
- 生活費の準備
- 有給の消化
- ボーナスを受け取る
転職活動
あなたが転職するつもりなら、転職活動は仕事を辞める前に始めましょう。
仕事を辞めてから転職活動すると、焦りや不安から、最適な会社を選べないことがあります。
転職活動することと転職することは違います。転職活動するだけなら、リスクはゼロです。より自分に合った会社を見つけるために、行動しましょう。
転職市場や転職活動のやり方については、この後詳しく解説しますね。
生活費の準備
仕事を辞める前に最低3ヶ月の生活費は準備しましょう。半年分あるとより安心です。
仕事を辞めると失業保険が支給されますが、早くても辞めた日から3ヶ月後です。自己都合による退職の場合、給付制限があるためすぐには受け取れない規定があります。
次の会社が決まっていればいいですが、そうでない場合もありますよね。
有給の消化
仕事を辞める前に溜まっている有給を消化しましょう。業務の引継ぎなどは退職の意思を伝えた後にするため、この時間は転職活動に打ち込めます。
あなたのキャリアや将来を考える貴重な時間です。転職活動以外にも、リフレッシュに時間を使うといいでしょう。
ボーナスを受け取る
ボーナスがある会社は、ボーナスを受け取ってから退職しましょう。
ボーナスは、支給時に会社に在籍していることが条件となります。退職の時期が近ければ、もらってから辞めるのがいいでしょう。
転職活動のやり方を5ステップで解説
この章では、具体的な転職活動について説明します。退職と同時に転職を考えている方は、ぜひ参考にしてくださいね。
転職活動は以下の5ステップです。就職活動をしたことがある方は、当時を思い出してみてください。
- 事前準備
- 応募書類の作成
- 求人に応募
- 面接
- 内定・退職手続き
①事前準備
転職活動する前に、自己分析と情報収集の2つをしておきましょう。
自己分析は、自分の強みや転職の軸を決めるために。情報収集は会社の特徴や将来性を把握するために必要な準備です。
事前準備だからと怠らず、転職したい会社を見据えてしっかりやることが大事ですよ。
②応募書類の作成
ステップ2では、履歴書や職務経歴書などの応募書類を作成します。
まず、履歴書を書きましょう。年月日の間違いが意外に多いため、入念に確認してください。
次に、職務経歴書を書きましょう。職務経歴書の仕上がりによって、採用担当の目も変わります。魅力的な職務経歴書になるよう丁寧に書いてくださいね。
職務経歴書とは、業務経験や実績、スキルをまとめた書類です。
③求人に応募
続いて、求人に応募です。事前に集めた情報も参考にしつつ、自分に合う会社に応募しましょう。
会社の探し方は主に以下の3つがあります。フリーペーパーなどから応募する方法もありますが、この3つを押さえておけば問題ありません。
- 転職エージェント
- 転職サイト
- ハローワーク
初めて転職活動される方は、転職エージェントを使うのがおすすめです。
非公開求人の紹介や面接対策、日程の調整など、幅広くサポートしてくれますよ。
④面接
いよいよ面接です。志望動機や退職理由など、あらかじめ聞かれる質問は答えられるようにしておきましょう。
自分の強みや経験などもうまく話せるようにまとめておくといいですね。
今はオンライン面接も多いので、一度も経験したことがない方は、友人やパートナーと模擬面接してみてください。
オンライン会議などの経験はあると思いますが、面接となると違った雰囲気があるかもしれませんよ。
⑤内定・退職手続き
内定をいただいたら、同時に退職意思も伝えましょう。次の職場が決まっているなら、上司にも理由を言いやすいですよね。
内定を承諾する前に、労働条件や給与面などは細かく見ておきましょう。
前の仕事と同じ理由で辞めないためにも、最終チェックは重要です。
仕事は辞めたいけど転職って本当にできるの?
転職活動の流れはわかったけど、「そう簡単に転職できるの?」と不安に思っていませんか?
安心してください。2022年、ほぼすべての業界で求人数が増えています。(参考:https://www.1049.cc/column/20220519_4884/)
特に20代の場合、長期的な労働や適応性を期待されているので、未経験業界への転職も可能です。30代でも転職はできますが、やはり若いうちの方がやりやすいのも事実。
市場価値が高い今、はっきりしたビジョンを思い描けているなら転職するのがいいでしょう。
仕事の辞め方を4ステップで解説
転職活動が成功し内定をもらったら、退職手続きをしなくてはなりません。実際の退職の流れを見ていきましょう。
仕事の辞め方は以下の4ステップです。1つずつ解説していきますね。
- 退職の意思を伝える
- 退職日を決め、退職願を出す
- 業務の引継ぎ(残務整理)
- 退職
①退職の意思を伝える
まず、上司に辞める意思を伝えます。スムーズな退職のためには、退職日の3ヶ月前には伝えるといいでしょう。
その際に辞める理由をはっきりと伝えてください。上司に相談するような口調で話すと、引き留められることがあります。
②退職日を決め、退職願を出す
退職意思を伝えたら、上司と相談して退職日を決めます。その際、退職願も提出しましょう。
書面を提出する義務はありませんが、「聞いていない」などのトラブルを避けるためにも、退職願は提出した方がいいです。
会社の就業規則で形式などが指定されている場合もあるので、一度読んでから書くといいでしょう。
③業務の引継ぎ(残務整理)
3つ目は業務の引継ぎ(残務整理)です。あなたの後任が困らないために、業務の引継ぎをします。
退職日までに終わるよう、余裕をもってスケジュールを組みましょう。
後任者は決まっていないことが多いため、業務マニュアルを作成し、誰が見てもわかるような工夫が必要です。
④退職
退職日を迎えたら、晴れて退職となります。退職手続き、お疲れさまでした。
大企業だと挨拶回りをすることもあるようです。念のため退職する前に確認するといいですね。
出社する最後の日になるため、会社の返却物や私物を忘れないよう、入念にチェックしましょう。
仕事を辞めたい!退職と転職活動のやり方【まとめ】
仕事を辞めたいと思ったら、まず辞めたい理由を紙に書いてみましょう。自分で解決できない問題なら、信頼できる人に相談することが大事です。
仕事の辞め方や転職活動のやり方なども紹介しました。辞める理由がはっきりしたら、上司に直接伝えてください。その後、転職活動を始めるといいでしょう。
仕事を辞めない方がいい理由も紹介しましたが、あなたが納得する理由なら私は辞めてもいいと考えています。仕事は生活の手段であって目的ではありません。自分の理想の生活が送れるよう、応援しています。