爬虫類が好き、蛇が好き! いざ蛇をペットとして購入しようと考えた時に「爬虫類を買いたいけど、どんな種類がいるの。」「どうお世話するの?」と悩んだりしていませんか?
好きだけど、ペットとして飼おうとすると、何をどう調べた方がいいか、分からなくなってしまいますよね。この記事では、初めて蛇をペットとして購入を検討している方に、種類や値段についてご紹介します。
今までペットとして蛇を購入したことがない方は、これを見れば必要最低限の設備や、蛇の値段が分からない方は是非最後までご覧ください。ここでは、蛇の種類から飼育する上で必要なことを簡潔にまとめております。
アイキャッチ画像出典: https://unsplash.com/ja/写真/NzFA2VhY5gg
蛇のペットとしての人気
猫や犬と違って、爬虫類のほとんどは室内で飼育が完結します。そのため、部屋や地域の都合上室内だけで飼育したい方には爬虫類はペットととして人気です。
その中でも、蛇は特有の姿をしている事や、色鮮やかな種類、エサも種類によりますが10日に1回程度、あとは鳴き声の心配がない事などからペットとしての需要が高いです。
ペットショップで、蛇の専門スペースや店舗を構えるほど需要はあり、現在でも多くの種類が販売されています。
蛇をペットとして飼うのは難しいのか
結果としては、平均的に難易度はさほど高くはありません。種類や飼育環境にもよりますが初心者が飼育するのに適したものもいます。
蛇の飼育は、室内で行い、エサの頻度も個体によりますが毎日与える必要はありません。また、排せつの処理も犬や猫と比べると頻度は少ないです。
以上の事を踏まえると、飼育の手間はペットの中では比較的少なく済むので飼育する難易度は低いです。
しかし、個体差や種類別に気を付けなければならないこともあるので、「非常に簡単」とまではいきません。
ペットとして飼える蛇の種類ってどれくらいあるのか
蛇の種類は豊富で、ペットとして購入できる蛇の種類は100種類を超えています。これは生息地域などで同じような種類でも名前が違う蛇がいるためです。
たとえば、蛇の種類に「パイソン」という名前があります。しかし、ペットショップでは「ボールパイソン」や「マラヤンブラッドパイソン」などパイソンという名前の派生だけでも多くの種類が存在します。
もちろん、同じパイソンとつく蛇でも全く別の個体なので、生態系や性格、体調や色調も大きく異なるので、初心者が蛇をペットととして購入を検討する際はしっかりと名前のリサーチをしておくことをお勧めします。
ペットとして人気の蛇にはどんな種類があるのか
では、ペットとして蛇にはどのような種類があるのか紹介していこうと思います。ここで挙げる種類は、他のサイトでもペットとしておススメされる種類になりますので、参考になれば幸いです。
- コーンスネーク
- カリフォルニアキングスネーク
- セイブシシバナヘビ
- ボールパイソン
- カーペットパイソン
- グリーンパイソン
- エメラルドツリーボア
- ボアコンストリクター
これらが、初心者におすすめとして上がることが多い蛇の名前になります。特にコーンスネークは体調やその見た目から、初心者に薦められる種類の代表といえるでしょう。
ペットとして飼うオススメの種類3選
ここでは、他のサイトの内容も確認しそのうえでペットとしておススメの上位にランクインする種類を3つ選び紹介します。
- コーンスネーク
- セイブシシバナヘビ
- ブラジルレインボーボア
では、それぞれがなぜおススメとされるのか簡単にまとめていきます。
コーンスネーク
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価格は色などをこだわらなければ、2万円程度で購入可能。性格もおとなしく飼育しやすい種類になります。大きさは最大150センチになります。
寒冷環境に耐性があり、他の蛇より室内の温度管理が容易です。また、冷凍マウスを食べてくれるのでエサの種類や費用面でも飼育しやすいでしょう。
ただし、飼育しやすいのは成長した蛇(アダルト)なので、未成熟のベビースネークを購入しないようにしましょう。未成熟の個体は自力で食事が出来なかったり、拒食を起こす可能性があります。
購入前に、しっかりと自力でエサを食べれるのか確認しましょう。このような内容は店員に確認すれば問題ないと思います。
シシバナヘビ
https://twitter.com/amerai_reopa/status/1607621473522585600/photo/1
ペットとして普及しているのはセイブシシバナヘビになります。値段は6万円程度で大きさは60センチから80センチ程度まで成長します。
特徴的な顔をしており、その見た目からイノシシの鼻という意味もあり“シシバナ”という名前になりました。
その見た目と、体格から力強さのある外見をしており、見た目の迫力を求める方にはお勧めです。
弱毒性で、毒性は神経毒。人間が噛まれた場合は、死ぬことはありませんが噛まれた箇所が腫れ痛みを発しますので、飼育の際はあまり刺激をしないよう気をつけましょう。
ブラジルレインボーボア
https://twitter.com/kanedai_soka_/status/1608363505601884160/photo/1
最大で200センチまで成長する大型の蛇になります。値段は、未成熟の蛇で販売価格は約8万円程度。
生息地域が気温と湿度共に高く、飼育環境もそれに近い状態を作る必要があります。性格は、比較的温厚な個体が多くペットとして人気の種類です。
寒さに弱いので、飼育のゲージにはパネルヒーターを併用しましょう。また、未成熟期は一定の湿度が必要なので、湿度を一定に保つための道具を準備しましょう。
薦める3種類の蛇、ペットとして難易度はどれくらい?
コーンスネークは、初期費用やおとなしい気性の個体が多い事から初心者に一番薦められる蛇になります。順応性も高く毒性もないので飼育しやすく、ストレスによる拒食しにくい事もあります。
シシバナヘビは、個体にもよりますが成長しても100センチ以下までの成長としてあまり大きくなりません。あまり大きなゲージを設置できない方はおススメです。
ブラジルレインボーボアは、色彩が豊かでエサ付けもよく、体調を崩しにくい個体です。気性の荒い個体も少なくありませんが、飼育によってしっかり懐きます。
それぞれの特徴を簡単にまとめましたが、無毒性で環境の適応能力の高いコーンスネークは初心者に一番お勧めできる種類でしょう。
種類別に変える、蛇の飼育状況
コーンスネークは、木の上に登ったりすることを考慮しないため、平らな環境をゲージ内に作成しましょう。また、上方からの刺激に対してストレスを感じるので前方より餌あげ等を行ってください。
シシバナヘビは、乾燥に強い個体が多く、水の入った容器がゲージ内にあれば大丈夫です。冬にはヒーターを設置してゲージ内温度を26度程度で調整してください。
ブラジルレインボーボアは、25度前後で温度を管理。気温が低い状態が苦手なのでヒーターで調整が必要です。未成熟期は乾燥に弱いので乾燥対策が必要になります。
飼育に必要な最低限の準備
蛇を購入する際に、最低限必要と考えられる道具をまとめました。このほかに個体によっては「水浴びが好き」だとか「よく糞をする」など様々な特性があるので、併せて購入してください。
ここで最低限必要となる道具を、4つほどあげてご紹介いたします。この4つに関して、準備をしておけば、飼育自体は可能になるので必ず準備をしましょう。
- ケージ
- 床材
- 水容器
- ヒーター
必要なものについては触れましたが、以下に簡単ではありますが商品の紹介リンクも貼ってありますので、参考にしてみてください。
ケージ
蛇を入れておくための容器です。ペットショップで購入が可能で、1万円しない程度で販売されております。しかし、蛇は脱走するのがうまい生き物なので、多少値段が張っても脱走防止機能があるものを購入しましょう。
床材
蛇には地面にもぐったり、木の葉に身をかくすものもいます。そういった性質に合わせて落ち葉や木材(チップ)、土などを使い分けてゲージに敷き詰めましょう。
また、蛇の排泄物を吸収することと、手入れをしやすく意味もあるので、定期的に手入れが必要になります。
水容器
個体によっては湿度を一定にする必要があるので、霧吹きや体を濡らすための水容器が必要になります。
購入する際は、生息地や感想に対する対処などをあらかじめ店員さんに確認すると、水容器のようなものが必要かどうかを確認できます。
ヒーター
蛇は爬虫類なので、変温動物に属します。そのため、自分で体温の調節が出来ませんので冬季など気温が下がる時期には、体温を一定に保つため暖房器具が必要になります。
しかし、直接暖房の暖気を送ると乾燥の原因になりますので、ゲージ内にパネルヒーターを設置するなど対処が必要になります。
蛇は他の種類と一緒に飼えるのか?
複数の種類の蛇を一度に購入したからと言って、1つのゲージで複数の蛇を飼育したいと考える方もいますが、結論から言いますと、複数の蛇を一緒に飼うのは難しいと言えます。
大きく”蛇”や”爬虫類”の認識で同じゲージに入れることは避けましょう。蛇には気性や習性によって他の蛇を食べたり、攻撃する種類がいます。
また、繁殖などを目的に多頭飼育したい場合は、発情期のパートナーを探している状態の蛇同士を近づけた方が、繁殖はうまくいきます。
そのため、多頭飼育は基本的にメリットもなくリスクが大きいため、辞めた方がいいでしょう。
まとめ:初めて蛇を飼育するには
蛇を飼育する上では、温度管理、蛇の大きさに合ったケージ、適度な水分と環境など配慮する項目が多いです。
こうした部分の配慮が、比較的容易なのがご紹介した3種類の蛇になります。なので、もし蛇の飼育を始めようと考えている方は、これまでの内容が参考になれば幸いです。
- コーンスネーク
- シシバナヘビ
- ブラジルレインボーボア
ただ、一つ一つ必要なものを選ぶのが面倒だという方は、以下のサイトのようにセットで販売していることもあるので、参考にしてください。