コーヒーのシミの落とし方を解説！早めの処置で綺麗にしよう

「うっかりコーヒーをこぼしお気に入りの服にシミがついてしまった……」と困ってはいませんか？お気に入りの服にシミが残ってしまうと、気分も下がりますよね。

しかし、コーヒーのシミはしっかりと処置をすれば綺麗に落とせます。ポイントは早めに処置をすることです。

この記事では、外出先でもできるコーヒーのシミの落とし方を解説していきます。

最後まで読んで、あなたのお気に入りの服を綺麗にしましょう！

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【応急処置】外出先でできるコーヒーのシミの落とし方

コーヒーのシミは時間が経つにつれて落ちにくくなります。外出先でコーヒーをこぼした場合はすぐに洗濯ができないため、その場でできる応急処置をしましょう。

注意点

外出先でコーヒーのシミを綺麗に落とす時の注意点は以下の2点です。

• 応急処置ができない服がある
• シミがついた直後に有効な方法である

水洗いができない素材の服には応急処置ができません。そのため、水洗いができる服かどうかを確認しましょう。洗濯表示を確認し、家庭洗濯が可能であれば水洗いができます。

応急処置ができない服にシミがついてしまったら、クリーニングに出しましょう。

また、今回紹介する応急処置はシミがついた直後に有効な方法です。コーヒーのシミは時間が経つにつれて落としにくくなります。時間が経っているシミを落とす方法は記事の後半で解説していますので、ぜひ読んでみてください。

必要なもの

応急処置をするのに必要なものは、以下の3点です。

• タオルやハンカチなどの乾いた布
• 水
• 食器用中性洗剤

タオルやハンカチなどは乾いた綺麗なものを使いましょう。乾いた布がない場合はおしぼりでも代用ができます。

また、食器用中性洗剤を使用するとより綺麗にシミを落とせますが、ない場合は手洗い用の石鹸でも代用が可能です。

手順

応急処置の手順は以下の4ステップです。

1. タオルやハンカチなどの乾いた布でシミの部分を軽く叩き水分を吸収する
2. 水で薄めた食器用中性洗剤（または手洗い用の石鹸）を布の一部につけ、シミの部分を叩く
3. 洗剤がついていない布に水を含ませ、さらに叩く
4. 乾いた布で服に残った水分を吸収する

シミがついたらできる限り早く応急処置をしましょう。

ポイントは、布で叩く時にこすらないことです。こすってしまうとシミが広がる可能性があり、綺麗に落とせなくなります。

【もっと綺麗に】自宅でできるコーヒーのシミの落とし方

応急処置をした服は、自宅でさらに処置をするともっと綺麗になります。

難しい手順はなく簡単にできるので、ぜひやってみてください。

注意点

自宅でコーヒーのシミを落とす際の注意点は以下の通りです。

• 色落ちする場合がある
• 手が荒れないように注意

自宅でコーヒーのシミを落とす際は、漂白剤を使用します。

色のついた服は漂白剤によって色落ちしてしまう場合もあるため注意が必要です。

まずは服の目立たないところで色落ちのテストをし、色落ちしないことを確認できてからシミを落としましょう。

また、漂白剤が直接手に触れると手が荒れることがあります。肌が弱い方はゴム手袋をつけて対策をしましょう。

必要なもの

自宅でコーヒーのシミを綺麗に落とす際に必要なものは、以下の4点です。

• 酸素系漂白剤
• 漂白剤を入れる容器
• お湯（粉末の漂白剤を使う場合）
• 綿棒または小さめのタオル

漂白剤には、塩素系漂白剤と酸素系漂白剤があります。2つの違いは漂白力の強さです。

コーヒーのシミを落とす際は酸素系漂白剤を使用しましょう。

酸素系漂白剤は塩素系漂白剤と比べ漂白力は弱いのですが、色落ちの可能性や服へのダメージを減らせます。

漂白力が弱いといっても、コーヒーのシミであれば綺麗に落とせるので、安心してください。

手順

自宅でシミを落とす手順は以下の5ステップです。

1. 漂白剤を水で薄める
2. 綿棒またはタオルにつける
3. シミの部分を繰り返し叩く
4. 水ですすぐ
5. 乾かす

この手順を踏めば、ほとんどのコーヒーのシミを綺麗に落とせるでしょう。

はじめに漂白剤を水で薄めます。漂白剤は種類によって希釈率が異なるため、使用する商品をよく確認しましょう。

粉末タイプの漂白剤であれば、水2リットルに対して漂白剤15gが目安です。

次に、薄めた漂白剤を綿棒やタオルの先につけ、シミがついた部分を叩いていきます。

ポイントは応急処置の時と同じく、こすらずに叩くことです。シミを広げないようにポンポンと叩いて漂白しましょう。シミが落ちるまで何度か繰り返し叩いていきます。

そして、シミが抜けたら、漂白剤をつけた部分を水でよくすすぎ、しっかりと乾かして完了です。

時間が経ったコーヒーのシミは魔法水で落とそう

　　

「時間が経ったシミは綺麗に落とせないの……？」という不安をお持ちのあなたにおすすめなのが、魔法水です。

魔法水は万能のシミ抜き剤として注目されています。家庭にあるもので簡単に作れるので、知っておいて損はありません。

時間が経ったコーヒーのシミは、魔法水を使って綺麗にしましょう！ここからは、魔法水を使用する時の注意点や手順を紹介します。

注意点

時間が経ったコーヒーのシミを落とすのに有効な魔法水ですが、注意点もあります。

魔法水を使用する際の注意点は以下の2点です。

• 魔法水は作り置きができない
• 使用できない服がある

1つ目の注意点は、魔法水は作り置きができない点です。魔法水は作ってから3時間程度経過すると、シミ落とし効果がなくなります。

アルカリ性の重曹と酸性の漂白剤を混ぜて作る魔法水は、時間が経つと化学反応を起こし、中和するからです。

そのため、魔法水は必要な時に必要な分だけ作りましょう。

また、魔法水でシミ落としをした後は、洗濯機で洗う必要があります。必ず洗濯表示を確認し、水洗いが可能かどうかを確認しておきましょう。

必要なもの

魔法水を作るのに必要なものは以下の通りです。

必要なもの	量（1回分）
重曹	小さじ1杯
食器用中性洗剤	3滴
酸素系漂白剤	小さじ3杯

3つの材料を軽く混ぜ合わせると完成します。ポイントは軽く混ぜることです。

なぜなら、混ぜすぎると化学反応が進んでしまい、シミを落とす力が弱くなるからです。

そのため、作り置きができないので必要な量のみを作りましょう。

また、シミ抜きを行う際に歯ブラシを使用するため、歯ブラシで混ぜて作ると効率が良いです。

手順

時間が経ったコーヒーのシミを落とす手順は以下の通りです。

1. シミのついた部分の下にタオルを敷く
2. 魔法水を歯ブラシにつけ、シミの部分を叩く
3. シミが落ちるまで繰り返し魔法水をつけて叩いていく
4. シミが落とせたら水ですすぎ、魔法水を落とす
5. いつもの洗濯のように洗濯機で洗う

必ずはじめに、シミのついた部分の下にタオルを敷きましょう。魔法水をシミにつけると、シミが他の部分に移ります。

そのため、服の綺麗な部分にシミが移らないようタオルを敷いて対策をしましょう。

対策ができたら、歯ブラシに魔法水をつけシミの部分を叩いていきます。

繰り返し叩き、シミが落ちたら水ですすぎます。魔法水のすすぎ残しはシミや黄ばみの原因となるため、しっかりとすすぎましょう。

最後に、魔法水をしっかり落とすため、洗濯機で洗濯するのをおすすめします。

ミルク入りのコーヒーのシミには酸素系漂白剤を使おう

「カフェオレやカプチーノのシミも同じように落とせるの？」と疑問を感じてはいませんか？

ブラックコーヒーとミルク入りコーヒー（カフェオレやカプチーノ）のシミは、同じ方法では落とせません。

なぜなら、ブラックコーヒーとミルク入りのコーヒーでは成分が違うからです。

ブラックコーヒーのシミは「水溶性の汚れ」ですが、ミルク入りのコーヒーのシミは「油溶性の汚れ」です。

そのため、油溶性の汚れには酸素系漂白剤を使用しましょう。シミを落とす手順は以下の通りです。

1. 洗面器にぬるま湯（5リットル）・洗濯用洗剤（1回分）・酸素系漂白剤（50ml）を入れ、よく混ぜ合わせる
2. シミのついた服を2時間ほどつけ置きする
3. つけ置き液ごと洗濯機に入れ、洗濯する

油溶性のシミを落とす時のポイントは、ぬるま湯を使用することです。

油溶性のシミのもとになるミルクの「乳脂」は、約37℃で完全に液体に変化します。そのため、ぬるま湯で洗うことでシミを服から取り除きやすくなります。

シミをより綺麗に落とすため、約40度のぬるま湯を使用しましょう。

自力で落とせないシミはクリーニングに出そう

「自力で色々やってみたけど、どうしても綺麗にならない……」という時は、クリーニングに出しましょう。

何度も服をこすったり洗剤をつけたりすると、服の劣化につながります。

洗濯のプロであるクリーニングに出せば、自宅では落とせなかったシミも綺麗にでき、服の劣化も最小限に抑えられます。

また、自宅での洗濯が難しいシルクやレーヨンなどのデリケートな素材の服でも、クリーニング店ならシミを落とせる可能性があります。

服についたシミが自力で落とせない場合は、クリーニング店に持ち込みましょう！

【まとめ】コーヒーのシミは綺麗に落とせる！

この記事では、コーヒーのシミの落とし方について紹介しました。

シミの落とし方は、シミがついてからの時間や成分の違いなどによって異なります。

しかし、どのシミでもできるだけ早めに処置することで綺麗に落とせます。

ぜひ、紹介した方法を実践してお気に入りの服を綺麗にしてみてください。

しっかりと処置をすれば、シミがつく前の綺麗な状態に戻せるでしょう。