Wi-Fiルーターを買おうと思っても「種類が多すぎて何がおすすめかわからない」「専門用語ばかりで選び方がわからない」という人も多いのではないでしょうか。
実際種類も多く、専門用語だらけの説明だけでは自分の家に合ったWi-Fiルーターは、どう選べばいいかわからないですよね。
この記事では、はじめにWi-Fiルーターの選び方を4つ紹介しています。続いてWi-Fiルーターの便利機能、おすすめの設置場所と順番に解説していきます。
おすすめの機種も紹介しているので、インターネットを快適に楽しむためにも、ぜひ最後まで読んで参考にしてくださいね。
(アイキャッチ画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/25345302#goog_rewarded)
Wi-Fiルーターの選び方①居住環境で選ぶ
Wi-Fiルーターは商品によって性能が違うので、戸建て・マンション・一人暮らしなど居住環境や使用環境に合わせて選ぶことが大切です。
Wi-Fiルーターのパッケージには、間取りの目安が書かれていることが多いので、参考にして選びましょう。この時、現在の居住環境より少し広めに設定されているものを選ぶのがポイントです。
なぜ広めのものが良いかというと、間取りの目安はWi-Fiルーターを家の中央に置いた場合を想定しているので、家の隅に置いた場合、遠い部屋は電波が届きにくくなるためです。
例えば1LDKに住んでいる場合、2LDKを選ぶといいですよ。
Wi-Fiルーターの選び方②接続可能な台数で選ぶ
Wi-Fiルーターは、同時に接続可能な台数の上限が設定されているので、スマホやタブレット、パソコンなど接続したい機器の台数を確認して選びましょう。
台数で選ぶ際、現在接続したいと思っている台数とピッタリのWi-Fiルーターを選んでしまうと、同時に接続する台数によっては通信速度が低下するため注意が必要です。
接続可能な台数に余裕を持たせることで、通信速度を安定させることができます。また、今後接続したい機器が増える可能性も考慮しておきましょう。
Wi-Fiルーターの選び方③通信速度で選ぶ
通信速度はWi-Fiルーターの通信規格によって決まります。「Wi-Fi6」「Wi-Fi5」「Wi-Fi4」と数値で呼ばれており、数字が大きいほど新しく、通信速度も高速になっています。
Wi-Fi6はWi-Fi5よりも通信速度が1.4倍速いとされているため、現在購入を考えているならWi-Fi6を選ぶのがおすすめです。
また、Wi-Fi5の周波数帯は5GHzしか対応していないのに対して、Wi-Fi6は2.4GHzと5GHzの周波数帯を使用できます。
5GHzは、通信速度が速く安定感がありますが、障害物に弱く遠くまで電波が届かない周波数です。一方2.4GHzは、障害物に強く遠くまで電波が届きますが、他の機器と干渉し通信速度が低下しやすい周波数です。
それぞれの周波数帯の特徴から、5GHzはマンションや一人暮らし向け、2.4GHzは戸建て向けということがわかります。
Wi-Fiルーターの選び方④セキュリティで選ぶ
Wi-Fiルーターのセキュリティは安全性の低いものを選んでしまうと、インターネットのタダ乗りや、個人情報やクレジットカードの情報が漏れてしまうなど、悪用されてしまう恐れがあります。
悪用を防ぐためには、安全性が高いセキュリティ規格「WPA3」に対応したモデルがおすすめです。
ただ注意したいのが、セキュリティ規格「WPA3」を選ぶだけでは意味がありません。しっかりWi-Fiルーターの初期パスワードを変更して使用しましょう。
なぜ初期パスワードの変更が必要かというと、初期パスワードは製品ごとに共通していることが多く、インターネットで公開されているためです。
Wi-Fiルーターおすすめの機能
Wi-Fiルーターには様々な便利な機能があり、そういった機能で選ぶのもおすすめです。今回は特におすすめしたい便利な機能を3つ紹介します。
現在の環境に必要な機能を把握することで、通信速度を安定させられますよ。
- ビームフォーミング機能
- メッシュWi-Fi
- MU-MIMO
ビームフォーミング機能
ビームフォーミング機能とは、特定の方向にWi-Fiの電波を飛ばす機能です。
Wi-Fiルーターから離れた部屋へもしっかり電波が届くので、通信速度の速い安定した通信ができます。
ビームフォーミング機能に対応したWi-Fiルーターであれば、自動で接続機器に強い電波を飛ばしてくれます。
部屋数が多かったり、Wi-Fiルーターを部屋の隅に設置したりする場合に役立つ機能です。
メッシュWi-Fi
メッシュWi-Fiとは、複数のアクセスポイントを設置することで、電波を網目状に飛ばす機能です。
網目状に電波を飛ばすことで、戸建てや部屋が多いマンションでも、通信速度が低下することはなく快適に繋がります。
メッシュWi-Fiは、メインルーターの他にサテライトルーターが必要になるので、通常のWi-Fiルーターよりも費用がかかってしまいます。
一軒家や部屋数の多いマンションに住んでいる場合に役立つ機能です。
MU-MIMO
MU-MIMO(マルチユーザーマイモ)とは、複数台の端末で同時にデータ通信を行える通信機能です。
通常のWi-Fiルーターは1台ずつ通信するため、複数の端末を使用すると順番待ちが発生し、通信速度が低下してしまいます。
MU-MIMOは、複数台の端末をWi-Fiに接続しても、通信速度が低下しにくく安定した接続を維持する効果があります。
スマホやパソコンなどの端末を同時に使用する人や、家族で使用する場合に役立つ機能です。
おすすめのWi-Fiルーター:戸建て
戸建てに住んでいる人におすすめしたいWi-Fiルーターは「バッファロー(BUFFALO) WSR-5400AX6S」です。
価格を抑えながらもハイエンドモデル並みの性能を有する、Wi-Fi 6対応のWi-Fiルーターです。
動画再生に強い5GHz帯がさらに高速化されています。高画質な動画配信サービスやオンラインゲームなど、大きなデータを扱うコンテンツも、より快適に楽しむことができます。
Wi-Fi規格 | Wi-Fi6 |
---|---|
転送速度(5GHz+2.4GHz) | 4803+573Mbps |
同時接続 | 30台 |
セキュリティ | WPA3 |
ビームフォーミング | 〇 |
MU-MIMO | 〇 |
推奨環境 | ~3階/~4LDK |
おすすめのWi-Fiルーター:マンション
マンションに住んでいる人におすすめしたいWi-Fiルーターは「バッファロー(BUFFALO) WSR-3200AX4S」です。
電波がムラなく同心円状に飛ぶハイパワーアンテナが搭載されたWi-Fiルーターです。設置したリビングだけでなく、書斎・寝室・浴室など隅々まで電波が届きます。
セキュリティに配慮されていて、不正遠隔操作や個人情報流出を防ぐ「ネット脅威ブロッカー ベーシック」が1年間無料で利用できます。無料期間終了後は、有料にて更新可能です。
Wi-Fi規格 | Wi-Fi6 |
---|---|
転送速度(5GHz+2.4GHz) | 2401+800Mbps |
同時接続 | 21台 |
セキュリティ | WPA3 |
ビームフォーミング | 〇 |
MU-MIMO | 〇 |
推奨環境 | ~3階/~4LDK |
おすすめのWi-Fiルーター:一人暮らし
一人暮らしの人におすすめしたいWi-Fiルーターは「バッファロー(BUFFALO) WSR-1166DHPL2」です。
他の機器から発生する電波に干渉されにくく、高速通信が期待できるWi-Fiルーターです。
ビームフォーミング機能が搭載されているので、安定感のある通信ができます。また、コンパクトサイズなので、場所をとらずにスッキリ設置できるのが嬉しいポイントです。
Wi-Fi規格 | Wi-Fi5 |
---|---|
転送速度(5GHz+2.4GHz) | 866+300Mbps |
同時接続 | 12台 |
セキュリティ | WPA2 |
ビームフォーミング | 〇 |
MU-MIMO | 〇 |
推奨環境 | ~2階/~3LDK |
Wi-Fiルーターおすすめの設置場所
Wi-Fiルーターは設置する場所によっては、通信の速度や安定性に影響が出る可能性があります。
例えば家の隅に置いてしまうと、電波の届きにくい部屋ができるなど、本来の性能を活かせません。できる限り家の中央に置くようにしましょう。
また、Wi-Fiの電波はルーターを中心に球体状に飛んでいることから、床から1~2m程度の高さに設置するといいと言われています。
Wi-Fiルーターの周囲に障害物があると電波を遮断してしまうので、本棚やテレビ台の中に設置するのは避けてください。他にも、電波を出す家電が近くにあるのもよくありません。
まとめ:Wi-Fiルーターおすすめの選び方
Wi-Fiルーターは、居住環境・接続したい台数・通信速度・セキュリティを考慮して選びましょう。間取りの目安は少し広めに、接続可能な台数は少し多めに、余裕をもたせることがポイントです。
通信規格「Wi-Fi6」は通信速度も速くセキュリティもしっかりしているので、現在購入を考えている人におすすめです。セキュリティはしっかり初期パスワードの変更を行いましょう。
Wi-Fiルーターには便利な機能もたくさんあるので、自分にはどの機能が必要か把握することで、より快適にインターネットを楽しむことができますよ。
Wi-Fiルーターを設置する際は、周囲に障害物や電波を出す家電を置かないよう注意が必要です。できる限り家の中央に、床から1~2mになるように設置できると通信速度も安定しますよ。