「休職中でも転職エージェント使えるの?」「精神的な病気だけど、職場を変えたい…」と悩んでいませんか。職場環境が合わず転職を考えている中で、次の職場が見つかるか心配になりますよね。
転職エージェントを利用するなら、自分に合った職場を選びたいものです。でも、休職中の理由に「断られないかな?」と考えて込むかもしれません。
そこで、当記事は休職中でも利用できる転職エージェント4選を徹底解説します。休職中でも活用できるコツやポイントが把握できる必見の内容です。
- 休職中でも転職エージェントを利用できる
- 転職エージェントの活用方法
転職エージェントのメリットやデメリットを細かく書いているので、休職中でお悩みの人はぜひ最後までご覧ください。
アイキャッチ画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/24050014
休職中でも転職エージェントは利用できるの?

ケガやうつ病で休職中でも、転職エージェントの利用は可能です。「休職中だから対面式の面接が難しいかも」と悩んでいる人も転職エージェントで相談できます。
担当スタッフと面談したうえで、希望する求人を見ながら転職活動を進めるかを決められます。
ただし、業務に支障がある場合には、症状の回復を優先させましょう。無理して転職活動を行うべきではありません。自分で判断をせずに専門医や転職エージェントと相談しながら進めましょう。
休職中でもエージェントで転職成功している?
休職中でもエージェントを利用でき、転職を成功させた人ももちろんいます。
もし転職活動で不安の気持ちがある場合、担当スタッフに休職中であることを話して、どんなサポートを受けられるか確認しましょう。
休職理由によっては転職エージェントのサポートを受けられない可能性があります。担当スタッフの反応がいまいちであれば、他社の転職エージェントの利用がおすすめです。
担当スタッフとの相性もあるので、まずは信頼関係を築いた中で休職の事実を伝えてみましょう。
休職中に利用できる転職エージェント4選

休職中でも利用できる主な転職エージェントは以下の通りです。検討中の人は確認しましょう。
- リクルートエージェント
- doda
- パソナキャリア
- マイナビエージェント
どのエージェントも転職に強く、評判の高いものばかりです。休職中の人でも登録できますので検討してみましょう。
転職実績が豊富なエージェント【リクルートエージェント】
求職者がまず登録する転職サイト最大手の「リクルートエージェント」です。
利用料 | 無料 |
公開求人数 | 約13万件 |
求職者の年齢層 | 20~50代 |
- 最大手で取り扱う求人数も10万件以上!
- 事務職や営業職などの案件も紹介してくれる
- カウンセリングや面接対策などといった充実したサービスがある
転職といえばリクルートエージェントと評判があるほどの有名なサイトです。求人数は10万件を超えているので、比較検討しながらあなたに合う求人に応募できます。
また、面接で不安がある人は、対策アドバイスをもらえます。自分のアピールポイントを伝えていく方法を、的確に教えてくれるので、おすすめですよ。
満足度が高く口コミの評判も良い【doda】
利用者の満足度が高い転職エージェント「doda(デューダ)」です。
利用料 | 無料 |
公開求人数 | 約10万件 |
求職者の年齢層 | 主に20~30代 |
- 取り扱い求人が多い!
- 担当スタッフが企業先を訪問しているので、職場の雰囲気や社風が丸わかり!
- 求人検索とアドバイザーへの相談を一緒にできる
dodaは転職エージェントをこれから利用する人にとてもおすすめで、求人ページがとても見やすいのが特徴です。職場の雰囲気や社風も記載されているのが求職者にとっても嬉しいところ。
業務内容や給料形態はもちろんのこと、選考ポイントや社風についても詳しく記載されています。「こんな企業で働きたい!」とこだわりがある人にも最適なエージェントです。
女性の転職サポートに強い【パソナキャリア】
女性向けの求人案件がとても多い転職エージェント「パソナキャリア」です。
利用料 | 無料 |
公開求人数 | 約3万件 |
求職者の年齢層 | 主に20~30代 |
- 女性向けの案件が多い!
- 事務や管理職案件に強い!
- 人材派遣としても検討できる
人材派遣で有名なパソナは転職エージェントとしても利用できるサイトです。事務職や管理職案件に強く、また休日をしっかり取れる子育て世帯や女性向け案件を多く取り扱っています。
正社員や契約社員以外にも、派遣としても登録可能です。あなたが理想とする働き方で、仕事を探せますよ。
若年層の支持が強いエージェント【マイナビエージェント】
大手からベンチャーまで数多くの企業を取り扱う転職エージェント「マイナビエージェント」です。
利用料 | 無料 |
公開求人数 | 約3万件 |
求職者の年齢層 | 主に20~30代 |
- ベンチャーやスタートアップ企業を多く取り扱っている!
- 職務経歴書や面接のアドバイスサービスを行っている
- レスポンスが早く、サポート体制も充実している
幅広い企業を見てみたい人におすすめなのがマイナビエージェントです。大手企業をはじめ、スタートアップ企業も取り扱っているので、幅広い求人を確認できます。
また、マイナビエージェントは職務経歴書の添削サービスや模擬面接を行っています。「面接が不安」と感じる人なら、面接のプロからアドバイスをもらえるので、マイナビエージェントがおすすめです。
すぐに職に就きたい人はマイナビエージェントで以下から登録しましょう。
休職中における転職エージェントの相談方法4つ
転職エージェントに登録するうえで、休職中であることを伝えなければなりません。「変に思われないかな?」と不安に思う人は以下の相談方法を確認しましょう。
- 休職していた事実を少しずつ伝える
- 業務に支障なく働ける状態であることを理解してもらう
- 休職理由は客観的な事実を伝える
- 複数のエージェントを試す
休職中に利用する際には上記の伝えるべき点を整理しましょう。詳しい相談方法を以下で解説します。
休職していた事実を少しずつ伝える
休職中に転職活動を始めるには、担当スタッフに少しずつ事実を伝えましょう。現在も心身の健康状態に不安を感じる場合、求人を紹介してもらえないかもしれません。
転職エージェントは確実に働けることを前提に、あなたに求人を紹介します。もし難しいと判断されると、求人の案内を受けられず、断られるかもしれません。
「伝えて、紹介してもらえなかったら困る」と不安に思うならば、いきなり休職の事実は伝える必要はありません。信頼関係を築く中で、少しずつ話していくことが大切です。
業務に支障なく働ける状態であることを理解してもらう
担当スタッフから求人を送ってもらうには、業務に支障がないことが前提になります。まずは問題なく働けることを伝えましょう。
仮に休職中であることを伝えた場合には、自分が働けることを理解してもらう必要があります。言葉で難しい場合には専門医に受診して診断書をもらい、提出するのも良いでしょう。
担当スタッフに安心して求人の案内をもらえるように、状況はしっかり伝えることが大切です。
休職理由は客観的な事実を伝える
休職するからには、客観的な事実を説明するのが必要です。担当スタッフはあなたの現在の心境をやさしく聞いてくれます。転職したい思いと、事実関係を中心に話しましょう。
大切なことは事実をポジティブに伝えることです。休職はネガティブなイメージがあり、印象を払拭するためにも、健康状態に対して自分が進めた取り組みを話しましょう。
「それなら大丈夫そう」と、担当スタッフがポジティブな印象を持つと、安心して求人の案内をしてもらえます。
複数のエージェントを試す

転職エージェントは1社だけではなく、複数登録すると良いでしょう。各社強みのある業界は異なり、求人の質も違います。
転職エージェントには、オフィスワークに強いエージェントや飲食店に強いエージェントなどあります。各社、求人数やサービス面などで特色はさまざまです。
あなたが転職したい業種が明確な場合、複数の転職エージェントに登録して、比較してみましょう。
休職理由を転職エージェントに伝える3つのメリット

休職理由を転職エージェントに伝えると以下のメリットがあります。
- 身体的な要因であれば問題ない
- 転職活動の進め方や休職期間の過ごし方のアドバイスをもらえる
- 休職に理解のある味方ができる
ここではそんなメリットを詳しく解説しますので確認しましょう。
身体的な要因であれば問題ない
身体的な休職理由であれば、業務に支障がない限り、就職は可能と判断されます。業務内容によりますが移動に負担がかからない状態であれば、求人の案内を受けられるでしょう。
特に考慮したいのは移動のシーンです。通勤やオフィス内の移動は負担がかかりやすいかもしれません。勤務地にもよりますが、近場の職場なら安心して通えます。
担当スタッフにはどんな業務が可能なのかを、できる限り具体的に伝えましょう。
転職活動の進め方や休職期間の過ごし方のアドバイスをもらえる
転職エージェントはどんな求職者にも的確なフォローを行うのが仕事です。当然ながら休職中のあなたに寄り添いながら求人案内を行っていきます。
休職中の状況によってはすぐに求人案内をしてもらえない場合もありますが、過ごし方のアドバイスは受けられるはずです。たとえばどんな求人なら就職可能かを相談するのも良いでしょう。
自分の体と相談しながら、転職活動のスタート時期や就職できる業界、職種を考えていきましょう。
休職に理解のある味方ができる
休職中の人は本当に次の仕事に出会えるのか不安になる時期です。そんなときでもやさしくお話をしてくれるのが転職エージェント。ネガティブになりやすい状況でも、的確にアドバイスをしてもらえます。
求人案内ができるかどうかは、まずは転職エージェントと相談してみましょう。また今後のキャリアで自分が合う職種や業界などを探るうえでも転職エージェントの相談は有効です。
休職理由を転職エージェントに伝えるデメリット
一方で、休職状況によっては転職エージェントに伝えると以下のデメリットが生じてしまうかもしれません。
- 精神的な要因の場合は休職歴が不利になる可能性がある
- 信頼関係に影響する
的確なアドバイスや求人案内を受けるためにも、デメリットは事前に確認しましょう。
精神的な要因の場合は休職歴が不利になる可能性がある
何らかの原因で精神的な病気による休職になった場合、担当スタッフはネガティブな印象を受けてしまうかもしれません。身体的なものとは異なり、再発の懸念があるからです。
仮に次の職場が見つかっていても、すぐに退職してしまう事態は避けたいものです。転職エージェントは採用に至った場合に企業から成果報酬を受け取ります。
すぐの退職は、紹介した転職エージェントの印象が悪くなる恐れがあり、次の求人案内を受けられないかもしれません。
特別な配慮が必要であれば、企業側に伝えることも可能なので、遠慮せずに相談することが大切です。
信頼関係に影響する

転職エージェントは求職者のサポートを行っていきますが、休職の事実を知ると態度に違いが出るかもしれません。もちろん休職の事実は伝える義務はありませんので、担当スタッフに伝えずに進めることも可能です。
ただし、応募先との面接前のシーンで、急に休職中の事実を担当スタッフに伝えても困惑されることもあり得ます。ここで大切なのは、担当スタッフには隠さずに伝えることです。
伝える中でどうしても転職活動でエージェントが必要であることを主張できれば、担当スタッフも理解してもらえるはずです。
伝える前にまずは信頼関係を築き上げましょう。お互いに距離を縮めることで、より話しやすくなるはずです。
休職中の転職活動をする上でおさえるべきポイント
休職中でも転職活動を進められますが、次の職場で安心して働くためにも以下のポイントをおさえましょう。
- 1人で転職活動を進めない
- 応募先の企業情報を収集していく
- 不安な点はエージェントに任せる
休職中以外の人も確認したい点です。不安な点を解消していくとスムーズに転職活動が進むため参考にしましょう。
1人で転職活動を進めない
休職中はどうしても不安が付きまといます。良い求人があっても不安でなかなか応募ができないかもしれません。まずは1人で不安を抱え込まずに、担当スタッフと一緒に応募先を決めると良いでしょう。
特に以下のポイントをエージェントに伝えると的確にアドバイスをもらえます。
- 休職に至った背景
- 現職に戻らない意思
- 次の職場に望むこと
休職期間中やその前後の経緯をしっかり担当スタッフに話すのがポイントです。担当スタッフと相談したうえで、安心して応募できる求人を案内を受けられます。
応募先の企業情報を収集していく
求人には企業名や給与などの情報が書かれています。転職エージェントに登録すると、職場の様子や社風といった情報ももらえるはずです。自分が安心して働けるかの判断にとても役立ちます。
転職エージェントでは求人元の企業先に訪問していることがあります。実際に感じた社風を担当スタッフを通じて知ることができる貴重な機会です。
安心して応募するためにも担当スタッフと相談するのが良いでしょう。
不安な点はエージェントに任せる

転職エージェントは求職者と企業、両者をサポートする役割です。また求職者が転職できるようにエージェントは以下のサポートをしてくれます。
- 面接日時調整
- 対策やポイント
- 内定までの条件交渉
転職エージェントは上記以外にも、面接対策へのアドバイスをもらえます。「面接は苦手…」と感じる場合には、しっかりとカバーしてくれるのがポイントです。
担当スタッフは豊富な知恵があるので、不明点はすぐに相談できます。
転職エージェントと同時に活用したい公的支援
休職中の転職活動はお金がどうしても必要です。転職エージェントを利用しながらも活用できる公的支援があります。「お金がない」と困っている人は以下を確認しましょう。
- 公的支援①:傷病手当金
- 公的支援②:労災
上記の支援内容を以下で詳しく解説します。これから申請する人は必ずチェックしましょう。
傷病手当金
ケガや病気で仕事できずに4日以上に渡って休暇した場合に申請できるのが傷病手当金です。仕事に行けず休みが多くなった際に受け取れます。
対象となるのは業務以外でケガや病気を患い、現在療養中である方です。通勤中や仕事で負ったケガや病気は傷病手当金は受け取れませんので、注意しましょう。
労災
労災とは通勤や仕事中に負ったケガや病気に対して保険金を受け取れる制度です。たとえば、「工場内の機械で怪我をした」や「通勤中に転んだ」などの場合が保険金対象です。
身体的なケガ以外にも、パワハラやセクハラで労災と判断される場合があります。労災と認定された際には以下の補償を受けられます。
種類 | 内容 |
療養補償給付 | 診療から治療までの療養費用すべて |
休業補償給付 | 療養中の4日以降、給付基礎日額の80%が支給 |
障害補償給付 | 後遺症が残った場合、一時金を支給 |
遺族補償給付 | 労働者の死亡した場合、遺族に対して年金支給 |
上記のいずれかの給付を受けられます。詳しい給付内容は以下で解説していますので、気になる人は確認しましょう。

休職中の転職エージェント利用でよくあるQ&A
休職中の転職活動では不安が募りがちです。「転職エージェントで本当に転職できるのかな?」と不安を持ってしまうでしょう。悩みを持つあなたに向けて、よくある質問を以下でまとめました。
- 休職中に転職活動をしてはいけない?
- 休職をしていたことは自分から伝えるべき?
- うつ病でも転職活動はできる?
- 応募先の企業に休職中と伝えたら、不利になる?
安心して転職活動を行うためにも、休職中のよくある質問を以下で解説します。
Q:休職中に転職活動をしてはいけない?
休職中も転職活動は可能です。休職中に職場を変えたいと思っても、制限は一切ありませんので、活動を始めても問題ありません。
治療しながらも、転職エージェントで転職活動も可能です。もし、仕事ができるか不安な人は転職エージェント以外にも、心療内科やカウンセリングなどの専門医に相談しましょう。
Q.休職をしていたことは自分から伝えるべき?
まずは担当スタッフとの信頼関係を築くことが先決です。いきなり休職中と話すと、今本当に仕事できる人なのか、疑いを持たれてしまいます。
経歴や現在の業務内容を話して、自分が転職したい理由を伝えていくのがポイントです。
ある程度、理解してもらえたら、休職中であることの事実を話すと良いでしょう。担当スタッフによっては温度感が変わってしまうかもしれません。
もし信頼できると判断できた場合には休職の事実を伝えます。話しづらいスタッフであれば、理解を得られやすい担当者への変更をお願いしましょう。
Q.うつ病でも転職活動はできる?
なんらかの理由でうつ病になっても転職活動はできます。正しい就職活動を行うと企業から内定をもらうことが可能です。
うつ病で転職活動の進め方に不安がある人は、まずは専門医に相談しましょう。専門医のアドバイスで転職活動は正しく進められます。
転職エージェントを利用する際には、うつ病に理解を持っている担当者を紹介してもらうと良いでしょう。強い味方となってくれて、安心して転職活動ができます。
Q.応募先の企業に休職中と伝えたら、不利になる?
休職理由によっては不利になる可能性があります。以下の理由では多少不利になりやすい傾向です。
- うつを含む精神的な病気
- 介護や看護などの家庭事情
- 裁判中の事件 など
基本的には業務可能で、再発の恐れがないものは不利にはなりにくいと言われています。業界や職種によって転職しやすいかは判断が分かれますので、担当スタッフに確認しましょう。
まとめ:休職中でも転職エージェントで次の職場を見つけよう

ここまで休職中に利用できる転職エージェントを紹介しました。休職内容によっては問題なく転職ができるため、エージェントを積極的に活用しましょう。
転職エージェントの活用方法を含めて、当記事のポイントを以下でおさらいします。
- 休職中でも転職エージェントに登録できる
- 休職内容を担当スタッフに伝えても大丈夫!
- 休職内容によっては不利になるかもしれないので、エージェントと相談する
- 転職エージェントと併せて傷病手当金を申請する
転職エージェントは、通常の求人サイトでは得られない社風や職場の雰囲気を知ることができるので、とてもおすすめです。
休職内容によっては入社までのスピードが変わります。あなたに最適な求人に出会えるように、当記事を参考に、気になる転職エージェントへ早めに登録しましょう。