「狭い土地でも不動産投資ってできるの?」「狭い土地でも稼げる活用方法が知りたい!」
狭い土地はどんな運用方法があるのか気になりますよね。不動産投資として、収入を得られるかどうか不安に思う気持ちもわかります。
しかし、狭い土地は不動産投資初心者でも運用次第で安定した収入を得ることは十分可能です!
今回の記事では、狭い土地の活用方法厳選5選と、狭い土地のメリット・デメリットについて解説しているのでぜひ最後までご覧ください。
(アイキャッチ画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/5148889?title=%E5%A3%B2%E5%9C%9F%E5%9C%B0%E3%81%AE%E7%9C%8B%E6%9D%BF&searchId=624715270)
狭い土地って具体的にどのくらいの広さ?
一般的に狭い土地のことを「狭小地(きょうしょうち)」といいます。狭小地には明確な定義はありませんが、15~20坪以下の土地を指すことが多いです。
狭小地の特徴として、正方形や長方形などの決まった土地の形のみならず、台形や、三角形など、一般的な土地に比べて変形している土地も多くあります。
そのため土地の狭さや、使いにくさから周囲の土地相場よりも安く売られていることも多いのです。
狭い土地活用のメリット
狭い土地を活用することの大きなメリットは、投資費用が抑えられるということです。
もともとの土地価格が安いことはもちろん、継続してかかる固定資産税や、土地整備などの初期費用も安く済むため、不動産投資の中でも少ない資金で始めることができます。
費用が抑えられるうえに、きちんと調査してニーズのある立地を選べば十分な収益を得ることも可能です。不動産投資初心者にも始めやすい投資と言えますね。
狭い土地活用のデメリット
初期費用は抑えられる狭小地運営ですが、大きなデメリットは、建物を建てるための建築費用が高くなることです。
工事スペースが狭いと余計な作業工程や作業日数が増えたり、隣接する建物を考慮した建築が必要になる可能性もあります。
あまりにも狭い土地で建築費用がかさむ場合は、建物建築不要な駐車場運営や自動販売機置場としての活用も視野に入れて、確実に収益化できる資金計画を練ることが大切です。
狭い土地は活用次第で安定した収益を得られる
一見扱いにくそうな狭小地ですが、活用次第では安定した収益を得ることは十分可能!
この記事では安定した収益を得るためにおすすめの活用法をご紹介していますが、収益化するにまずは土地選びがとても重要です。
以下は、狭い土地でも安定した収益を得るために必ず実践してほしい土地選びの確認事項です。
- 市場調査
- 建築業者に収益シミュレーションを相談
狭い土地の運営で失敗しない重要事項なので、詳しく見ていきましょう。
市場調査
建物を建てたり、運営方法を決めるにあたり、市場調査を徹底してその土地のニーズを調べておくと成功率がぐっとアップします。
たとえば、駅前の駐車場もない場所にコインランドリーを建てても、わざわざ洗濯物を歩いて持ってくる人は少ないと予想できますよね。
人通りも多い駅前では、駐車場や駐輪場の方が利用者にとってニーズがありそうです。
狭い土地を運用して収益を得るには、検討している運用方法のニーズはあるか、どんな人が利用してくれそうか、といった市場調査を徹底して行いましょう。
建築業者に収益シミュレーションを相談
実際に運用を始めるときには、専門業者への相談は不可欠です。特に不動産投資初心者は必ず相談しましょう。
その土地を知り尽くしている専門業者に相談し、建築コストや市場ニーズをヒアリングして、収益シミュレーションを立てましょう。
専門業者の意見も取り入れた不動産投資を行うことで、実現性も高く、長期的な狭い土地の運用ができるようになります。
狭い土地活用方法①コインランドリー
狭い土地の有効活用として人気なのが、コインランドリー運営です。店舗を立てる必要があるため、15坪以上の面積がある方が望ましいですが、利用者が多そうな立地を選べば安定した収入を期待できます。
建設や設備投資などの初期費用はかかるものの、基本的には無人運営となるため人件費もかかりません。
最近は洗濯機を持たずにコインランドリーで洗濯するミニマリストの増加に伴い、需要も増加していると言えます。
狭い土地活用方法②駐車場
初期コストが低く、挑戦しやすい駐車場運用もおすすめの活用方法です。
市街地や駅前なら時間制パーキング、住宅街なら月極駐車場というように、利用者のニーズに合わせた運営をすることがポイントです。
狭い土地での駐車場運用は、車の同線・駐車のしやすさを綿密に考えてスペースを確保するようにしましょう。
土地が狭すぎて駐車場運営が難しい場合はバイクパーキングにしたり、駐輪場として活用するのもいいですね。
狭い土地活用方法③自動販売機置場
自動販売機置場として活用する方法もありますが、こちらは販売する飲料の単価が安いため、大きく収益化したい方には正直向いていません。
しかし、自動販売機が置ける広さの土地があればできる活用なので、「すごく小さい土地を持て余していて活用したい」「コインランドリー横の隙間スペースも有効に使いたい」という方にはとてもおすすめです。
自動販売機置場の運用方法には、フルオペレーションとセミオペレーションという二つの運用方法があります。
フルオペレーション | セミオペレーション | |
業務 | 商品の仕入れ、小銭の補充、トラブル対応等すべての必要業務を業者が行う。 | 大家自身ですべての管理業務を行う。 |
収入 | 売上の20%を販売手数料として受け取る。 | 電気代や仕入れ代金の支払い後のすべての金額が収入となる。 |
おすすめ | 初心者向き | 中・上級者向き |
手間のかかる管理業務を一括で業者に任せられるフルオペレーションで運用するのが初心者にはおすすめです。
狭い土地活用方法④トランクルーム
狭い土地の有効活用として、トランクルーム業者に土地を貸し出して運用する方法もあります。
トランクルームは、住宅街やオフィス街等いたるところで意外とニーズがあるものです。
住宅街なら、季節ごとに使わなくなった衣服や、しばらく使わない家具家電などを収納するために。オフィス街なら、季節ごとのイベント関連グッズやオフィス什器等の保管場所として活用されていることが多いです。
狭い土地活用方法⑤レンタルスペース
小規模のイベントや講演、ワークショップなどに活用できるレンタルスペースとして活用もできます。
テレワークが普及している現代では、Wi-Fiを設置して、小規模のレンタルオフィスやワーキングスペースとして活用するのも需要があるかもしれませんね。
ただし、デスクや冷暖房など利用しやすい設備を整えておく必要があるので、初期費用が100~300万円程かかることを想定しておいた方がいいでしょう。
困ったら迷わず専門家に意見を聞く
今回の記事では、狭い土地の上手な活用方法を5選紹介しました。
狭い土地は、法規制に引っ掛かりやすかったり、立地による収益増減の影響を受けやすかったりするので、初心者が一人で運営するにはかなりの勉強や調査が必要です。
さらに狭い土地を確実に収益化していくには、「その土地のニーズに合った運用方法をしていく」ことが最も重要。
上記のことを踏まえると、初心者が確実に運用していくに、まずは不動産業のプロに相談することがおすすめです。狭い土地を上手に活かして、安定的な不動産収入を目指しましょう!