毎日欠かさず行うスキンケア。しかし「乾燥肌が気になる…」「乾燥肌を改善できるクレンジングの選び方が分からない…」という方も多いのではないでしょうか?
乾燥肌の原因はさまざまですが、あなたの乾燥肌の原因はもしかしたらクレンジングの方法や選び方にあるかも。
本記事では、乾燥肌の原因や誤ったクレンジング方法、そして乾燥肌向けクレンジングの選び方とおすすめクレンジングを紹介しています。
この記事を参考にしてクレンジングのやり方や種類を変えれば、あなたの乾燥肌は改善できるかもしれません。ぜひ最後までご覧くださいね!
アイキャッチ画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/22009454?title=%E5%A5%B3%E6%80%A7%E3%80%80%E8%82%8C%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%96%E3%83%AB&searchId=806817781
乾燥肌の主な原因は?
乾燥肌とは、皮膚表面にある角質層の皮脂・水分バランスが崩れ、水分が失われた状態を指します。
乾燥肌にはさまざまな原因がありますが、主な原因は以下の6つです。
- 空気の乾燥による影響
- 紫外線によるダメージ
- 生活習慣の乱れ
- 加齢による皮脂の減少
- 誤ったスキンケア
乾燥肌の原因としては、空気の乾燥によって水分が奪われたり、紫外線の刺激によってダメージを受けるなど、外部環境の影響によるものが挙げられます。
また生活習慣の乱れによるビタミンの不足や、加齢による皮脂の減少がみられた場合にも、肌の水分量が保持できず乾燥肌を引き起こす可能性があるのです。
加えて、何気なく普段行っているスキンケア方法が誤っており、知らないうちに乾燥肌を誘発しているケースもあるため、正しいクレンジング方法を理解しておく必要があります。
【乾燥肌が悪化⁉】誤ったクレンジング方法
いくら乾燥肌を改善しようと乾燥肌向けのクレンジングを使ったとしても、誤ったクレンジング方法を継続していては意味がありません。
それどころか、肌に刺激が加わってさらに乾燥肌が進行してしまう可能性もあります。
クレンジング選びの前に、以下で紹介するクレンジングのNG行為4つを理解して正しいクレンジング方法に改めるようにしましょう!
- 時間をかけてクレンジング
- 熱いお湯でクレンジング
- しっかりこすってクレンジング
- カサカサ肌にいきなりクレンジング
以下でそれぞれについて解説していきますので、まずは最後まで読んで正しいクレンジング方法を身に付けましょう!
NGその①:時間をかけてクレンジング
あなたは普段、クレンジングにどのくらい時間をかけていますか?
クレンジングは時間をかけすぎると、皮膚表面の必要な皮脂まで落としてしまい、乾燥肌を悪化させる要因となってしまいます。
目安としては1分以内で終わらせること。急いで洗う必要はありませんが、丁寧に洗いすぎて長時間かかってしまうのは逆効果ですので意識するようにしましょう。
NGその②:熱いお湯でクレンジング
熱いお湯でクレンジングするのもNGです。熱いお湯は油脂の分解力が高いため、クレンジングの際に熱いお湯を使うと余分な皮脂だけでなく、肌表面の保湿に寄与する皮脂まで洗い流されてしまいます。
最も適切なのは、体温と同程度の約37℃のぬるま湯です。ぬるま湯でクレンジングすれば、余分な皮脂はきちんと落とすことができ、肌の保湿に関与する必要最低限の皮脂はキープできます。
NGその③:しっかりこすってクレンジング
メイクの洗い残しがないようにクレンジングを行うことは重要ですが、だからといって肌をこすってメイクを落とすのはNGです。
こする行為によって起こる摩擦は肌に刺激を与えてしまいます。乾燥肌は刺激に弱いため、こすることで乾燥が悪化しかねません。
クレンジングの際はこするのではなく、液を優しく丁寧になじませてメイクを落とすようにしましょう。
NGその④:カサカサ肌にいきなりクレンジング
最もやってしまいがちなのが「カサカサ肌にいきなりクレンジング」。
乾燥した肌にいきなりクレンジング液をのせても、メイク汚れはなかなか落ちません。そのため、ついこすってメイク汚れを落とそうとしてしまう方もいるのではないでしょうか。
しかし、こする行為は上述の通り、乾燥肌を進行させる原因となってしまいます。
肌への刺激を防ぐためには、クレンジング前に蒸しタオルを顔にあてて毛穴を開いて汚れを落としやすい状態にしておくことが重要です。これだけで余計な刺激から肌を守ることができますよ。
乾燥肌向けクレンジングの選び方①種類
ここまでは、乾燥肌の原因やNGクレンジング方法について説明しました。ここからは乾燥肌向けクレンジングの選び方を詳しく解説していきます。
クレンジングの選び方の1つ目は、「クレンジングの種類」で選ぶということです。
クレンジングの種類を具体的に挙げると、以下のようにさまざまな種類が存在しています。
- クリームタイプ
- ミルクタイプ
- ジェルタイプ
- オイルタイプ
- シートタイプ
- リキッドタイプ
- フォームタイプ
- バームタイプ …など
中でも乾燥肌の方におすすめなのはクリームタイプやミルクタイプ、ジェルタイプです。
クリームタイプのクレンジングには水分・油分がともに含まれており、メイクを落とすと同時に保湿効果も期待できます。
またミルクタイプは乾燥肌かつ敏感肌をお持ちの方に、ジェルタイプは肌の乾燥を抑えつつ洗浄力の高いクレンジングを使いたい方におすすめです。
乾燥肌向けクレンジングの選び方②保湿成分
続いて紹介するクレンジングの選び方は、クレンジングに含まれる保湿成分を見て選ぶ方法です。
クレンジングにはさまざまな成分が含まれていますが、特に保湿効果の高い成分としては以下の3つが挙げられます。
- セラミド
- 天然保湿因子(NMF)
- ヒアルロン酸
セラミド
セラミドとは、肌の一番外側にある角質層の中に存在する細胞間脂質の一種です。角質層の中で細胞同士や水分をつなぎとめる役割を果たしています。
細胞間脂質は角質層の水分保持機能のおよそ8割を担うとされていますが、セラミドはこの細胞間脂質の約4割を占めており、いわゆる細胞間脂質の主成分であるといえるのです。
セラミドは乾燥肌を保湿する上で欠かせない、最も重要な成分です。乾燥肌に適したクレンジングを選ぶ際には、必ずセラミドを多く含んだものを選ぶことをおすすめします。
天然保湿因子(NMF)
天然保湿因子(NMF)とは、アミノ酸やアミノ酸から作られた天然の保湿成分(PCA)を代表とする、水となじみやすい性質を持つ物質のことです。
このNMFが水分をキャッチして離さずに保持することで、角質層内部の水分が保たれ、潤いのある肌をもたらしてくれます。
つまり、NMFの減少した肌は水分の保持能力が低下した状態にあるということ。
NMFが含まれるクレンジングを使えば不足したNMFが補給されて、水分の保ちやすい肌を手に入れることができますよ。
ヒアルロン酸
化粧品の成分として耳にすることの多いヒアルロン酸ですが、化粧品に配合されるヒアルロン酸と、肌にもともと存在するヒアルロン酸では役割が異なります。
肌の真皮にもともと存在するヒアルロン酸は肌の弾力に関わっていますが、クレンジングなどに含まれるヒアルロン酸は保湿成分としてはたらくのです。
ヒアルロン酸の含まれるクレンジングを用いても真皮までは届かないため、肌の弾力を改善する機構そのものにアプローチすることは出来ません。
しかしながら、ヒアルロン酸には自身の200~600倍もの水分を蓄える力があると言われています。そのため、ヒアルロン酸を含むクレンジングを使うことで肌表面の角質層を十分に保湿することができるのです。
乾燥肌向けクレンジングの選び方③低刺激
乾燥肌というのは、外部からの刺激を受けやすく肌が傷つきやすい状態といえます。
そのため刺激の強いクレンジングを使用してしまうと、肌を保護できず乾燥が悪化する可能性が高いのです。
以下のような表記のあるクレンジングは低刺激で肌に優しいものであるといえます。選ぶ際には以下の内容も確認し、できるだけ刺激物の少ないクレンジングを選ぶと良いでしょう。
- 無香料
- 無着色
- 無添加
- 低刺激性
- オーガニック
- アルコールフリー
おすすめクレンジング①クリームタイプ
ここからはおすすめのクレンジング第1位~3位を種類別に紹介していきます。
まずはクリームタイプのおすすめから。「乾燥肌が気になるけど、メイクもしっかり落としたい…」という方は必見です!
第1位:B.A クレンジングクリーム
クリームタイプのおすすめクレンジング第1位は、POLA(ポーラ)の「B.A クレンジングクリーム」です。
この商品はメイクをスルッと落としてくれるため、肌への摩擦が少なく人気があります。
またPOLA独自の乳化技術で汚れや古い角質によるくすみをケアし、うるおいを守ってなめらかな洗いあがりへと導いてくれますよ。
種類 | クリームタイプ |
---|---|
洗浄力 | 高い |
保湿力 | 高い |
肌への刺激 | 弱い |
第2位:オフクリーム クレンジング
クリームタイプのおすすめクレンジング第2位は、ORBIS(オルビス)の「オルビス オフクリーム クレンジング」です。
濃密なクリームが肌に密着することでメイク汚れだけを浮かせてキャッチし、潤いを残したままメイクを落とすことができます。
こすらずともメイクをしっかり落とせるため、メイクオフと同時に肌の潤いを守り与えることができる商品です。
種類 | クリームタイプ |
---|---|
洗浄力 | 高い |
保湿力 | 高い |
肌への刺激 | 普通 |
第3位:モイストミルキィクレンジング
クリームタイプのおすすめクレンジング第3位は、ミノンの「アミノモイスト モイストミルキィ クレンジング」です。
メイクや毛穴の汚れを浮かせることで肌への余計な負担を減らし、汚れもすっきりと落としてくれます。
加えて、肌あたりの優しいクリームが乾燥肌をしっかりと保湿してくれるので乾燥肌の方にぜひおすすめしたいクレンジングです。
種類 | クリームタイプ |
---|---|
洗浄力 | 普通 |
保湿力 | 高い |
肌への刺激 | 弱い |
おすすめクレンジング②ミルクタイプ
続いてはミルクタイプのおすすめ第1位~3位を紹介していきます。
「乾燥肌なのはもちろん、敏感肌なので特に低刺激なものを使いたい…」という方は以下のクレンジングを参考にしてくださいね!
第1位:スキンケアクレンジング
ミルクタイプのおすすめクレンジング第1位は、ParaDo(パラドゥ)の「スキンケア クレンジング」です。
低刺激性、無着色、アルコールフリーの敏感肌に優しい作りでありながら、メイクなじみ成分を1.8倍に増量することでメイク汚れの落ちやすさもアップした商品です。
ミルクタイプなのにしっかりとメイク汚れを落とすことができ、加えてヒアルロン酸などの保湿成分によって長時間うるおいをキープできちゃいます。
種類 | ミルクタイプ |
---|---|
洗浄力 | 高い |
保湿力 | 高い |
肌への刺激 | 弱い |
第2位:ゲラン クレンジングミルク
ミルクタイプのおすすめクレンジング第2位は、GUERLAIN(ゲラン)の「クレンジング ミルク」です。
コクのあるテクスチャーで肌の上をなめらかに伸び、擦らずにメイクを落とすことができます。
香水のような重厚感のあるムスク&ジャスミンの香りが特徴で、程よくしっとり感のある洗い上がりで高い保湿効果が得られるためおすすめです。
種類 | ミルクタイプ |
---|---|
洗浄力 | 普通 |
保湿力 | 高い |
肌への刺激 | 弱い |
第3位:トリートメントクレンジング
ミルクタイプのおすすめクレンジング第3位は、カバーマークの「トリートメント クレンジング ミルク」です。
高いクレンジング力と保湿力を両立した、乾燥肌の方に好評のクレンジングです。
潤いのある、みずみずしくもっちりとした素肌を手に入れることができる上、メイク汚れもスルスルと落とすことができ肌の負担がほとんどありません。濡れた手、顔でも使えるためとても便利ですよ。
種類 | ミルクタイプ |
---|---|
洗浄力 | 普通 |
保湿力 | 高い |
肌への刺激 | 弱い |
おすすめクレンジング③ジェルタイプ
次は、ジェルタイプのおすすめ第1位~3位を紹介していきます。
「乾燥肌も気になるけど、普段わりと濃いメイクしてるかも…」という方には以下のクレンジングがおすすめです。保湿力だけでなく、洗浄力もバツグンですよ!
第1位:フェイシャルトリートメント
ジェルタイプのおすすめクレンジング第1位は、SK-Ⅱ の「フェイシャルトリートメントクレンジング ジェル」です。
SK-II独自の天然由来成分「ピテラ」を配合しており、メイク汚れをしっかりと落とした上でみずみずしくクリアな明るい肌を手に入れることができます。
ジェル状のなめらかな肌触りとつっぱり感のない洗い上がりが人気の秘密。ぜひ一度試していただきたいクレンジングです。
種類 | ジェルタイプ |
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洗浄力 | 高い |
保湿力 | 高い |
肌への刺激 | 普通 |
第2位:d プログラム マイルドジェル
ジェルタイプのおすすめクレンジング第2位は、資生堂の「d program マイルドクレンジングジェル」です。
キメや毛穴に落ち込んだメイク汚れも、肌をこすらずともなじませるだけであと残りなくすっきり洗い流せます。
また低刺激設計かつ保湿力もあり、肌をいたわりながら汚れを落とすことができるためおすすめのジェルクレンジングです。
種類 | ジェルタイプ |
---|---|
洗浄力 | 高い |
保湿力 | 高い |
肌への刺激 | 弱い |
第3位:フルリ クリアゲルクレンズ
ジェルタイプのおすすめクレンジング第1位は、Fleuri(フルリ) の「クリアゲルクレンズ」です。
日本肌再生医学会の認定を取得したクレンジングで、天然の植物エキスをふんだんに使用しており高い保湿力や透明感、毛穴の黒ずみ抑制効果を得ることができます。
肌への刺激軽減にも徹底的にこだわり、また還元力の高い還元水を用いることで有効成分の浸透性の良さも確保した商品です。
種類 | ジェルタイプ |
---|---|
洗浄力 | 普通 |
保湿力 | 高い |
肌への刺激 | 弱い |
乾燥肌に良い⁉「ダブル洗顔不要」クレンジング
あなたは「ダブル洗顔不要」クレンジングをご存知でしょうか?そもそもダブル洗顔(W洗顔)とは、クレンジングでメイクを落とした後、洗顔料などを使用してもう一度顔を洗うことを指します。
クレンジングはメイクなど油性の汚れを落とすためのもの、洗顔料はホコリや古い角質など水性の汚れを落とすためのものであり、本来はそれぞれ別の役割をもつ重要なスキンケア用品です。
しかしながらダブル洗顔不要クレンジングは、油性汚れに加えて水性の汚れを落とす力も備えています。クレンジングと洗顔を一度で終わらせることができるので、肌への無駄な刺激を抑えることができるでしょう。
ですので乾燥が気になる方や刺激に弱い敏感肌をお持ちの方は、ダブル洗顔不要クレンジングを使ってみるのも肌質を改善する1つの手といえます。
まとめ:乾燥肌ピッタリのクレンジングで潤いをGET
今回は、乾燥肌の原因や誤ったクレンジング方法、そして乾燥肌向けクレンジングの選び方とおすすめクレンジングを紹介しました。
この記事を読むことで、乾燥肌を保湿しうるおいのある肌を手に入れるためのクレンジングの選び方を理解できたはずです。
誤ったクレンジング方法を改めて、今回解説したクレンジングの選び方を意識すれば、自分に合ったクレンジングに出会うことができること間違いなし!
さっそく化粧品売り場に行き、乾燥肌に悩むご自身に合ったクレンジングをGETして使ってみてくださいね!