iPhoneがWi-Fiに繋がらないときの3つの原因と9つの対処法

Wi-Fiに繋いでインターネットを利用していて、突然Wi-Fiに繋がらなくなると困りますよね。

Wi-Fiに繋がらないとデータ通信量が大きくなり、通信速度も遅くなってしまいます。

本記事では、iPhoneがWi-Fiに繋がらなくなった場合の3つの原因と9つの対処法をご紹介します。

どの対処法もあなた自身で実践できるものですので、ぜひ参考にしてみてください。

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iPhoneがWi-Fiに繋がらない原因

iPhoneがWi-Fiに繋がらない原因は、大きく分けて以下の3つが考えられます。

• iPhone本体の不具合
• Wi-Fiルーターの不具合
• インターネット環境の問題

では、1つずつ見ていきましょう。

iPhone本体の不具合

1つ目はiPhone本体の不具合です。

iOSアップデートの失敗やバグなどのソフトウェア上のエラーが発生しているとWi-Fiに繋がらなくなります。

また、長時間Wi-Fiに接続していた場合も、膨大なデータ量が蓄積されるためWi-Fiに繋がらなくなりやすいです。

さらに、iPhone本体に内蔵されているWi-Fiアンテナが水没や落下の衝撃などにより故障すると接続に問題が生じてしまいます。

Wi-Fiルーターの不具合

2つ目はWi-Fiルーターの不具合です。

iPhone以外の機器はWi-Fiに接続できるのか、パソコンとルーターを有線で接続してみましょう。

もしパソコンとルーターが有線で接続できた場合は、ルーターに原因がある可能性が高いです。

ルーターの不具合として、サーバーの混雑やルーター内部の断線などが挙げられます。

インターネット環境の問題

3つ目はインターネット環境の問題です。

サーバーが混雑していたりルーターの近くに電波を発するものがあったりすると、Wi-Fiの電波強度や回線速度が低下し接続が切れやすくなります。

また、Wi-Fiのマークが点灯しているにもかかわらずインターネットに接続できない場合は、工事や災害などの影響で通信障害が発生している可能性があります。

iPhone本体に原因がある場合の対処法

考えられる原因が分かったところで、次に原因別の対処法をご紹介します。

まず、iPhone本体に原因がある場合の対処法は以下の5つです。

• iPhoneを再起動する
• Wi-Fi接続のON／OFFを切り替える
• 機内モードのON／OFFを切り替える
• Wi-Fiの再設定・再接続を行う
• ネットワーク設定をリセットする

iPhoneを再起動する

1つ目はiPhoneの再起動です。

iPhoneで不具合が生じた際には本体を再起動すると改善されることが多いです。そのため、まず最初にiPhoneの再起動を試しましょう。

ただし、iPhoneの挙動が不安定な場合はデータが消えてしまうおそれがあります。必ずデータのバックアップを取ったあとに再起動を行ってください。

電源を切り再起動する手順は機種により異なります。

• iPhoneX以降：電源ボタンと音量ボタンのいずれかを「スライドで電源オフ」と表示されるまで長押しして電源を切り、電源ボタンを長押しして再起動 
• iPhone6、7、8、SE（第2・第3世代）：電源ボタンを「スライドで電源オフ」と表示されるまで長押しして電源を切り、電源ボタンを長押しして再起動 
• iPhoneSE（第1世代）、5以前：トップボタンを電源オフスライドが表示されるまで長押しして電源を切り、トップボタンを長押しして再起動

Wi-Fi接続のON／OFFを切り替える

2つ目はWi-Fi接続のON／OFF切り替えです。

iPhone本体を再起動しても改善しない場合は、Wi-Fi接続を一度OFFにしたあと再度ONにすることも有効です。

Wi-Fi接続を一度切って入れ直すと接続状況が改善されることがあるため、コントロールセンターもしくは設定アプリから切り替えてみましょう。

コントロールセンターは機種によって開き方が異なります。

• iPhone8以前：ホーム画面で画面下から上にスワイプ
• iPhoneX以降：画面右上から下にスワイプ

設定アプリから切り替える場合は、設定アプリで「Wi-Fi」を開き、「Wi-Fi」をタップして切り替えてください。

機内モードのON／OFFを切り替える

3つ目は機内モードのON／OFF切り替えです。

Wi-Fi接続のON／OFFを切り替えても改善されなければ、機内モードのON／OFFの切り替えも試してみましょう。

機内モードはすべてのインターネット接続を遮断できるため、機内モードのON／OFFを切り替えると接続状況が改善される場合があります。

機内モードもコントロールセンターや設定アプリから切り替えが可能で、手順はWi-FiのON／OFF切り替えと同様です。

Wi-Fiの再設定・再接続を行う

4つ目はWi-Fiの再設定・再接続です。

何らかの不具合で認証に失敗してしまった可能性も考えられるため、Wi-Fiの設定をいったん削除して再設定を行うことも対処法のひとつです。

再接続の際にはパスワードの再入力が必要になるため、ネットワークを削除する前にパスワードを控えておきましょう。

再設定の手順は以下の通りです。

1. 設定アプリを開き、「Wi-Fi」を選択
2. 接続されているWi-Fiの右端の「i」のマークをタップ
3. 「このネットワーク設定を削除」を選択
4. 接続していたWi-Fiのネットワーク名を再度選択
5. パスワードを入力し再接続を行う

ネットワーク設定をリセットする

5つ目はネットワーク設定のリセットです。

iPhone本体の問題を解決する最終手段として、iPhoneのネットワーク関連の設定を初期化し、工場出荷時の状態に戻す方法があります。

リセットの手順は以下の通りです。

1. 設定アプリを開き、「一般」を選択
2. 「リセット」を選択
3. 「ネットワーク設定をリセット」を選択
4. パスコードを入力
5. 「ネットワーク設定をリセット」を選択

このとき、「すべてのコンテンツと設定を消去」を選択するとすべてのデータが初期化されてしまうので注意が必要です。また、Wi-Fiのパスワードもリセット前に忘れずに控えておきましょう。

Wi-Fiルーターに原因がある場合の対処法

次に、Wi-Fiルーターに原因がある場合の対処法は以下の2つです。

• ルーターとコードの接続を確認する
• ルーターを再起動する

ルーターとコードの接続を確認する

1つ目はルーターとコードの接続の確認です。

コードがルーターに正しく接続され、ルーターが動いているか確認しましょう。

Wi-Fiルーターのコードが何らかのはずみで抜けていると、ルーターが動かないためWi-Fiには接続できません。

Wi-Fiルーターに原因があると考えられる場合、まずはコードがルーターに繋がれ動いているか確認してみてください。

ルーターを再起動する

2つ目はルーターの再起動です。

コードがルーターに接続されているにもかかわらずWi-Fiに接続できない場合、ルーターの一時的な不具合が考えられます。

ルーターを再起動すると接続状況が改善される場合があるため、再起動してみましょう。

コンセントを抜き、数分待ってコンセントを差し直し再起動を行ってください。

ただし機種によっては専用のボタンで再起動を行うものもあるため、事前に説明書を確認しましょう。

インターネット環境に原因がある場合の対処法

最後に、インターネット環境に原因がある場合の対処法は以下の2つです。

• ルーターの設置場所を変える
• 時間をおいて再度接続する

ルーターの設置場所を変える

1つ目はルーターの設置場所の変更です。

ルーターが、電波を発する機器の近くや箱の中などに設置されていると、Wi-Fiの電波が弱くなったり遮断されたりしてしまいます。

そのため、ルーターを電波をさえぎるものから離れた場所に設置し、電波の通り道を確保しましょう。

時間をおいて再度接続する

2つ目は時間をおいての再接続です。

アクセス集中によるサーバーの混雑により、単に接続に時間がかかっているだけの可能性もあります。そのため、少し時間をおいてから再度接続してみましょう。

また、災害や工事などによる通信障害の場合は復旧を待つしかありません。復旧を待って再度接続を試してみてください。

どうしても解決しない場合は修理に出そう

先ほどご紹介した9つの対処法を試しても解決しない場合はiPhoneもしくはルーターの故障が考えられるため、メーカーへの問い合わせが必要です。

まずはWi-Fiルーターのメーカーに問い合わせましょう。オペレーターの方に先ほどご紹介した対処法を試しても解決しない旨を伝え、改善方法を聞いてください。

伝えられた方法を試しても改善しない場合はルーターではなくiPhone本体の故障の可能性が高いです。

iPhone本体の故障が考えられる場合は修理店に診断や修理を依頼しましょう。

【まとめ】考えられる原因を1つひとつ潰そう

iPhoneがWi-Fiに繋がらない原因は、iPhone本体・Wi-Fiルーター・インターネット環境の3つのいずれかにあると考えられます。

そして、今回ご紹介した対処法を実践し、考えられる原因を1つずつ潰していきましょう。

もしあらゆる方法を試しても解決しない場合は故障の可能性があるため、iPhoneやWi-Fiルーターを修理に出すことも検討してみてください。