コーヒーシミの3つの落とし方！自宅や外出先でシミを落とそう

家や外出先でコーヒーをこぼしてしまい「シミが残ったら嫌だな」「コーヒーのシミは綺麗に落ちるのかな」と不安に感じていませんか。

コーヒーシミは色が濃く「1度付いたら落ちないのでは」と考えてしまいますよね。しかし安心してください。

コーヒーで付いたシミは、きちんとした手順を踏めば簡単に落とせます。

当記事ではコーヒーシミの落とし方、外出先での応急処置を紹介いたします。ぜひ参考にしてください。

アイキャッチ画像出典：https://pixabay.com/ja/photos/%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%92%E3%83%BC-%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%92%E3%83%BC%E8%B1%86-%E3%82%AB%E3%83%83%E3%83%97-5498486/

外出先でのコーヒーシミの落とし方【応急処置】

外出先でコーヒーをこぼした場合、すぐに洗濯ができないため素早い処置が必要です。しかし、応急処置にしかならないため、帰宅後には必ず洗濯をしてください。

コーヒーがミルク入りかどうかで処置も変わってきます。落とし方の違いや、持ち歩いておくと便利なシミ落としグッズも一緒に紹介いたします。

コーヒーの場合

まず用意するものは乾いたティッシュやハンカチ、持っていない場合は、お店の紙ナプキンを使用します。コーヒーの場合は以下4つの手順で落としていきましょう。

1. 乾いたティッシュをシミ部分の裏側に当てる
2. 水で軽く濡らしたハンカチでシミを表側から叩く
3. 裏側のティッシュにシミを移す
4. 衣服の水分を吸い取る

シミを落とすポイントはこすらずに叩くことです。こするとシミの範囲を広げてしまいます。

また、通常の水よりも石鹸やハンドソープを薄めた水で叩くことで、綺麗にシミを落とせますので試してみましょう。

ミルク入りコーヒーの場合

カフェラテやカプチーノなどのミルク成分入りコーヒーは「油溶性」で、衣服に付いた油を取る工程が必要です。

基本的な手順はコーヒーの場合と変わりませんが、ミルク入りコーヒーは以下5つの流れでシミを落としていきましょう。

1. シミ部分に乾いたティッシュを当てて油分を吸い取る
2. 乾いたティッシュをシミ部分の裏側に当てる
3. 水で軽く濡らしたハンカチでシミを表側から叩く
4. 裏側のティッシュにシミを移す
5. 衣服の水分を吸い取る

ミルク入りコーヒーのシミを落とすポイントは、最初に油分を吸い取ることです。先に水を付けると、油が水に反応し固まってしまう可能性が考えられます。

さらにミルク入りの場合も、石鹸やハンドソープを薄めた水を使用すれば綺麗にシミを落とせます。

持ち歩いておくと安心のシミ落としグッズ

外出時にシミが付いても、すぐに対処できるシミ落としグッズを持ち歩いておくと安心です。コンパクトに持ち運びができて、付いてすぐのシミであれば簡単に落とせます。

シミ落としグッズは以下3つのタイプに分かれます。

• ペンタイプ：ピンポイントにシミ落としが可能
• ローラータイプ：転がして広範囲にシミ落としができる
• シートタイプ：使いきりで1個ずつ個包装の物が多い

コーヒーに限らず、ミートソースのようなガンコな油汚れのシミにも対応しています。シーンに合わせて使い分けできますので、あなたに合ったグッズを選んでください。

コーヒーのシミの特徴を知っておこう

コーヒーは「水溶性」の汚れに分類され、水に溶けやすい性質を持っています。そのためコーヒーシミは、水だけでも落としやすい汚れです。

しかし、シミは時間が経つと繊維の奥まで入りこみ、定着してしまいます。

さらに、水溶性は乾くと落ちにくいため、綺麗にするにはシミが定着する前に素早い対処が大事ですので覚えておきましょう。

コーヒーのシミ落とし前にチェックすること

シミ落としには素早い対処が大事ですが、落とす前に以下2つのチェックを行いましょう。

チェックをせずに洗濯してしまうと、シミとは別の問題が起きて余計に手間を増やしてしまいます。

• 洗濯表示タグを見ておこう
• 色落ちテストで問題ないか見ておこう

洗濯表示タグを見ておこう

自宅での洗濯が可能かどうか、必ず洗濯表示タグを見ておきましょう。なぜならコーヒーのシミは水を使って洗濯するからです。

確認せずに洗濯すると、衣類の素材によっては洗濯で縮む可能性が考えられます。

表示タグの桶マークにバツ印の場合は、クリーニングに出すかを検討しましょう。したがって大切な衣類をダメにしないためにも、洗濯表示タグは忘れずに見てください。

色落ちテストで問題ないか見ておこう

洗濯が可能な場合は、色落ちテストで問題ないかどうかを見てください。テストをせずに洗濯すると、素材によっては色落ちしてしまうでしょう。

まずは白い布やティッシュに中性洗剤を薄めた水を少し付けます。次に衣服の目立たない部分を軽く叩き、布に色が移っていなければ問題ないです。

もし色が移っていた場合はクリーニングの検討が必要です。

洗濯したときに色が移ると他の衣類にまで被害が出るため、必ず色落ちテストを行いましょう。

コーヒーシミの3つの落とし方

コーヒーシミの落とし方は、ご家庭で手軽に準備できて、実行可能な方法ばかりです。以下の3つの方法を試してみましょう。

• 食器洗い用の中性洗剤使用で落とす
• スポット洗剤で落とす
• 漂白剤で落とす

食器洗い用の中性洗剤使用で落とす

まずは食器洗い用の中性洗剤を使った落とし方です。ほとんどのコーヒーシミを落とせるため、シミ落としの基本として覚えておきましょう。以下5つの手順を実践してください。

1. 衣服を裏返してシミ部分の下にタオルを敷く
2. シミに洗剤を直接付ける
3. 洗剤を指で馴染ませていく
4. シミの部分を歯ブラシで軽くトントン叩く
5. 水ですすぎ洗濯する

指で馴染ませるのみでもシミを落とせますが、歯ブラシを使用することで、より綺麗に落とせるでしょう。同様に、濡らしたタオルで軽く叩いても落とせるので試してみてください。

スポット洗剤で落とす

こぼしてすぐのシミは、スポット洗剤を使用した落とし方を試してみましょう。

スポット洗剤はシミ部分に直接塗布してシミを落とし、衣類を傷めにくい洗剤です。以下3つの手順を試してください。

1. シミ部分にスポット洗剤をかける
2. 軽く指で馴染ませる
3. いつも通り洗濯する

中性洗剤で落とすときの歯ブラシで叩く手順が無くなっています。また水で流さず、スポット洗剤を付けたまま洗濯できるのも嬉しいポイントです。

しかし、シミになって時間が経ってしまうと効果が薄いため、次に説明する漂白剤を使用した落とし方を試してください。

漂白剤で落とす

時間が経ったシミは漂白剤を使用して、以下3つの手順で落とします。漂白剤は「塩素系」「酸素系」と2種類に分かれ、白い衣類は塩素系、色物は酸素系を選びましょう。

1. 漂白剤をシミ部分に直接かける
2. 5～10分経って水で漂白剤を洗い流す
3. いつも通り洗濯する

塩素系は漂白力が強く、色物の衣類の場合は色落ちしてしまいます。加えて、衣服にダメージを与えてしまうため、漂白剤は念入りに水で洗い流してください。

もしシミが落ちにくい場合は漂白剤をつけたときに、ドライヤーで温めるのも効果的です。

掃除機で吸い取る！カーペットにこぼしたときの落とし方

カーペットにコーヒーをこぼした場合、素材やサイズ感から洗濯できない可能性が考えられます。そのようなときは掃除機を使用し、以下4つの手順でシミを落としましょう。

1. シミの上に水を少したらして汚れを浮かせる
2. タオルを厚めに重ねて置く
3. 掃除機で上から当てるように吸いタオルにシミを移す
4. 繰り返し行い最後に水分を拭き取る

ポイントは掃除機に水が入らないようにタオルを厚めにしておくことと、繰り返し吸ってタオルにシミを移すことです。

さらに、少しでも汚れを目立ちにくくするためにも、こぼしたらすぐに処置を行いましょう。

頑固なシミの場合はクリーニングに出そう！

ここまでシミを落とす方法を紹介しましたが、それでもシミが残ったときや洗濯不可の衣服は、クリーニングに出すのを検討してください。

なぜなら、クリーニング店はシミ落としだけに限らず洗濯のプロだからです。

渡すときはシミになってからの経過時間や、応急処置の内容を伝えれば、お店の人も適切な対処がしやすくなります。

したがって、綺麗に落とすためにもクリーニング店に任せましょう。

【まとめ】コーヒーのシミは身近な物で簡単に落とせる！

今回はコーヒーシミの落とし方を3つ紹介いたしました。どの方法もご家庭で簡単に行える方法ばかりです。改めてコーヒーシミの落とし方を確認しておきましょう。

• 食器洗い用の中性洗剤使用で落とす
• スポット洗剤で落とす
• 漂白剤で落とす

コーヒーのシミは、特性を理解し正しい手順さえ守れば、身近な物で簡単に落とせます。ポイントはとにかく素早く対処することです。

コーヒーをこぼしてシミになったとしても諦めずに、まずは周りの物で処置ができないか把握しましょう。正しい対処を行い、大切な衣類を綺麗にしてくださいね。