不動産投資をする際に「シェアハウスの管理会社を探しているけど、どの会社を選べば良いのかわからない。」「管理会社を選ぶポイントはあるの?」と言った疑問を抱えていませんか。
シェアハウスの管理は管理会社に任せるのが一般的です。とはいえ、不動産投資をしたことがないから、どの管理会社を選べば良いかわからない。このように考える方は多いのではないでしょうか。
だからと言って、適当に選んでしまうと、管理会社に手数料だけ持っていかれて利益率が取れない。投資に失敗してしまうこともあります。
そこで、本記事では「これだけ見ておけば失敗しない」シェアハウス管理会社の選び方を5つご紹介します。管理会社選びに頭を悩ましている方はぜひ最後までご覧ください。
(アイキャッチ画像出典:https://pixabay.com/ja/illustrations/%E5%AE%B6-%E4%BD%8F%E5%AE%85%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%B3-%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0-%E8%B2%A9%E5%A3%B2-4101306/)
シェアハウスの管理会社選びに失敗しない方法
シェアハウスの管理会社選びに失敗しない方法として、管理会社に任せきりにならず、自分の目でも確認することが重要なポイントです。具体的に、自分が確認しておくべきポイントは5つあります。
- 管理方式を選ぶ
- サポート体制を確認する
- 管理実績
- 管理料
- 実際に管理されている物件を確認する
まずは上記の項目を確認し、管理会社が信頼できるかを判断しましょう。特にシェアハウスの管理においては、管理項目が非常に多く、一般的なアパートやマンションの管理と比べて手がかかります。
信頼できる管理会社なら良いのですが、管理を怠ってしまう会社も中にはあります。そのような会社を選んでしまうと、物件の信頼が下がり、投資物件として利益を出せないこともあるでしょう。
そのため、管理を怠らない正しい経営方針を持っている管理会社を選びましょう。以下で選ぶ際に重要な項目について、詳しく確認していきます。
管理方式を選ぶ
まずは、シェアハウスの管理方式についてしっかりと理解しておきましょう。管理会社がとっている管理方式は主に3つあります。
- サブリース(家賃変動)
- サブリース(家賃保証)
- 自主管理
オーナーの管理は非常に大変です。管理のノウハウや経験、時間の余裕がないと管理をするのが難しいからです。
たとえば、本業がある会社員の方は、自動的に収入が入るシステムを希望するはずですので、できれば自分があまり手をかけなくてよい契約がしたいですよね。
そのため、不動産投資をするなら、サブリース契約をするのがおすすめです。管理方式は非常に細かい話になるので、一つずつ詳しく見ていきます。
シェアハウス管理会社の管理方式①:サブリース(家賃変動)
サブリース契約(家賃変動)とは、オーナーと管理会社が「マスターリース契約」を結んで物件を借り上げる管理方法です。
シェアハウスを所有しているオーナーから借りた物件をそのまま入居者に貸し出し、売り上げを出す。手数料として何%か管理会社が持っていきます。オーナーが受け取る賃料の相場は80%程度だと言われています。
全く不動産投資の知識がないオーナー自身で物件を貸し出すと、入居者がゼロになる可能性もあります。不動産投資経験のあるプロに任せることで、入居率は上がるはずですので、その点はメリットと言えるでしょう。
とはいえ、サブリース(家賃変動)の場合には、入居者数に応じて変動するので、そもそも物件自体の人気がないと収入は減ってしまうデメリットがあります。
シェアハウス管理会社の管理方式②:サブリース(家賃保証)
サブリース(家賃変動)と同じように、管理会社にそのままシェアハウス物件を貸し出します。
しかし、サブリース(家賃保証)では、文字通り、家賃が保証されている特徴があります。仮に、入居者がゼロになったとしても、家賃収入が減らないのはメリット。安定した不動産投資が可能です。
サブリース(家賃保証)契約では「満室時家賃の70%を支払う」といった契約になる場合が多いです。
家賃の変動がなく安定して収入を増やせるのは大きなメリットですが、契約期間・解約の条件・賃料保証の条件などが明確に設定されている場合が多いです。少しでも違反した場合には解約されかねないので、注意が必要。
シェアハウス管理会社の管理方式③:自主管理
自主管理は、管理会社に業務を委託せず、自分でシェアハウス物件を管理することを指します。免許や資格などは一切必要ないので、オーナーの腕がよければ、利益を最大化する不動産投資が可能になります。
とはいえ、入居者がゼロになるリスクは他の管理方式よりも大きいことは注意しておきましょう。
しっかりと管理をしないと、家賃収入が得られません。また、シェアハウスの管理の際には一般的な賃貸に比べて、管理する項目が多くなりがちですので、手一杯になる可能性もあります。
できるだけ楽に管理したいという方にはあまり向かない管理方式だといえます。
サポートが充実しているか
ここまでは管理方式について触れましたが、ここでは、管理会社の選び方をご紹介します。
シェアハウスは利益を生み出しやすいですが、管理する項目がたくさんあるのも特徴。サポートが充実している管理会社を選ぶのが大切です。サポート内容としては以下のようなものがあります。
- トラブルの対処
- 入居・退去時の立ち会い
- スペースの清掃
- 共有備品の補填
- メール対応の有無
- イベントの開催
特に、共有備品の管理や清掃、イベントの開催などは一般的な賃貸にはない特殊な管理だと言えるでしょう。
シェアハウスの管理を中心に行なっている業者であれば問題ないですが、一般的な賃貸を中心に管理している業者にはサポートがない場合もあります。そのため、サポート内容は事前に確認するようにしましょう。
シェアハウスの管理実績のある管理会社か?
シェアハウスの管理実績は確認すべきポイントです。管理実績が多い管理会社は、シェアハウスの運営に慣れているため、トラブルが起こった場合でもうまく対処してくれる可能性があるからです。
シェアハウスの管理経験が少ないところだと、手数料が少なく、利益を出せると考える方も多いですが、そもそも管理が行き届かない可能性があるので、入居後にトラブルが続出することも考えられるでしょう。
一方、手数料が高くてもトラブルが少なければ、長期間居住者が住んでくれる可能性が上がり、安定した家賃収入を得ることが可能です。安心して管理を任せられる実績の多い管理会社を選びましょう。
管理料金がどのくらいなのか?
シェアハウスの管理会社に支払う料金相場は20%だと言われています。しかし、実際のところ、管理費の中に清掃代などの費用が含まれていない場合や、共益費として上乗せで取られる場合もあります。
そのため、業者によって管理費は若干変わってきます。たかが1〜2%程度だと考えていると、非常にもったいないことです。
もちろん「料金が安いからこの会社を選ぶ」などと、単純に決めるのは良くありません。サポート体制や実績を確認することも大切ですが、管理料金の詳細を確認して、結局料金は何%なのかを確認することは重要です。
シェアハウスの管理物件を見学する
シェアハウスの管理会社がなんとなく決まったら、管理会社が現在管理している物件を確認するのが良いでしょう。
実際の物件を確認することで、管理体制がわかります。事前にどのような管理をしているか、説明を受けたりサイトでチェックしたり確認していると思いますので、その項目が実施されているか確認しましょう。
疑問が生まれた場合、その場で聞くことをおすすめします。正しい回答が得られなかったり、曖昧な返答があった場合には注意が必要です。他の管理会社と比較することも頭に入れて、入念に質問しましょう。
また、実際に住んでいる人と話ができるのなら、リアルな声を聞いてみましょう。そうすることで物件の管理の良さ悪さが理解できるはずです。
シェアハウスの運営には管理会社が必須
シェアハウスを不動産投資として簡単に、効率よく運営するには管理会社が必須です。自分一人ではなかなか管理が行き届かない部分も管理会社に任せれば、楽に運営することが可能です。
また、入居者がゼロになるリスクも最小限に抑えられるので、安定した家賃収入を得ることが可能でしょう。
管理会社を選ぶのは非常に手間がかかることだと思います。しかし、最初の管理会社選びを怠ってはいけません。
これからの家賃収入に非常に関わってくるので、入念に調査することが大切です。