「仕事が辛くて辞めたい」「もっと待遇の良い会社で働きたい」と悩んではいませんか?
仕事が自分に合っていなかったり、待遇に納得がいなかったりすると、仕事を辞めることや、転職を考えてしまいますよね。
この記事では仕事を辞めたくなったときにまず考えなくてはいけないことや、退職までの流れを解説しています。ぜひ最後までご覧ください。
(アイキャッチ画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/3025413?title=%E9%A0%AD%E3%82%92%E6%8A%B1%E3%81%88%E3%82%8B%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%8D%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%83%B3)
仕事を辞めたいときはどうする?まず取るべき行動2つ
「仕事を辞めたい」と思ったとき、勢いで辞めてしまうのはおすすめできません。まずは冷静に理由を考えてみましょう。以下の順に考えると、整理しやすいです。
- 辞めたい理由の書き出し
- 辞めたい理由の順位付け
辞めたい理由の書き出し
仕事を辞めたいと思った理由を、思いつく限り書き出してみましょう。
どんな些細なことでも、同じような内容が続いたとしても、とりあえず書き出してみることが重要です。書いているうちに脳内が整理され、冷静に考えることができるようになります。
辞めたい理由の順位付け
先ほど書き出した理由を、今度は順位をつけて並べ替えてみましょう。辞めたい理由に順位をつけることで、貴方が仕事をする上で譲れないことの優先順位がわかるようになります。
新しい仕事を探すにせよ、今の仕事を続けるにせよ、この順位表を頭の片隅に入れておくと物事が決めやすくなりますよ。
仕事を辞めたい理由が自分で解決できるか考えよう
仕事を辞めたい理由を書き出し、順位付けをしたら、それぞれの理由に対して自分で解決可能かを考えてみましょう。スキル不足など自分で解決できる理由であれば、今の仕事を辞める必要はないかもしれません。
会社の風土が合わないなど、自分だけでは解決できない理由であるならば、希望が叶う別の会社への転職をおすすめします。また、転職先を決める際は書き出した理由と見比べて条件をチェックするとよいでしょう。
自分で解決できる「仕事を辞めたい理由」4選
仕事を辞めたい理由について、自分で解決できるものの中からよくある理由を4つ紹介します。
- 通勤時間が長い
- 残業が多い
- 業務が難しくてついていけない
- 上司が嫌い
例えば、通勤時間が長いことが嫌なのであれば、引っ越しを検討することができます。残業を減らしたかったり、業務が難しいと感じるのであれば、まずはスキルアップの努力をしてみましょう。
だんだん仕事に慣れてくれば、効率的に時間を使えるようになります。
嫌いな上司も、無理に仲良くする必要はありませんし、仕事と割り切って接しましょう。そのうち社内で異動する可能性もあります。
仕事辞めたり、転職することは思うより大変です。辞めたい理由が自分で解決できるのであれば、今の会社で頑張ることも選択肢のひとつですよ。
自分で解決できない「仕事を辞めたい理由」4選
続いて、仕事を辞めたい理由について、自分では解決できないものの中からよくある理由を4つ紹介します。自分で解決できない理由を解決するために仕事を辞めるのであれば、後悔は少ないでしょう。
- 会社の風土が合わない
- 人間関係にストレスを感じる
- 給与が見合っていない・昇給の見込みがない
- 労働条件が合わない(土日祝休みでない等)
しかし、自分で解決できないと思っても、まずは身近な人に相談してみることが重要です。先輩であれば経験談から、同僚や友人であれば第三者の視点から、思わぬ解決策を聞けるかもしれません。
「仕事を辞めたい」離職理由ベスト5
厚生労働省が行った「令和2年転職者実態調査の概況調査」から、転職者に聞いたよくある離職理由の上位5つを紹介します。(参照:https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/dl/6-18c-r02-2-02.pdf)
- 労働条件(賃金以外)がよくなかったから(28.2%)
- 満足のいく仕事内容でなかったから(26.0%)
- 賃金が低かったから(23.8%)
- 会社の将来に不安を感じたから(23.3%)
- 人間関係がうまくいかなかったから(23.0%)
「労働条件(賃金以外)がよくなかったから」が一番の理由とはなっていますが、割合を見るとそこまで飛び抜けて高い数字というわけでもありません。
仕事を辞めるという判断にあたっては、理由は人それぞれであり、かつ複合的に存在することがわかります。
仕事を辞めたいときに事前にやっておきたいこと2つ
仕事を辞めたい理由を考え、その結果退職を決めたとしても、すぐに上司に退職願を提出するなどしてはいけません。
今の仕事を辞めてしまえば、当然ですが収入がなくなります。すぐに転職する場合や少し休む場合など、それぞれの都合に合わせて準備をしてから計画的に行動に移しましょう。
- 転職のための資格取得・実績作り
- ハローワークで雇用保険手続きの確認
転職のための資格取得・実績作り
転職を考えているのであれば、資金に余裕がある場合を除き、在職中にきちんと準備をしてから退職するのがベストです。
特に、仕事に関係する資格を取ったり、実績を作ることは転職に有効な手段です。
ただし、あまり大っぴらにやると印象が良くありません。雇用されているということを忘れず、決して今の仕事を疎かにすることのないように気を付けましょう。
ハローワークで雇用保険手続きの確認
すぐに仕事をしない場合は、収入が一時的に途絶えてしまします。しかし、今の仕事で雇用保険に加入しているのであれば、雇用保険を受給することができるため、金銭的な支えになるでしょう。
必要な手続きについては、お住いのハローワークのホームページなどで事前に確認しておくことが安心できておすすめです。
また、ハローワークでは職業相談や求職支援など、様々なサービスが受けられます。都合がつくのであれば退職前に実際に行ってみて、相談してみるとよいでしょう。
仕事を辞めたいときの退職までの流れ
仕事を辞めるまでの流れは以下の通りです。退職する際は、会社に迷惑をかけないようスケジュールに余裕をもって行動しましょう。
- 退職の意思を伝える(2ヶ月~1ヶ月前)
- 退職願・退職届を提出する(1ヶ月~1週間前)
- 業務の引き継ぎ、社内外への挨拶(最終出勤日まで)
- 退職
また、家族がいる人であれば、①の会社に退職の意思を伝える前に必ず家族に相談しましょう。その際は、退職の明確な理由や、転職への展望・計画などを一緒に伝えることができると納得してもらいやすいと思います。
仕事を辞めたいとき円満に辞めるためのポイント4つ
仕事を辞めるときはできるだけ円満退職したいですよね。そのためには以下のポイントに注意して退職の意向を伝えたり、退職時期を決めるようにしましょう。
- できるだけ繁忙期を避ける
- 前向きな退職理由を伝える
- お世話になった人には直接話をする
- 仕事を引き継ぐ人のために手順書を準備しておく
できるだけ繁忙期を避ける
円満に退職するためには、何より同僚や同じチームへの負担を最小限にすることが重要です。自分が参加しているプロジェクトや業務などが一区切りついたタイミングで退職するのがベストでしょう。
また繁忙期には「忙しいからまたにして」と上司に話を聞いてもらえない可能性もあります。自分の都合だけではなく、上司もしっかり落ち着いて話ができるときに退職の話をするようにしましょう。
前向きな退職理由を伝える
退職理由が会社や仕事への不満だけだと、「どうにか改善するから」と上司に引き止められてしまう可能性があります。
一方、自分のキャリアアップのためといった前向きな理由や、家庭の都合などを理由にしておくと、会社側で介入できないためスムーズに話を進められるでしょう。
お世話になった人には直接話をする
どこかから漏れ聞く形で退職を知ってしまうのは、相手にとっても気持ちが良いものではありません。
お世話になった人や、先輩・同僚など、関係性の深い人には、誠意として自分の口から伝えるようにしましょう。
仕事を引き継ぐ人のために手順書を準備しておく
退職までに無事に引き継ぎが終わっていても、退職後に何が起きるかわかりません。
重要だと思われることは必ず手順書などの文面で残してから退職するようにしておくと、後任の方へ迷惑をかけずにすみます。
仕事を辞めたい人におすすめの転職サイト3つ
転職を考えている人におすすめの転職サイトを3つ紹介します。いずれのサイトも無料で利用ができ、様々な業種・職種ごとの豊富な求人数が魅力です。
また、専門の知識と経験を持つキャリアアドバイザーによる転職への手厚いサポートを受けることができるので、「転職が初めてで不安…」という方に特におすすめです。
ひとつのサービスではなく、複数のサービスを併用すると希望の求人に出会える可能性が高くなります。きっと貴方にぴったりの会社が見つかると思いますよ。
【まとめ】仕事を辞めたいときは計画的に準備をして辞めよう
今回は仕事を辞めることへの考え方や、退職までの流れと円満退職のポイントなどを紹介しました。仕事を辞めるにあたっては計画性が重要です。自分の中で退職までの計画が立ったら、実際に行動に移してみましょう。
きちんと計画をして退職することができれば、退職までに嫌な思いをしたり、退職後のトラブルにも巻き込まれにくくなります。
この記事が仕事を辞めたいと悩んでいる方の参考になれば幸いです。