子犬を飼い始めたが、いつからどんなタイミングでどのようなしつけをすればいいのか分からないと悩んでいませんか?
しつけは飼い主、犬、周り近所とのトラブルを避けるといった意味でもしつけは重要となってきます。
この記事はそんな方に向けて、しつけのタイミング・順番、しつけをする上での注意点を紹介していきますので是非最後まで見ていただき、愛犬との素敵な暮らしの為に役立ててください。
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子犬のしつけはいつから始めればいいの
子犬のしつけは犬種によっても違いますが、生後2~3か月後以降に徐々に初めて行くのが理想的と言われています。
生後2~3ヶ月までの子犬は社会化期と言われる段階であり、成長後の嗜好性や愛着を一番形成しやすく、様々な刺激や場所へも一番慣らしやい時期となります。
よって生後2~3か月の時期の子犬の場合はしつけよりも「今の環境に慣れさせる・愛情を注いであげる」ことに力を注いであげましょう。
しつけは、周りとのトラブル回避・犬と飼い主との意思疎通をするためのツールであり、お互いストレスなく暮らしていくためには必要なので、必ず行うようにしましょう。
子犬をしつけする大切さとは?
子犬の時期は色々なことを学ぶ時期で、積極的に周りの環境や刺激に慣れさせることが何よりも大事となってきます。
生後3週齢〜12週齢を過ぎると、恐怖心が芽生えるため環境や刺激に慣れさせるのに時間がかかってしまいます。
そのため、子犬の時期は家の中での生活や外での環境音や刺激に慣れさせることを優先しましょう。
上記でも記載しましたが、周りとのトラブル回避にも繋がりますのでしっかり行いましょう。
子犬を迎え入れる準備はいつからしたらいいの?
子犬を迎え入れるうえで大事になってくるのが、犬を迎え入れえる為の準備になります。
犬を迎え入れてから準備する方は少ないと思いますが、基本的には前もって犬を迎え入れる準備をしましょう。
迎え入れる前に最低限準備しておく物、犬を迎え入れてからでもいい物を下記にて紹介しますので、迎え入れ前に必要な道具は準備しましょう。
- ハウス(サークル)
- ベット
- ドッグフード
- 食器(水入れ含む)
- ペットシーツ
- トイレマット
- 消臭剤(おしっこをカーペットなどにした時に使う)
- ウェットティッシュ
- おやつ
- 首輪
- リード
- 歯磨きガム
- 歯ブラシ
- 車のシートカバー
- 密封おやつ入れ
- シャンプータオル
子犬に覚えさせたいしつけ一覧
子犬にとって最初のしつけで懐いてくれるか・賢い子に育つかが決まるそうです。そこで、覚えさせるべき基本のしつけ一覧を紹介していきますので、是非参考にしてください。
- 名前を覚えさせる
- トイレ
- 体触る(首輪・ハーネスなどをつける)
- 甘噛みの抑制
- 散歩の練習
- お座り・ふせ・待て
これらのしつけはどれも基本であり、周囲とのトラブル、愛犬と快適に暮らしていくには必要最低限になりますので、きちんとしつけをしておきましょう。
子犬のしつけはいつから・どの順番でするの?
ここから上記で紹介した基本的なしつけを、どのタイミング・順番でしたらいいのかを紹介していきます。
- 名前を覚えさせる
- トイレ
- 体触る(首輪・ハーネスなどをつける)
- お座り・待て
- 甘噛みの抑制
- 散歩の練習
名前を覚えさせる
子犬をお家に連れてきたらまずは犬自身の名前と飼い主・飼い主の家族の名前を憶えてもらいましょう。
子犬の呼び名を家族で予め話し合い、統一しておくことで犬が混乱してしまうことを防げますので呼び名は統一しましょう。
最初は子犬自身、自分の名前がわからず呼んでも反応しませんが慣れるまでにそう時間はかかりません。名前を呼んでこちらに近づいて来たときは褒めてあげましょう。
トイレを覚えさせる
名前を覚えさせるのと並行で、環境を整え犬自身がトイレをするタイミング(床のにおいを嗅いだり、ぐるぐる回ったりする)を見ながらトイレの場所を覚えさせましょう。
犬はトイレで無い場所におしっこをしてしまった場合、そこに残った匂いに誘発されて同じ場所でおしっこをしてしまうことがあります。
最初は失敗することも多くありますが、叱ってはいけません。叱ってしまうと隠れておしっこをしたり我慢してしまったりするようになることがあります。
最初のうちは飼い主がトイレまで連れていき成功体験を積ませてあげることで覚えも早くなりますので、参考にしてみてください。
体を触る
犬を飼い始めると日常的に犬の体に触れる機会が多くなります。生後2~3か月の頃は抵抗なく抱っこさせてくれたりしますが、子犬の望まない触れ方は避けるようにしましょう。
愛犬の手入れ、お医者さんによる診察の際に必ず体を触ることが必要となりますので、こちらも大事なしつけの1つとなります。
犬にもよりますが触られて平気なところ、嫌なところがあります。
- 足の先
- 鼻先
- しっぽ
- 肛門周り
犬は嫌な思いをするとなかなか触らせてくれなくなりますので、まずは触られても平気なところから徐々に嫌がるところに移っていきましょう。
声掛けをしながら行い、犬が嫌がったら一旦中止して無理のない範囲で進めていきましょう。
お座り・待て
これらの指示は散歩中・散歩終わりに家に上げる際に必要な指示となります。こちらは散歩をするようになる前から少しづつ訓練しましょう。
お座りは散歩終わりに家に上げる前に足を拭いたり、何か待ってもらうような時に必要となります。
待ては散歩中にもし首輪が外れ、道路に出てしまいそうになった時に使える指示となりますので必ず覚えさせましょう。
甘噛み抑制
甘噛みは遊びの一環として行われ、子犬や若い犬ではよく見られる自然な行動です。
子犬や若い犬ではあまり噛む力が発達していない子が多いため見逃してしまう飼い主も多くいますが、そのまま成長し噛む力が強くなった時にケガをしてしまったりするケースが見受けられます。
生後1年以内に永久歯に生え変わりますので、噛まれて困るものは下に置かない、おもちゃを活用し飼い主と犬が楽しく遊べるルールを設けて遊び、教えてあげましょう。
散歩の練習
犬を飼い始めたら、飼い主にとっても犬にとっても散歩は毎日の日課となりますが子犬が散歩をしても問題ない免疫を得るには、最後のワクチンを売ってから2~3週間程待つことが必要です。
その為散歩の途中で「人・他の犬に吠える」などといった問題行動があると散歩に行くのも嫌になってしまい、その結果犬にもストレスを与えることになってしまいます。
散歩に出かけている人は犬に慣れている人ばかりではないのでその方たちに配慮をしたしつけもしなければなりません。
人や犬に慣れさせるためにも、よく外に連れ出して様々な刺激に慣れてもらうことを意識しましょう。
犬のしつけを行う上で注意したいこと
しつけと聞くと厳しくしなければいけないと思う人も多いかと思われますが、一番大事なことは愛情をもって接してあげることが大事なことです。
失敗した時に叩いたりするのは決して行ってはなりません。恐怖ばかりを与えていては犬が怖がってしまい、飼い主に懐いてくれなくなってしまいます。
しつけは一朝一夕に行えるものではなく、時間がかかるものと認識しましょう。
また素人が長時間のしつけを行っては犬の負担になってしまいますので、しつけをするときは短い時間で、サクッと行うようにしましょう。
しつけがうまくいかない時は?
しつけがうまくいかず悩んでいる人は多く見受けられます。しつけ教室は「犬の学校であり、飼い主の学校」でもあります。一人で解決出来ない時はしつけ教室に通ってみましょう。
しつけ教室に行けば様々な悩みの相談が出来て、同じ月齢の子犬を飼っている飼い主さんとの情報共有もできます。
しつけで悩みを抱えてしまうと、せっかくの犬との生活がストレスになってしまいますので悩んだら是非しつけ教室に通いましょう。
まとめ:犬のしつけはいつからはじめる?
犬のしつけは、飼い始めた月齢に合わせて行うようにし、愛情をもって接してあげることを心がけましょう。
しつけを「しつけ=叱る」ことと勘違いしないようにしましょう。叱ってしまうと犬にとっては怖がってしまう原因になります。
そうなってしまっては、せっかく犬を飼ったのに懐いてくれなくなったりしてしまいますので「しつけ=叱る」ことではないことを理解しましょう。
上記を参考にしていただき是非愛犬との快適な生活を送っていただければ幸いです。