転職エージェントに登録したものの、希望と違う求人が送られてくると困ってしまいます。どうして希望とは違う求人ばかりが送られてくるのか不安になることも。その理由を知りたいものです。
そこで当記事は希望通りの求人を見られるように対処法を解説。エージェントに条件を伝えることで、希望に近い求人案内を受けられるようになります。
もし転職エージェントとのやり取りで不安のある方はぜひ最後までご覧ください。出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/23812893
希望と違う求人を紹介する理由 |転職エージェント
転職エージェントを利用しているとどうしても起きてしまうのは、希望通りではない求人案内です。エージェント側も悪気があって求人票を送っているわけではなりません。
エージェントからくる希望と違う求人が送られてくる原因は次のとおりです。
- 転職エージェントが求職者の希望を把握できていない
- そもそも希望にあった求人がない
- 希望に近い求人を案内している
エージェントも可能な限り求職者の希望に合った求人を紹介したいのが本音です。しかし、当然ながら求人数には限りがあり、場合によっては若干の条件にズレが生じてしまうかもしれません。
そんなときは希望に近い求人を送るようにエージェントは心がけています。ところが、求職者の希望とは程遠い求人内容を送ってしまうこともありがちです。
もし希望とはかけ離れていると感じたら、エージェントに希望しない条件を明確に伝えましょう。
登録時に面談をするのはなぜ? |求人のミスマッチを防ぐため
転職エージェントに新規登録する際に必ず行われるのが求職者との面談です。最近ではウェブ面談が主流になっていますが、エージェントと求職者の顔合わせを行います。
転職エージェントが求職者と面談を行う主な理由は以下のとおりです。
- 経歴やスキルの確認
- 希望条件の確認
- 今不安に思っていることのヒアリング
面談の際には事前に履歴書や経歴書を送付しますが、過去に在籍していた企業名やその業務内容の把握を行います。実際の業務内容はどんなものだったのかを口頭で話すことによって、求職者のスキルを確認できるのです。
経歴やスキルの確認のあとには、希望する求人の条件を確認します。確認するのは希望する業種や職種、年収などです。具体的に把握することで、マッチする求人数を把握できます。
エージェントによっては案内できる求人は限りがあるので、少ない場合にはその状況を伝えます。確実にサポートを行うためにも面談は欠かせません。
転職エージェントからきた希望と違う求人案件は断って大丈夫?
基本的には転職エージェントから紹介された求人を断っても問題ありません。応募する権利は求職者にあります。断る際には丁重に応募を見送る意思を伝えましょう。
通常の求人サイトとは異なり、見送る際にはその理由を伝えてほしいとお願いされるケースがあります。ミスマッチな求人を紹介することを防ぐためです。
もし希望と違うと感じたら、率直に見送る理由や紹介してほしい希望条件を改めて伝えましょう。
希望と違う求人を紹介された際の断り方
転職エージェントから希望とは異なる求人案内をされた場合、あるいは条件を変更するときには応募を見送る際に以下を伝えましょう。
- 応募を見送る理由
- 重視したい希望条件
- 避けたい業種や職種、あるいは業務
上記をより具体的に伝えるとミスマッチを防げます。可能であれば再度面談するのも良いでしょう。その際に希望する求人数がどれほどあるのかを確認します。
もし想定より求人数が少ない場合には、ほかの条件を妥協するか、他エージェントの利用を検討しましょう。
優秀な転職エージェントの特徴とは
転職エージェントの中にもさまざまな担当者がいますが、的確な求人を案内している担当者がいます。そんな担当者の特徴は以下のとおりです。
- 面談のヒアリングが上手
- レスポンスが早い
- 希望に合った条件を提示してくれる
- 求人以外の情報も豊富
転職活動をうまく進めるためには、優秀なエージェントに当たるとより的確な情報をもらえます。ではどのようなエージェントが優秀なのか具体的に解説しますのでご覧ください。
面談でのヒアリングが上手い
転職エージェントに登録する際に行われる面談で、エージェントからさまざまな質問を受けます。優秀なエージェントであれば、求職者の希望条件や特徴をうまく引き出すことが可能です。
また面談の中で求職者が気づかない長所を見つけ出すエージェントもいます。面談は希望条件以外にも、求職者が向いている業界や職種をアドバイスすることもあり、客観的な視点がとても大切です。
エージェントが優秀なほど面談がとても有意義な時間になります。
素早い対応
転職活動はとにかく時間との勝負です。転職エージェントに登録する求職者も多く、人気な求人になると応募が集まります。
もしレスポンスが遅いと、せっかく気になる求人でも、他の求職者で話が進んでしまい募集を締め切ってしまうことも。
レスポンスが早いエージェントであれば、メールや電話の対応が早く、希望通りの求人に応募することが可能です。チャンスを確実に掴めます。
希望にあった求人を出してくれる
転職エージェントは求職者の希望に合った求人案件を紹介します。ところが、求職者の希望をしっかり把握していないと、ミスマッチな求人を送ってしまうかもしれません。
そんな状況が続くとクレームにつながることもあり、優秀なエージェントほどミスマッチを防ぎます。
転職活動においてはエージェントとの信頼関係が大切なので、希望通りの求人を案内してくれるように条件は明確にしましょう。
求人以外の情報も豊富
エージェントの中には求人以外にも業界に対する理解や転職成功のコツを教えてくれる優秀なエージェントもいます。成長している会社や業界を知っていると積極的な採用を進めているため、成功率はアップするはずです。
またエージェントの中には会社とのつながりがあり、非公開求人へのアタックもできます。求職者の高いスキルを持っていると、公開されていない求人への応募も可能です。
信頼関係を築き上げながら、どんな業界が良いのか、さまざまな情報を引き出してみましょう。
希望と違う求人案内をする転職エージェントの特徴4選
転職エージェントの中にはあまり対応が良くない担当者もいます。あまり当たりたくはないですが、以下の対応を取るエージェントとは避けた方が良いでしょう。
- 事務的な対応しかしない
- 質問に返答しない
- レスポンスが遅い
- 過剰に連絡してくる
上記の特徴を持ったエージェントに当たった場合には注意が必要です。場合によっては担当者の変更を申し出しましょう。具体的な特徴をここでは紹介します。
事務的な対応しかしない
転職エージェントに多くありがちなのは事務的な対応に徹するエージェントです。本来であれば希望通りの求人を紹介すべきなのですが、淡々と求人を送るケースがあります。
もちろん優秀なエージェントでも希望とは異なる求人を送ることもありますが、希望と違うと申し出あれば控えるはずです。
また面談でも事務的な対応をするエージェントはあまり希望通りの求人は送ってこない傾向が強いかもしれません。
どうしても希望以外の求人ばかりを送ってしまいエージェントであれば、担当者の変更を申し出しましょう。
質問に返答しない
転職活動を進める中で、転職エージェントに質問したいときがあります。その際にメールやLINEといった連絡手段で質問しても、回答はないケースも少ないケースも。
質問しても「折り返し連絡します」と告げられたことが最後に、連絡しないこともあるようです。
もし質問に対して明確な回答がない場合には他社のエージェント利用に切り替えましょう。
レスポンスが遅い
質問と同様にレスポンスが悪いエージェントもいます。希望通りの求人があっても、レスポンスが遅いと応募できません。
結果的に求人の募集を締め切ってしまうケースもあり、応募できないこともあります。レスポンスはとても重要で必ず連絡が早いエージェントに頼みたいものです。
転職エージェントを利用する際には素朴な質問で構わないので、定期的に連絡してみると良いでしょう。そこでレスポンスの早さを実感できます。
過剰に連絡してくる
新規求人案件がくると、メールや電話をすばやくするエージェントがいます。中には仕事中に電話をかけてくるケースもあり、求職者にとっては迷惑なことでしょう。
転職エージェントは早めに応募してほしい気持ちから、すぐに連絡する方もいますが、過剰さが増すと求職者も困ります。
大きなストレスにならないように、もし連絡が過剰なエージェントに当たった場合には連絡不可の時間帯を教えておきましょう。
おすすめの転職エージェント
転職エージェントを利用するからには確実に内定を手に入れたいものです。選考通過率を上げるにはサポート体制がしっかりしているエージェントを選びましょう。
転職エージェント選びでお悩みの方は以下のサイトがおすすめです。
- リクルートエージェント
- doda
- パソナキャリア
すでにエージェントに登録している方も注目してほしいサイトです。ここではサポート体制を含めて解説します。
リクルートエージェント
求人数トップクラスの転職エージェント「リクルートエージェント」です。
運営元 | リクルートエージェント |
年齢層 | 20-50代 |
特徴 | ・求人数は大手トップクラス
・非公開求人あり ・履歴書や経歴書の添削サービスあり ・模擬面接アドバイスあり |
- 求人数は転職業界でトップクラス
- 非公開求人もあり選考通過率アップ
- 履歴書や経歴書の添削や面接対策といったアドバイスサービスあり
転職エージェント業界の中でもトップクラスの求人数を誇るリクルートエージェントです。非公開求人もあり、多くの求職者が利用しています。
履歴書や職務経歴書の添削サービスもあるため、プロ視点で的確なアピールが可能です。面接選考で不安な方はアドバイスを受けられます。模擬面接も可能なので、選考通過率もアップ。
確実に内定をもらいたい方はリクルートエージェントがおすすめです。
doda(デューダ)
あらゆるサポートで求職者の転職活動をお手伝いする転職エージェント「doda」です。
運営元 | doda |
年齢層 | 20-30代 |
特徴 | ・見やすい求人サイトで応募もかんたん
・エージェントが実際に訪問して職場の雰囲気を独自解説 ・オンライン添削サービスで履歴書もプロの視点で書ける |
- 見やすい求人サイトで、どんな職場なのか一目瞭然
- エージェントが企業先を訪問し、社風や雰囲気を独自取材
- オンラインによる転職セミナーで添削サービスあり
テレビCMでもおなじみの転職エージェント「doda」。だれでも見やすいサイトでかんたんに求人を探せられます。気になった求人はすぐに応募が可能です。
求人ページでは実際にエージェントが企業先を訪問。職場の雰囲気や社員インタビューを行なっているので、雰囲気を感じながら応募できます。
dodaは「転職オンライン予備校」を行なっています。個別相談や転職に関するセミナを実施。履歴書といった書類の添削サービスもあるので、気になるプログラムは参加しましょう。
ワークポート
最近求人数が増え続けている話題沸騰の転職エージェント「ワークポート」です。
運営元 | ワークポート |
年齢層 | 20-30代 |
特徴 | ・首都圏を中心に求人が多い
・オンラインで履歴書や経歴書を作れる ・アプリでスケジュール管理ができる |
- 最近話題沸騰の転職エージェント
- エージェントが転職をしっかりサポートしてくれる
- オンラインで履歴書や経歴書を作れる
ワークポートは主に20、30代を中心とした求人を扱っている転職エージェントです。大手転職エージェントと比較すると少なめの求人数ではありますが、ITやゲーム業界に強く、求職者の登録も増えています。
ワークポートはオンラインでのサポートに特化しており、面接スケジュールやエージェントとのやり取りをアプリ上で可能です。通常、選考状況はエージェントから連絡が来ますが、アプリで確認できます。
内定をもらえた場合には入社日や給与面での調整も行ってくれるので、サポート体制も抜群です。大手エージェントに加えてワークポートでも安心して転職をサポートしてくれます。
希望と違う求人を案内するエージェントとは担当変更する
転職エージェントの利用でとても大切なのは担当者との信頼関係です。的確に希望通りの求人案内をしてもらうには担当者の理解が必要になります。
面談や日頃から担当者と連絡しても、イマイチ会話が噛み合わない、理解が進まない場合には担当者を変更してもらいましょう。
転職エージェントは多くの求職者が利用して、限りある求人の中から応募しなければなりません。希望通りの求人をいち早く案内でき、すぐに応募できる担当者であればスムーズに転職が進みます。
転職エージェントの利用に関するQ&A
転職エージェントを利用するにあたって以下の不安や疑問が生まれることがあります。
- エージェントとの面談は本音で話して良い?
- 面談時に履歴書や経歴書はどこを見ているの?
- 転職エージェントと転職サイトではどちらが内定率高い?
エージェントとの面談ではとても参考になるQ&Aです。ぜひ参考にしましょう。
エージェントとの面談は本音で話して良いの?
転職エージェントとの面談では基本的に本音で話しても大丈夫です。面談というよりはヒアリングの機会であると捉えてください。
エージェントとの面談では希望条件やどの企業を重点的に攻めたいかを伝えるのがポイントです。もし条件面で不安があれば遠慮なく話します。
企業先との面接とは違ってとても気軽な雰囲気なのが特徴ですので、安心して臨みましょう。
面談時に出す履歴書や経歴書はどこを見ているの?
エージェントがみる履歴書や経歴書の重点ポイントは以下のとおりです。
- 基礎学力
- 前職で積んだキャリアやスキル
- 勤続年数
- 退職理由
知識量やキャリアは特に重点的にチェックします。ここでどの企業に推薦するかを参考にするため面談時においてもアピールしましょう。
また勤続年数が多いほど、長く勤めてくれると感じてくれます。たとえ勤続年数が少なくとも今後のキャリアプランを伝えられると推薦しやすくなるでしょう。
転職エージェントを利用すると内定をもらいやすい?
転職エージェントは以下の理由で内定がもらいやすい環境にあります。
- 社内選考がある
- エージェントから推薦状が送られる
エージェント内において社内選考があり、ある程度候補者が絞り込まれます。転職エージェント内で推薦できる求職者が選ばれるため、企業先においても安心感が生まれるはずです。
上場企業を含めた大企業になるほど転職エージェントを利用して採用を進めます。大企業の約60%が転職エージェントを活用すると言われています。有名企業に就職したい方はエージェント利用がおすすめです。
まとめ 希望と違う求人は確実に断り、条件をしっかり伝える
ここまで転職エージェントの利用時に送る希望と違う求人に対しての対処法を解説しました。どんなエージェントでもすべて希望通りの求人が来るとは限りません。
転職エージェントの利用の際には理想の求人票を見つけるためにも当記事のポイントをおさらいしましょう。
- 転職エージェントとの面談では希望条件をしっかり伝える
- レスポンスの早さで対応の良さをみる
- もし事務的な対応ばかりであったら、担当者の変更を申し出る
転職エージェントは求職者の希望に合わせて求人を送りますが、中にはミスマッチが起きることも否定できません。そこで、もし希望に合わなければ必ず担当者に見送る理由と重点ポイントを伝えましょう。
正しく条件を伝えることで、確実に理想の求人に出会うことができます。スムーズに転職活動を進めるためにも、希望条件は面談時にしっかりと伝えるのが大切です。