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犬のしつけはいつから?始める時期と教えるべきことを紹介

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コロナ禍でペット需要が高まっていますが、いざ犬を飼うときに、「しつけはいつから始めればいいのか?」、「しつけとは何をすればいいのか?」と悩みますよね。

しつけは飼い主と犬の両方が楽しく暮らしていくために、避けることはできません。

この記事は、初めて犬を飼う方向けに、しつけの必要性から、教えるべきしつけや優先度、しつけの仕方を説明しています。ぜひ最後まで読んで、家族に犬を迎える準備をしましょう。

(出典:https://pixabay.com/ja/photos/%e7%8a%ac-%e6%84%9b%e3%82%89%e3%81%97%e3%81%84-%e5%8b%95%e7%89%a9-%e5%8f%af%e6%84%9b%e3%81%84-3344414/)

犬のしつけの大切さとは?

出典:https://pixabay.com/ja/photos/%e7%8a%ac-%e3%83%97%e3%83%bc%e3%83%89%e3%83%ab-%e7%99%bd%e3%81%84%e3%83%9c%e3%82%af%e3%82%b5%e3%83%bc-4429513/

犬をしつけることは、犬よりも飼い主の為にとても大切なことです。最近は室内で飼う家庭が多く、共に生活するうえで、しつけは欠かせません

しつけをしないことで、問題行動が増え、飼い主が疲弊したり、一緒にお出かけするのが難しくなったりします。

人間と共に生活していく犬に対して教えてあげることができるのは飼い主しかいません。お互いに楽しく生活できるように、まずはしつけの大切さを理解しましょう。

犬をしつけるのはいつから?

犬のしつけはいつから始めるべきか悩みますよね。特に子犬の場合、「少し成長してからがいいのかな」と考える方も多いでしょう。

しかし答えは1つしかありません。家族に迎えたら、すぐに始めましょう

犬は生後1ヶ月~3ヶ月頃までが「社会化期」と呼ばれ、この期間に経験したことに対して適応しやすいと言われています。そのため社会化期にしつけをしたほうが、覚えが早いです。

犬は1歳までに、人間でいう成人と同じくらいまで成長すると言われています。子犬の時期にしつけをし、生活音や人間にも慣れさせておくことが大切です。

子犬をしつけるポイントを解説

では実際に子犬を家族に迎えてからしつけをするとき、心がけた方がよいポイントを3つ紹介します。

子犬をしつけるポイント
  • 成功したら褒めよう
  • 短い時間でコマメに教える
  • 言葉を統一する

成功したら褒めよう

1つ目のポイントは褒めることです。教えたことができたときにはしっかりと褒めてあげましょう。

大切なのは、犬に伝わることです。犬は飼い主が喜んでくれたことを学習することで、その行動を覚えます。リアクションを大きく、声のトーンを上げて褒めると気持ちが伝わります。

また、ご褒美をあげるのも効果的ですが、子犬の間は食べれないおやつも多いので、まずは言葉や態度で喜びを伝えるのを優先するのがいいでしょう。

短い時間でコマメに教える

2つ目のポイントはしつけの時間です。犬の集中力が持続する時間は長くても5分です。子犬の場合はさらに短いでしょう。そのため、一度に長時間しつけをするのはおすすめしません。

長時間しつけを行うことで、効率が落ちるだけでなく、子犬がしつけの時間に苦手意識を持ってしまいます。その結果、犬も人も負担が大きくなるので注意が必要です。

普段の生活にコマメに取り込むことで、教えたことを楽しく、効率よく覚えてくれますよ。

言葉を統一する

3つ目のポイントは、言葉の統一です。しつけの際に使う単語は毎回統一しましょう。特に、家族など複数人でお世話をする場合は、あらかじめ使う単語を決めておくとよいです。

例えば、何かやめてほしいときに「ダメ」、「やめて」、「No」など人によって使う言葉が異なると、犬は混乱してしまい、習得に時間がかかります。

名前を呼ぶ際も、初めのうちは呼び方を決めておきましょう。その方が自分の名前を認識するのが早くなります。

犬は、意味の違いまで理解することはできません。あらかじめ言葉を統一することで、子犬が混乱するのを防ぎましょう。

しつけの注意点を紹介

出典:https://pixabay.com/ja/photos/%e7%8a%ac-%e5%8f%af%e6%84%9b%e3%81%84-%e5%8b%95%e7%89%a9-%e3%83%9a%e3%83%83%e3%83%88-3071334/

言葉のわからない犬を相手にしつけをするのは簡単ではありません。しつけでうまくいかないことのほうが多いですが、そのようなときにしてはいけないことを2点紹介します。

しつけでやってはいけないこと
  • 暴力禁止
  • 名前を使って叱らないこと

暴力は絶対禁止

しつけがうまくいかなくても、暴力は絶対に辞めましょう。直接的な暴力だけでなく、大きな音を出して驚かすという行為もダメです。

仮に叩いたり、怒鳴ったりして言うことを聞くようになったとしても、それはただ恐怖で支配しているだけですので関係を築けていません。

子犬も人間の赤ちゃんも同じです。根気強く、優しく接しましょう。

叱る時は名前を呼ばない

間違ったことをした時には、間違っていることを犬に伝えなければなりません。そのときに愛犬の名前を呼ぶのは止めましょう。

名前を呼ばれると犬は喜ぶことがあります。ある行動をしたときに、「飼い主に名前を呼んでもらえた」と認識すると、良いことをしたと勘違いし、繰り返されるようになります。

注意をするときは、怒鳴ったりせず、無視をするのが一番簡単にできる叱り方です。その代わりうまくいったときには、たくさん褒めてあげましょう。

いつから教える?【すぐに】

出典:https://www.pexels.com/ja-jp/search/%E7%8A%AC/

実際に、どのようなことを、いつから教えるとよいのか説明します。子犬を迎えてからの段階に沿って紹介していきます。

まず、子犬を迎えてからすぐに教えたいしつけが以下の3つです。

子犬を迎えてすぐ教えたいしつけ
  • 名前を覚えさせる
  • おすわり
  • トイレトレーニング

名前を覚えさせる

まずは子犬自身の名前を認識してもらえるようにしましょう。名前を覚えれば、しつけをするときに、飼い主に意識を向けやすくなります。

しっかりと愛犬の目を見て、明るい表情で名前を呼びかけてあげましょう。次第に自分の名前を理解し、離れた場所で名前を呼んでも反応するようになっていきます。

おすわり

犬の芸は種類が豊富ですが、おすわりは基本中の基本です。おすわりは、子犬の興奮状態を抑えるのに効果的です。

しつけを進めていく際、おすわりをさせることで、集中力を高めることができるため、今後のしつけにも必ず役立ちます。

トイレトレーニング

おしっこやうんちを家中でされたら困りますよね。一度間違った場所にしてしまうと、匂いが残り、トイレの場所を間違えやすくなるため、早くからトイレトレーニングをしましょう。

最初は、トイレシートを多めに敷いておいて、おしっこをしたシートをトイレの場所に置くと、トイレを認識するようになります。トイレまでは飼い主が誘導してください。

トイレのタイミングは、床の匂いを嗅いでいたり、くるくる回って、落ち着きがないときです。そのときはトイレまで誘導しましょう。子犬は、トイレの間隔が短いので、要注意です。

いつから教える?【環境に慣れてから】

子犬を迎えて1ヶ月程経過し、環境に慣れてきたら、次のステップに進みましょう。以下3つのしつけが次のステップになります。

環境に慣れたら教えたいしつけ
  • 体に触れる
  • ハウストレーニング
  • 甘噛みへの対応

体に触れる

体を触られることに子犬のときから慣れさせましょう。日々の子犬のお世話や、病院での診察、トリミングなど体を触られ慣れていないと困る機会が多くあります。

特に犬が触られるのを嫌がる場所は、口周り、足先、耳、お尻です。子犬が落ち着いている時に優しく触れたり、ご褒美をあげながら、歯を触ったりして、慣れさせておきましょう。

やり過ぎや、無理矢理触るのは絶対にやめてください。触られることが嫌いになってしまいます。今後の犬との生活に大きく影響するので、体に触れる習慣を作るのが良いでしょう。

ハウストレーニング

ケージやクレートを寝床にするしつけを、ハウス(クレート)トレーニングと言います。犬は洞穴のような、暗く狭い場所が安心するので、寝床は囲われた場所の方が好ましいです。

またクレートに慣れていると、旅行時や、災害等で避難するときにとても役立ちます。子犬のときからクレートやケージが安心できる場所だということを教えてあげてください。

甘噛みへの対応

子犬はよく甘噛みをします。何でも口に入れて確かめたり、乳歯が抜けるときに痒かったりするからです。

子犬の甘噛みは、くすぐったいくらいで気持ちいいと感じることもありますが、手などは噛まないようにしつけましょう。

しつけを怠ると、手をおもちゃと認識します。子犬は力が弱いので問題ありませんが、成長すれば、噛む力が強くなります。子犬でも噛みやすいおもちゃを用意しておくといいでしょう。

いつから教える?【成長に合わせて】

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ここまで紹介してきたしつけができるようになったら、成長に合わせて、以下のしつけを教えてあげるといいでしょう。お散歩やドッグランに行くようになったときに役立ちます。

成長に合わせて教えたいしつけ
  • 「待て」
  • 「放せ」

「待て」

「待て」は危険回避に必要になります。散歩で飛び出そうになった時や、首輪が抜けてしまった時に止めることができます。

おすわりができるようになっていれば、あまり時間はかからないでしょう。おすわりをさせて、少しずつ距離をとっていきます。「よし」という合図で動き出したら、褒めてあげましょう。

徐々に距離を空け、時間を延ばすことで「待て」ができるようになっていきますので、ゆっくり教えていきましょう。

「はなせ」

犬は何でも口に入れます。またいたずら好きな子も多いため、靴下やスリッパ、ゴミを持って行ってしまうことがよくあります。そんなときに「放せ」が助けてくれます。

「放せ」を教える方法は、「放せ」という指示に従っておもちゃを放したときに、おやつをあげたり、おもちゃを投げて遊んであげることです。無理矢理引っ張るらず、犬が放すのを待ってください。

ドッグランで他の家庭のおもちゃを持って行ってしまうときや、お散歩でゴミを咥えているときにも役立つので、お散歩デビュー前に教えてあげるといいでしょう。

犬のしつけはいつから?まとめ

犬との生活でしつけは必要不可欠です。生後1~3ヶ月が犬の「社会化期」ですので、犬を迎えたらすぐに始めましょう

しかし一気に教えるのは逆効果です。成長に合わせて、少しずつ、ゆっくりと教えましょう。

言葉のわからない犬に教えることは大変ですが、暴力は絶対禁止です。家族で飼う場合は、言葉の統一など、しつけに関する共通の認識が必要になります。

犬の寿命は人間より短いです。素敵なワンダフルライフになるようにしっかりと知識を付け、適切なしつけをしてあげてくださいね。