「仕事がうまくいかないなぁ…」そんな悩みを抱えていませんか?毎日、自分なりに社会人として頑張って働いているつもりだけど報われない、そんな思いを持っているのではないでしょうか。
この記事では、仕事がうまくいかない時の5つの原因と、3つの特徴・避けるべき行動・対策について紹介します。
自分の状況と照らし合わせることで、悩みの原因と特徴が分かり、仕事がうまくいかない時の解決策が見つかります。ぜひ最後まで読んでみてください。
仕事がうまくいかない『5つの原因』
「仕事がうまくいかない」と感じた時には、必ず原因があります。あなたの職場も当てはまるはず。一緒にチェックしてみましょう。
- 与えられた仕事の経験が不足している
- ミスや指摘が多く、繰り返している
- 余裕がなく、ギリギリで仕事をしている
- 人間関係がうまく築けていない
- 体調が悪く、調子がよくない
与えられた仕事の経験が不足している
仕事がうまくいかない原因のひとつとして、与えられた仕事の経験が不足していることが挙げられます。
経験を積めば、普段の呼吸と同様に無意識で作業が行えるようになりますが、経験が少なければ、ひとつひとつの工程を確認しながら作業を進めるため、時間も手間も多くかかります。
周りの人と比べると仕事が遅いと感じてしまい、「仕事がうまくいかない」と思いがちです。はじめのうちは何事も手間がかかるもの。気負いすぎないようにしましょう。
ミスや指摘が多く、繰り返している
ミスや指摘が多く、同じ失敗を繰り返してしまうことも原因のひとつです。指摘のたびに自信がなくなり、ミスが増えると修正対応で慌ただしくなります。その結果、ミスを繰り返すという悪循環に陥りがちです。
ひとつひとつ丁寧に集中して作業に取り組み、急ぎの作業であっても慌てず確実に対応しましょう。実は、慌ててミスを繰り返すよりも、多少の手間をかけても丁寧に作業をした方が、時間も労力も少なく実行できます。
余裕がなく、ギリギリで仕事をしている
書類の提出期限や商品の納期に余裕がなく、ギリギリのスケジュールで仕事が進んでいませんか?短い期間での作業は過度のストレスとなり、心身に悪い影響を与えます。
また、見直しの工程もないため、ミスがあった時の修正や品質の向上も見込めません。
余裕のないスケジュールで作業を繰り返していると、自分が気付かないうちに商品のクオリティが下がり、自身の体調も悪化させてしまうため、仕事がうまくいかない…と感じてしまいます。
人間関係がうまく築けていない
人間関係がうまく築けていないことも、仕事がうまくいかない原因のひとつです。
仕事は自分一人で完結できるものではありません。上司や部下、同僚といった様々な人間が、各々の役割分担に基づいて仕事を行っています。
仕事を相手に任せる、分からないことを聞く、ミスをカバーするなど、周囲の人間と協力しながら作業を行うことが多いのです。
しかし、人間関係がうまくいかない場合、相手に頼ることができず、自分一人で抱え込み、仕事の停滞や遅延を招いてしまいます。
体調が悪く、調子がよくない
仕事がうまくいかない原因として、体調不良があります。健康であれば問題なく能力を発揮できるものが、体調が優れないことで思ったようなパフォーマンスにならないことは多々あります。
特に、心の不調は自分では気付きにくく「なぜ仕事がうまくいかないのか?」と悪循環に陥ってしまいますので、注意が必要です。
仕事がうまくいかない人の『3つの特徴』
次に『仕事がうまくいかない人』の特徴を紹介します。あなた自身に該当する項目がないか、もう一度確認してみましょう。
- 周囲とのコミュニケーションがよくない
- 仕事の手順や優先順位、整理整頓がうまくできていない
- 一人で抱え込み、考えすぎてしまう
周囲とのコミュニケーションがよくない
周囲とのコミュニケーションは良好ですか?挨拶をしていなかったり、返事が曖昧だったりしていませんか?
また、強い口調で話していたり、高圧的な態度になっていませんか?仕事もなるべく自分で完結するようにして、周囲への相談が少なくないですか?
仕事は自分一人でできるものではありません。周囲とのコミュニケーションがとれていないと、職場から孤立してしまい、仕事での関係はもちろん、日常会話すら交わせなくなってしまうこともあります。
仕事の手順や優先順位、整理整頓がうまくできていない
仕事はただひとつの作業を黙々と行う、ということは少なく、常に複数かつ様々な作業をこなします。
与えられた仕事の順に作業を進めるのではなく、「何が最優先で何が後回しできるか」を把握して常にスケジュール管理ができていないと、仕事がうまくいかないことは必然となります。
また、職場環境や自身のデスク周りも仕事に影響します。片付けされず書類が散らばっていては、必要な書類を探すのに無駄な時間を過ごします。重要な書類の紛失となれば大きな失態です。
一人で抱え込み、考えすぎてしまう
仕事がうまくいかない人の特徴として『一人で抱え込みすぎる』ことが挙げられます。特に、任された仕事に対してはその傾向が顕著となります。
スケジュール管理が不十分であったりミスをしたりしても、自分の責任であると一人で抱え込みがちです。
しかし、仕事は組織で行っているものですので、一個人で全てを背負う必要はありません。
仕事が順調な時も停滞している時も変わらず進捗報告を行い、必要に応じて協力をもらうなどを視野に入れておくことが大切です。
仕事がうまくいかない時に絶対に避けるべき行動
仕事がうまくいかない時、ネガティブな感情が働きます。ついやってしまいがちな、良くない行動を紹介しますので、自分が該当していないか必ずチェックしてください。
- 人や物に怒りをぶつける
- 自分を責めすぎている
- 仕事以外でも仕事のことを考えてしまう
人や物に怒りをぶつける
うまくいかない時は、ついイライラしてしまい、人や物にあたったりしていませんか?しかし、結果的に後味は悪く、スッキリできたことは無いのではありませんか?
怒りに任せていては、せっかく築いた『良好な人間関係』や苦労して手に入れた『大事な物』も壊れてなくなってしまいます。冷静に物事を考えられるよう、まず落ち着くことからはじめましょう。
自分を責めすぎている
仕事でつまづいてしまうと、自分を責めてしまう傾向があります。自分を責めてばかりではネガティブなことばかり考えてしまうので注意が必要です。
そんな時は自分を責めるのではなく、どうしたら状況が好転するか解決策を考えるようにしましょう。
仕事以外でも仕事のことを考えてしまう
ただでさえ職場で疲れ果てている心身に、職場外でも同じようにストレスをかけてしまうのは得策とは言えません。職場外では、仕事のことは切り離して心身の休息やリフレッシュを優先してあげましょう。
気持ちが穏やかになっている時に、ふと仕事のアイデアを思いつく程度がちょうど良いのです。
仕事がうまくいかない時の『3つの対策』
「仕事がうまくいかない時はどうしたら良いか」、その対策を紹介します。次の対策を行うことで円滑に仕事ができるようになり、自身のコンディション向上にもつながりますので、必ず実践しましょう。
- 報告・連絡・相談をしっかり行い、コミュニケーションをとる
- 体を動かして、しっかり休息をとる
- 自分で自分を評価しない、比べない。考えすぎないように
報告・連絡・相談をしっかり行い、コミュニケーションをとる
仕事を進めていくに当たり、日頃から報告・連絡・相談のクセをつけましょう。日々進捗の報告や連絡を周囲にすることで、自分の仕事にアドバイスをもらえることが期待できます。
日頃からコミュニケーションを良好にしておくことで、トラブルの際にもサポートしてもらえます。「コミュニケーションは苦手だな」と感じている人は、まず挨拶からはじめてみましょう。
また、分からない点は「分かりません!教えてください!」と恥ずかしがらずに伝えるようにしましょう。はじめのうちは、少しずつコミュニケーションをとるくらいでちょうど良いのです。
体を動かして、しっかり休息をとる
仕事がうまくいかない時は、身体をリフレッシュさせることも効果的です。激しい運動とまでは言わず、一旦、外の空気を吸いに出たり、休憩室や外で屈伸運動や背伸びをしたり…。
少しのアクセントが大きなリフレッシュになります。ずっとパソコンや書類とにらめっこでは、身体も思考も固くなってしまいます。そんな時は少し運動をしてみましょう。
加えて、休日やオフの時間に大きな運動、例えばジムに通って汗を流すことやジョギング、長時間の散歩なども、心身のリフレッシュに最適です。
また、ちょっとした休憩や運動も良いですが、必ず休息はとるようにしましょう。疲れが溜まったままでは、仕事にもプライベートにも大きな影響を与えてしまいます。
自分で自分を評価しない、比べない。考えすぎないように
自分の仕事の評価は自分でするものではありません。他者が業績を考慮して自分を評価してもらうものです。自分で自分を評価したり他者と比べたりしても、何事にも良い影響を与えません。
また、物事を考えすぎてしまうのも厳禁です。完璧主義の100点満点は目指さず、ある程度の段階で周囲と照らし合わせて、自分の仕事を仕上げていけば良いのです。
どうしても仕事がつらい、と思った時は
今の与えられた環境で何とか努力して対策をしたけれど、それでも仕事がうまくいかない…。といったことも考えられます。そんな時は以下の対策を参考にしてください。
- 人事異動など、今の職場環境を変える方法を相談してみる
- 長期的な休息も一つの手段
- 『仕事を辞める』『転職する』ことも視野に入れる
人事異動など、今の職場環境を変える方法を相談してみる
職場環境や人間関係が変われば仕事内容も取り組み方も大きく変わります。まずは会社の中で配属変更が可能か相談してみましょう。
今すぐではないにしても、異動の希望が叶うかもしれません。また、相談することで今の職場環境が改善されて、状況が好転する可能性もあります。
長期的な休息も一つの手段
仕事がうまくいかない時は、心身ともに疲労している状況が考えられます。このまま仕事を続けても従来のパフォーマンスは期待できません。そんな時は、長期的な休暇や休養を取ることも考えましょう。
仕事がひと段落したタイミングなどが望ましいですが、どうしてもすぐに休養が必要と感じた場合、上司や所属部署内で相談してみましょう。仕事を続けて体を壊してしまう前に休息をとることが大切です。
仕事を辞めて『転職する』ことも視野に入れる
人事異動や休養が望めず、仕事もうまくいかない状況が相変わらず続いてしまっている…。そんな場合は、仕事を辞めて『転職する』ことも視野に入れましょう。
まずは今の会社で改善してみるのが最優先です。しかし、それでもうまくいかない時や、何度となく同じ状況に陥ってしまう場合は、今の会社を辞めて転職するという選択肢も考えておきましょう。
仕事を辞める→転職することのメリット・デメリット
もし仮に、今すぐに仕事をやめて転職するとなった時に生じるメリット・デメリットを簡単に紹介します。
・職場環境や人間関係が変わるため、リセットして仕事に取り組める
・現状よりも待遇や職場環境などで、より良い条件の会社が見つかる
・今の会社と比較しつつ、自分のやりたい仕事を選べるので満足度が高い
・職場が変わるため、新しく職場の仕事やルールを覚える必要がある
・同じような職種で経験があると、即戦力を求められハードルが上がる
・転職のタイミングによっては昇給やボーナス支給がなく、収入低下に繋がる
以上のとおり、仕事を辞めて転職するにしてもメリットとデメリットが必ずあります。まずは今の会社で改善に取り組みつつ、転職の情報も入手する方法が良いでしょう。
まとめ。仕事がうまくいかない時は…。
「仕事がうまくいかない」と思っている時は、物事が順調に進んでいないという証拠です。無理に押し進めたり、勢いで仕事を辞めてしまうのは得策ではありません。
仕事がうまくいかない時は『原因』と『特徴』があり、必ず『解決策』があります。
まずは今の職場で、できる限りの対応を行い、それでも職場の環境に改善が見込まれなければ『転職する』という選択肢を視野に入れるようにしましょう。