「Wi-Fiルーターを導入したいけど、何を買ったら良いかわからない」「よくわからないし、おすすめのWi-Fiルーターが知りたい」と思っていませんか?
Wi-Fiを快適に使いたいけど、多すぎる商品の中から自分に合ったものを選ぶと言っても、何を基準に選んだら後悔のないものを選べるのか、よくわからないですよね。
この記事では、「自分に合ったWi-Fiルーターの選び方」をわかりやすくまとめています。
さまざまな分類ごとにおすすめのWi-Fiルーターも紹介しているので、ぜひ最後まで読んで、あなたに合ったWi-Fiルーターを見つけてみてくださいね。
- Wi-Fiルーターの違いがわからない
- 自分の家に合ったWi-Fiルーターの特徴を知りたい
- 具体的におすすめのルーターを知りたい
(アイキャッチ画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/4326151)
Wi-Fiルーターは用途と環境で決めよう!
結論から言うと、あなたに合ったWi-Fiルーターのタイプは「どのように使いたいか」と「住居環境」で決まります。
以下の表に、用途と住居環境に合うWi-Fiルーターのタイプをまとめました。いまの状況と照らし合わせて、どのタイプのWi-Fiルーターが合っているかをチェックしましょう。
Wi-Fiルーターの種類 | 用途 | 住居環境 | |
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据え置きタイプ(光回線) |
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モバイルタイプ | 据え置き型 |
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ポケットWi-Fi |
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あなたに合ったWi-Fiルーターのタイプがおおよそわかったところで、それぞれの種類から特徴までを詳しく解説していきます!
Wi-Fiルーターの種類
Wi-Fiルーターの種類は、大きく分けて「据え置きタイプ」と「モバイルタイプ」の2つに分類されます。それぞれの特徴をみていきましょう。
据え置きタイプ
一般的に「据え置きタイプ」と言われるWi-Fiルーターは、会社や自宅に引かれている光回線と接続して使うものを指します。
導入には光回線を引くための工事が必須のため、Wi-Fiが使えるようになるまでに時間がかかりますが、なによりも速さを優先したいなら断然据え置きタイプがおすすめです。
なんといっても大きな特徴は、光回線を使用することで速度が安定していて速いこと、通信制限がないことです。
また、電源コードをコンセントに挿して光回線とつなげるだけで、有線(LANケーブル)と無線(Wi-Fi)のどちらも使用できるようになっています。
- 通信制限がない
- 通信速度が高速
- 通信速度が安定している
- 有線(LANケーブル)と無線(Wi-Fi)のどちらも使用可能
モバイルタイプ
モバイルタイプは、Wi-Fiルーター自体が携帯会社の基地局の電波を直接を受信してWi-Fiを使用できるようにするものを指します。
光回線と比べて通信速度は落ちますが、そのぶん月額料金が安く、通信会社との契約のみで手軽に導入しやすいという利点があります。
また、個別の回線を必要としないため工事の必要がないのも嬉しいポイントです。
なかには持ち運びができるものもあるので、外でも自分のWi-Fiを使いたい方にはピッタリのタイプです。モバイルタイプの種類については、このあと詳しく紹介します。
- 月額料金が比較的安い
- 工事の必要がなく手軽に導入できる
- 持ち運びできるものは外でも使うことができる
モバイルタイプのWi-Fiルーターの種類
モバイルタイプのWi-Fiルーターの種類は、大きく分けて「ホームルーター」と「ポケット型Wi-Fi」の2つに分類されます。それぞれのメリット・デメリットを見ていきましょう。
Wi-Fiの種類 | メリット | デメリット |
ホームルーター |
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ポケット型Wi-Fi |
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ふたつの共通点は、工事が不要のため、引越し時に手続きをする必要がない一方で、物によっては通信制限があり、通信速度が不安定なことがあることなのがわかりますね。
大きな違いは「持ち運べるかどうか」です。外出先でもWi-Fiを使って作業したいのか、自宅で使えれば良いのか、あなたの生活にスタイルに合う方を選びましょう。
もし通信制限だけが気になるようであれば、いまはWiMAXなどから通信制限のないプランも出ています。
「通信無制限」や「条件つき無制限」など、通信会社から様々なプランが出されていますから、比較検討してみてくださいね。
おすすめのWi-Fiルーターの選び方と3つのポイント
自分に合ったWi-Fiルーターの種類がわかったとはいえ、調べてみるといろんなモデルがありすぎて、どれを選んだら良いかわからず「結局決まらない…」と思っていませんか?
ここでは、通信速度の早いWi-Fiルーターを選ぶポイントを3つ紹介します。このポイントを押さえておくことで、使いやすいWi-Fiルーターの特徴を理解しましょう!
- 通信規格
- 搭載アンテナ数
- 同時接続台数
通信規格
Wi-Fiの通信速度は、通信規格に左右されます。通信速度が速いWi-Fiルーターが欲しいなら、通信規格が新しいものを選びましょう。
通信規格とは、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers、日本語では米国電気電子学会。読み方はアイ・トリプル・イー)という学会が定めた、異なる通信機器同士が共通の手順で通信できるようにするための決まりごとです。
引用:BUFFALOのホームページ (https://www.buffalo.jp/topics/select/detail/wifi-standard.html)
通信規格には、いくつか種類があります。一般的な通信規格の種類・速度・特徴をそれぞれまとめました。
無線通信規格 | 最大速度 | 特徴 |
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IEEE802.11b(11b) | 11Mbps |
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IEEE802.11a(11a) | 54Mbps |
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IEEE802.11g(11g) | 54Mbps |
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IEEE 802.11n(Wi-Fi4) | 600Mbps |
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IEEE802.11ac(Wi-Fi 5) | 6.9Gbps |
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IEEE802.11ax(Wi-Fi 6) | 9.6Gbps |
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Wi-Fiで使われる周波数は「2.4GHz(ギガヘルツ)帯」「5GHz帯」があります。特徴は以下の通りです。
①2.4GHz帯
- 壁などの障害物があっても遠くまで届きやすい
- 家電などの電波と干渉して通信速度が落ちることがある
②5GHz帯
- 家電などの電波の影響を受けにくいため、安定した高速通信を実現できる
- 壁などの障害物があると電波が弱くなりやすい
いま使っているWi-Fiルーターの通信規格が「IEEE 802.11n(Wi-Fi4)」以下なら、「IEEE802.11ac(Wi-Fi 5)」以上に変えるだけで通信速度が格段に上がります。
最新のものは「IEEE802.11ax(Wi-Fi 6)」ですが、コストを重視するなら「IEEE802.11ac(Wi-Fi 5)」でも十分快適に動画やゲームを楽しむことができますよ。
ちなみに通信規格には互換性があるため、もしあなたが持っている機器が最新規格のWi-Fi6に対応していなくても使うことができます。
ただ、そうなるとWi-Fiルーターの通信速度を活かすことができません。通信速度にこだわるなら、最新の通信規格(Wi-Fi 6)に対応している端末を使うことを検討しましょう。
互換性とは、「別のものに置き換えても動くかどうか」を表します。
通信規格における「互換性がある」ことは、たとえば「Wi-Fi6に対応していない端末でもWi-Fi6のルーターを使える」ということです。
逆に、Wi-Fi6に対応している端末を持っていたとしても、ルーターの規格がWi-Fi5の場合も使うことができます。その場合は、Wi-Fi5の通信規格で端末を動かすことになります。
搭載アンテナ数
一般的に、アンテナの数が多いほど通信速度が速いとされています。そのため、通信速度をより重視するのであれば、搭載アンテナ数が多いWi-Fiルーターを選ぶのがポイントです。
搭載アンテナ数は、目で見てわかる「外付けタイプ」とぱっと見てわからない「内臓タイプ」があります。見た目だけで判断せず、しっかり確認した上で選びましょう。
同時接続台数
Wi-Fiルーターは、上限台数よりも少ない数の端末を繋げた方が通信速度が速くなります。
基本的に、製品ごとに同時に接続できる台数の上限が決められています。そのため、スマホやパソコンなど、何台の端末を同時にWi-Fiに繋げるかを考えて選びましょう。
たとえばスマホの他にも、ゲーム機やテレビ、ブルーレイレコーダーなども接続する場合は、6台以上の接続に対応しているモデルを選ぶのがおすすめです。
いつも同時に使っている台数よりも多めの上限を持つWi-Fiルーターを選ぶと、作業がスムーズになりますよ。
住居に合ったおすすめのWi-Fiルーターの選び方
せっかくWi-Fiルーターを設置するなら、自宅のどこにいても使えるようにしたいですよね。
最初に紹介したとおり、快適にWi-Fiを使うためには用途の他にも「住居環境」が大切になってきます。
そこで、ここからは、家の間取りに合ったWi-Fiルーターの選び方とおすすめのWi-Fiルーターを紹介します!
- ワンルーム
- マンション
- 戸建て
間取り別おすすめ|ワンルーム
ワンルームにお住まいの方におすすめするのは、「モバイルタイプ」のWi-Fiルーターです。工事不要のため、オーナーの許可も不要で手軽に導入できるのがポイントです。
モバイルタイプと言うと「すぐに通信制限がかかるイメージ」があるかもしれませんが、いまは無制限のプランもあるんです。
もし賃貸物件で「光回線を使いたい!」という希望がある場合は、工事が必要になる場合があります。そのため、大家さんや管理会社に問い合わせてみましょう。
ワンルームにおすすめ!モバイルタイプの通信業者
モバイルタイプのWi-Fiルーターを使うには、プロバイダー(回線をインターネットと繋げる役割を担う接続事業者)と契約する必要があります。
ここでは、基本的に通信が無制限のプロバイダーを2つ紹介します。
- Broad WiMAX
- Softbank Air
①Broad WiMAX
月間データ容量 | 無制限 |
---|---|
Wi-Fiルーターの種類 | モバイルルーター、ホームルーター |
通信規格 | IEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax |
最大通信速度 | 2.7Gbps(2.2Gbps) |
サイズ(mm)
※ホームルーターのみ |
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料金プラン |
※ルーター本体料金別途21,780円(税込) ※その他オプションとして各種料金設定あり |
特徴 |
※サービスを受けるには一定の条件を満たす必要あり |
BroadWiMAXは、2つの通信無制限のプラン展開をしているプロバイダーです。
バリュープランは最低2年使わなければならないという縛りがありますが、通信無制限の環境を最低料金で使うことができます。
一方でフリープランは、契約期間の縛りがないぶん料金が月額200円程度上乗せされています。使ってみて「やっぱり固定回線にしたい」と思っても違約金をかけずに解約できます。
Wi-Fiルーターは購入する必要がありますが、4種類あるうちから定額で選べるようになっているので、用途に合わせて契約できるのも嬉しいポイントです。
②Softbank Air
月間データ容量 | 無制限 |
---|---|
Wi-Fiルーターの種類 | ホームルーター |
通信規格 | IEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax(Airターミナル5) |
最大通信速度 | 下り最大2.1Gbps |
サイズ(mm) | W103×H255×D103 |
料金プラン |
※購入の月額価格は24ヶ月目まで。25ヶ月目以降は5,368円(税込) ※ルーター本体料金別途71,280円(Airターミナル5、割賦販売価格) ※キャンペーン中の価格。その他各種料金設定あり。 |
特徴 |
※サービスを受けるには一定の条件を満たす必要あり |
Softbank Airは、通信無制限で使えるモバイルタイプのホームルーターのことを指します。
その最新モデルである「Airターミナル5」は、5G対応なだけあって価格が高めに設定されています。より安く使いたいなら、レンタルまたはひとつ前の型を選ぶと言いでしょう。
ひとつ前の型の「Airターミナル4/4NEXT」は、月額2,750円(本体購入の場合料金別途59,400円)、レンタルの場合は月額5,907円で利用することができます。
スマホをSoftbankで契約している方には、月額料金の割引があるのでおすすめですよ。
ワンルームにおすすめのWi-Fiルーター
ワンルームで回線工事ができる方は、より通信速度の速いWi-Fiルーターをおすすめします。
ワンルームでのWi-Fiルーター選びのおすすめポイントは、「アンテナ2本」以上のモデルです。普段のスマホ使用はもちろん、動画やゲームも快適に使うことができます。
壁など隔てるものが少ないワンルームの場合は、障害物による通信速度の低下を気にする必要がないので、「5GHz」が使えるWi-Fiルーターがおすすめです。
ここからは、アンテナ2本以上で5GHzが使えるおすすめのモデルを2つ紹介します。
- BUFFALO WSR-1166DHPL2/D(WSR-1166DHPL2/Dシリーズ)
- NEC Aterm WG1200CR(PA-WG1200CR)
①BUFFALO|WSR-1166DHPL2/D
ワンルームにおすすめのWi-Fiルーターの1つ目は、BUFFALOから出ている「WSR-1166DHPL2/D」です。
通信規格 | IEEE802.11ac(Wi-Fi 5) |
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最大転送速度 | 866Mbps |
周波数 | 5GHz、2.4GHz |
アンテナ本数 | 2本(内蔵) |
参考価格 | 3,980円(楽天) |
注目の搭載機能 |
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このモデルは、通信規格が11acで最新規格ではないものの、アプリや音楽データのダウンロードや再生、動画やゲームも十分スムーズにプレイすることができます。
大きな特徴として、アクセスが集中しても影響が少ない「IPv6サービス」に対応していたり、大容量のデータを高速で取り込むことができる「Giga」ポートも搭載されています。
使っている端末を狙ってWi-Fiを届ける「ビームフォーミング機能」は、どこにいても快適にWi-Fiを使うことができるための便利な機能です。
その他にも最大2台の端末を同時通信しても快適に通信できる「MU-MIMO」、簡単に引っ越して続きができる「無線引っ越し機能」など、さまざまな便利機能が搭載されています。
②NEC|Aterm WG1200CR
ワンルームにおすすめのWi-Fiルーターの2つ目は、NECから出ている「Aterm WG1200CR」です。
通信規格 | IEEE802.11ac(Wi-Fi 5) |
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規格値(理論上の最大値) |
867Mbps(5GHz帯)
300Mbps(2.4GHz帯)
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周波数 | 5GHz、2.4GHz |
アンテナ本数 | 2本(内蔵) |
参考価格 | 5,260円(Amazon) |
搭載機能 |
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このモデルは、NECの先端技術が使われているWi-Fiルーターです。ひとり暮らしやワンルームで使うのには十分な機能が備わっています。
360°全方位へ電波をしっかり飛ばす「μSRアンテナ」や電磁ノイズを最大約25%カットする「μEBG構造」は、NECならではの先端技術です。
また、異なる周波数帯を同時に使い分けることができるのも大きなメリットです。
テレビやスマホをみるときは5GHz帯を、ゲーム機やパソコンなどは2.4GHz帯を、といったように、自動で判断して使い分けてくれるのは嬉しいポイントですね。
間取り別おすすめ|マンション
マンションにお住まいの方におすすめするのは、光回線を通すことができるなら光回線から接続する「据え置きタイプ」、できないなら「モバイルタイプの据え置き型」です。
より高速にWi-Fiを使いたいなら光回線からWi-Fiルーターに接続する方法をおすすめしますが、回線工事が不可能な場合もあります。
あなたのお住いのマンションで開通工事ができるかどうかは、利用したい回線業者のホームページで事前に確認できます。
事前に確認しておかないと、もし開通工事可能エリア外だった場合に時間の無駄になってしまいますから、確認した上で申し込むことをおすすめします。
マンションにおすすめのWi-Fiルーター
マンションにぴったりのWi-Fiルーターは、広さと接続台数の多さをカバーできるものです。ここでは、アンテナ数が3本以上のモデルを紹介します。
- BUFFALO WSR-1800AX4S/DBK(WSR-1800AX4S/Dシリーズ)
- NEC Aterm WG1900HP2(PA-WG1900HP2)
- ELECOM WRC-X1800GS-B
①BUFFALO|WSR-1800AX4S/DBK
マンションにおすすめのWi-Fiルーターの1つ目は、「WSR-1800AX4S/DBK」です。
通信規格 | IEEE 802.11ax |
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理論値 | 573Mbps(2.4GHz帯)/1201Mbps(5GHz帯) |
周波数 | 2.4GHz / 5GHz |
接続台数 | 14台 |
アンテナ数 | 2.4GHz:2本、 5GHz:2本(内蔵) |
サイズ(mm) | W36.5×H160×D160 |
参考価格 | 税込6,980円(楽天) |
特徴 |
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このモデルは、大容量・多台数に強い「Wi-Fi6」に対応しています。たくさんつないでも速度が落ちにくいMU-MIMOにも対応しているため、2台同時接続が可能です。
十分な通信速度があるにも関わらず、コンパクトなサイズ感で壁掛けにも対応しているため、すっきり配置することができます。
②NEC|Aterm WG1900HP2
マンションにおすすめのWi-Fiルーター2つ目は、「Aterm WG1900HP2」です。
通信規格 | IEEE802.11ac |
---|---|
理論値 |
600Mbps(2.4GHz帯)+1300Mbps(5GHz帯)
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周波数 | 2.4GHz / 5GHz |
接続台数 | 18台 |
アンテナ数 | 2.4GHz :送信3 ×受信4、5GHz :送信3 ×受信4(内蔵) |
サイズ(mm) | 33W×H169.5×D110 |
参考価格 | 税込8,954円(楽天) |
特徴 |
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NECから出ているこのモデルの魅力は、ハイパワーシステムです。
無線パターンのロス軽減によるノイズの削減、制御同調の最適化を行うことで、マンションの平面で広範囲に強いモデルとなっています。
しっかりカバーしてくれるのに縦横置き・壁掛けの3つの設置方法ができる構造になっているので、インテリアに合わせて設置することができますね。
③ELECOM|WRC-X1800GS-B
マンションにおすすめのWi-Fiルーター3つ目は、「WRC-X1800GS-B」です。
通信規格 | IEEE802.11ax |
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理論値 | 574Mbps(2.4GHz帯)+1201Mbps(5GHz帯) |
周波数 | 2.4GHz / 5GHz |
接続台数 | 26台 |
アンテナ数 | 2.4GHz帯 : 送受信 2本、5GHz帯 : 送受信 2本(内蔵) |
サイズ(mm) | W36.0×H164.0×D132.0 |
参考価格 | 税込7,238円(楽天) |
特徴 |
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接続台数の多さで言えば、ELECOMの「WRC-X1800GS-B」がおすすめです。上2つのモデルの接続台数よりも多い、26台を接続することができます。
他モデルと比べても他の性能や価格帯が大きく変わらないため、たくさん接続する端末がある方は購入を検討してみてください。
間取り別おすすめ|戸建て
一戸建てにお住まいの方におすすめするのは、光回線から接続する「据え置きタイプ」です。戸建ての場合は制限がないので、あなたのお好きな回線を開通させることができます。
ただ、「光回線を導入しようと決めたは良いけど開通工事の日程がだいぶ先になってしまう」というのはよくある話です。
その場合は、その間だけモバイルタイプのWi-Fiルーターを使うこともできます。契約のみで手軽に導入できるので、開通工事まで待てない場合は検討してみてくださいね。
また、戸建てのなかでも「2階建て」や間取りが「4LDK以上」あって、どこでも快適にWi-Fiを使いたい!という希望があるなら、「メッシュWi-Fi」の導入をおすすめします。
メッシュWi-Fiとは、Wi-Fiルーター本体だけの力では届かない範囲までWi-Fiを接続できるようにカバーしてくれるシステムのことをいいます。
従来の中継機は、中継機の台数に応じてネットワークの接続設定を行う必要があったり、遠くまでWi-Fiを飛ばせる反面、通信速度が犠牲になっていました。
一方でメッシュWi-Fiは、Wi-FiのSSIDは1つだけであり、通信速度を安定して維持しつつ広範囲をカバーしてくれる、という特徴があります。
たとえひとつのメッシュWi-Fiのユニットが使えなくなってしまっても、自動的にほかのユニットに接続するため、家のどこにいてもWi-Fiに接続されている状況を作り出すことができます。
戸建てにおすすめのWi-Fiルーター
戸建てにおすすめのWi-Fiルーターの特徴は、電波の飛ぶ方向を全方位カバーできるモデルです。おすすめのモデルを3つ紹介します。
- BUFFALO WXR-6000AX12S(WXR-6000AX12Sシリーズ)
- NEC Aterm WX3600HP(PA-WX3600HP)
- ELECOM WRC-X3000GS2-B(WRC-X3000GS2シリーズ)
①バッファロー|WXR-6000AX12S
戸建てにおすすめのWi-Fiルーター1つ目は、「WXR-6000AX12S」です。
通信規格 | IEEE 802.11ax |
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理論値 | 1147Mbps(2.4GHz帯)+4803Mbps(5GHz帯) |
周波数 | 2.4GHz / 5GHz |
アンテナ数 | 5GHz/2.4GHz共通アンテナ:4 本、5GHz:4 本(外部) |
サイズ(mm) | W300×H195×D75 ※本体のみ(アンテナおよび突起部除く) |
参考価格 | 税込29,637円(楽天) |
特徴 |
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BUFFALOから出ているこのモデルの特徴は、アンテナが外付けタイプで利用環境によってWi-Fiを飛ばしたい方向に自由にカスタマイズできるようになっているところです。
アンテナ部分に3軸の回転機構がついているので、向けたい方向にアンテナを向けることができます。
距離が離れていても安定した通信が可能なのも、このモデルのおすすめポイントです。
②NEC|Aterm WX3600HP
戸建てにおすすめのWi-Fiルーター2つ目は、「Aterm WX3600HP」です。
通信規格 | IEEE802.11ax |
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理論値 |
1147Mbps(2.4GHz帯)+2402Mbps(5GHz帯)
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周波数 | 2.4GHz / 5GHz |
アンテナ数 | 2.4GHz:送信4 × 受信4、5GHz:送信4 × 受信4(内蔵) |
サイズ(mm) | W51.5×H200×D215 |
参考価格 | 税込14,914円(楽天) |
特徴 |
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NECから出ているこのモデルは、アンテナは内蔵タイプですが、360°電波が届いて安定した通信が行える「ワイドレンジアンテナPLUS」を搭載しています。
通信性能の高さもさることながら、室内の雰囲気を邪魔しないシンプルなデザインとなっているのも特徴のひとつです。
③ELECOM|WRC-X3000GS2-B
戸建てにおすすめのWi-Fiルーター3つ目は、「WRC-X3000GS2-B」です。
通信規格 | IEEE802.11ax |
---|---|
理論値 | 574Mbps(2.4GHz帯) / 2402Mbps(5GHz帯) |
周波数 | 2.4GHz / 5GHz |
アンテナ数 | 2.4GHz帯:送受信 2本、5GHz帯:送受信 2本(内蔵) |
サイズ | W38.8×H178.2×D142.5 |
参考価格 | 税込10,036円(楽天) |
特徴 |
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このモデルの特徴は、デュアルコアCPUが搭載されているところです。従来は1つのコアが処理をしていたため処理待ち時間が出てしまい、「通信速度が遅い」と感じていました。
ですがこの「デュアルコアCPU」によって2つのコアが複数の処理を同時に行えるようになったことで、処理待ちの発生を軽減してより高速な通信を実現させることができました。
テレワークやオンライン学習を快適にしたい方におすすめのモデルです。
通信制限なしでWi-Fiを使うなら光回線がおすすめ!
「家でがっつりゲームがしたい!」「とにかくスムーズにWi-Fiを使いたい」という方におすすめなのは、通信無制限の光回線の導入です。
光回線を導入してスムーズにWi-Fiを使うためには、光回線の速度に合ったWi-Fiルーターを選ぶことで、十分な通信速度でWi-Fiを使うことができるようになります。
もし光回線の速度に合わせたルーターを選ぶことができていないと、せっかく契約したのにいちばんの良さである「通信速度」が十分に出ない…なんてことになってしまうんです。
そんな状態を防ぐためにも、回線の速度に合わせたWi-Fiルーターを使いましょう!
Wi-Fiルーターは購入とレンタルどっちが良い?
Wi-Fiルーターは、ほとんどの通信会社でレンタルすることができます。自宅で使うには十分な性能のWi-Fiルーターを貸し出してくれるのは、嬉しいですよね。
レンタルには基本的に月額料金がかかりますが、なかには光回線を契約することなどの条件のもと、無料でレンタルできることを売りにしている会社もあります。
レンタルよりも購入したほうが安くて性能がいい場合もあります。契約検討中のプランと市販されているWi-Fiルーターの性能や価格を比較しておくと、損をせずに済みますよ。
「何を購入するか悩むより、決められたものを使うほうが楽」という方は、レンタルすることを前向きに検討してみてください。悩む時間がぐっと減るのでおすすめです。
これが最新!人気会社別Wi-Fiルーターおすすめ
いろいろな商品があるとはいえ、「最新のルーターはどんな機能がついてるの?」と気になりますよね。
そこで、現在販売されているなかでも最新のWi-Fiルーターを人気の会社別に2つ紹介します!
- BUFFALO WNR-5400XE6 (WNR-5400XE6シリーズ)
- NEC PA-WX11000T12 (Aterm WX11000T12)
BUFFALO|WNR-5400XE6
Wi-Fiルーター最新モデルの1つ目は、BUFFALOから出ている「WNR-5400XE6」です。
通信規格 | IEEE 802.11ax(Wi-Fi6E) |
---|---|
理論値 | 2401Mbps |
周波数 | 6GHz、5GHz、2.4GHz |
アンテナ数 | 5GHz/2.4GHz:2本(内蔵)、6GHz:2本(内蔵) |
サイズ(mm) | W140×H217×D75 |
発売日 | 2022年9月 |
参考価格 | 税込20,890円(楽天) |
特徴 |
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2022年9月、BUFFALOから最新モデルが発売されました。その魅力はなんといっても3つの周波数帯への同時接続ができることです。
新しく追加された6GHz帯は、高速Wi-Fi専用のため混雑や干渉が少なく、よりスムーズに大容量のデータをやり取りすることができます。
また、Wi-Fi6を拡張した無線通信規格Wi-Fi6E(Extend(拡張)のE)に対応したことで、Wi-Fi6よりも1.4倍の高速通信が実現しました。
6GHz帯を利用するにはWi-Fiルーターだけでなく端末も対応しているものを使う必要がありますが、今よりもっと快適にWi-Fiを使うことができますよ。
NEC|Aterm WX11000T12
Wi-Fiルーター最新モデルの2つ目は、NECから出ている「Aterm WX11000T12」です。
通信規格 | IEEE 802.11ax(Wi-Fi6E) |
---|---|
理論値 | 4808Mbps |
周波数 | 6GHz、5GHz、2.4GHz |
アンテナ数 | 6GHz:送信4 × 受信4 5GHz:送信4 × 受信4 2.4GHz:送信4 × 受信4 (内蔵) |
サイズ | W90×H237×D257 |
発売日 | 2022年9月15日 |
参考価格 | 税込54,970円(楽天) |
特徴 |
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NECからも、Wi-Fi6Eに対応したモデルが発売されています。こちらも様々な最新機能がついていますが、BUFFALOとの大きな違いはなんと言っても「アンテナ数」です。
アンテナの数が多いほど通信速度は速くなると言いますが、NECの最新モデルはそれぞれの周波数帯に4本ずつの対応したアンテナが内蔵されています。
また、バンドステアリング機能にも注目です。5GHz帯と2.4GHz帯だけではなく、6GHz帯も対応しているんです。
これだけのハイスペックなモデルですから、価格も高く設定されているのは納得ですね。
おすすめのWi-Fiルーターの設置場所
ここまでWi-Fiルーターについて様々な商品を紹介してきましたが、どれだけ最新のWi-Fiルーターを導入しても、設置場所次第では本来の力を発揮できないものです。
最大通信速度が一番速いWi-Fi6の通信規格のWi-Fiルーターを使っているはずなのに「なぜこんなに通信速度が遅いんだ?」なんてことになりかねません。
Wi-Fiはルーターから四方八方に発信されるため、周りに障害物がないところや、位置の高い場所に置くと良いとされています。
- 部屋の中央あたりに置く
- できるだけ高い場所に置く
- 設置場所の周りは広く開ける
ちなみに通信規格によって違う「最大通信速度」はあくまで理論値なので、使い方次第で変わってきます。
すでにWi-Fiルーターを導入している方はいまの設置場所を、これから導入予定の方は設置予定の場所を、紹介したポイントをもとに見直してみてください。
良いものも使いこなせなければ、とてももったいないことになってしまいます。導入するWi-Fiルーターの良さを最大限に活かせる場所に設置して、快適にWi-Fiを使いましょう。
【まとめ】おすすめのWi-Fiルーターを選ぶには
Wi-Fiルーターは、「用途」と「住居環境」を考えてみると、自然とあなたに合ったものを絞って選ぶことができます。
もしいま使っているWi-Fiルーターがあるなら、「速度が遅い」「接続が安定しない」と思ったときが買い替えどきです。
年々、スマホやパソコンなどの新しい規格の電子機器が発売されていますが、端末だけを最新規格のものにしても、ルーターが対応していなければ最新機能は発揮されません。
はじめて購入する方も、買い換えを検討している方も、あなたに合ったWi-Fiルーターをみつけて快適なWi-Fiライフを手に入れてください!