名古屋と言えば、オシャレで便利で都会的なイメージがありますよね。そのため「住みやすいの?」と疑問に思う方もいるでしょう。
名古屋市は16の行政区をもち、交通網も充実しています。アクセス抜群でとても便利な名古屋は、日本の中でも大都会のひとつであり、人気がある地域です。
今回の記事では、名古屋が住みやすい理由や名古屋の魅力、ライフスタイル別に住むのにおすすめの地区を紹介します。
名古屋に「住むかもしれない」「引っ越しが決まっている」という方はもちろんですが、名古屋が「どんな街なのか知りたい」という方にも参考になります。
ぜひ最後までお読みください。
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名古屋は住みやすい街
名古屋市は、愛知県の県庁所在地で中部地方最大の都市で、政令指定都市・中枢中核都市にも指定されています。
名古屋というと、大都市でオシャレなイメージを持つ人が多いのではないでしょうか。便利な反面「住みにくいのでは?」と思う方もいるでしょう。
そこで、名古屋が住みやすいと言われる理由を3つの視点で紹介します。
- 交通の便が良い
- 生活に便利な街
- 治安は良いが繁華街は注意
交通の便がよい
名古屋は交通網が発達しており、とても移動に便利です。3つの交通手段に分けて解説します。
- 電車の場合
- バスの場合
- マイカーの場合
電車の場合
電車で移動する場合、市営地下鉄やJR、名鉄、近鉄などたくさんの路線が走っているため最初は分かりにくいかもしれません。
しかし、電車の本数も多く、乗り継ぎもスムーズにできるため慣れれば大変便利です。
また、市営地下鉄と市バスが乗り放題になる1日きっぷがありますので、お得に乗れますよ。
ちなみに、名古屋のICカードには「トイカ」と「マナカ」という2つのカードがあります。
「トイカ」は、JR東海のICカードで、マナカエリアやスイカエリアでも利用できます。
「マナカ」は、市営地下鉄や市バスのICカードで、トイカエリアも利用可能です。マナカを使うと、割引サービスがあったりポイントが貯まったりしてお得に利用できます。
バスの場合
名古屋市内を走る市バスは広い地域を走っており、鉄道が走っていない地域でも、バスで行くことが可能です。料金は一律210円なのでとても分かりやすいですよね。
主要な地下鉄にはバスターミナルがあり、便利な交通手段と言えます。
名古屋駅の名鉄バスセンターからは、名鉄バスや高速バスが発着しているため、遠方に出かける際も便利です。
観光には、名古屋の人気観光スポットを周遊する「メグール」という名古屋観光ルートバスが走っています。観光の際は、このバスの利用が便利でおすすめです。
マイカーの場合
マイカーがあると、天気が悪かったり公共交通機関に遅れが出ていたりしても、大きな影響を受けることなく出かけられるため便利ですよね。
そのため、マイカーを持つ方も多いのではないでしょうか。
名古屋駅周辺や栄駅周辺などの都心部は駐車場代が高めのため、そのような地区を避ければ駐車場代も家賃も安く抑えられるので、マイカー派にはおすすめです。
名古屋は、高速道路が発達しているため、車での遠出はしやすいと言えるでしょう。
しかし、土地勘がなく名古屋での運転に慣れない方には運転が難しい道路事情なのです。
例えば「中央の基幹バスレーン」というものを知っていますか?これは名古屋にしかない道路で、交差点の右折レーンよりも中央側にバスの直進レーンがある道路を指します。
場合によっては、道路中央からバスが左折してくることがあるので、慣れない方にはとても難しい道路事情と言えます。
他にも、名古屋は道路が広いのはいいですが、その分車線の数も多く上手く車線変更ができないと「曲がれない!」という事態になることもあり、慣れない方は注意が必要です。
マイカーは便利ですが都心部では、慣れない方は運転が難しいかもしれませんね。
生活にも便利な街
名古屋市は、保育所等待機児童数がここ数年0人です。小児科を備えた病院が多く、子どもが遊べるスポットも豊富なため、子育て世帯には住みやすい街です。
また、名古屋はオシャレなカフェや飲食店も充実しており、ショッピングができるところも豊富にあります。
名古屋は、どの世代が生活する場合にも、とても便利な街ですね。
治安は良いが繁華街は注意!
名古屋は大都市なので、治安に対して不安を抱える方もいますよね。
名古屋は大都市としては治安が良いですが、やはり繁華街は注意が必要です。特に栄駅周辺や名古屋駅周辺は夜でもにぎわっています。
気になる方は、繁華街を避けたり、セキュリティーがしっかりしているところを選んだりすることで、安心感が持てる住まいを探してみましょう。
1人暮らし向けの3地区を紹介
名古屋は、東京や大阪に比べ家賃が安い傾向にあります。家賃は、毎月支払うものなので、なるべく抑えたいですよね。
そこで、コスパの良い1人暮らしにおすすめの街を3区紹介します。
- 東区
- 中区
- 天白区
都心部的な特徴を持つ東区
都心部的な特徴を持つ東区は、名古屋市の16区の中で、一番面積が小さく人口密度が高い地区です。
大部分が商業施設と住宅街で、名古屋の中で商業の中心と言えます。
そのため、オシャレなショップや飲食店などもたくさんあり、お散歩できる遊歩道やスポーツスポットも充実しています。あの「ナゴヤドーム」も東区にあるんですよ。
鉄道や道路の交通網も充実しており、移動がとても便利なところも特徴です。
東区は便利でオシャレな生活ができる地区ですが、名古屋の中では家賃がやや高めであることを認識しておきましょう。
繁華街や商業施設が多い中区
繁華街や商業施設が多い中区は、毎日たくさんの人でにぎわい、名古屋経済の中核を担っている地区です。
久屋大通駅から矢場町にかけては百貨店や複合商業施設、飲食店が多く、休日には一日楽しめるスポットと言えるでしょう。
中区を通る電車の路線も多く、バス路線も充実しているため、通勤通学にはたいへん便利で人気のある地区です。そのため、家賃相場もやや高めです。
そして、中区は都会的な地区のため、場所によっては酔っ払いがいたり騒がしかったりすることがあります。
心配な方は、繁華街を避けてセキュリティがしっかりした住まいを選べば、安心して生活ができますよ。
交通機関の整備が進み便利になった天白区
天白区は、新興住宅街が広がり、川や公園などもある自然豊かな落ち着いた地区です。
家賃相場が、名古屋市の中でも低めなので、固定出費を抑えたい方にはおすすめです。
地下鉄舞鶴線が、ほぼ区の中央を横断しています。舞鶴線は名鉄小牧線や名鉄豊田線に相互乗り入れをしている路線です。
そのため、豊田市や日進市など名古屋市に隣接した市へのアクセスが便利になっています。
また、桜通線も区の南側を通っており、名古屋駅まで乗り換えなしで行けるのも魅力ですね。
ファミリー向けの3地区を紹介
子どもと生活することを考えると、安全に落ち着いて過ごせる住環境が理想ですよね。
では、名古屋でファミリーが住みやすい、おすすめの地域を3つ紹介します。
- 千種区
- 名東区
- 昭和区
家族世帯に住みやすい千種区
千種区は都市開発が進んでおり、イオンやデリスクエアといった大型店舗があるため、買い物に便利で暮らしやすくファミリー層に人気です。
また「東山動植物園」や「千種公園」といった自然豊かな場所もあるため、休日のお出かけも楽しめるスポットが多数あります。
交通の利便性も良く、JR中央本線・市営地下鉄東山線・名城線・桜通線の4路線が通っています。名古屋駅まで乗り換えなしで行けるのも魅力ですね。
ただ、人気のエリアのため、名古屋市の中でも家賃相場はやや高めになっています。
子育て世帯に人気の名東区
名東区は、新興住宅地が増加傾向にある、都市開発が進んでいる地区です。そのため、名東区内には幼稚園や保育園などの保育関連施設が充実しています。
また、鉄道の場合、市営地下鉄東山線やリニアモーターカーが利用可能です。
車の場合は、東名高速道路や名古屋第二環状自動車道、市バスが利用でき、移動手段が豊富です。
車でも電車でも利便性が良いところは、名東区が人気の理由のひとつだと言えます。
そして、区内の全体的な治安も良く公園も多数あるため、子育て世帯には住みやすい地区なのでしょう。
住宅地と自然が共生している昭和区
昭和区は、再開発が進んでおり人口が増加傾向です。病院やスーパー、公園もそろっており、子育て環境が整っています。
また、市内有数の文教地区のため幼稚園や保育園も多数あり、大学のキャンパスもいくつか存在しているため学生街としての一面もあります。
そして昭和区は交通の便も、非常に良い地区です。鉄道は、JR中央本線・地下鉄鶴舞線・桜通線・名城線の4線が接続しており、バスも利用可能です。
区内の駅からは、約30分以内で名古屋駅や栄駅に出られるため、非常に交通の利便性は良いと言えるでしょう。
名古屋の魅力3つ
名古屋は日本を代表する都市です。そのため、名古屋には観光地もたくさんあり、おいしく有名な食べ物もたくさんあります。
名古屋に住むにあたっては、どのような魅力があるのでしょうか。
名古屋のあふれる魅力を3つ紹介します。
- 食べ物がおいしい
- 遊び場に困らない
- 家賃が安い
食べものがおいしい
名古屋は食べ物もおいしく、ひつまぶしや味噌カツは「名古屋めし」などと言われますよね。
他にも、名古屋コーチンが有名であり手羽先もおいしく、ビールとの相性は抜群です。
また、名古屋の喫茶店では、ドリンクを頼むとトーストやゆで卵が無料で付いてくるモーニング文化もあります。
週末になると家族でモーニングのために喫茶店を訪れる方も多く、名古屋の象徴と言えます。
遊び場に困らない
名古屋には、たくさんの遊び場が存在します。レゴランドジャパンや名古屋港水族館、東山動物園など、子どもと一緒に楽しめる人気スポットが多いです。
また、名古屋城やリニア博物館、ジブリパークなどは、名古屋にしかない遊び場と言えるでしょう。
その他にも、映画館や大型商業施設も多くあるため、友達や恋人と遊ぶのにも困りません。
家賃が安い
名古屋市の家賃相場は、全国平均からみるとやや高い相場です。しかし、名古屋は都会でありながら、東京に比べると家賃相場は低めです。
ワンルームを東京で借りる場合、約9万円程しますが、名古屋では同じワンルームでも約5.5万円ほどで借りることができます。
そのため、家賃が安く住める分、家計への負担は少なくなり好きなことにお金が使えますね。
名古屋の悪いところ
どこの地域にも、ローカルルールや風習、地域の特徴などがありますよね。良い面もありますが、他の地域から来た方はびっくりするものもあるでしょう。
ここでは、名古屋の悪いところを2つ紹介します。
- 交通マナーが悪い
- 夏は蒸し暑く冬は寒い
交通マナーが悪い
「名古屋走り」と呼ばれる名古屋独特のローカルルールがあります。
「ウインカーを出さずに車線変更する」や「信号が青になった瞬間に対向車よりも先に右折する」など、「名古屋走り」は危険な運転と言われています。
名古屋は有名な自動車メーカーのお膝元のため、自動車の保有台数がとても多い地域です。
そのため、道路が広く整備されていて、市街地でも片側3車線が一般的です。恵まれた道路事情が「名古屋走り」を定着させた背景でしょう。
交通マナーが悪いのは一部のドライバーであり、全員がそのような運転をするわけではありません。
しかし、名古屋で車を運転する際には、そのような運転をする人がいることを知っておいた方が良いでしょう。
夏が蒸し暑く冬は寒い
名古屋の気候は比較的おだやかと言われていますが、夏は蒸し暑く冬は寒いのが特徴です。
夏はフェーン現象が起こるため湿度70%を超えることもあり蒸し暑く、冬は「伊吹おろし」と呼ばれる北西の季節風が吹くため寒いのです。
また、名古屋は台風の進路にあたっており、伊勢湾台風の時は甚大な被害を受けました。
名古屋の気候は、夏は暑く冬は寒いという、季節をはっきりと感じられる気候と言えますね。
まとめ:名古屋は魅力的で住みやすい街!
名古屋の住みやすさや魅力を紹介しました。記事の内容をまとめていきます。
- 名古屋は交通の便が良く生活にも便利な街
- 治安は良いが繁華街は注意が必要
- 名古屋は単身世帯もファミリーも住みやすい街
- 名古屋は食べ物がおいしくレジャースポットも豊富
- 名古屋は夏は蒸し暑く冬は寒いのが特徴
名古屋は都会的で便利な面もありますが、比較的リーズナブルに生活ができ、自然も豊かで住みやすいところと言えますね。
名古屋は、とても魅力的な街だということが分かりました。名古屋に移住を考えている方や興味がある方の参考になったでしょうか。
まずは、ぜひ名古屋に行って、興味がある地域を見てみましょう。
- 名前:松下ひよこ
- 連絡先:hiyoko.piyopiyo.ns59@gmail.com