「コーヒーのシミが残っている」「いつのまにかコーヒーのシミがついている」と困っていませんか。
コーヒーのシミは放置すると、汚れが取れなくなります。ですが、少しでも早く対処すれば簡単にシミを落とせるのです。
本記事ではコーヒーのシミを残したくない人のために、外出先や自宅でできるシミの落とし方やポイント、時間が経った時の落とし方について解説していきます。
記事を読んでコーヒーのシミ落としを実践すると、シミを残さずキレイに落とせます。ぜひ最後まで読んでください。
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【外出先でできる】コーヒーのシミの落とし方
外出先でコーヒーをこぼしたら焦りますよね。シミを落とすためには応急処置が必要です。
外出先でもできるシミの落とし方を2つ紹介します。
- 乾いた布やティッシュで叩いて落とす
- 水で濡らしたティッシュでつまんで取る
乾いた布やティッシュで叩いて落とす
1つ目は「乾いた布やティッシュで叩いて落とす」です。やり方は以下の通りです。
- コーヒーのシミがついている布の下に乾いたティッシュをおく
- 上から濡れたティッシュでたたき、下のティッシュに吸わせる
この方法では乾いた布やティッシュにシミを移します。小さいシミやこぼしてしまったばかりであればキレイに落ちます。
ポイントは「乾いたティッシュと濡れたティッシュの両方を使用する」です。
濡れたティッシュだけでは色は薄くなりますが、汚れが取れていないので、乾いたティッシュで移す必要があります。
とはいえ、応急処置に過ぎないので、汚れが完全に取れていません。自宅に着いたらシミ落としを行い、洗濯をしてください。
水で濡らしたティッシュでつまんで取る
2つ目は「水で濡らしたティッシュでつまんで取る」です。やり方は以下の通りです。
- コーヒーのシミの下に乾いたティッシュをおく
- 濡れたティッシュでシミの部分をつまみ取る
- 汚れが取れたら乾いたティッシュで水分を取る
ポイントは「濡れたティッシュでつまみ取る」です。汚れを取るためには強い刺激を与えると繊維の奥に汚れが入りこむため、「つまむ」といった刺激の少ない方法で行いましょう。
乾いたティッシュで水分とシミを一緒に取るイメージです。
とはいえ、応急処置に過ぎません。シミを完全に取り除くためにも、自宅に着いたらシミ落としを行い、洗濯をしてください。
シミで服をボロボロにしないポイント4つ
シミで服をボロボロにしないポイントを4つ紹介します。
- 洗濯表示タグを必ず確認する
- お湯を使ってはいけない
- 擦らずに叩いて落とす
- ミルクコーヒーは落とし方が違う
洗濯表示タグを必ず確認する
1つ目は「洗濯表示タグを必ず確認する」です。洗濯表示には「手洗いのみ」「漂白不可」「ネット使用」といった表示があります。
洗濯表示を無視して行うと、色が落ちたり、生地がボロボロになったりします。
ですので、必ず洗濯表示タグを確認して素材にあった洗い方をしてください。
もし、手洗いができない素材であればクリーニングに出しましょう。
お湯を使ってはいけない
2つ目は「お湯を使ってはいけない」です。汚れは水よりお湯の方が取れるイメージがありますよね。
しかし、お湯で取れやすい汚れは「皮脂汚れ」で、コーヒーは皮脂ではありません。
コーヒーにはタンパク質が含まれていて、高温のお湯で洗うと成分が固まり、シミを取りにくい状態になります。
ですから、手洗いや洗濯を行う際は、お湯ではなく水を使いましょう。
擦らずに叩いて落とす
3つ目は「擦らずに叩いて落とす」です。シミの部分を擦ると、汚れが落ちるどころか広がります。
さらに、服の繊維も傷つけてしまうため、汚れを落とした箇所が目立ってしまうのです。
ですから、シミ落としを行う際は、擦らずに落としましょう。
「叩いて落とすのは汚れが取れない」と感じる方もいますが、きれいに取れるので、ぜひ試してください。
ミルクコーヒーは落とし方が違う
4つ目は「ミルクコーヒーは落とし方が違う」です。ミルクコーヒーは乳製品を使っているコーヒーです。
ブラックコーヒーと違い、油分が入っているので、水だけでは落ちません。
ミルクコーヒーのシミは、石けんと水を一緒に染みこませて叩くと落ちます。
中性洗剤があれば良いですが、お手洗いの石けんでも十分ですので、使用しましょう。
【自宅でできる】コーヒーのシミの落とし方
自宅で忙しい時にコーヒーをこぼすと焦りますよね。簡単にできるシミの落とし方は2つあります。
- 中性洗剤でもみ洗いする
- 水で濡らしたタオルにシミを移す
自宅でこぼして「洗濯の時間がない!」という方はぜひ試してください。
時間が無いからと放置しておくと、シミが定着して取れなくなってしまいますよ。
中性洗剤でもみ洗いをする
1つ目は「中性洗剤でもみ洗いをする」です。やり方は以下の通りです。
- シミ部分を水で濡らす
- 中性洗剤を少量シミの部分につけてもみ洗いする
- 水で流す
中性洗剤には、界面活性剤で汚れを浮かす働きがあります。もみ洗いをすると汚れが浮き上がるので、水で流すとシミも一緒に流れ落ちます。
ポイントは「洗剤の成分を残さずに洗い流す」です。もし、洗剤が残ると、シミができたり変色したりします。
ですから、泡がない状態までキレイに洗い流しましょう。
水で濡らしたタオルにシミを移す
2つ目は「水で濡らしたタオルにシミを移す」です。やり方は以下の通りです。
- 乾いたタオルで水分を拭き取る
- 水で濡らしたタオルで押し当てる
- 1と2を繰り返す
この方法は衣類ではないソファーやカーペットなど、大きい物のシミを落とす際に使う方法です。洗剤や洗濯が使用できない時にはタオルでシミ落としを行います。
また、専用のシミ落とし剤も市販で売っていますが、手元にない方は水で濡らしたタオルにシミを落としてください。
ただし、汚れを落とす訳ではないため、古いタオルやいらないタオルを使用しましょう。
コーヒーのシミに気づくのが遅れた時の落とし方
コーヒーのシミに気づくのが遅れると、シミが定着して取りづらいです。
簡単に落ちないので頑固な汚れも落とす方法が必要です。
コーヒーのシミに気づくのが遅れた時の落とし方は2つあります。
- 漂白剤やシミ取り剤を使用する
- シミ取り後に洗濯をする
漂白剤やシミ取り剤を使用する
1つ目は「漂白剤やシミ取り剤を使用する」です。
漂白剤は頑固な汚れも落としてくれます。シミ取り剤は洗剤とは違い、シミを取るための成分が配合されています。
強力なので、シミは落ちますが、色落ちする場合があるため注意しましょう。
ただし、漂白剤を使用する際は酸素系の漂白剤を使用してください。塩素系は白の衣類以外に使用すると色落ちします。
シミ取り後に洗濯をする
2つ目は「シミ取り後に洗濯する」です。シミ取りをしても漂白剤やシミ取り剤の成分は残ります。
洗濯をして成分を取り除いて初めてシミのないキレイな状態になります。
また、液体タイプの酸素系漂白剤をシミ部分に染み込ませてから洗濯するとシミが落ちやすいです。洗濯する際は洗濯用洗剤を使用しましょう。
漂白剤と一緒に使用しても問題なく、洗濯用洗剤にもシミを落とす力があるので、落ちやすいです。
水洗いできない素材にコーヒーをこぼした場合
水洗いできない素材にコーヒーをこぼした場合は、触らずクリーニングに出しましょう。
お金はかかりますが、水洗いできない素材も扱ってくれますし、自分で行うよりもシミをキレイに落としてくれます。
他にも、大事な衣類や広範囲にこぼしてしまった時もプロであるクリーニングに出した方が安心です。
クリーニングに出す際は、店舗によってシミ落としができない店舗もあるため、一度問い合わせて確認しましょう。
まとめ:コーヒーのシミの落とし方をマスターしよう!
外出先や自宅でできるコーヒーのシミの落とし方やポイントについて解説しました。
早い処置で小さいシミはキレイに取れます。もし、シミが取れなかったとしても漂白剤やシミ取り剤で頑固な汚れも落とせます。コーヒーのシミで焦る必要はないのです。
まずは、「洗濯表示タグの確認」「お湯ではなく水を使う」「擦らずに叩く」を実践してみましょう。
3つのポイントを守ってシミを落とせば簡単に落ちます。
コーヒーのシミがあっても早い処置で防げるので、シミが原因で大事な服が着れない心配はなくなるでしょう。
- 名前:石田拓巳
- 連絡先:t.ishida.0131@gmail.com