ハリネズミをペットとして迎える際には、その性格を必ず知っておく必要があります。
その可愛さで、近年人気の高まっているハリネズミですが、どんな動物で、どんな性格なのかよく分からないですよね?
ただ、ハリネズミの性格を理解しないまま飼育してしまうと、大きなストレスの原因となり、寿命を縮めてしまう可能性があります。
この記事では、ハリネズミの性格と、正しい飼育環境の整え方をお伝えしています。ハリネズミにストレスを与えない為にも、是非最後までご覧下さい。
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ハリネズミの性格を知っておくメリット
ハリネズミの性格を知っておくことは大きなメリットがあります。
そもそもハリネズミだけでなく、ペットを飼う場合はその動物の性格や特徴を理解しておくことは、とっても大切です。
性格を理解し、正しい飼育方法を実践することで、可愛いペットへのストレスが減り、結果的に、寿命を伸ばすことができます。
更にストレスを減らすことで、病気にかかりにくくなる、といったメリットもあります。まずは、ハリネズミの性格を理解し、ストレスになるような行動をしないことから始めていきましょう。
ハリネズミは人に懐きにくい性格?
ハリネズミは野生では1匹で単独行動する動物のため、人に懐きにくい性格をしています。
特に、初めて家に連れてきた時は警戒心が強く慣れるまでかなり時間が掛ることがあります。その場合は、ハリネズミが落ち着くまでそっとしておきましょう。
うまく接することで飼い主に懐くことも十分にあります。ハリネズミの性格を理解して正しく接してあげましょう。
- 好きな食べ物を与える
- 大きな音を控える
- 飼い主のニオイを覚えさせる
- 大きな音を立てない
ハリネズミは臆病な性格
ハリネズミは基本的に警戒心が強く、臆病な性格の子が多いです。
特に、初めて家に連れてきた時や、知らない人に対してはとても警戒心が強く、触ろうとすると針を立てて威嚇することがよくあります。
こんな時はとにかく、触らないが一番です。嫌がっている子を無理に触ったり、抱っこしたりするととてもストレスになり、より臆病になったり、懐きにくくなるので注意しましょう。
もちろん、触られるのが平気だったり、慣れてる子の場合は触っても問題ありません。
臆病なハリネズミに大きい音はNG
先ほどもお伝えしたように、ハリネズミは臆病な性格の子が多いため、音にも敏感に反応します。
特に注意が必要なのは、ハリネズミが寝ている時です。ハリネズミは夜行性のため、昼間に寝ていることが多く、寝ている時に大きな音を出されると、強いストレスになってしまうので、注意しましょう。
ハリネズミの近くには、テレビやステレオなどの大きな音が出る物は置かないようにしましょう。
ハリネズミによって性格に違いはある?
結論から言うと、ハリネズミによって性格に違いはあります。一緒に生活していく上で、どんな性格かを見極めてあげる必要があります。
触られるのが嫌いな子、懐きやすい子、好奇心が旺盛な子、などそれぞれ個性があります。
基本的にハリネズミは臆病な子が多いですが、中には好奇心が旺盛で、知らない人に触られても平気な子もいます。飼い主が性格を見極めて、ストレスの溜まる行動をしないようにしましょう。
では、ハリネズミがストレスに感じるサインはどこを見ればいいのでしょうか?一番分かりやすいのが針を立てて触らないでアピールをしている時です。
針を立てている時は触らない
ハリネズミは強いストレスを感じたり、身の危険を感じた時に針を立て、「フシュー」と威嚇音を出します。
これはストレスを感じて触って欲しくないアピールです。威嚇している姿が可愛く、ついつい触ってしまいたくなるかもしれませんが、ハリネズミにとってはストレスとなるため、そっと見守ってあげましょう。
逆に触っても針が寝ている状態であればリラックスしている証拠なので、触っても問題ありません。
ハリネズミがリラックスしている状態は?
ハリネズミの針が寝ていて、体を伸ばしている時は、安心してリラックスしている証拠になります。
この状態のハリネズミは人に良く慣れていて、飼い主のことを信頼しています。
初めのうちはハリネズミを観察して、どんな時に針が立つのか。なにをすればリラックスした状態になるのかを確かめてみるといいですよ。
正しく接してあげることで、このようにストレスを感じることなくリラックスした状態で過ごすことができます。
ハリネズミの性格から考える正しい飼育環境
次に、ハリネズミの性格からストレスのない適切な飼育環境を考えましょう。
- 静かな場所
- 室温:25℃~28℃
- 湿度:40%前後
- 明るい場所を避ける
- 適度に運動できる回し車を設置する
ハリネズミはアフリカのサバンナに生息していて暖かい気候に慣れた動物です。そのため寒暖差がある日本の気候は適しません。
また、光に弱いため常に照明を入れてるような明るい部屋にはケージを設置しないようにしょう。
ケージ内には姿を隠せる場所を用意する
もし、臆病な性格のハリネズミを飼育している場合、ケージ内には姿を隠せる場所を設置しておくといいです。自分が姿を隠せる場所があるだけでかなり安心して過ごすことができます。
また、家に連れてきたばかりで、人慣れしていないハリネズミにも効果的です。自分の隠場があることで安心してストレスになりにくくなります。
おすすめのハリネズミの隠れ家を2つ紹介しますので、興味のある方は是非チェックしてみてください。
ハリネズミの性格と適した飼育環境:まとめ
ハリネズミの性格は、個体によって違いますが、基本的に臆病な性格で人に懐きにくい生き物です。
ハリネズミが針を立てている時は触ってほしくない証拠です。無理に触ったり、撫でたりするのは、ハリネズミとってはストレスの原因になってしまいます。
逆に、針が寝ていて身体を伸ばしている時はリラックスしている状態のため、触ったり撫でてあげても問題ありません。
ハリネズミのケージ内には、隠れる場所を設置することをオススメします。これだけでもハリネズミは安心して過ごすことができますよ。
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